「Steamでゲームを買ったけど、ライブラリがどこにあるか分からない!」
こんな経験、ありませんか?特にSteamを初めて使う方は、ライブラリがどこにあるのか迷ってしまうことが多いんです。
実は、Steamの「ライブラリ」には2つの意味があります。一つは「ゲーム一覧を見る画面」のこと、もう一つは「ゲームファイルが保存されているフォルダ」のことです。
この記事では、両方の「ライブラリ」の場所を、画像を使いながらわかりやすく解説していきます。初心者の方でも安心して読み進められる内容になっていますよ。
【重要】Steamライブラリを見るにはアプリが必要です

まず、多くの方が勘違いしているポイントがあります。
WebブラウザでSteamの公式サイトを開いても、ライブラリは表示されません。
Steamのライブラリを見るには、パソコンにSteamクライアントアプリをインストールする必要があるんです。
Steamクライアントアプリとは?
Steamクライアントアプリとは、パソコンにインストールする専用のソフトのことです。このアプリがあって初めて、ゲームをダウンロードしたり、プレイしたりできるようになります。
ブラウザ版(Webサイト)でできること:
- ゲームの購入
- ストアの閲覧
- コミュニティの参加
- 製品情報の確認
アプリ版でできること:
- ゲームの購入
- ライブラリの閲覧(ここが重要!)
- ゲームのダウンロードとインストール
- ゲームのプレイ
- フレンドとのチャット
つまり、「ライブラリはどこ?」と探している方は、まずSteamアプリをインストールする必要があるということですね。
Steamアプリをまだ持っていない場合
もしまだSteamアプリをインストールしていない場合は、以下の手順で簡単にインストールできます。
Steamアプリのインストール方法
- Steam公式サイトにアクセス
- ブラウザで「https://store.steampowered.com/」を開く
- 「Steamをインストール」をクリック
- 画面右上に表示されているボタンをクリックします
- インストーラーをダウンロード
- 「SteamSetup.exe」というファイルがダウンロードされます
- インストーラーを実行
- ダウンロードしたファイルをダブルクリック
- 画面の指示に従ってインストールを進めます
- 完了!
- インストールが完了したら、デスクトップにSteamのアイコンが表示されます
- アイコンをダブルクリックしてSteamを起動しましょう
ライブラリの場所①:ゲーム一覧を見る画面
さて、Steamアプリをインストールしたら、いよいよライブラリを見てみましょう。
ライブラリを開く方法
- Steamアプリを起動する
- デスクトップのSteamアイコンをダブルクリック
- またはスタートメニューから「Steam」を検索して起動
- ライブラリタブをクリック
- Steam画面の上部に「ストア」「ライブラリ」「コミュニティ」という3つのタブがあります
- 真ん中の「ライブラリ」をクリックしてください
- ゲーム一覧が表示されます
- 購入したゲームやインストール済みのゲームが左側に一覧表示されます
- ゲーム名をクリックすると、詳細情報が表示されます
ライブラリ画面の見方
左側のエリア:
- 所有しているゲームの一覧が表示されます
- ゲーム名をクリックすると、そのゲームの詳細に移動します
右側のエリア:
- 選択したゲームの詳細情報
- 「プレイ」ボタン(インストール済みの場合)
- 「インストール」ボタン(未インストールの場合)
- ゲームのアップデート情報
- スクリーンショットや実績など
便利な機能:
- 検索バー:ゲーム名で検索できます
- フィルター機能:インストール済みのゲームだけを表示するなど、条件を絞れます
- 並び替え:アルファベット順、最近プレイした順など、好きな順番に並べ替えられます
ライブラリが見つからない時のチェックポイント
「ライブラリタブが表示されない!」という場合は、以下を確認してください。
チェック1:Steamアプリを使っているか?
繰り返しになりますが、ブラウザでSteamのウェブサイトを開いていませんか?ライブラリはアプリ版にしかありません。
チェック2:正しいアカウントでログインしているか?
複数のSteamアカウントを持っている場合、ゲームを購入したアカウントとは別のアカウントでログインしている可能性があります。
確認方法:
- Steam画面右上のアカウント名を確認
- 違うアカウントの場合は、一度ログアウトして正しいアカウントでログインし直す
チェック3:Steamアプリが最新版か?
