Steamの自動アップデートを停止する方法|ゲーム別・全体設定を徹底解説

ゲーム

「寝てる間に勝手にゲームが更新されて、朝起きたら通信制限になってた…」

「今すぐ遊びたいのに、アップデートが始まって全然起動できない!」

こんな経験、ありませんか?

Steamは便利なゲームプラットフォームですが、自動アップデート機能が思わぬタイミングで作動して困ることがありますよね。特に通信量に制限がある環境では、大型アップデートが勝手に始まると大変です。

この記事では、Steamの自動アップデートを停止する方法を分かりやすく解説します。ゲーム個別の設定から、Steam全体の設定まで、あなたの環境に合った方法が見つかるはずです。

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Steamの自動アップデートとは?

Steamの自動アップデートは、ゲームの最新バージョンを自動的にダウンロードしてインストールする機能のこと。

通常、Steamクライアントを起動していると、バックグラウンド(裏側)で自動的にゲームの更新プログラムをチェックして、新しいバージョンがあればダウンロードを開始します。

この機能のメリットは、常に最新バージョンのゲームで遊べること。セキュリティパッチやバグ修正が自動的に適用されるので、手間がかかりません。

しかし、デメリットもあります。

  • 通信量を大量に消費する
  • ダウンロード中は他の作業が遅くなる
  • 起動したいときにアップデートが始まって待たされる
  • MOD(改造データ)を使っている場合、更新で動かなくなる可能性がある

なぜ自動アップデートを停止したいのか?

多くのユーザーが自動アップデートの停止を希望する理由は主に4つあります。

1. 通信量の節約

モバイルWi-Fiやテザリング、データ通信量に上限がある回線を使っている場合、数GB~数十GBのゲームアップデートは大きな負担になります。月末に通信制限がかかると、ゲームどころかネット閲覧も困難に。

2. ダウンロード速度の確保

他の作業やオンラインゲームのプレイ中に、バックグラウンドで大型アップデートが始まると、回線速度が低下してラグが発生します。快適なプレイのためには、アップデートのタイミングを自分でコントロールしたいですよね。

3. MODの互換性維持

MODを導入してゲームを楽しんでいる場合、ゲーム本体がアップデートされるとMODが動かなくなることがあります。MOD制作者が対応版を公開するまで、旧バージョンを維持したいケースも多いでしょう。

4. 好きなタイミングで更新したい

「今すぐ遊びたい!」というときに限って、長時間のアップデートが始まってしまう…。自分の都合の良いタイミングで更新できれば、こんなストレスもなくなります。

【方法1】ゲーム個別に自動アップデートを停止する

特定のゲームだけ自動アップデートを止めたい場合は、この方法が便利です。

手順

  1. Steamクライアントを起動する
  2. 左側の「ライブラリ」をクリック
  3. 自動アップデートを停止したいゲームを右クリック
  4. 「プロパティ」を選択
  5. 「更新」タブをクリック
  6. 「自動アップデート」の項目で、以下から選択
  • 「常にこのゲームを最新の状態に保つ」(デフォルト設定)
  • 「このゲームを起動したときのみ更新する」
  • 「高優先度 – このゲームを常に他のゲームより先に自動更新する」

おすすめ設定

「このゲームを起動したときのみ更新する」を選択すると、ゲームを起動しようとしたタイミングでのみアップデートが開始されます。

この設定なら、完全に自動更新を止めつつ、遊ぶときには最新版にできるのでバランスが良いですよ。

注意点

  • オンラインマルチプレイゲームの場合、古いバージョンではサーバーに接続できない場合があります
  • セキュリティパッチが適用されないリスクがあるため、長期間更新しないのは避けましょう

【方法2】Steam全体の自動ダウンロード設定を調整する

すべてのゲームの自動アップデートを制御したい場合は、Steam全体の設定を変更します。

手順

  1. Steamクライアント左上の「Steam」をクリック
  2. 「設定」を選択
  3. 左側メニューから「ダウンロード」をクリック
  4. 「ダウンロード制限」セクションで設定を調整

利用可能な設定

「ゲームプレイ中のダウンロードを許可」のチェックを外すと、ゲームをプレイしている間は自動アップデートが停止されます。

また、「帯域幅を制限」で、ダウンロード速度の上限を設定できます。これにより、アップデート中でも他の通信が快適に行えるようになります。

ダウンロードスケジュールの設定

「ダウンロードスケジュール」機能を使えば、特定の時間帯だけ自動アップデートを許可することも可能です。

  1. 「ダウンロード制限」の「スケジュールされた自動更新を制限する」にチェック
  2. 時間帯を指定(例:深夜1時~朝6時のみ許可)

