「ゲーム中に突然『○○さんが配信を開始しました』という通知が出てきて集中が途切れる」「自分のプレイが勝手に配信されていないか心配」そんな悩みを抱えていませんか?
Steamには「ブロードキャスト」という配信機能が標準で搭載されています。便利な機能ではあるのですが、使わない人にとっては通知が邪魔になったり、プライバシーが気になったりすることもあるんですよね。
この記事では、Steamブロードキャストを完全に無効にする方法から、細かい設定のカスタマイズまで、分かりやすく解説していきます。
Steamブロードキャストって何?なぜ無効にしたいの?

Steamブロードキャストとは、自分がプレイしているゲーム画面をフレンドにリアルタイムで配信できる機能のことです。
YouTubeやTwitchのような本格的な配信サービスと違い、Steam内で気軽に配信を始められるのが特徴なんですね。視聴できるのは基本的にフレンドリストに登録している人だけなので、身内での配信に向いています。
ブロードキャスト機能の特徴
- Steam内で完結する配信システム
- 特別なソフトやアカウント登録が不要
- フレンドにゲームプレイを見せられる
- 難しい場面でアドバイスをもらいやすい
- プライバシー設定で視聴範囲を制限できる
無効にしたい主な理由
多くのユーザーが無効化を希望する理由は以下の通りです。
通知が邪魔になる
フレンドが配信を開始するたびに通知が表示されます。ゲームに集中している時や、対戦ゲームの最中に通知が出ると、邪魔に感じることがありますよね。
プライバシーが心配
誤操作で配信を開始してしまい、見られたくないゲーム画面が公開されてしまう可能性があります。特にストーリー重視のゲームでは、ネタバレを配信してしまうことも。
パフォーマンスへの影響
配信機能が有効になっていると、わずかですがPCのリソースを消費します。低スペックPCでは、少しでも負荷を減らしたいですよね。
単純に使わない
そもそも配信する予定がなく、機能自体が不要という場合も多いでしょう。
【完全版】Steamブロードキャストを無効にする手順
ブロードキャスト機能を完全に無効化する方法を、段階別に解説します。
自分の配信を無効にする方法
まずは自分が配信できないようにする設定です。
- Steamクライアントを起動
- 左上の「Steam」メニューをクリック
- 「設定」を選択
- 左側メニューから「ブロードキャスト」を選択
- 「ブロードキャストを有効にする」のチェックを外す
- 「OK」をクリックして設定を保存
これで自分のゲームプレイが配信されることはなくなります。誤操作で配信してしまう心配もありませんね。
フレンドの配信通知を無効にする方法
次に、フレンドの配信通知を止める設定です。
- Steamの「設定」を開く
- 「フレンド」を選択
- 「通知の管理」をクリック
- 「ブロードキャスト」の項目を探す
- 「ブロードキャストが開始されたとき」のチェックを外す
- 設定を保存
これでフレンドが配信を開始しても、通知が表示されなくなります。
フレンド&グループの画面右下通知を消す方法
ゲーム中に画面右下に表示される通知も無効化できます。
- 「設定」から「ゲーム中」を選択
- 「ゲーム中の通知の表示」を確認
- 「通知の管理」をクリック
- 「ブロードキャスト招待」のチェックを外す
これでゲームプレイ中の邪魔な通知がなくなりますよ。
プライバシー設定で配信範囲を制限する方法
完全に無効化するのではなく、特定の人にだけ配信を見せたい場合の設定方法です。
配信のプライバシーレベルを変更する
- 「設定」から「ブロードキャスト」を開く
- 「プライバシー設定」の項目を確認
- 以下から選択できます
プライバシー設定の種類
- 非公開 – 誰も視聴できない(実質的に無効)
- フレンドのみ – フレンドリストの人だけ視聴可能
- リクエスト承認制 – 視聴リクエストを承認した人のみ
- 公開 – Steamコミュニティの誰でも視聴可能(非推奨)
プライバシーを重視するなら「非公開」を選択しましょう。配信機能は有効なまま、視聴者をゼロにできます。
特定のフレンドをブロックする
特定の人だけに配信を見せたくない場合は、個別にブロック設定も可能です。
- フレンドリストを開く
- 該当するフレンドを右クリック
- 「ブロック」を選択
ブロックしたユーザーは、あなたの配信を視聴できなくなります。
ブロードキャスト関連の細かい設定をカスタマイズ
より細かくブロードキャストの挙動を調整したい場合の設定を紹介します。
配信品質の設定
配信を使う予定がある人向けの設定です。
ビデオオプション
- 解像度 – 配信する画面の解像度(低いほど負荷が軽い)
