Steamインストール先変更完全ガイド:簡単解説と最新情報

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Steamのインストール先を変更したいけど、難しそう…そんなあなたに朗報です。

実は、Steamのインストール先変更は、正しい手順を踏めば誰でも簡単にできるんです。

2024年から2025年の最新バージョンでは、インターフェースがさらに使いやすくなり、初心者でも安心して作業できるようになりました。

このガイドでは、中学生でも分かるように、丁寧に説明していきます。

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  1. なぜSteamのインストール先を変更するの?
    1. 容量不足で困っている人が急増中
    2. SSDで高速化したい人も増えている
    3. 複数のドライブを上手に使いたい
  2. Steam本体のインストール先を変更する方法
    1. 方法1:Steam全体を移動する(上級者向け)
    2. 方法2:ゲームライブラリを追加する(おすすめ)
    3. 方法3:新規インストールする(トラブル時の最終手段)
  3. ゲームライブラリフォルダーの管理と既存ゲームの移動
    1. Steam内蔵の移動機能を使う(個別移動)
    2. ストレージマネージャーで複数ゲームを一括移動
    3. 手動でゲームファイルを移動する方法(緊急時のみ)
    4. ゲーム移動後の確認作業
  4. Windows、Mac、Linuxでの違いと注意点
    1. Windowsでの作業(最も一般的)
    2. macOSでの注意点
    3. Linux(Steam Deck含む)での特徴
  5. よくあるトラブルと解決方法
    1. 「Steamライブラリフォルダーに書き込めません」エラー
    2. ゲームが「未インストール」と表示される
    3. ダウンロード速度が遅い、エラーが頻発する
    4. シェーダーキャッシュのダウンロードが終わらない
  6. パフォーマンス向上のための最適化テクニック
    1. SSDとHDDの使い分けで快適性が大幅アップ
    2. 最適なフォルダー構成で管理を楽に
    3. ダウンロードとインストールを高速化する設定
  7. セーブデータとMODを安全に管理する方法
    1. Steam Cloudで自動バックアップ
    2. ローカルセーブデータの保存場所
    3. WorkshopのMODは自動で移動される
    4. サードパーティ製MODマネージャーの注意点
  8. まとめ:あなたも今日からSteam管理のプロに

なぜSteamのインストール先を変更するの?

そもそも、どうしてSteamのインストール先を変更する必要があるのでしょうか。

実は、多くのゲーマーがこの問題に直面しています。

容量不足で困っている人が急増中

最近のゲームは、とにかく容量が大きい。

たとえば、人気ゲームの「バルダーズゲート3」は約150GB、「コールオブデューティ」シリーズに至っては200GB以上も必要です。

パソコンを買ったときの初期設定では、CドライブにSteamがインストールされることが多いのですが、このドライブはWindowsのシステムファイルでいっぱいになりがち。

すぐに容量不足になってしまうんです。

SSDで高速化したい人も増えている

HDDからSSDに移行すると、ゲームのロード時間が50〜70%も短縮されます。

たとえば、「ファイナルファンタジー15」のロード時間は、HDDでは1分15秒かかっていたのが、SSDなら41秒、さらに高速なNVMe SSDなら35秒になるんです。 この差は体感するとかなり大きく、ゲームプレイが快適になります。

複数のドライブを上手に使いたい

最近のパソコンでは、システム用のSSDとデータ保存用のHDDを組み合わせて使うのが一般的です。

よくプレイするゲームはSSDに、たまにしかプレイしないゲームはHDDに配置することで、限られた容量を効率的に使えます。

ここまでで、Steamのインストール先を変更する理由が分かりましたね。 次は、具体的な変更方法について見ていきましょう。

Steam本体のインストール先を変更する方法

Steam本体のインストール先を変更する方法は、大きく分けて3つあります。

それぞれのメリット・デメリットを理解して、自分に合った方法を選びましょう。

方法1:Steam全体を移動する(上級者向け)

この方法は、Steamフォルダーごと新しい場所に移動します。

少し複雑ですが、確実に移動できます。

まず、Steamを完全に終了させます。
画面右下のシステムトレイにあるSteamアイコンを右クリックして、「Steamを終了」をクリックしてください。

次に、Steamがインストールされているフォルダー(通常はC:\Program Files (x86)\Steam)を開きます。

重要なのは、以下の3つのファイル・フォルダーだけを絶対に削除しないことです:

  • steamappsフォルダー(ゲームデータが入っている)
  • userdataフォルダー(セーブデータなどが入っている)
  • steam.exe(Steamの実行ファイル)

