「ゲームを起動しようとしたら、Steamクラウドと同期できませんでした、というエラーが出た…」
「せっかく進めたゲームのセーブデータが消えてしまうかも?」
そんな不安を感じたことはありませんか?
Steamクラウドは、あなたのゲームのセーブデータを自動的にオンライン上に保存してくれる便利な機能です。でも、ときどき同期エラーが発生して、ゲームが起動できなくなったり、セーブデータが失われる危険があったりするんです。
この記事では、Steamクラウド同期エラーが起こる原因と、その解決方法を初心者向けに詳しく解説していきます。焦らず、一つずつ対処していけば必ず解決できますよ!
Steamクラウドとは?基本を理解しよう

Steamクラウドの仕組み
Steamクラウドは、ゲームのセーブデータや設定情報を、Steam(Valve社)のサーバーに自動保存してくれる機能です。
これにより、パソコンを買い替えたり、別のパソコンでゲームをプレイしたりしても、以前の続きから始められるというわけなんですね。
どんなデータが保存されるの?
主に以下のようなデータがクラウドに保存されます:
- ゲームのセーブデータ
- プレイヤーの設定情報
- ゲーム内のカスタマイズ設定
- キーボード・マウスの操作設定
ただし、すべてのゲームがSteamクラウドに対応しているわけではありません。対応しているゲームのみ、自動的にクラウド保存が行われます。
よくある同期エラーのメッセージと意味
Steamクラウドのエラーには、いくつかのパターンがあります。まずは自分が見ているエラーメッセージを確認しましょう。
「Steamクラウドが最新ではありません」
このエラーは、クラウド上のセーブデータとローカル(あなたのパソコン)のセーブデータが一致していないときに表示されます。
例えば:
- 別のパソコンで最近ゲームをプレイした
- 前回のゲーム終了時に同期が失敗していた
- 複数のデバイスで同時にプレイしようとした
基本的には無視してプレイしても大丈夫なケースが多いです。ただし、複数のパソコンやSteam Deckでプレイする場合は、クラウドも最新にする必要があります。
「ファイルをSteamクラウドと同期できませんでした」
このエラーは、セーブデータの同期処理自体が失敗している状態を示します。
原因は様々ですが:
- Steamのサーバーに問題がある
- ネットワーク接続が不安定
- ローカルファイルが破損している
- ゲームファイルに問題がある
このエラーが出たときに「ゲームプレイ」や「そのまま起動」をクリックすると、データが失われる可能性があるので、必ず「キャンセル」を選びましょう!
「クラウド同期エラー」
単に「クラウド同期エラー」とだけ表示される場合もあります。
これは上記の「同期できませんでした」エラーの簡易版で、同じように同期処理に失敗している状態です。対処方法も基本的には同じになります。
クラウド同期エラーの主な原因
エラーが起こる原因を知っておくと、解決策を選びやすくなります。
1. Steamサーバー側の問題
最も多い原因がこれです。
特に:
- 新作ゲームのリリース直後
- 大型セール期間中
- 週末のピークタイム
このようなタイミングでは、Steamのサーバーが混雑して同期エラーが発生しやすくなります。この場合は、しばらく待つだけで自然に解決することが多いです。
2. ダウンロード地域サーバーの不具合
Steamは世界中に複数のサーバーを持っていて、ユーザーは特定の地域サーバーに接続します。
東京サーバーなど、特定のサーバーだけに問題が起きている場合があるんです。この場合、ダウンロード地域を変更することで解決できます。
3. ローカルファイルの破損
パソコン側のゲームファイルやセーブデータが破損していると、クラウドとの同期が失敗します。
破損する原因:
- Steamの強制終了
- パソコンの突然のシャットダウン
- ウイルスやマルウェアの影響
- ハードディスクの不良セクタ
4. ネットワーク接続の問題
インターネット接続が不安定だったり、速度が遅かったりすると、同期処理が途中で失敗します。
また、VPNを使用していると、Steamサーバーとの通信が妨げられることもあります。
5. 複数デバイスでの同時使用
同じSteamアカウントで、複数のパソコンから同時にログインしている場合、どちらのセーブデータを優先するべきか分からず、エラーが発生します。
Steamは複数デバイスでの同時ログインに対応していないので、この状況は避ける必要があります。
6. Steamクラウド設定がオフになっている
知らないうちに、Steamクラウドの設定がオフになっていることがあります。
特に:
- Steamのアップデート後
- 設定を変更した後
- 新しくパソコンを設定した後
このような場合に設定が変わっている可能性があるので確認が必要です。
【基本編】すぐに試せる5つの対処法
まずは簡単にできる基本的な対処法から試してみましょう。多くの場合、これらの方法で解決できます。
対処法1: エラーが出たら「キャンセル」を選ぶ
これが最も重要です!
