Steamを使っていると、気になるゲームを次々と見てしまいますよね。
実は、Steamではあなたが見たゲームページやストアの閲覧履歴が自動的に記録されています。この機能は「最近見た商品」として表示され、気になっていたゲームを再び見つけやすくするために用意されています。
でも時には、「こんなゲームを見ていたのを他の人に知られたくない」とか、「履歴がごちゃごちゃして使いにくい」と感じることもあるのではないでしょうか。
特に共用のPCを使っている場合や、家族とアカウントを共有している場合は、プライバシーの観点から履歴を管理したいと思うのは自然なことです。
この記事では、Steam閲覧履歴の確認方法から削除方法、そして便利な活用術まで詳しくお伝えします。
Steam閲覧履歴の仕組みと表示場所

閲覧履歴が記録される仕組み
Steamの閲覧履歴は、あなたがゲームページを開いたり、ストア内で商品を閲覧したりするたびに自動的に記録されます。
この情報は、Steamのサーバー側とローカルのブラウザキャッシュの両方に保存されています。そのため、異なるデバイスからログインしても、ある程度の履歴は共有されます。
記録される内容には、ゲームタイトル、閲覧した日時、商品ページのURL、そしてゲームの基本情報などが含まれています。
履歴の表示場所
Steam閲覧履歴を確認できる場所は主に3つあります。
まず、Steamストアページの右上に表示される「最近見た商品」セクションです。ここには直近で閲覧したゲームが数個表示されます。
次に、ユーザープロフィールページにある「最近のアクティビティ」セクション。こちらでは、購入履歴と合わせて閲覧履歴も確認できます。
最後に、Steamクライアントアプリの「表示」メニューから「Webブラウザ履歴」を選択することで、より詳細な履歴を見ることができます。
記録される期間と件数
Steamの閲覧履歴には一定の制限があります。
通常、表示されるのは過去30日間程度の履歴で、件数としては最大で100件程度まで保存されます。古い履歴は自動的に削除され、新しい閲覧記録に置き換わっていきます。
ただし、この制限はSteamのアップデートにより変更される可能性があるので、最新の仕様については公式サイトで確認することをおすすめします。
閲覧履歴の確認方法:3つの表示パターン
Steamクライアントでの確認方法
Steamクライアントアプリを使って履歴を確認する方法が最も詳細な情報を得られます。
手順は以下の通りです。まず、Steamクライアントを起動して、上部メニューバーの「表示」をクリックします。ドロップダウンメニューから「Webブラウザ履歴」を選択すると、新しいウィンドウが開きます。
ここでは、閲覧した日時順にゲームページのタイトルとURLが一覧表示されます。各項目をクリックすることで、該当のページに直接移動することも可能です。
Webブラウザでの確認方法
パソコンのWebブラウザでSteamにアクセスして履歴を確認することもできます。
Steam公式サイトにログイン後、ストアページの右側に「最近見た商品」という欄があります。こちらには直近で閲覧したゲームのサムネイル画像とタイトルが表示されます。
さらに詳しい履歴を見たい場合は、プロフィールページにアクセスして「最近のアクティビティ」セクションを確認してください。
モバイルアプリでの確認方法
Steamモバイルアプリでも、限定的ですが閲覧履歴を確認できます。
アプリを開いてストアタブに移動すると、「最近見た商品」セクションが表示されます。デスクトップ版ほど詳細ではありませんが、気になっていたゲームを素早く見つけるには十分な機能です。
タップすることで、該当のゲームページに直接移動できるので、外出先でも便利に利用できます。
閲覧履歴の削除方法:完全消去テクニック
個別削除の方法
特定のゲームだけを履歴から削除したい場合は、個別削除が便利です。
残念ながら、Steamには直接的な「個別削除」機能は用意されていません。しかし、いくつかの回避方法があります。
最も簡単な方法は、削除したいゲームの履歴を「薄める」ことです。他のゲームページを多数閲覧することで、不要な履歴を古い記録として自然に削除させることができます。
一括削除の方法
すべての閲覧履歴を一度に削除したい場合は、ブラウザのキャッシュとCookieを削除する方法が効果的です。
Google Chromeの場合、設定メニューから「プライバシーとセキュリティ」→「閲覧履歴データの削除」を選択し、「Cookie と他のサイトデータ」「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れて削除します。
ただし、この方法ではSteam以外のサイトの情報も削除されるので注意が必要です。
プライベートブラウジングの活用
今後の閲覧履歴を残したくない場合は、プライベートブラウジングモード(シークレットモード)を使用しましょう。
この機能を使ってSteamにアクセスすれば、閲覧履歴が記録されません。ただし、Steamアカウントにログインした状態での閲覧履歴は、サーバー側に記録される可能性があります。
完全にプライベートに閲覧したい場合は、ログアウトした状態でプライベートブラウジングを利用することをおすすめします。
プライバシー設定:他人からの閲覧を制限する
プロフィールの公開設定
Steamでは、あなたの閲覧履歴やアクティビティを他のユーザーから見えないように設定できます。
