pixivとX(旧Twitter)が連携できない原因と解決方法|2023年以降の変更点を解説

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「pixivとXを連携しようとしたのにうまくいかない…」
「以前は同時投稿できたのに、今はできなくなった」

こんな悩みを抱えていませんか?

実は、2023年にX(旧Twitter)のAPI仕様が大きく変わったことで、pixivとの連携機能にも影響が出ています。以前は当たり前にできていた機能が使えなくなったり、ログインでトラブルが起きたりすることも。

この記事では、pixivとXの連携で何が変わったのか、なぜ連携できないのか、そして今でも使える機能は何なのかを分かりやすく解説します。


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pixivとX連携の現状(2023年以降の変更点)

2023年4月の大きな変更

2023年4月29日、X(当時のTwitter)がAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)の仕様を大幅に変更しました。APIというのは、異なるサービス同士をつなぐ「橋渡し役」のような技術です。

この変更により、pixivの以下の機能が廃止されることになりました。

廃止された機能

作品投稿時の同時投稿機能

以前のpixivには、イラストやマンガを投稿するときに「Xにも投稿する」というチェックボックスがありました。これにチェックを入れると、pixivとXに同時に作品を投稿できる便利な機能でしたが、API変更により使えなくなっています。

作品投稿画面の「作品をXでシェアする」「Xにも投稿する」のチェックボックス自体が削除されたので、同時投稿はできません。

pixivFANBOXのTwitter連携

pixivの姉妹サービスであるFANBOXでも、2023年7月10日にTwitter連携機能が完全に終了しました。これも同じくAPI変更の影響です。

今でも使える機能

すべての連携機能が使えなくなったわけではありません。以下の機能は現在も利用できます。

X連携ログイン機能

pixivにログインするとき、Xアカウントを使ってログインする機能は引き続き使えます。これは、わざわざpixiv専用のIDとパスワードを覚えなくても、Xアカウントでログインできる便利な機能です。

「この作品をシェア」ボタン

作品を投稿した後、作品ページにある「この作品をシェア」ボタンを使えば、Xに作品のリンクを投稿できます。同時投稿はできませんが、投稿後に手動でシェアすることは可能です。

Xに一括投稿機能

複数のイラストやマンガページを、Xのリプライツリー形式(連続ツイート)で投稿できる機能も、一部の作品を除いて引き続き利用できます。


X連携ログインができない原因と解決方法

X連携ログインは現在も使えるはずですが、それでもログインできないことがあります。その原因と対処法を見ていきましょう。

原因1:一時的なサーバー障害

症状

「X連携でのログインができない」というエラーが表示される。

背景

2024年6月15日にも、X側の不具合によりX連携ログインができない障害が発生しました。このような一時的な障害は、pixiv側ではなくX側の問題で起こることがあります。

解決方法

  • pixivの公式Xアカウント(@pixiv)で障害情報をチェック
  • pixivのお知らせページで最新情報を確認
  • 復旧を待つ(通常は数時間〜1日程度で解決)

一時的な障害の場合、ユーザー側でできることは限られているので、公式の発表を待つのが確実です。

原因2:ブラウザのキャッシュやCookieの問題

症状

X連携ログインボタンを押しても反応しない、またはエラー画面になる。

解決方法

  1. pixivとXの両方からログアウトする
  2. ブラウザのキャッシュとCookieを削除する
  3. ブラウザを再起動する
  4. 再度X連携ログインを試す

キャッシュ削除の手順(主要ブラウザ)

  • Google Chrome:設定→プライバシーとセキュリティ→閲覧履歴データの削除
  • Safari:環境設定→プライバシー→Webサイトデータを管理→すべてを削除
  • Firefox:オプション→プライバシーとセキュリティ→Cookieとサイトデータ→データを消去

原因3:入力情報の誤り

症状

「認証に失敗しました」と表示される。

解決方法

  • Xのユーザー名とパスワードを正しく入力しているか確認
  • 半角英数字モードになっているか確認(全角で入力していないか)
  • Caps Lockがオンになっていないか確認
  • パスワードをコピー&ペーストする際、余分なスペースが入っていないか確認

特に、パスワードは「●●●」で表示されるため、入力ミスに気づきにくいです。一度パスワードを表示させて確認してみましょう。

原因4:アカウントの凍結や制限

症状

何度試してもログインできない、または「アカウントが利用できません」というメッセージが表示される。

考えられる理由

  • pixivの利用規約違反によるアカウント停止
  • X側のアカウント凍結
  • 複数回のログイン失敗によるセキュリティロック

解決方法

  • pixivからのメール通知を確認(アカウント停止の理由が記載されている場合がある)
  • Xアカウントにログインして、凍結されていないか確認
  • pixivサポートに問い合わせる
  • 一定時間(通常24時間程度)待ってから再度試す

原因5:ブラウザの拡張機能の干渉

症状

他のサイトでは問題ないが、pixivだけログインできない。

解決方法

  • 広告ブロッカーなどの拡張機能を一時的にオフにする
  • シークレットモード(プライベートブラウジング)で試す
  • 別のブラウザを使ってみる

広告ブロッカーやプライバシー保護系の拡張機能が、ログイン認証を妨げることがあります。


今でもpixivとXを連携させる方法

同時投稿機能は使えなくなりましたが、pixivとXを効果的に連携させる方法はまだあります。

方法1:投稿後に「この作品をシェア」を使う

pixivに作品を投稿した後、以下の手順でXにシェアできます。

  1. pixivに作品を投稿
  2. 投稿完了画面または作品ページで「この作品をシェア」ボタンをクリック
  3. 共有先からXを選択
  4. 投稿文を編集(必要に応じて)
  5. Xに投稿