これら以外のファイルを削除したら、Steamフォルダー全体を新しい場所(たとえばD:\Games\Steam)にコピーします。

コピーが完了したら、新しい場所のsteam.exeをダブルクリックして起動。 Steamが自動的に必要なファイルを再ダウンロードしてくれます。

方法2:ゲームライブラリを追加する(おすすめ)

これが一番簡単で安全な方法です。 2024年からの新しいインターフェースでは、さらに使いやすくなりました。

Steamを開いて、画面左上の「Steam」メニューから「設定」をクリック。

「ストレージ」タブを選択します(以前は「ダウンロード」の中にありましたが、変更されました)。

画面に表示される「+」ボタンをクリックすると、新しいドライブを追加できます。

ドロップダウンメニューから使いたいドライブを選ぶか、「別の場所を選択」をクリックして、好きなフォルダーを指定できます。

追加したら、そのドライブの横にある3つの点のメニュー(•••)から「デフォルトに設定」を選べば、今後ダウンロードするゲームは自動的にそこにインストールされます。

方法3:新規インストールする(トラブル時の最終手段)

どうしてもうまくいかないときは、Steamを一度アンインストールして、改めてインストールし直す方法もあります。

ただし、この方法を使う前に、必ずsteamappsフォルダーとuserdataフォルダーをバックアップしておきましょう。

Windowsの設定から「アプリと機能」を開き、Steamを見つけてアンインストール。

その後、Steam公式サイト(store.steampowered.com)から最新版をダウンロードして、インストール時に新しい場所を指定します。

Steam本体の移動方法が分かったところで、次はゲームの移動について説明します。

ゲームライブラリフォルダーの管理と既存ゲームの移動

インストール済みのゲームを別のドライブに移動したいときは、Steamの便利な機能を使いましょう。

手動で移動することもできますが、トラブルの原因になりやすいので、できるだけ避けてください。

Steam内蔵の移動機能を使う(個別移動)

ゲームを1つずつ移動したいときは、この方法が確実です。

Steamライブラリーで移動したいゲームを右クリックして、「プロパティ」を選択。 「インストール済みファイル」タブ(以前は「ローカルファイル」という名前でした)を開いて、「インストールフォルダーを移動」をクリックします。

移動先のライブラリフォルダーを選んで「移動」ボタンを押せば、自動的に移動が始まります。

ストレージマネージャーで複数ゲームを一括移動

2024年版のSteamでは、複数のゲームをまとめて移動できるようになりました。 これがとても便利なんです。

「Steam」→「設定」→「ストレージ」を開くと、ストレージマネージャーが表示されます。 移動したいゲームのチェックボックスにチェックを入れて(複数選択可能)、「移動」ボタンをクリック。 移動先を選んで実行すれば、選んだゲームがすべて移動されます。

手動でゲームファイルを移動する方法(緊急時のみ)

Steamの機能がうまく動かないときは、手動で移動することもできます。 ただし、これは最後の手段として考えてください。

まず、Steamを完全に終了させます。 次に、ゲームフォルダー(通常はsteamapps\common\ゲーム名)を新しい場所にコピー。 さらに、steamappsフォルダーにあるappmanifest_[数字].acfファイル(ゲームの設定ファイル)も一緒にコピーする必要があります。

Steamを再起動したら、「ファイルの整合性を確認」を実行して、正しく認識されているか確認しましょう。

ゲーム移動後の確認作業

ゲームを移動した後は、必ず「ファイルの整合性を確認」を実行してください。 これは、ファイルが正しく移動されたか、破損していないかをチェックする重要な作業です。

ゲームを右クリック→「プロパティ」→「インストール済みファイル」→「ゲームファイルの整合性を確認」の順にクリック。 数分待てば、自動的にチェックと修復が完了します。

ゲームの移動方法が分かったら、次はプラットフォームごとの違いについて見ていきましょう。

Windows、Mac、Linuxでの違いと注意点

Steamは複数のプラットフォームに対応していますが、それぞれに特徴があります。 自分の環境に合った方法を選ぶことが大切です。

Windowsでの作業(最も一般的)

Windowsは、Steamゲームが最も多く対応しているプラットフォームです。 デフォルトのインストール先はC:\Program Files (x86)\Steamで、ゲームはsteamapps\commonフォルダーに保存されます。

Windowsの特徴として、レジストリというシステムにSteamの情報が記録されています。 これが壊れると、Steamが正しく動作しなくなることがあります。

そんなときは、Steamフォルダーの中にあるClientRegistry.blobファイルを削除して、Steamを再起動すると直ることが多いです。

macOSでの注意点

Macでは、Steamは/Applications/Steam.appにインストールされ、ゲームデータは~/Library/Application Support/Steam/に保存されます。

