pixivで作品を投稿しようとすると、必ず出てくる「キャプション」という項目。初めて投稿する人にとっては「これって何?」「何を書けばいいの?」と迷ってしまいますよね。
実は、このキャプションの使い方次第で、あなたの作品がもっと多くの人に読まれるようになるんです。この記事では、pixivのキャプションについて基本から応用まで分かりやすく解説していきます。
キャプションとは?作品の「説明書き」のこと

キャプションとは、投稿した作品の紹介文や説明文のようなものです。YouTubeで言えば「概要欄」、ブログで言えば「リード文」のようなものと考えると分かりやすいでしょう。
作品のタイトルの近くに表示される文章で、イラスト・漫画・小説のどの形式でも使用できます。
キャプションの主な役割
キャプションには、主に以下のような役割があります。
作品の内容を説明する
どんなテーマの作品なのか、どんなキャラクターが登場するのかなど、作品の概要を伝えられます。
注意書きを記載する
二次創作のカップリング要素や、暴力表現、性的表現など、人によっては苦手な要素がある場合に事前に知らせることができます。これを「地雷避け」とも呼びます。
読者とのコミュニケーション
作品への思いや制作秘話、お礼のメッセージなどを書くことで、読者との距離を縮められます。
他の作品へのリンク
過去の作品や他のユーザーのリンクを入れることもできます。シリーズ作品の前回エピソードへのリンクなどに便利です。
キャプションに何を書くべき?書き方のポイント
検索結果で表示されるのは約78文字
検索結果で表示されるキャプションは、ブラウザ版pixivで約78文字です。そのため、最も重要な情報は最初の78文字以内に入れるのがコツとなります。
カーソルを当てたりクリックすれば全文読めますが、忙しい読者は最初の78文字で判断することが多いため、ここで勝負が決まると言っても過言ではありません。
書くべき内容の例
基本情報
- 作品のジャンル(オリジナル、二次創作など)
- カップリング情報(二次創作の場合)
- 連載作品の場合は第何話か
注意書き
- 性的表現、暴力表現の有無
- キャラクターの性格改変
- パラレル設定
- クロスオーバー要素
- ネタバレの有無
補足情報
- 制作の経緯や裏話
- お礼のメッセージ
- SNSアカウント(TwitterやマシュマロのURL)
- 誤字脱字の指摘歓迎の旨
避けたほうがいい書き方
過度な自虐表現
「駄作ですが…」「下手ですが…」といった自虐は、読者に「本当に駄作なのかも」と思わせてしまう可能性があります。謙遜のつもりでも、作品への期待値を下げてしまうことに注意しましょう。
キャプション芸
感情的な叫びを過剰に並べる「キャプション芸」と呼ばれる書き方は、人によっては不快に感じられることがあります。適度な範囲にとどめるのが無難です。
ネタバレ情報
連載中の原作の最新話のネタバレをキャプションに書くのは避けましょう。読みたくない人も目に入ってしまうためです。
キャプションで使える便利な機能
HTMLタグで文字を装飾できる
タグを使用することによりキャプションの文字の色を変更したり強調することができます。
文字色の変更
<span style="color:#fe3a20;">赤い文字</span>
このように書くことで、注意書きを目立たせたり、重要な部分を強調したりできます。使用できるカラーコードは、pixivのヘルプページで確認できます。
作品へのリンクを簡単に挿入
作品のURLを追加すると、自動的に短縮リンク(illust/○○○やnovel/○○○)が生成されます。
例えば、以下のようなURLをキャプションに貼り付けるだけで自動的に見やすいリンクになります。
- イラスト:https://www.pixiv.net/artworks/○○○
- 小説:https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=○○○
BOOTHとの連携機能
BOOTHの商品のURLをキャプションに記載すると、作品の右下にBOOTHに登録した商品のリンクが表示されます。グッズ販売をしている方には便利な機能です。
「キャプション必読」タグの意味
キャプションに注意事項が書かれている場合、それを必ずチェックして欲しいという意味で付けられるタグが「キャプション必読」です。
このタグが付いている作品を見つけたら、必ず作品を開く前にキャプションを読みましょう。特に重要な注意事項が書かれていることが多いためです。
キャプションは書かなくてもいい?
実際、キャプションに何も書かないでタグだけの作品も普通に存在します。書く内容が特にない場合は、無理に書く必要はありません。
ただし、以下のような場合はキャプションを書くことを強くおすすめします。
- 二次創作でカップリング要素がある
- 暴力表現や性的表現を含む
- 読者に何か伝えたいことがある
- シリーズ作品で前後のつながりがある
まとめ:キャプションを活用して作品をもっと届けよう
pixivのキャプションは、単なる説明文ではなく、作品と読者をつなぐ大切なコミュニケーションツールです。
キャプションのポイント
- 作品の紹介文・説明文として機能する
- 最初の78文字が検索結果に表示される
- 注意書きを明記することで地雷を避けられる
- HTMLタグで装飾や強調ができる
- 他作品へのリンクも簡単に挿入可能
- 書かなくてもOKだが、必要に応じて活用しよう
自分の作品に合ったキャプションの書き方を見つけて、より多くの人に作品を楽しんでもらいましょう。最初は短くシンプルな内容から始めて、慣れてきたら装飾やリンクなどの機能も試してみてください。

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