プロフィールページの「プロフィールを編集」から「プライバシー設定」にアクセスします。ここで「ゲーム詳細」の項目を「非公開」に設定することで、他人からゲーム関連のアクティビティを隠すことができます。
さらに細かく設定したい場合は、「フレンドのみ」や「公開」など、閲覧できる人の範囲を指定することも可能です。
フレンドリストでの表示制御
フレンドに対してのみ情報を公開したい場合は、より詳細な設定が可能です。
「最近のアクティビティ」「所有ゲーム」「購入履歴」などを個別に設定できるので、見せたい情報と隠したい情報を使い分けることができます。
特に、購入したばかりのゲームや特定のジャンルのゲームを隠したい場合に便利な機能です。
家族共有での注意点
Steamファミリーシェアリング機能を使用している場合は、特別な注意が必要です。
家族間でゲームライブラリを共有していると、閲覧履歴や購入履歴も部分的に共有される場合があります。プライバシーを重視する場合は、個人用のアカウントを別途作成することを検討してみてください。
閲覧履歴の便利な活用方法

ウィッシュリスト管理との連携
閲覧履歴を上手に活用すれば、ゲーム選びがより効率的になります。
気になったゲームは一度閲覧履歴に残しておき、後でじっくり検討してウィッシュリストに追加するという使い方がおすすめです。セール情報なども合わせて確認できるので、お得に購入できる可能性が高まります。
また、似たようなゲームを複数見比べたい時にも、履歴を使って素早く移動できて便利です。
レコメンデーション機能の向上
Steamの閲覧履歴は、おすすめゲームの精度向上にも役立っています。
あなたが見たゲームの傾向を分析して、好みに合ったゲームを提案してくれます。積極的に色々なゲームを閲覧することで、より自分好みのおすすめが表示されるようになります。
ただし、プレゼント用のゲームを探している場合などは、一時的にプライベートブラウジングを使用することをおすすめします。
セール情報の効率的な追跡
Steam大型セールの際には、閲覧履歴が特に威力を発揮します。
事前に気になるゲームをいくつか閲覧しておけば、セール期間中に素早く価格をチェックできます。また、閲覧履歴から直接ウィッシュリストに追加することで、セール通知を受け取ることも可能です。
トラブルシューティング:履歴が表示されない場合
キャッシュエラーの対処法
閲覧履歴が正常に表示されない場合、最も多い原因はキャッシュの問題です。
Steamクライアントの場合、「Steam」メニューから「設定」→「Webブラウザ」→「ブラウザキャッシュを削除」を実行してみてください。Webブラウザの場合は、強制リロード(Ctrl+F5)を試してみましょう。
それでも解決しない場合は、Steamクライアントを完全に再起動することをおすすめします。
アカウント同期の問題
複数のデバイスでSteamを使用している場合、閲覧履歴の同期に時間がかかることがあります。
この問題は通常、時間が解決してくれますが、急いでいる場合はSteamからログアウトして再度ログインすることで同期を促進できます。
また、インターネット接続が不安定な場合も同期に影響するので、接続状況も確認してみてください。
プライバシー設定による制限
履歴が見えない場合、プライバシー設定が原因の可能性もあります。
自分のプロフィール設定を確認して、「ゲーム詳細」が適切に設定されているかチェックしてください。また、他人の履歴を見ようとしている場合は、その人のプライバシー設定により閲覧が制限されている可能性があります。
セキュリティ面での注意事項
共用PCでの利用時の注意
インターネットカフェや図書館などの共用PCでSteamを利用する際は、特に注意が必要です。
必ず利用後にログアウトし、ブラウザの履歴とキャッシュを削除してください。また、「ログイン状態を保持する」などの設定は絶対にチェックしないようにしましょう。
可能であれば、プライベートブラウジングモードを使用することをおすすめします。
個人情報保護のベストプラクティス
Steam閲覧履歴には、あなたの趣味嗜好に関する重要な情報が含まれています。
この情報を悪用されないよう、定期的にプライバシー設定を見直し、不要な履歴は削除することを習慣にしましょう。また、フィッシング詐欺などにも注意して、公式サイト以外でSteamにログインしないよう注意してください。
データの保存期間と管理
Steamの閲覧履歴データがどの程度の期間保存されるかは、Steamの利用規約とプライバシーポリシーに記載されています。
これらの文書は定期的に更新されるので、気になる方は公式サイトで最新の情報を確認することをおすすめします。また、GDPR(一般データ保護規則)に基づいて、自分のデータの削除を要求する権利もあります。
まとめ:Steam閲覧履歴を賢く管理する方法
Steam閲覧履歴は、適切に管理すれば非常に便利な機能です。
ゲーム選びの効率化やおすすめ機能の向上に役立つ一方で、プライバシーの観点からは注意が必要な側面もあります。
この記事でご紹介した方法を使って、自分の使用スタイルに合わせて履歴を管理してみてください。重要なのは、便利さとプライバシーのバランスを取ることです。
定期的に設定を見直し、不要な履歴は削除して、より快適にSteamを利用しましょう。特に共用PCを使用する場合は、セキュリティ面での対策を忘れずに行ってください。
適切な履歴管理により、あなたのSteamライフがより充実したものになることを願っています。新しいお気に入りゲームとの出会いを、ぜひ楽しんでくださいね。
コメント