古いバージョンのSteamアプリを使っていると、正しく表示されないことがあります。
アップデート方法:
- Steam画面左上の「Steam」をクリック
- 「Steamクライアントのアップデートをチェック」を選択
- アップデートがあれば自動的に適用されます
ライブラリの場所②:ゲームファイルが保存されているフォルダ
次に、実際のゲームファイルがどこに保存されているかを見ていきましょう。これを知っておくと、MODを入れたり、セーブデータをバックアップしたりする時に便利ですよ。
デフォルトの保存場所
Steamを初期設定のままインストールした場合、ゲームファイルは以下の場所に保存されています。
Windows(64bit版)の場合:
C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common
Windows(一部の環境)の場合:
C:\Program Files\Steam\steamapps\common
この「common」フォルダの中に、各ゲームのフォルダが入っています。
Macでの保存場所
Macユーザーの方は、以下の場所を確認してください。
~/Library/Application Support/Steam/SteamApps/common
「~」はホームフォルダを表します。Finderで「移動」→「フォルダへ移動」を選択して、上記のパスを入力すればアクセスできます。
Linuxでの保存場所
Linuxをお使いの場合は、以下の場所になります。
~/.steam/steam/SteamApps/common
または
~/.local/share/Steam/steamapps/common
ゲームファイルの場所を簡単に確認する方法
「パスを入力するのは面倒…」という方には、もっと簡単な方法があります。
方法1:Steamアプリから直接開く
これが一番簡単で確実な方法です。
手順:
- Steamアプリを起動
- 「ライブラリ」タブをクリック
- 場所を確認したいゲームを右クリック
- 「プロパティ」を選択
- 左側のメニューから「ローカルファイル」をクリック
- 「参照」ボタンをクリック
すると、そのゲームが保存されているフォルダが自動的に開きます。とても便利ですよね。
方法2:設定画面から確認する
複数のドライブにゲームをインストールしている場合など、全体的な保存場所を確認したい時はこちらの方法が便利です。
手順:
- Steamアプリを起動
- 画面左上の「Steam」をクリック
- 「設定」を選択
- 左側のメニューから「ダウンロード」を選択
- 「STEAMライブラリフォルダ」というボタンをクリック
すると、「ストレージマネージャー」という画面が開きます。ここで、Steamが使用している全ての保存場所を確認できます。
ストレージマネージャーでできること:
- 各ドライブの使用状況を確認
- 新しい保存場所を追加
- 既存の保存場所を管理
- フォルダを直接開く(歯車アイコン→「フォルダーを表示」)
複数の保存場所を使っている場合

SSDとHDDを併用していたり、外付けドライブにゲームを保存していたりする場合、どこに何があるか分からなくなることがあります。
すべての保存場所を確認する方法
先ほど紹介した「ストレージマネージャー」を使えば、一目で確認できます。
具体的な見方:
- Steam→設定→ダウンロード→STEAMライブラリフォルダ
- ストレージマネージャーに、すべてのドライブが表示されます
- 各ドライブの右側にある歯車アイコン→「フォルダーを表示」でフォルダを開けます
どのゲームがどこにあるか調べる方法
特定のゲームがどのドライブに保存されているか知りたい場合は、方法1(ゲームを右クリック→プロパティ→ローカルファイル→参照)を使うのが確実です。
開いたフォルダの上部に表示されているパスを見れば、どのドライブに保存されているか一目でわかりますよ。
カスタムでインストールした場合の探し方
Steamをインストールする時に、デフォルトとは違う場所を指定した方もいるかもしれません。
Steamフォルダ自体を探す方法
Windows検索を使う方法:
- キーボードで「Windowsキー」を押す
- 検索ボックスに「steam」と入力
- 検索結果から「Steam」を右クリック
- 「ファイルの場所を開く」を選択
これで、Steamがインストールされている場所が開きます。
エクスプローラーで直接探す方法:
- エクスプローラーを開く(Windowsキー + E)
- 左側の「PC」を選択
- 検索ボックスに「steam」と入力してEnterキー
- 検索が完了するまで待つ(少し時間がかかる場合があります)
タスクマネージャーを使う方法(上級者向け)
この方法は少し技術的ですが、確実にSteamの場所を特定できます。
手順:
- Steamアプリを起動しておく
- タスクバーを右クリック→「タスクマネージャー」を選択
- 「プロセス」タブで「Steam Client Bootstrapper」を見つける
- 右クリックして「ファイルの場所を開く」を選択
すると、Steamがインストールされているフォルダが開きます。
保存場所を変更したい場合
「Cドライブの容量が足りない!」そんな時は、ゲームの保存場所を変更できます。
新しい保存場所を追加する方法
手順:
- Steam→設定→ダウンロード→STEAMライブラリフォルダ
- ストレージマネージャーが開いたら、右上の「+」ボタンをクリック
- ドロップダウンリストから保存したいドライブを選択
- または「別の場所を選択」で好きなフォルダを指定
- 「追加」をクリック
これで、次回からゲームをインストールする時に、新しい保存場所を選べるようになります。
既存のゲームを別の場所に移動する方法
すでにインストールしているゲームも、簡単に別の場所へ移動できます。
手順:
- ライブラリから移動したいゲームを右クリック
- 「プロパティ」→「ローカルファイル」を選択
- 「インストールフォルダーの移動」をクリック
- 移動先を選択して「フォルダーを選択」
Steamが自動的にゲームファイルを新しい場所へ移動してくれます。再ダウンロードは不要なので、とても便利ですよ。
よくある質問と回答
Q1:ブラウザ版にライブラリはないの?