重要な注意点として、macOSのAPFSというファイルシステムには「大文字と小文字を区別する」設定があり、この設定だとSteamが動作しません。 もしエラーが出たら、大文字小文字を区別しない新しいボリュームを作成する必要があります。

Linux(Steam Deck含む)での特徴

Linuxでは、ディストリビューション(種類)によってインストール方法が異なります。 Ubuntu系ならsudo apt install steam、Fedoraならsudo dnf install steamでインストールできます。

特に注目なのが、Steam Deckで使われているSteamOS 3.0です。 2024年から2025年にかけて大幅にアップデートされ、他社の携帯ゲーム機(ROG AllyやLegion Go)でも使えるようになりました。

ただし、システムファイルが読み取り専用になっているため、通常のLinuxとは違う操作が必要になることがあります。

プラットフォームごとの違いを理解したら、次はトラブルが起きたときの対処法を見ていきましょう。

よくあるトラブルと解決方法

Steamのインストール先を変更するときに起こりやすいトラブルと、その解決方法をまとめました。 慌てずに、順番に試してみてください。

「Steamライブラリフォルダーに書き込めません」エラー

このエラーは、フォルダーへのアクセス権限がないときに発生します。

解決方法は、Steamフォルダーを右クリック→「プロパティ」→「セキュリティ」タブで、自分のユーザーアカウントに「フルコントロール」の権限を与えること。 また、フォルダーが「読み取り専用」になっていないか確認し、チェックを外してください。

それでもダメなら、Steamを「管理者として実行」してみましょう。

ゲームが「未インストール」と表示される

ゲームファイルは存在するのに、Steamが認識していない状態です。

まず、「Steam」→「設定」→「ストレージ」から、ゲームがあるフォルダーを追加してみてください。 それでも認識されないときは、同じ場所にゲームを「インストール」しようとすると、Steamが既存のファイルを発見して認識してくれます。

最後に「ファイルの整合性を確認」を実行しましょう。

ダウンロード速度が遅い、エラーが頻発する

Steamのダウンロードサーバーが混雑している可能性があります。

「設定」→「ダウンロード」から、ダウンロード地域を変更してみてください。 日本国内でも、東京、大阪、福岡など複数のサーバーがあるので、別の地域を試すと改善することがあります。

また、「ダウンロードキャッシュをクリア」することで、一時ファイルの問題を解決できます(再ログインが必要になります)。

シェーダーキャッシュのダウンロードが終わらない

2024年現在、Steamのシェーダープリキャッシング機能には問題があることが報告されています。 毎日のように大量のシェーダーファイル(500MB〜2GB)をダウンロードしてしまう不具合です。

解決方法は、「設定」→「シェーダープリキャッシング」のチェックを外すこと。 最新のグラフィックドライバーが自動的にシェーダーを管理してくれるので、Steamの機能は必要ありません。

ただし、Steam Deckやスペックの低いPCでは、有効にしておいた方がいい場合もあります。

トラブルシューティングの基本が分かったところで、次はパフォーマンスを向上させるコツを見ていきましょう。

パフォーマンス向上のための最適化テクニック

Steamゲームのパフォーマンスを最大限に引き出すには、インストール先の選び方が重要です。 ここでは、実際の測定データをもとに、最適な配置方法を解説します。

SSDとHDDの使い分けで快適性が大幅アップ

ストレージの種類によって、ゲームのロード時間は大きく変わります。 実測データを見てみましょう。

バルダーズゲート3のロード時間は、HDDで40秒、SATA SSDで26秒、NVMe SSDなら22秒です。 デビルメイクライ5では、HDDの13秒がSSDなら6秒に短縮されます。

この差は、特にオープンワールドゲームや対戦ゲームで体感できます。

おすすめの配置方法は、よくプレイするゲーム3〜5本をSSDに、それ以外をHDDに置くこと。 SSDの容量は貴重なので、プレイ頻度に合わせて定期的に入れ替えましょう。

最適なフォルダー構成で管理を楽に

フォルダー構成を工夫すると、ゲームの管理がぐっと楽になります。

C:\ (SSD - システム用)
├── Program Files\Steam\     (Steam本体)
├── Games\ActiveGames\       (よくプレイするゲーム)

D:\ (HDD - 大容量ストレージ)
├── Games\Library\          (たまにプレイするゲーム)
├── Games\Backups\          (バックアップ用)

このように整理しておけば、どこに何があるか一目で分かります。 また、各ドライブの空き容量は15〜20%以上を保つようにしましょう。 いっぱいまで使うと、パフォーマンスが低下します。