この方法なら、作品のサムネイル画像とリンクが自動的に設定されるので便利です。

方法2:Xに一括投稿機能を活用

マンガや複数枚のイラストをXに投稿したい場合は、「Xに一括投稿」機能が便利です。

  1. pixivに複数ページの作品を投稿
  2. 作品ページの「Xに一括投稿」ボタンをクリック
  3. リプライツリー形式(連続ツイート)でXに投稿される

この機能を使えば、各ページが個別のツイートとして投稿され、読者が順番に見やすくなります。

方法3:手動でリンクをコピーして投稿

最もシンプルな方法は、作品のURLをコピーしてXに貼り付けることです。

  1. pixivに作品を投稿
  2. 作品ページのURLをコピー(ブラウザのアドレスバーから)
  3. Xを開いて新規ツイートを作成
  4. コピーしたURLと紹介文を入力
  5. 投稿

この方法なら、ツイート文を完全に自由にカスタマイズできます。

方法4:プロフィールにリンクを設置

XのプロフィールにpixivのURLを載せることで、フォロワーが簡単にあなたのpixivページを見つけられます。

Xプロフィールの編集方法

  1. Xのプロフィール画面を開く
  2. 「プロフィールを編集」をクリック
  3. 「ウェブサイト」欄にpixivのプロフィールURLを入力
  4. または、自己紹介文にpixivのURLを記載
  5. 保存

pixivのプロフィールURLの確認方法

  • pixivにログイン
  • 右上のアイコンをクリック
  • 「プロフィール」を選択
  • ブラウザのアドレスバーに表示されているURLをコピー

逆に、pixivのプロフィールにXのリンクを載せることもできます。


X連携の設定確認と変更方法

現在の連携状態を確認する

X連携ログインを使っている場合、現在の連携状態を確認できます。

  1. pixivにログイン
  2. 右上のアイコンから「設定」を選択
  3. 「連携設定」または「外部サービス連携」を選択
  4. Xとの連携状態が表示される

連携を解除する方法

X連携ログインを解除したい場合は、以下の手順で行えます。

pixiv側での解除

  1. pixivの設定画面を開く
  2. 「連携設定」を選択
  3. X連携の「解除」ボタンをクリック
  4. 確認画面で「解除する」を選択

X側での解除

  1. Xにログイン
  2. 設定とプライバシー→セキュリティとアカウントアクセス
  3. アプリとセッション→接続済みのアプリ
  4. pixivを選択
  5. 「アクセス権を取り消す」をタップ

両方で解除しておくと、完全に連携が切れます。

別のXアカウントに切り替える

X連携ログインで使うXアカウントを変更したい場合:

  1. 現在の連携を解除する(上記の手順)
  2. pixivからログアウト
  3. 新しいXアカウントでXにログイン
  4. pixivのログイン画面で「Xで続ける」を選択
  5. 認証画面で新しいXアカウントの情報を入力

これで、新しいXアカウントと連携できます。


よくある質問

Q1. 以前のように同時投稿できるようになる?

残念ながら、X(旧Twitter)のAPI有料化により、今後も同時投稿機能が復活する可能性は低いと考えられます。pixiv側の問題ではなく、X側の仕様変更によるものなので、pixivだけでなく多くのサービスで同様の機能が廃止されています。

Q2. X連携ログインは安全?

はい、安全です。X連携ログインを使っても、pixivがあなたのXアカウントで勝手にツイートしたり、フォローしたりすることはありません。あくまでログイン認証のためだけに使われます。

Q3. X連携ログインを使わないほうがいい?

X連携ログインには以下のメリットとデメリットがあります。

メリット

  • IDとパスワードを別々に管理しなくていい
  • ログインが簡単

デメリット

  • Xアカウントが凍結されるとpixivにもログインできなくなる
  • X側で障害が起きるとpixivにログインできない

安全性を重視するなら、pixiv専用のIDとパスワードでログインするのがおすすめです。

Q4. pixivFANBOXのX連携は復活する?

pixivFANBOXのX連携機能は2023年7月10日に完全終了しており、現時点で復活の予定はありません。

Q5. ログインできないときの最終手段は?

上記の方法をすべて試してもログインできない場合:

  1. pixivサポートに問い合わせる
  2. pixiv IDとパスワードを使った通常ログインに切り替える
  3. パスワードリセット機能を使う

pixivサポートへの問い合わせ時には、「pixiv ID」「使用しているブラウザ」「エラーメッセージの内容」を伝えるとスムーズです。


まとめ

pixivとXの連携について、重要なポイントをまとめます。

廃止された機能

  • 作品投稿時の同時投稿機能
  • 投稿画面の「Xにも投稿する」チェックボックス

今でも使える機能

  • X連携ログイン
  • 投稿後の「この作品をシェア」ボタン
  • Xに一括投稿機能

ログインできないときの対処法

  1. 公式情報で障害がないか確認
  2. ブラウザのキャッシュとCookieを削除
  3. 入力情報に誤りがないか確認
  4. ブラウザの拡張機能を一時オフ
  5. それでもダメならpixivサポートに問い合わせ

2023年のAPI変更により、以前より不便になった部分もありますが、代替手段はいくつもあります。「投稿後にシェアボタンを押す」という一手間は増えましたが、これでXとpixivを連携させることは十分可能です。

X連携ログインを使っている人は、万が一のトラブルに備えて、pixiv IDとパスワードもしっかり控えておくことをおすすめします。そうすれば、X側で問題が起きても安心ですね。

あなたの素敵な作品が、pixivでもXでもたくさんの人に届きますように!

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