同期エラーが出たときに「ゲームプレイ」や「そのまま起動」を選んでしまうと、セーブデータが失われる危険があります。
必ず「キャンセル」を選んで、一度落ち着きましょう。その後、以下の対処法を試していきます。
対処法2: しばらく待ってから再試行
Steamサーバーの一時的な混雑が原因の場合、10分〜1時間ほど待つだけで解決することがあります。
待っている間に:
- Twitterで「Steam クラウド同期エラー」と検索
- 他のユーザーも同じエラーが出ているか確認
- Steamのステータスページをチェック
大規模なエラーが発生している場合は、Steam側が対処するまで待つのが最善策です。
対処法3: Steamを完全に再起動
Steamクライアントの一時的な不具合が原因かもしれません。
正しい再起動の手順:
- Steamクライアントの左上「Steam」をクリック
- 「終了」を選択(ウィンドウを閉じるだけではダメです!)
- タスクマネージャーを開いて、Steamのプロセスが完全に終了しているか確認
- もしまだ動いていたら、右クリックして「タスクの終了」
- 10秒ほど待ってから、Steamを再起動
これだけで解決することも多いですよ。
対処法4: パソコンを再起動
Steam公式サポートでも推奨されている基本的な対処法です。
パソコンを再起動すると:
- システムのキャッシュがクリアされる
- ロックされていたファイルが解放される
- ネットワーク接続がリセットされる
- バックグラウンドで動作していた問題のあるプログラムが終了する
意外と効果的な方法なので、ぜひ試してみてください。
対処法5: 同期を再試行する
エラーメッセージに「同期を再試行」というボタンがあれば、クリックしてみましょう。
一時的なネットワークの問題だった場合、これだけで解決することがあります。
ボタンが表示されない場合:
- エラーをキャンセル
- ゲームの「クラウドステータス」を確認
- 「非同期」となっている部分をクリック
- 「同期を再試行」を選択
【設定確認編】Steamの設定を見直そう

基本的な対処法で解決しなかった場合、設定を確認してみましょう。
Steamクラウド設定を確認・有効化する
クラウド同期機能がオフになっていないか確認します。
全体設定の確認手順:
- Steamクライアントを開く
- 左上の「Steam」→「設定」をクリック
- 左側のメニューから「クラウド」を選択
- 「Steamクラウドを有効にする」のスイッチを「オン(青色)」にする
- 「OK」をクリックして設定を保存
個別ゲームの設定確認:
特定のゲームだけでエラーが出る場合は、そのゲームの設定も確認しましょう。
- Steamライブラリで問題のゲームを見つける
- ゲーム名を右クリックして「プロパティ」を選択
- 「一般」タブを開く
- 「Steamクラウド」の項目にチェックが入っているか確認
- チェックが外れていたら、チェックを入れる
管理者権限でSteamを実行する
Steamに十分な権限がないと、ファイルの読み書きが制限されて同期エラーが起こることがあります。
管理者として実行する方法:
- Windowsのスタートメニューを開く
- 検索バーに「Steam」と入力
- 検索結果のSteamを右クリック
- 「管理者として実行」を選択
- ユーザーアカウント制御の確認が出たら「はい」をクリック
これで同期が正常に行われるようになったか、ゲームを起動して確認してみましょう。
今後も管理者権限で起動したい場合:
- Steamのショートカットを右クリック
- 「プロパティ」を選択
- 「互換性」タブを開く
- 「このプログラムを管理者として実行する」にチェック
- 「OK」をクリック
【サーバー切り替え編】ダウンロード地域を変更する
特定のサーバーに問題がある場合、別の地域のサーバーに切り替えることで解決できます。
ダウンロード地域変更の手順
- Steamクライアントの左上「Steam」をクリック
- 「設定」を選択
- 左側メニューから「ダウンロード」を選択
- 「ダウンロード地域」のドロップダウンメニューをクリック
- 現在の地域(日本 – Tokyoなど)から別の地域に変更
