「Steamを開いて、次はEpic、そしてGOG、Origin、Uplay…」 「どのランチャーにどのゲームがあったか忘れた」 「いちいち複数のランチャーを起動するのが面倒」
こんな「ランチャー地獄」に悩んでいませんか?
そんな悩みを完璧に解決するのが**Playnite(プレイナイト)**です!
Playniteは、あらゆるゲームプラットフォームを一つの統合ライブラリにまとめる無料のオープンソースツール。もうランチャーを探し回る必要はありません。
この記事では、Playniteの導入から設定、カスタマイズ、さらには上級テクニックまで、誰でも簡単に使いこなせるよう完全解説していきます!
🎮 Playniteとは?

全てのゲームを一元管理するツール
Playniteは、チェコの開発者Josef Nemecが作った統合ゲームライブラリマネージャーです。
主な特徴:
- 完全無料・オープンソース
- 広告なし、課金要素なし
- 20以上のプラットフォーム対応
- エミュレータも統合可能
- 自動メタデータ取得
- カスタマイズ性抜群
対応プラットフォーム一覧
PCゲームプラットフォーム:
プラットフォーム | 自動連携 | 備考 |
---|---|---|
Steam | ✅ | 完全対応 |
Epic Games | ✅ | フレンド機能も |
GOG Galaxy | ✅ | DRMフリー |
Origin (EA) | ✅ | EA Play対応 |
Uplay (Ubisoft) | ✅ | Ubisoft Connect |
Battle.net | ✅ | Blizzardゲーム |
Xbox (PC) | ✅ | Game Pass対応 |
Amazon Games | ✅ | Prime Gaming |
itch.io | ✅ | インディー |
Bethesda.net | ✅ | 現在はSteam移行 |
Rockstar Games | ✅ | Social Club |
Humble Bundle | ✅ | DRMフリー版 |
エミュレータ対応:
- RetroArch
- Dolphin(GameCube/Wii)
- PCSX2(PS2)
- RPCS3(PS3)
- Yuzu/Ryujinx(Switch)
- その他多数
なぜPlayniteが選ばれるのか?
メリット:
- 時間短縮 – ゲーム探しが一瞬
- メモリ節約 – 複数ランチャー不要
- 統計機能 – プレイ時間を一元管理
- カスタマイズ – 見た目を自由に変更
- プライバシー – データ収集なし
📥 ダウンロードとインストール
公式サイトからダウンロード
手順:
- 公式サイトにアクセス
- https://playnite.link
- 「Download」をクリック
- 最新版が表示される
- インストーラーを選択
- Installer(通常版)推奨
- Portable(ポータブル版)も選択可
- ダウンロード開始
- 約100MB
- 数分で完了
インストール手順
Windows版インストール:
- ダウンロードしたPlaynite○○Installer.exeを実行
- 言語選択:**「日本語」**を選択可能!
- インストール先を指定(デフォルトでOK)
- コンポーネント選択:
- Desktop Mode(必須)
- Fullscreen Mode(TV/コントローラー用)
- **「インストール」**をクリック
- 約30秒で完了
初回起動と初期設定
初回起動時のウィザード:
- ようこそ画面
- 「次へ」をクリック
- ライブラリ統合
- 連携したいプラットフォームを選択
- 後で追加も可能
- メタデータソース
- IGDB(推奨)
- その他のデータベースも選択可
- テーマ選択
- デフォルトテーマでOK
- 後で変更可能
🔗 各プラットフォームとの連携設定
Steamライブラリの追加
自動インポート手順:
- 設定メニューを開く(F4キー)
- 「ライブラリ」 → 「ライブラリ統合」
- Steamの横の**「認証」**をクリック
- ブラウザが開き、Steamにログイン
- Playniteへのアクセスを許可
- 自動的にゲームリストが同期
インポートされる情報:
- ゲームタイトル
- プレイ時間
- 実績
- カテゴリ・タグ
- 最終プレイ日
Epic Gamesの連携
設定方法:
