Steam録画の保存場所完全ガイド|確認・変更・容量管理まで徹底解説

ゲーム

「Steamで録画したゲーム動画、どこに保存されてるの?」 「Cドライブの容量がいっぱいで、保存先を変更したい」 「録画ファイルが見つからない…消えた?」

こんな悩みを抱えていませんか?

Steamの録画機能(ゲームレコーディング)は便利ですが、保存場所が分かりにくいのが難点です。 しかも、デフォルトではCドライブに保存されるため、知らないうちに容量を圧迫していることも…

この記事では、Steam録画の保存場所の確認方法から、保存先の変更、容量管理まで、実例付きで徹底解説します。 もう録画ファイルを探し回る必要はありません!


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Steam録画機能の基本を理解しよう

Steam録画(ゲームレコーディング)とは

2024年に正式リリースされたSteamの新機能で、ゲームプレイを自動的に録画できます。

主な特徴:

  • バックグラウンドで自動録画
  • タイムラインで簡単編集
  • クリップ作成機能
  • Steam内で共有可能
  • 無料で使える

録画の種類

1. バックグラウンド録画

  • 常時録画(リプレイ機能)
  • 設定した時間分を保持
  • 後から必要な部分を保存

2. オンデマンド録画

  • 手動で録画開始/停止
  • 長時間の録画に対応

3. タイムライン録画

  • ゲームイベントと連動
  • 自動的にマーカー付与

デフォルトの保存場所を確認する

Windows版の標準保存場所

デフォルトの保存パス:

C:\Users\[ユーザー名]\Videos\Steam

より詳細なパス構造:

C:\Users\[ユーザー名]\Videos\Steam\
├── recordings\           # 録画ファイル本体
│   ├── [ゲームID]\      # ゲームごとのフォルダ
│   │   ├── [セッションID]\  # 録画セッション
│   │   │   ├── video.mp4    # 録画動画
│   │   │   └── metadata.json # メタデータ
├── clips\               # 作成したクリップ
└── screenshots\         # スクリーンショット

実際のフォルダを開く方法

方法1:エクスプローラーから直接開く

1. Windows + R キーを押す
2. 以下を入力してEnter:
   %USERPROFILE%\Videos\Steam

方法2:Steamクライアントから開く

1. Steamを起動
2. 表示 → ゲームレコーディング
3. 録画を右クリック
4. 「ファイルの場所を開く」を選択

方法3:コマンドプロンプトから確認

# 保存場所を表示
dir "%USERPROFILE%\Videos\Steam" /s

# フォルダを開く
explorer "%USERPROFILE%\Videos\Steam"

Mac版の保存場所

~/Movies/Steam/
または
/Users/[ユーザー名]/Movies/Steam/

Linux版の保存場所

~/Videos/Steam/
または
/home/[ユーザー名]/Videos/Steam/

Steamの設定から保存場所を確認・変更

現在の保存場所を確認

手順:

  1. Steamを起動
  2. 左上の「Steam」メニュー → 「設定」
  3. 「ゲームレコーディング」タブを選択
  4. 「録画の保存先」に現在のパスが表示

保存場所を変更する方法

Step 1: 設定画面を開く

Steam → 設定 → ゲームレコーディング

Step 2: 新しい保存先を設定

1. 「録画の保存先」の横にある「変更」ボタンをクリック
2. 新しい保存先フォルダを選択
3. 「フォルダーの選択」をクリック
4. 「OK」で設定を保存

Step 3: 既存の録画を移動(オプション)

□ 既存の録画を新しい場所に移動
↑ これにチェックを入れると自動で移動される

おすすめの保存先設定

容量に余裕のあるドライブを選ぶ:

悪い例:
C:\Videos\Steam  (システムドライブ)

良い例:
D:\GameRecordings\Steam  (データドライブ)
E:\Videos\Steam          (専用ドライブ)