ダウンロードとインストールを高速化する設定

Steamのダウンロード速度を最大限に引き出すには、いくつかの設定を確認する必要があります。

まず、「設定」→「ダウンロード」で、帯域幅の制限が「制限なし」になっているか確認。 次に、ダウンロード地域を、混雑していないサーバーに変更してみてください。 深夜や早朝は速度が出やすい傾向があります。

また、ウイルス対策ソフトがSteamのダウンロードを邪魔していることがあります。 Steamフォルダーとゲームフォルダーを、ウイルス対策ソフトの除外リストに追加すると、大幅に速度が改善することがあります。

パフォーマンスの最適化ができたら、最後にセーブデータとMODの扱いについて確認しましょう。

セーブデータとMODを安全に管理する方法

ゲームを移動するときに、一番心配なのがセーブデータやMODの消失です。 でも大丈夫、正しい方法を知っていれば、すべて安全に保護できます。

Steam Cloudで自動バックアップ

Steam Cloudは、セーブデータを自動的にクラウドに保存してくれる便利な機能です。 ゲームを移動しても、Steam Cloudのデータは影響を受けません。

ゲームごとにSteam Cloudが有効になっているか確認するには、ゲームを右クリック→「プロパティ」→「一般」で「Steam Cloudにゲームセーブを保存」にチェックが入っているか見てください。 有効になっていれば、どのPCからでも続きをプレイできます。

ローカルセーブデータの保存場所

すべてのゲームがSteam Cloudに対応しているわけではありません。 ローカルに保存されるセーブデータは、ゲームによって場所が違います。

よくある保存場所は:

  • ドキュメントフォルダー:C:\Users\ユーザー名\Documents\My Games\ゲーム名
  • AppDataフォルダー:C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\ゲーム名
  • Steamのuserdataフォルダー:Steam\userdata\数字\ゲームID

たとえば、スカイリムのセーブデータはDocuments\My Games\Skyrim\Savesに、バルダーズゲート3はAppData\Local\Larian Studios\Baldur's Gate 3に保存されます。

WorkshopのMODは自動で移動される

Steam WorkshopからダウンロードしたMODは、通常、ゲームと一緒に移動されます。 MODファイルはsteamapps\workshop\content\ゲームIDフォルダーに保存されており、Steamが管理しています。

もしMODが動作しなくなったら、一旦サブスクライブを解除して、もう一度サブスクライブし直してください。 これでパスが更新され、正常に動作するようになります。

サードパーティ製MODマネージャーの注意点

VortexやMod Organizer 2などのMODマネージャーを使っている場合は、ゲーム移動後に設定の更新が必要です。

Vortexの場合、設定からゲームのインストールパスを新しい場所に変更し、MODを再デプロイする必要があります。 Mod Organizer 2は、仮想ファイルシステムを使っているため、より柔軟に対応できますが、やはりゲームパスの更新は必要です。

大切なセーブデータとMODを守る方法が分かりました。 これで安心してSteamのインストール先を変更できますね。

まとめ:あなたも今日からSteam管理のプロに

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。 Steamのインストール先変更について、基本から応用まで、すべてお伝えしました。

最後に、重要なポイントをもう一度確認しましょう。

一番簡単で安全な方法は、Steamの設定からストレージを追加することです。 2024年からの新しいインターフェースでは、「Steam」→「設定」→「ストレージ」から、簡単に新しいゲームライブラリを追加できます。

よくプレイするゲームはSSDに、たまにしかプレイしないゲームはHDDに配置することで、パフォーマンスと容量のバランスをとることができます。 SSDへの移行で、ロード時間は50〜70%も短縮され、ゲーム体験が大幅に向上します。

セーブデータについては、Steam Cloudが自動的にバックアップしてくれるので安心です。 ただし、すべてのゲームが対応しているわけではないので、大切なセーブデータは手動でもバックアップしておきましょう。

MODは、Steam Workshopのものなら自動で移動されますが、サードパーティ製のMODマネージャーを使っている場合は、パスの更新が必要です。

トラブルが起きても、慌てる必要はありません。 「ファイルの整合性を確認」や「ダウンロードキャッシュのクリア」など、基本的な対処法で、ほとんどの問題は解決できます。

それでもダメなときは、steamappsフォルダーとuserdataフォルダーをバックアップしてから、Steamを再インストールすれば確実です。

これであなたも、Steamのインストール先を自由自在に管理できるようになりました。 容量不足に悩まされることなく、快適なゲームライフを楽しんでください。

新しいゲームをダウンロードするときは、今回学んだ知識を活かして、最適な場所にインストールしましょう。 ゲームの世界が、さらに広がることを願っています。

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