おすすめの代替地域
日本からアクセスする場合のおすすめ:
アジア圏:
- 台湾 – Taipei
- 韓国 – Seoul
- シンガポール – Singapore
- 香港 – Hong Kong
太平洋圏:
- オーストラリア – Sydney
- ニュージーランド – Auckland
その他:
- アメリカ西海岸 – US – Los Angeles
- US – San Jose
地理的に近い地域を選ぶと、接続速度も速くなりやすいです。
設定変更後の確認
- 「OK」をクリックして設定を保存
- パソコンを再起動
- Steamを起動してゲームを試してみる
もし選んだ地域でもエラーが続く場合は、別の地域を試してみましょう。
【ファイル修復編】ゲームファイルの問題を解決
ゲームファイルやライブラリフォルダが破損している場合の対処法です。
ゲームファイルの整合性を確認する
Steamには、ゲームファイルが正しいかどうかを自動チェックして、問題があれば修復してくれる機能があります。
整合性確認の手順:
- Steamライブラリを開く
- 問題のあるゲームを右クリック
- 「プロパティ」を選択
- 左側メニューから「インストール済みファイル」をクリック
- 「ゲームファイルの整合性を確認」をクリック
確認作業が始まります。ゲームのサイズによって、数分から数十分かかることがあります。
確認中に何が起こるの?
Steamは、あなたのパソコンにあるゲームファイルと、公式サーバー上の正しいファイルを比較します。
- 破損したファイルが見つかった → 自動的に修復
- 不足しているファイルがあった → 自動的にダウンロード
- すべて正常だった → 「すべてのファイルが正常に確認されました」と表示
確認が完了したら、ゲームを起動してエラーが解決したか確認しましょう。
Steamライブラリフォルダを修復する
複数のゲームで同期エラーが出る場合は、ライブラリフォルダ自体に問題があるかもしれません。
ライブラリフォルダ修復の手順:
- Steamクライアントを開く
- 「Steam」→「設定」をクリック
- 左側メニューから「ストレージ」を選択
- ストレージ使用状況のグラフの横にある「三点アイコン」(⋮)をクリック
- 「ライブラリフォルダーの修復」を選択
- 確認メッセージが出たら「はい」をクリック
修復プロセスが完了するまで待ちましょう。完了したら「閉じる」をクリックして、ゲームを起動してみてください。
【ネットワーク編】接続の問題を解決
ネットワーク関連の問題が原因の場合の対処法です。
インターネット接続を確認
まず、基本的なネットワーク接続が正常か確認しましょう。
チェックポイント:
- ブラウザで他のウェブサイトが正常に開けるか
- 他のオンラインゲームやアプリが正常に動作するか
- Wi-Fiの電波強度は十分か(有線接続の方が安定します)
- ルーターやモデムは正常に動作しているか
不安定な場合:
- ルーターとモデムの電源を一度オフにする
- 1分ほど待つ
- モデム→ルーターの順に電源をオンにする
- 接続が安定するまで数分待つ
ファイアウォールの設定を確認
Windowsのファイアウォールが、Steamとサーバーの通信をブロックしている可能性があります。
ファイアウォール例外設定の手順:
- Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開く
- 「control firewall.cpl」と入力してEnterキーを押す
- 左側のメニューから「アプリまたは機能をWindows Defender ファイアウォール経由で許可する」をクリック
- 「設定の変更」ボタンをクリック
- リストをスクロールして「Steam」を探す
- Steamの「プライベート」と「パブリック」の両方にチェックが入っているか確認
- チェックが外れていたら、両方にチェックを入れる
- 「OK」をクリック
Steamがリストにない場合:
- 「別のアプリの許可」をクリック
- 「参照」をクリック
- Steamのインストールフォルダ(通常は C:\Program Files (x86)\Steam)を開く