録画ファイルの詳細な構造

フォルダ階層の説明

Steam録画フォルダ\
├── recordings\
│   ├── 730\                    # CS:GO (AppID: 730)
│   │   ├── 2024-01-15_143022\  # 録画セッション
│   │   │   ├── segments\       # 分割された動画
│   │   │   │   ├── 0000.mp4
│   │   │   │   ├── 0001.mp4
│   │   │   │   └── 0002.mp4
│   │   │   ├── timeline.json   # タイムライン情報
│   │   │   └── session.json    # セッション情報
│   ├── 570\                    # Dota 2 (AppID: 570)
│   └── 440\                    # Team Fortress 2
├── clips\                       # 編集済みクリップ
│   ├── clip_20240115_001.mp4
│   └── clip_20240115_002.mp4
└── temp\                        # 一時ファイル

ゲームIDの調べ方

SteamのAppIDを確認:

1. Steamストアでゲームページを開く
2. URLを確認
   https://store.steampowered.com/app/[AppID]/

例:
- Counter-Strike 2: 730
- PUBG: 578080
- Apex Legends: 1172470

録画ファイルのフォーマット

動画形式:

コーデック:H.264/H.265
コンテナ:MP4
解像度:720p/1080p/1440p/4K(設定による)
フレームレート:30/60fps(設定による)
ビットレート:可変(品質設定による)

容量管理と最適化

録画が占める容量の目安

品質設定別の容量:

低品質(720p 30fps):
- 約1.5GB/時間

中品質(1080p 30fps):
- 約3GB/時間

高品質(1080p 60fps):
- 約5GB/時間

最高品質(4K 60fps):
- 約15GB/時間

自動削除の設定

古い録画を自動削除:

1. Steam → 設定 → ゲームレコーディング
2. 「ストレージ管理」セクション
3. 以下を設定:
   - □ 古い録画を自動的に削除
   - 保持期間:7日/14日/30日/カスタム
   - 最大容量:10GB/50GB/100GB/無制限

手動でファイルを整理

不要な録画を削除:

# Steamクライアントから
1. 表示 → ゲームレコーディング
2. 削除したい録画を選択
3. 右クリック → 「削除」

# エクスプローラーから直接削除
1. 録画フォルダを開く
2. 古い日付のフォルダを削除

PowerShellで古いファイルを一括削除:

# 30日以上前の録画を削除
$path = "$env:USERPROFILE\Videos\Steam\recordings"
Get-ChildItem -Path $path -Recurse | 
    Where-Object {$_.LastWriteTime -lt (Get-Date).AddDays(-30)} | 
    Remove-Item -Recurse -Force

録画設定の最適化

品質とストレージのバランス

推奨設定:

カジュアルプレイ:
- 解像度:1080p
- FPS:30
- 品質:中
- 容量:約3GB/時間

配信・動画投稿用:
- 解像度:1080p/1440p
- FPS:60
- 品質:高
- 容量:約5-8GB/時間

ハイライト保存用:
- バックグラウンド録画:30分
- 品質:中
- 自動削除:有効(14日)

パフォーマンスへの影響を最小化

軽量設定:
1. Steam → 設定 → ゲームレコーディング
2. 以下を調整:
   - ハードウェアエンコーディング:有効
   - 録画品質:低〜中
   - 解像度:720p
   - FPS:30

トラブルシューティング

録画ファイルが見つからない

チェックリスト:

1. 正しいフォルダを確認
   %USERPROFILE%\Videos\Steam

2. 隠しファイルを表示
   エクスプローラー → 表示 → 隠しファイル

3. 別のドライブを確認
   保存先を変更していないか確認

4. Steamの録画リストを確認
   表示 → ゲームレコーディング

保存先を変更できない

解決方法:

1. 管理者権限で実行
   Steamを右クリック → 管理者として実行

2. フォルダの権限を確認
   新しい保存先フォルダ → プロパティ → セキュリティ
   フルコントロールを許可

3. 十分な空き容量を確保
   最低10GB以上の空き容量が必要

録画ファイルが破損している

症状:
- 再生できない
- 途中で止まる
- 音声がない

対処法:
1. VLCなど別のプレイヤーで試す
2. FFmpegで修復:
   ffmpeg -i broken.mp4 -c copy fixed.mp4
3. Steamで録画を再エンコード