- ライブラリ統合からEpic Games Storeを選択
- **「認証」**をクリック
- Epicアカウントでログイン
- 2段階認証を入力(設定している場合)
- ゲームリストが自動同期
注意点:
- 無料配布ゲームも全て表示
- クラウドセーブ対応状況も確認可能
その他プラットフォームの追加
共通の手順:
- ライブラリ統合で各サービスを有効化
- 認証またはパス指定
- メタデータの自動取得
- カテゴリ分けの設定
手動追加も可能:
- DRMフリーゲーム
- 独立系ゲーム
- 自作ゲーム
- ブラウザゲーム
🎨 インターフェースと基本操作
メイン画面の構成
[サイドバー] [ゲームグリッド/リスト] [詳細パネル]
① ② ③
①サイドバー:
- プラットフォーム別フィルタ
- ジャンル別
- 年代別
- プレイ状況別
②ゲーム表示エリア:
- グリッドビュー(画像タイル)
- リストビュー(詳細一覧)
- 詳細ビュー(大きな画像)
③詳細パネル:
- ゲーム情報
- 説明文
- メタデータ
- アクション(プレイ、インストール)
ビューの切り替えとカスタマイズ
表示モード:
- F11:フルスクリーンモード切り替え
- Ctrl + G:グリッドビュー
- Ctrl + D:詳細ビュー
- Ctrl + L:リストビュー
カスタマイズ可能な項目:
- グリッドのサイズ
- カバーアートの比率
- 表示する情報
- 背景画像
ゲームの起動と管理
ゲームを起動:
- ゲームをダブルクリック または
- 選択して**「プレイ」**ボタン または
- 右クリック → 「プレイ」
便利な機能:
- 自動でランチャーを起動
- プレイ時間の自動記録
- 最小化してバックグラウンド動作
- ゲーム終了後に自動でPlaynite復帰
🏷️ メタデータとライブラリ整理
自動メタデータ取得
Playniteは複数のデータベースから情報を自動取得:
取得される情報:
- カバーアート
- 背景画像
- 説明文
- リリース日
- 開発元/パブリッシャー
- ジャンル・タグ
- 評価スコア
- 動画・スクリーンショット
メタデータソース:
- IGDB(最も包括的)
- Steam Store
- Wikipedia
- MobyGames
- RAWG
手動でのメタデータ編集
編集方法:
- ゲームを右クリック
- **「編集」**を選択(F3キー)
- 各項目を手動で修正:
- 名前
- プラットフォーム
- ジャンル
- タグ
- カバーアート(ドラッグ&ドロップ)
カテゴリとタグの活用
整理のコツ:
カテゴリ例:
├─ 現在プレイ中
├─ クリア済み
├─ 積みゲー
├─ マルチプレイ
└─ お気に入り
タグ例:
├─ ローグライク
├─ 協力プレイ可
├─ 日本語対応
├─ MOD対応
└─ VR対応
一括編集:
- 複数選択してCtrl+E
- タグの一括追加/削除
- カテゴリの一括変更
🎨 テーマとカスタマイズ
テーマの変更
人気のテーマ:
- DarkLinkOS
- Xbox風のダークテーマ
- Helium
- Steam風のインターフェース
- Mythic
- Epic Games風デザイン
- PlayStation
- PS5風のテーマ
テーマのインストール:
- 設定 → アドオン → テーマを閲覧
- 好きなテーマを選択
- 「インストール」
- 設定 → 外観 → テーマを選択
フルスクリーンモード
TV やコントローラー向けの10フィートUI:
特徴:
- 大画面用インターフェース
- コントローラー完全対応
- カウチゲーミング最適化
- Netflix風のブラウジング
切り替え:
- F11キーで即座に切り替え
- 専用のテーマも利用可能
背景とレイアウトのカスタマイズ
カスタマイズ可能な要素:
- グリッドの列数
- カバーアートのアスペクト比
- フォントサイズ
- 色調整
- アニメーション効果
🔌 プラグインとエクステンション
必須プラグイン
おすすめプラグイン:
- Extra Metadata Loader
- より詳細なメタデータ取得
- HowLongToBeat
- クリア時間の目安表示
- SuccessStory
- 実績の統合管理
- GameActivity
- 詳細なプレイ統計
- DuplicateHider
- 重複ゲームを非表示
プラグインのインストール
手順:
- F4で設定を開く