- 「Steam.exe」を選択して「開く」
- 「追加」をクリック
VPNやプロキシを無効にする
VPN(仮想プライベートネットワーク)やプロキシサーバーを使用していると、Steamの通信が妨げられることがあります。
一時的にVPNを無効にして、エラーが解決するか試してみましょう。
もしVPNを使い続ける必要がある場合は、VPNの設定で「Steamの通信を除外する」(スプリットトンネリング機能)を設定できるか確認してください。
IPv6を無効にする
一部のユーザーで、IPv6からIPv4へのフォールバック(切り替え)処理がうまくいかず、同期エラーが発生することが報告されています。
IPv6を無効にする手順:
- コントロールパネルを開く
- 「表示方法」を「カテゴリ」に設定
- 「ネットワークとインターネット」をクリック
- 「ネットワークと共有センター」をクリック
- 左側の「アダプターの設定の変更」をクリック
- 使用している接続(Wi-FiまたはEthernet)を右クリック
- 「プロパティ」を選択
- 「インターネット プロトコル バージョン 6 (TCP/IPv6)」のチェックを外す
- 「OK」をクリック
- パソコンを再起動
【別デバイス使用編】複数デバイスの同時ログインを解決

複数のパソコンやデバイスで同じSteamアカウントを使っている場合の対処法です。
他のデバイスでSteamを終了する
Steamは、1つのアカウントで複数デバイスに同時ログインすることができません。
確認すべきデバイス:
- 自宅のメインPC
- ノートパソコン
- Steam Deck
- 友達の家で使ったPC
すべてのデバイスで、Steamを完全に終了させましょう。
終了の手順:
- 各デバイスでSteamを開く
- 左上の「Steam」→「終了」を選択
- Steamが完全に閉じたことを確認
その後、使いたいデバイスでSteamを起動して、ゲームを試してみてください。
ログアウトして再ログイン
一時的な認証の問題が原因の場合、ログアウト→再ログインで解決することがあります。
再ログインの手順:
- Steamクライアントを開く
- 左上の「Steam」をクリック
- 「サインアウト」を選択
- ログイン画面が表示される
- アカウント名とパスワードを入力
- Steam Guardの認証コードを入力(設定している場合)
- ログイン完了
【上級編】さらに詳しい対処法
基本的な方法で解決しなかった場合の、より高度な対処法です。
セーブデータを手動でバックアップ
クラウド同期に頼らず、手動でセーブデータをバックアップする方法もあります。
セーブデータの保存場所を確認:
ゲームごとにセーブデータの場所は異なります。「PCGamingWiki」というサイトで、各ゲームのセーブデータ保存場所を調べることができます。
一般的な保存場所:
- C:\Users[ユーザー名]\AppData\Local
- C:\Users[ユーザー名]\AppData\Roaming
- C:\Users[ユーザー名]\Documents\My Games
- Steamインストールフォルダ\userdata
バックアップの手順:
- セーブデータのフォルダを見つける
- フォルダごとコピー
- 別の場所(外付けHDD、USBメモリ、クラウドストレージなど)に貼り付け
問題が起きたときは、バックアップしたフォルダを元の場所に戻せばOKです。
クラウドセーブファイルを直接確認
Steam公式サイトで、クラウドに保存されているファイルを確認できます。
確認方法:
- ブラウザで https://store.steampowered.com/account/remotestorage にアクセス
- Steamアカウントでログイン
- クラウドに保存されているゲームの一覧が表示される
- 問題のあるゲームをクリック
- ファイルのタイムスタンプ(日時)を確認
タイムスタンプを見ることで、いつ最後に同期されたかが分かります。これにより、どちらのセーブデータが新しいか判断できますね。
Steamを再インストール(最終手段)
警告:この方法は最後の手段です!