録画ファイルの活用方法

動画編集ソフトへの取り込み

対応している編集ソフト:

無料:
- DaVinci Resolve
- OpenShot
- Shotcut

有料:
- Adobe Premiere Pro
- Final Cut Pro
- Vegas Pro

そのまま取り込み可能(MP4形式のため)

YouTubeへのアップロード

最適な設定:

YouTube推奨フォーマット:
- コンテナ:MP4
- コーデック:H.264
- 解像度:1080p以上
- FPS:60fps推奨
- ビットレート:8Mbps以上

Steam録画はそのままアップロード可能!

クラウドストレージへのバックアップ

自動バックアップの設定:

# OneDriveの場合
1. OneDrive設定 → バックアップ
2. 「フォルダーのバックアップを管理」
3. Steamの録画フォルダを追加

# Google Driveの場合
1. Backup and Sync設定
2. フォルダを選択
3. Steam録画フォルダを追加

便利な管理ツール

バッチファイルで管理

録画フォルダを開くバッチ:

@echo off
explorer "%USERPROFILE%\Videos\Steam"

容量を確認するバッチ:

@echo off
echo Steam録画の容量:
du -sh "%USERPROFILE%\Videos\Steam" 2>nul || dir "%USERPROFILE%\Videos\Steam" /s
pause

PowerShellスクリプト

録画ファイルの統計:

$steamPath = "$env:USERPROFILE\Videos\Steam"
$files = Get-ChildItem -Path $steamPath -Recurse -File

Write-Host "=== Steam録画統計 ==="
Write-Host "総ファイル数: $($files.Count)"
Write-Host "総容量: $([math]::Round(($files | Measure-Object -Property Length -Sum).Sum / 1GB, 2)) GB"
Write-Host "最古のファイル: $(($files | Sort-Object LastWriteTime | Select-Object -First 1).LastWriteTime)"
Write-Host "最新のファイル: $(($files | Sort-Object LastWriteTime -Descending | Select-Object -First 1).LastWriteTime)"

よくある質問(FAQ)

Q1:録画ファイルはSteamクラウドに保存される?

A:いいえ、ローカルのみです Steam録画はローカルストレージにのみ保存されます。 クラウド同期はされないので、PC間で共有したい場合は手動でコピーが必要です。

Q2:外付けHDDに保存できる?

A:はい、可能です

推奨設定:
1. 外付けHDDをNTFSでフォーマット
2. Steam設定で保存先を外付けに変更
3. USB 3.0以上推奨(速度のため)

Q3:NASに直接保存できる?

A:条件付きで可能

要件:
- ネットワークドライブをマウント
- 十分な転送速度(ギガビットLAN推奨)
- 低遅延環境

設定例:
\\NAS\GameRecordings\Steam

Q4:録画ファイルの上限は?

A:設定次第です

デフォルト:無制限(手動削除必要)
推奨:自動削除を有効化
- 保持期間:14-30日
- 最大容量:50-100GB

まとめ:Steam録画を効率的に管理しよう

Steam録画の保存場所について、重要なポイントをまとめます:

基本の保存場所:

Windows: C:\Users\[ユーザー名]\Videos\Steam
Mac: ~/Movies/Steam
Linux: ~/Videos/Steam

保存先の変更手順:

  1. Steam → 設定 → ゲームレコーディング
  2. 「録画の保存先」→「変更」
  3. 新しいフォルダを選択

容量管理のコツ:

  • 🗂️ 別ドライブに保存
  • 🔄 自動削除を設定
  • 📊 定期的に容量確認
  • 💾 必要な動画は別途バックアップ

トラブル対策:

  • 保存先の権限を確認
  • 十分な空き容量を確保
  • 定期的な整理を心がける

Steam録画は便利な機能ですが、容量管理が重要です。 この記事で紹介した方法を活用して、快適なゲーム録画ライフを楽しんでください!

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