MODをもっと手軽に、もっと自由に使いたい——そんなニーズに応えるのがREFrameworkです。
カプコンのREエンジンを採用したゲームに対応したMODフレームワークで、Luaスクリプトによる拡張からVRプレイまで幅広い機能を1本のDLLファイルで実現できます。
この記事では、REFrameworkの概要・対応タイトル・導入手順・主な機能・使い方・注意事項をまとめて解説します。
REFrameworkの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | REFramework |
| 読み方 | リフレームワーク |
| 開発者 | praydog(個人開発者) |
| ライセンス | オープンソース(MIT) |
| 対象プラットフォーム | Windows PC(Steam版) |
| 対応エンジン | カプコン REエンジン(RE Engine) |
| 最新安定版 | v1.5.9.1(2025年3月5日時点) |
| GitHubリポジトリ | praydog/REFramework |
| Nightly Builds | REFramework-nightly/releases |
REFrameworkとは
REFrameworkは、カプコンのREエンジンを採用したゲームに対して動作するMODフレームワーク兼スクリプティングプラットフォームです。
ひとことで言えば「MOD用の土台(前提ツール)」にあたります。
多くのMODはREFrameworkを前提として動作するよう設計されており、REFrameworkを導入していなければそれらのMODは機能しません。
ゲームフォルダにdinput8.dllという1つのファイルを置くだけで導入が完了し、以降はLuaスクリプト形式のMODやDLLプラグイン形式のMODをゲーム起動時に自動で読み込む仕組みになっています。
対応タイトル
REFrameworkはREエンジンを使用したカプコンタイトルを横断的にサポートしています。
2026年3月時点でGitHubにて対応が確認されているタイトルは以下のとおりです。
| タイトル | 備考 |
|---|---|
| バイオハザード RE:2 | VR・ファーストパーソン対応 |
| バイオハザード RE:3 | VR・ファーストパーソン対応 |
| バイオハザード7 レジデント イービル | VR対応 |
| バイオハザード ヴィレッジ | VR対応 |
| バイオハザード RE:4 | VR対応 |
| デビル メイ クライ 5 | スクリプト・プラグイン対応 |
| モンスターハンターライズ | スクリプト・プラグイン対応 |
| モンスターハンターライズ:サンブレイク | スクリプト・プラグイン対応 |
| モンスターハンターワイルズ | スクリプト・プラグイン対応 |
| ドラゴンズドグマ2 | スクリプト・プラグイン対応 |
| ストリートファイター6 | スクリプト・プラグイン対応 |
| クニツガミ:Path of the Goddess | VR対応 |
| Dead Rising Deluxe Remaster | スクリプト・プラグイン対応 |
各タイトルに対応した個別のZIPファイルがGitHubのリリースページから配布されています。
ゲームが異なっても導入の基本手順は共通です。
主な機能
Luaスクリプト・DLLプラグイン管理
REFrameworkの中核機能です。
Lua(ルア)形式のスクリプトファイル(.lua)はreframework/autorun/フォルダに、DLLプラグイン(.dll)はreframework/plugins/フォルダに配置するだけで、ゲーム起動時に自動で読み込まれます。
MODの有効・無効はREFrameworkのメニュー(Insertキーで開閉)からリアルタイムに切り替えられます。
フリーカメラ(FreeCam)
ゲーム中にカメラを自由に操作できるフリーカメラ機能を標準で搭載しています。
スクリーンショット撮影やMOD動画制作に活用されるケースが多いです。
VRサポート
バイオハザードシリーズを中心に、フラットスクリーンのゲームをVRで遊べるようにする機能を搭載しています。
SteamVRおよびOpenXRに対応しており、RE2・RE3ではモーションコントロールにも対応しています。
FOVスライダー・ビネット無効化
視野角(FOV)をスライダーで調整できる機能と、画面周辺を暗くするビネット効果を無効にする機能を搭載しています。
ウルトラワイドモニターや複数モニター環境でのプレイ改善に使われます。
タイムスケール(ゲームスピード調整)
ゲーム全体のスピードを倍率で変更できる機能です。
スロー再生や高速化に利用できます。
導入方法
事前準備
- Steamでゲームをインストール済みであること
- ゲームが正常に起動できる(バニラ状態で動作確認済み)こと
注意: MOD導入はカプコン公式サポートの対象外です。導入・使用はすべて自己責任となります。
ステップ1: REFrameworkをダウンロードする
REFramework GitHubリリースページにアクセスし、導入したいゲームに対応したZIPファイルをダウンロードします。
たとえばモンスターハンターライズの場合はMHRISE.zip、モンスターハンターワイルズの場合はMHWilds.zipを選択します。
ゲームがアップデートされた直後で安定版がまだ対応していない場合は、Nightly Buildsから最新のビルドを使用してください。