実行前に必ず:
- すべてのゲームのセーブデータをバックアップ
- Steamのインストールフォルダをバックアップ
- steamapps/commonフォルダをバックアップ(ゲーム本体が入っています)
安全な再インストール手順:
- steamapps/commonフォルダを別の場所にコピー(これがゲーム本体です)
- コントロールパネルから「プログラムのアンインストール」を開く
- 「Steam」を選択して「アンインストール」
- アンインストール完了後、パソコンを再起動
- Steam公式サイトから最新版をダウンロード
- Steamをインストール
- バックアップしたsteamappsフォルダを新しいSteamフォルダに戻す
これでゲームを再ダウンロードせずに、Steamを再インストールできます。
エラーメッセージ別の対処法まとめ
ここまで紹介した対処法を、エラーメッセージ別にまとめます。
「Steamクラウドが最新ではありません」が出た場合
推奨される対処順:
- ゲームをそのまま起動して終了する(これで最新に更新される)
- しばらく時間をおいてから再度起動
- Steamを再起動
- ダウンロード地域を変更
このエラーは比較的軽微で、ゲームを起動→終了することで自動的に最新状態になることが多いです。
「ファイルをSteamクラウドと同期できませんでした」が出た場合
推奨される対処順:
- 絶対に「ゲームプレイ」を押さない!「キャンセル」を選ぶ
- 10分ほど待ってから再試行
- Steamを完全再起動
- パソコンを再起動
- ゲームファイルの整合性を確認
- ダウンロード地域を変更
- Steamクラウド設定を確認
このエラーは深刻なので、慎重に対処しましょう。
複数のゲームで同時にエラーが出る場合
推奨される対処順:
- Steamサーバーのステータスを確認(大規模障害の可能性)
- ネットワーク接続を確認
- ダウンロード地域を変更
- Steamライブラリフォルダを修復
- ファイアウォール設定を確認
- 管理者権限でSteamを実行
複数のゲームで同時にエラーが出る場合は、特定のゲームの問題ではなく、Steam全体やネットワークの問題である可能性が高いです。
予防策:同期エラーを起こさないために
エラーが起こらないようにするための予防策も知っておきましょう。
正しいゲームの終了方法
NG例:
- ゲーム画面を強制終了(Alt+F4)
- タスクマネージャーからゲームを強制終了
- パソコンの電源ボタン長押しで強制シャットダウン
これらの方法は、セーブデータの同期処理が完了する前にゲームが終了してしまうため、同期エラーの原因になります。
正しい終了方法:
- ゲーム内のメニューから「終了」または「ゲームを終了」を選ぶ
- ゲームが完全に終了するまで待つ(数秒〜10秒程度)
- Steamのライブラリ画面に戻ったことを確認
- その後Steamを終了する場合は「Steam」→「終了」
この手順を守ることで、クラウド同期が正常に完了します。
定期的なバックアップ
クラウド同期だけに頼らず、重要なセーブデータは定期的に手動でバックアップしましょう。
おすすめのバックアップ頻度:
- 重要なゲーム:週1回
- RPGなど長時間プレイするゲーム:重要な進行後すぐ
- その他のゲーム:月1回
バックアップ先:
- 外付けHDD
- USBメモリ
- クラウドストレージ(Google Drive、Dropboxなど)
安定したネットワーク環境
可能であれば、Wi-Fiではなく有線LAN接続を使いましょう。
有線接続のメリット:
- 接続が安定している
- 速度が速い
- 同期処理が失敗しにくい
Wi-Fiを使う場合は:
- ルーターの近くでプレイする
- 5GHz帯を使用する(2.4GHzより安定)
- 他のデバイスで大容量ダウンロードをしない
Steamとゲームを最新状態に保つ
古いバージョンのSteamクライアントを使っていると、バグが原因で同期エラーが起こることがあります。
自動更新の確認:
- Steam→設定を開く
- 「Steam」タブを選択
- 「Steamクライアントの自動更新」が有効になっているか確認
通常は自動的に更新されますが、たまに手動で更新が必要な場合があります。
トラブルシューティング:それでも解決しない場合

ここまでの方法を試しても解決しない場合の対処法です。
Steamサポートに問い合わせる
公式サポートに連絡することで、個別の状況に応じた解決策を提案してもらえます。
問い合わせ前に準備する情報:
- エラーメッセージの正確な内容(スクリーンショットがあるとベスト)