はい、ブラウザ版のSteam(Webサイト)にはライブラリ機能がありません。ライブラリを見るには、必ずSteamクライアントアプリが必要です。
Q2:スマホアプリでライブラリは見られる?
Steamのスマホアプリでもライブラリを見ることはできます。ただし、ゲームをダウンロードしてプレイするには、パソコン版のアプリが必要です。
Q3:ゲームファイルを直接コピーして移動してもいい?
おすすめしません。ゲームファイルを直接コピーすると、Steamが正しく認識できなくなる可能性があります。必ずSteamの「インストールフォルダーの移動」機能を使いましょう。
Q4:外付けHDDにゲームを保存できる?
はい、できます。ストレージマネージャーから外付けHDDを追加すれば、そこにゲームをインストールできます。ただし、外付けドライブの接続が切れると、ゲームが起動できなくなるので注意してください。
Q5:ライブラリフォルダが見つからない場合は?
まず、Steamクライアントアプリの再起動を試してください。それでも見つからない場合は、Steam→設定→ダウンロード→STEAMライブラリフォルダから、もう一度フォルダを追加してみましょう。
Q6:間違ってゲームファイルを削除してしまった!
大丈夫です。Steamライブラリから該当のゲームを選んで「インストール」をクリックすれば、再ダウンロードできます。購入済みのゲームは何度でもダウンロード可能なので安心してください。
トラブルシューティング
ケース1:ライブラリタブが表示されない
考えられる原因:
- ブラウザでSteamを開いている
- Steamアプリがインストールされていない
- 画面が小さくてタブが隠れている
解決方法:
- Steamクライアントアプリを起動する
- 画面を最大化してみる
- Steamアプリを再インストールする
ケース2:購入したゲームがライブラリに表示されない
これについては、別の記事で詳しく解説していますが、簡単にポイントだけ紹介します。
主な原因:
- フィルター設定でゲームが隠れている
- 非表示設定になっている
- 別のアカウントで購入している
- 購入処理が完了していない
確認手順:
- フィルター設定を「すべてのゲーム」に変更
- 表示→非表示のゲームを確認
- アカウント詳細→購入履歴を確認
- Steamを再起動
ケース3:ゲームファイルはあるのにSteamが認識しない
解決方法:
- ストレージマネージャーを開く
- 該当のドライブを選択
- 歯車アイコン→「ライブラリフォルダを修復」をクリック
これで、Steamがゲームファイルを再スキャンして認識してくれます。
まとめ
Steamの「ライブラリ」について、2つの意味と場所を解説してきました。
重要なポイントをおさらいします:
ライブラリ画面(ゲーム一覧)の場所
- Steamクライアントアプリ内の「ライブラリ」タブ
- ブラウザ版には存在しない
- アプリをインストールすれば誰でもアクセスできる
ゲームファイルの保存場所
- デフォルト:
C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common - 個別に確認:ゲームを右クリック→プロパティ→ローカルファイル→参照
- 全体を確認:Steam→設定→ダウンロード→STEAMライブラリフォルダ
覚えておくと便利なこと
- ライブラリを見るにはSteamアプリが必要
- ゲームの保存場所は自由に追加・変更できる
- ゲームファイルの移動は必ずSteam機能を使う
- 購入済みゲームは何度でも再ダウンロード可能
困った時の基本対処法:
- Steamアプリを再起動
- アカウントが正しいか確認
- フィルター設定を確認
- Steamクライアントをアップデート
これで、Steamライブラリの場所で迷うことはもうありませんね!
関連用語解説
Steamクライアント:
パソコンにインストールする、Steam専用のアプリケーション。ゲームのダウンロードやプレイに必要です。
ライブラリフォルダ:
Steamゲームのファイルが実際に保存されている場所のこと。複数のドライブに分けて設定することもできます。
ストレージマネージャー:
Steamライブラリフォルダを管理する画面。保存場所の追加や確認、容量チェックができます。
steamapps:
Steamのゲームファイルが格納されているフォルダの名前。この中の「common」フォルダに各ゲームのデータが入っています。
プロパティ:
ゲームの詳細設定を確認・変更できる画面。起動オプションやローカルファイルへのアクセスなどができます。
快適なSteamライフをお楽しみください!


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