ステップ2: dinput8.dllをゲームフォルダに配置する
ダウンロードしたZIPファイルを展開するとdinput8.dllが入っています。
VR機能を使わない場合(通常のMOD導入):dinput8.dllのみをゲームのインストールフォルダ(.exeファイルがある場所)に配置します。
VR機能を使う場合:
ZIPファイルを丸ごとゲームフォルダに展開します。
モンスターハンターライズの場合のインストールフォルダ例:
C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\MonsterHunterRise\
Steamからゲームのインストールフォルダを確認する方法:
- Steamの「ライブラリ」を開く
- 対象ゲームを右クリックし「管理」を選択する
- 「ローカルファイルを閲覧」を選択する
ステップ3: 動作確認をする
ゲームを起動すると、画面左上にREFrameworkのメニューウィンドウが表示されます。
これが表示されれば導入成功です。
×ボタンでウィンドウを閉じても、Insertキーを押せば再度呼び出せます。
ゲームフォルダ内にreframework/フォルダとre2_fw_config.txtが自動生成されていることも確認しておきましょう。
ステップ4: MODを追加する
REFrameworkが動作するようになったら、MODを追加できます。
Luaスクリプト形式のMODの場合:.luaファイルをreframework/autorun/フォルダに配置します。
次回ゲーム起動時から自動で読み込まれます。
DLLプラグイン形式のMODの場合:.dllファイルをreframework/plugins/フォルダに配置します。
MODのダウンロードにはNexus Modsを利用するのが一般的です。
各MODのページに記載されている導入方法(Description)を必ず読んでから使用してください。
REFrameworkメニューの主な項目
ゲーム起動中にInsertキーを押すと表示されるメニューの主な項目を説明します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| Configuration > Menu Key | メニューの開閉キーを変更する |
| Configuration > Font Size | メニューの文字サイズを変更する |
| Configuration > Transparency | メニューを操作していない時に半透明にする |
| Camera > FreeCam | フリーカメラの有効・無効を切り替える |
| Scene > Timescale | ゲームスピードを変更する |
| Script Generated UI | 導入したMODの設定メニューが表示される |
| ScriptRunner > Run Script | Luaスクリプトを手動で読み込む |
アップデート時の注意事項
ゲーム本体がアップデートされると、旧バージョンのREFramework(dinput8.dll)が機能しなくなることがあります。
この場合はゲームが起動しなくなったり、クラッシュが発生したりします。
アップデート後の対応手順:
- バニラ(MODなし)の状態で起動できるか確認するため、
dinput8.dllを一時的にリネームまたは削除する - GitHubのリリースページまたはNightly Buildsから最新版の
dinput8.dllをダウンロードして上書きする - 導入しているMODが新バージョンのゲームに対応しているか確認する
アンインストール方法
REFrameworkのアンインストールはシンプルです。
- ゲームフォルダ内の
dinput8.dllを削除する reframework/フォルダを削除する(MODも一緒に削除されます)re2_fw_config.txtを削除する(オプション)
これでREFrameworkは完全に無効化されます。
オンライン使用についての注意
REFrameworkを有効にした状態でのオンラインプレイは推奨されません。
MODの使用はカプコンの公式サポート対象外であり、オンライン環境での使用に伴うリスク(垢BAN等)はプレイヤー自身が負います。
オンラインプレイ前はdinput8.dllを無効化する(リネームまたは削除する)ことをおすすめします。
まとめ
REFrameworkは、REエンジン採用タイトルのMOD環境を支える中心的なツールです。dinput8.dll1ファイルを配置するだけで導入でき、Luaスクリプトやプラグインを通じて多彩なMODが利用可能になります。
ゲームアップデートのたびにREFramework自体も更新が必要になる点には注意しつつ、GitHubのリリースページを定期的に確認する習慣をつけておきましょう。
参考情報源:
- REFramework GitHub公式リポジトリ(praydog/REFramework)(2026年3月確認)
- REFramework Nightly Builds(2026年3月確認)
- REFramework公式サイト(reframework.dev)(2026年3月確認)
- Nexus Mods「REFramework」ページ(2026年3月確認)

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