- ビットレート – 画質と通信量のバランス
- フレームレート – 滑らかさ(30fps または 60fps)
使わない場合でも、低い設定にしておくとPCへの負荷を最小限にできます。
オーディオ設定
マイク入力の無効化
- 「ブロードキャスト」設定を開く
- 「マイクのボリューム」を0にする
- または「マイクの録音」のチェックを外す
これで誤って音声が配信されることを防げます。
デスクトップ音声の設定
- 「デスクトップ音声の録音」のチェックを外す
ゲーム音だけでなく、PCから出る全ての音が配信されないようにできます。
ブロードキャスト無効化でよくあるトラブルと解決法
Q. 設定したのに配信通知が表示される
対処法:
通知設定は複数の場所にあります。以下の全てを確認してください。
- 「フレンド」→「通知の管理」
- 「ゲーム中」→「通知の管理」
- 各項目でブロードキャスト関連を全て無効化
特に「ゲーム中」の設定を見落としがちなので注意しましょう。
Q. 自分が配信していないか確認したい
対処法:
配信中は以下の表示が出ます。
- ゲーム画面の右上に「配信中」のアイコンが表示される
- Steamオーバーレイ(Shift + Tab)で「ブロードキャスト」タブが赤く点灯
これらの表示がなければ配信していないので安心してください。
Q. 無効にしたはずなのに自動で配信が始まる
対処法:
一部のゲームやソフトウェアが、Steamブロードキャストを強制的に起動することがあります。
- 該当するゲームのプロパティを開く
- 「一般」タブを確認
- 起動オプションに「-novid -noborder」などの配信関連パラメータがないか確認
- あれば削除する
それでも解決しない場合は、Steamを再起動してみましょう。
Q. 配信を視聴することはできるようにしたい
対処法:
自分の配信だけを無効にすれば、フレンドの配信は視聴できます。
- 「ブロードキャストを有効にする」のチェックを外す
- 通知設定は有効のままにしておく
これで自分は配信せず、視聴だけ楽しめますよ。
ブロードキャストを一時的に使う場合の便利な方法
完全に無効化せず、必要な時だけ使いたい場合の活用法です。
クイックアクセスでオンオフを切り替える
毎回設定画面を開くのは面倒ですよね。簡単に切り替える方法があります。
Steamオーバーレイから操作
- ゲーム中に Shift + Tab を押す
- 画面下部の「ブロードキャスト」をクリック
- 「配信を開始」または「配信を停止」を選択
この方法なら、ゲームを終了せずにオンオフできます。
配信する相手を毎回選ぶ方法
配信を開始する際に、視聴者を選択できます。
- ブロードキャストを開始
- 「視聴者を招待」をクリック
- フレンドリストから選択
特定の友達とプレイする時だけ配信したい場合に便利です。
Steamブロードキャストの代替手段
Steamブロードキャストを無効にした後、別の方法で配信したい場合の選択肢を紹介します。
Discord画面共有
フレンドと一緒にゲームを楽しむなら、Discordの画面共有が便利です。
メリット
- Steamよりも高画質で配信できる
- 音声通話と同時に使える
- 遅延が少ない
- グループ通話しながら配信可能
デメリット
- Discordを起動する必要がある
- サーバーブーストがないと制限がある
OBS Studio + YouTube/Twitch
本格的な配信をしたい場合は、専用ソフトの使用がおすすめです。
メリット
- 高品質な配信が可能
- シーン切り替えやエフェクトが使える
- 録画と配信を同時にできる
- より多くの視聴者に届けられる
デメリット
- 設定が複雑
- PCスペックが必要
- 配信プラットフォームのアカウントが必要
まとめ:ブロードキャストは簡単に無効化できる
Steamブロードキャストの無効化方法について解説してきました。
この記事のポイント:
- ブロードキャストはSteam内で完結する配信機能
- 「設定」→「ブロードキャスト」から「ブロードキャストを有効にする」のチェックを外す
- 通知は「フレンド」と「ゲーム中」の両方で無効化が必要
- プライバシー設定を「非公開」にすれば機能を残したまま無効化できる
- 完全無効化せず、必要な時だけ使う運用も可能
- Discord画面共有やOBSなどの代替手段もある
配信機能を使わないなら無効化することで、通知に邪魔されずゲームに集中できます。逆に時々使いたい場合は、プライバシー設定を調整して柔軟に運用しましょう。
自分のプレイスタイルに合わせて、快適なSteam環境を作ってくださいね!

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