- **「アドオン」**セクション
- 「拡張機能を閲覧」
- インストールしたいプラグインを選択
- **「インストール」**をクリック
- Playniteを再起動
エミュレータ統合
設定例(RetroArch):
- 設定 → ライブラリ → エミュレータ
- **「追加」**をクリック
- 設定項目:
名前: RetroArch実行ファイル: retroarch.exe のパス引数: -L {CorePath} "{ImagePath}"プロファイル: 各コンソール用に作成
📊 統計とゲーム管理
プレイ時間の統計
確認できる情報:
- 総プレイ時間
- プラットフォーム別時間
- 月別/年別の統計
- 最もプレイしたゲーム
- プレイ頻度
統計画面:
- ツール → 統計
- グラフ表示も可能
- CSVエクスポート対応
バックアップとデータ移行
バックアップ対象:
%AppData%\Playnite\
├─ config.json(設定)
├─ database/(ゲームデータ)
├─ ExtensionsData/(プラグイン設定)
└─ Themes/(カスタムテーマ)
バックアップ方法:
- Playniteを終了
- 上記フォルダをコピー
- 新PCで同じ場所に配置
- Playniteを起動
🚀 高度な機能と活用法
スクリプト機能
自動化の例:
- ゲーム起動前に特定アプリを起動
- ゲーム終了後にセーブデータバックアップ
- 特定のゲームで解像度変更
PowerShellスクリプト例:
# ゲーム起動前にDiscordのステータスを変更
Start-Process "discord.exe" -ArgumentList "--set-status", "Playing"
ライブラリの共有
エクスポート/インポート:
- ツール → ライブラリ → エクスポート
- 形式を選択(JSON/CSV)
- 他のPCでインポート
複数PC間での同期
同期方法:
- OneDriveやGoogleドライブ使用
- データベースフォルダをクラウドに配置
- シンボリックリンクで参照
⚠️ トラブルシューティング
ゲームが起動しない
チェック項目:
- ✅ ランチャーがインストールされているか
- ✅ パスが正しいか
- ✅ 管理者権限が必要か
- ✅ 起動オプションの確認
メタデータが取得できない
対処法:
- 手動で別のソースから取得
- ゲーム名を英語に変更して再検索
- カスタム画像をアップロード
重い・遅い
最適化方法:
- データベースの最適化(設定→詳細)
- 不要なプラグインを無効化
- キャッシュのクリア
- ハードウェアアクセラレーション調整
❓ よくある質問
Q: GOG Galaxy 2.0との違いは?
A: GOG Galaxyも統合機能がありますが、Playniteの方が対応プラットフォームが多く、カスタマイズ性も高いです。また、完全無料でオープンソースという点も異なります。
Q: セーブデータは同期される?
A: Playnite自体にはセーブデータ同期機能はありません。各プラットフォームのクラウドセーブ機能は引き続き動作します。
Q: アンインストールしたらゲームは消える?
A: いいえ、Playniteはあくまでランチャーです。ゲーム本体は各プラットフォームに残ります。
Q: 日本語に対応している?
A: はい、完全に日本語化されています。設定から言語を変更できます。
Q: スペックは必要?
A: 非常に軽量です。メモリ使用量は100MB程度で、低スペックPCでも問題なく動作します。
まとめ
Playniteは、ゲーマーの「ランチャー地獄」を解決する究極のツールです!
Playniteの魅力:
✅ 完全無料でオープンソース ✅ 20以上のプラットフォーム対応 ✅ 統計機能でゲーム管理 ✅ カスタマイズ自由自在 ✅ 日本語完全対応
こんな人におすすめ:
- 複数のランチャーを使っている
- ゲームライブラリを整理したい
- プレイ時間を管理したい
- 統一されたUIが欲しい
- 無料で使いたい
使いこなしのコツ:
- まずは基本機能から
- 徐々にカスタマイズ
- プラグインで機能拡張
- テーマで見た目を変更
- 統計でゲーム習慣を分析
今すぐPlayniteを導入して、快適なゲーミングライフを始めましょう!🎮
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