この設定なら、深夜の安い通信プランを利用している人や、使わない時間帯に更新したい人に最適ですね。

【方法3】Steam起動オプションで完全停止

Steamの起動時にコマンドを指定することで、自動アップデート機能を完全に無効化できます。

Windows版の手順

  1. Steamのショートカットを右クリック
  2. 「プロパティ」を選択
  3. 「リンク先」の欄の末尾に以下を追加
-noautostart

例:

"C:\Program Files (x86)\Steam\Steam.exe" -noautostart

注意点

この方法は上級者向けです。設定を間違えるとSteamが正常に起動しなくなる可能性があるため、バックアップを取ってから実行してください。

また、この設定を行うとSteamクライアント自体の更新も停止される場合があります。定期的に手動で更新チェックを行いましょう。

自動アップデート停止時の注意点

自動アップデートを停止する際は、以下の点に気をつけてください。

セキュリティリスク

ゲームの更新には、セキュリティ上の脆弱性を修正するパッチが含まれることがあります。長期間更新しないと、セキュリティリスクが高まる可能性も。

特にオンライン機能があるゲームは、定期的に更新することをおすすめします。

オンラインプレイへの影響

多くのオンラインゲームでは、最新バージョンでないとサーバーに接続できません。

「友達と一緒に遊ぼう」と思ったときに、古いバージョンだと接続拒否される可能性があるので、オンライン要素があるゲームは慎重に判断しましょう。

バグ修正の遅れ

アップデートには、ゲームのバグやクラッシュを修正する内容も含まれています。

「なんか最近ゲームが落ちやすいな…」と感じたら、もしかすると修正パッチがすでに配信されているかもしれません。定期的に更新情報をチェックする習慣をつけると良いですよ。

ストレージ容量

一部のゲームでは、アップデート時に一時的に大きな空き容量が必要になります。

自動アップデートを止めている間に、他のファイルでストレージがいっぱいになると、いざ更新しようとしたときにエラーが出る可能性があります。

手動でゲームを更新する方法

自動アップデートを停止した後、自分のタイミングで更新したいときの方法も覚えておきましょう。

個別ゲームの手動更新

  1. ライブラリから更新したいゲームを右クリック
  2. 「プロパティ」→「ローカルファイル」タブを選択
  3. 「ゲームファイルの整合性を確認」をクリック

この操作で、ゲームファイルのチェックと必要な更新が実行されます。

一括更新チェック

ライブラリ画面上部の「ダウンロード」タブをクリックすると、更新可能なゲームの一覧が表示されます。

ここから、好きなゲームだけを選んで更新することも可能です。

よくある質問

Q: 自動アップデートを止めると、Steamクライアント本体も更新されなくなる?

A: いいえ、基本的にSteamクライアント本体の更新は別扱いです。ゲームの自動アップデートを停止しても、Steamクライアント自体は自動で更新されます。

Q: すべてのゲームを一括で「起動時のみ更新」に設定できる?

A: 残念ながら、一括設定機能は現時点ではありません。ゲームごとに個別に設定する必要があります。

Q: 自動アップデートを停止すると、ダウンロード済みの更新ファイルは削除される?

A: いいえ、すでにダウンロード済みのファイルは削除されません。ただし、次回ゲーム起動時にインストールが実行される場合があります。

Q: オフラインモードでも自動アップデートは止まる?

A: はい、Steamをオフラインモードで起動すれば、完全に自動アップデートは実行されません。ただし、オフラインモードでは一部機能が制限されます。

まとめ

Steamの自動アップデートを停止する方法について解説しました。

重要ポイント:

  • ゲーム個別の設定で「起動時のみ更新」を選ぶのが最もバランスが良い
  • Steam全体の設定で、ダウンロードスケジュールや帯域幅制限を活用できる
  • 自動アップデート停止後も、定期的に手動で更新チェックを行うのがおすすめ
  • オンラインゲームは最新版が必須の場合が多いので注意

あなたの通信環境や使い方に合わせて、最適な設定を見つけてくださいね。

通信量を節約しつつ、快適なゲームライフを楽しみましょう!

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