- エラーが発生するゲーム名
- いつからエラーが出るようになったか
- 試した対処法とその結果
- 使用しているOSとバージョン
- ネットワーク環境(有線/無線)
Steamサポートへのアクセス方法:
- ブラウザで https://help.steampowered.com/ にアクセス
- Steamアカウントでログイン
- 「ゲーム、ソフトウェアなど」→問題のあるゲームを選択
- 該当する問題のカテゴリを選択
- 「お問い合わせ」をクリック
通常、1〜2営業日で返信があります。
コミュニティフォーラムで情報を探す
同じ問題を抱えている他のユーザーが、解決策を見つけている可能性があります。
おすすめの情報源:
- Steam公式コミュニティフォーラム
- Reddit(r/Steam)
- Twitter(「Steam クラウド同期エラー」で検索)
- ゲーム別の公式フォーラムやDiscordサーバー
特定のゲームでだけエラーが出る場合は、そのゲームのコミュニティで情報を探すと効果的です。
一時的にクラウド同期をオフにする
どうしても解決しない場合の最終手段として、クラウド同期を一時的にオフにする方法もあります。
クラウド同期をオフにする手順:
- 問題のあるゲームを右クリック→プロパティ
- 「一般」タブのSteamクラウドのチェックを外す
- 数日間ゲームをプレイ
- 再度チェックを入れて、同期が正常に行われるか確認
注意:この間はクラウド保存されないので、手動でセーブデータをバックアップしておきましょう。
よくある質問(FAQ)
Q1: エラーが出たまま「ゲームプレイ」を押してしまいました。データは消えますか?
必ず消えるわけではありませんが、リスクがあります。
すぐに:
- ゲームを終了
- セーブデータをバックアップ
- クラウドに保存されているデータを確認
次回からは必ず「キャンセル」を選びましょう。
Q2: 同期エラーが出ているゲームをアンインストールしても大丈夫?
セーブデータが失われる可能性があるので、バックアップを取ってからアンインストールしましょう。
通常、ゲームをアンインストールしてもセーブデータは残りますが、念のためバックアップが安全です。
Q3: クラウド同期は必須ですか?オフにしても問題ない?
オフにしても問題なくゲームはプレイできます。
ただし:
- 複数のPCでプレイする場合は不便
- パソコンが故障したときにセーブデータが失われる
- 手動でバックアップを取る必要がある
これらのデメリットを理解した上で判断しましょう。
Q4: Steam Deckと自宅PCでデータを共有したいのですが、同期エラーが出ます
両方のデバイスでクラウド同期がオンになっているか確認しましょう。
また:
- 一方のデバイスでゲームを終了してから、もう一方で起動
- 同時に両方でゲームを起動しない
- ゲーム終了後、10秒ほど待ってから次のデバイスで起動
これらのルールを守ることで、スムーズに共有できます。
Q5: 大型アップデート後に同期エラーが出るようになりました
ゲームの大型アップデート後は、セーブデータの形式が変わることがあります。
対処法:
- ゲームファイルの整合性を確認
- Steamを最新版に更新
- ゲームの公式フォーラムで既知の問題か確認
開発側の問題の場合、パッチが配信されるまで待つ必要があります。
まとめ:焦らず一つずつ対処しよう
Steamクラウド同期エラーについて、原因から対処法まで詳しく解説してきました。
覚えておきたい重要なポイント:
- エラーが出たら必ず「キャンセル」を選ぶ
- 多くの場合、しばらく待つだけで解決する
- Steamの再起動とパソコンの再起動は基本中の基本
- ダウンロード地域の変更は非常に効果的
- セーブデータは定期的に手動バックアップも取る
対処の基本的な流れ:
- エラーをキャンセル
- 10分ほど待って再試行
- Steamを完全再起動
- パソコンを再起動
- クラウド設定を確認
- ゲームファイルの整合性確認
- ダウンロード地域を変更
- ネットワーク設定を確認
この順番で試していけば、ほとんどの場合は解決できます。
同期エラーは誰にでも起こりうる問題です。焦らず、一つずつ対処していきましょう。大切なセーブデータを守るために、この記事が役立てば嬉しいです!
もし解決できない場合は、Steam公式サポートやコミュニティフォーラムも活用してくださいね。
それでは、快適なSteamライフを!

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