任天堂のゲーム機では、セーブデータを保存するために様々なメモリーカードが使用されてきました。
この記事では、ニンテンドー64とゲームキューブで使用された任天堂純正メモリーカードの種類と容量について詳しく解説します。
ニンテンドー64のメモリーカード
コントローラパック(Controller Pak / NUS-004)
ニンテンドー64では「コントローラパック」という名称のメモリーカードが使用されました。
- 容量:256Kbit(32KB)
- 保存領域:123ページ(5ページはシステム用に予約)
- セーブファイル数:最大16ファイル
- バックアップ方式:バッテリーバックアップ(CR2032電池)
- 接続方法:コントローラの背面にある拡張ポートに装着
- カラー:グレー
コントローラパックは、ニンテンドー64コントローラの背面にある拡張ポート(振動パックやトランスファーパックと同じスロット)に差し込んで使用します。
ニンテンドー64の多くのソフトは、カートリッジ内にセーブ用メモリを搭載していたため、コントローラパックは必須ではありませんでした。
しかし、一部のゲームではコントローラパックがないとセーブができないものもありました。
コントローラパックを必要とする主なゲーム
コントローラパックがないとセーブできない主なゲーム:
ワンダープロジェクトJ2 コルロの森のジョゼット
64大相撲
コントローラパックにオプションデータを保存できるゲーム:
- マリオカート64:ゴーストデータの保存(121ページ使用)
- ウェーブレース64
- エキサイトバイク64
- ディディーコングレーシング
- どうぶつの森:他の村への訪問データ
コントローラパックの特徴と注意点
コントローラパックはバッテリーバックアップ式のため、電池が切れるとデータが消失します。
長期間使用していない中古品を購入する際は、電池切れの可能性に注意が必要です。
また、ゲームによって使用するページ数が異なり、マリオカート64のように123ページ全てを使用するゲームもあります。
この場合、他のゲームのセーブデータを同じコントローラパックに保存することはできません。
ゲームキューブのメモリーカード
ゲームキューブでは、本体に内蔵メモリがないため、ゲームのセーブにメモリーカードが必須でした。
任天堂は3種類の公式メモリーカードを販売しました。
メモリーカード59(Memory Card 59 / DOL-008)
容量:512KB(4Mbit)
ブロック数:59ブロック
カラー:グレー
販売地域:日本、北米、欧州
最も容量が小さいモデルで、多くのゲームソフトに同梱されました。
一般的なゲームのセーブデータであれば、複数のゲームを保存できる容量です。
メモリーカード251(Memory Card 251 / DOL-014)
容量:2MB(16Mbit)
ブロック数:251ブロック
カラー:黒
販売地域:日本、北米、欧州
メモリーカード59の約4倍の容量を持つモデルです。
多くのゲームをプレイするユーザーに適した容量で、最もバランスの取れた選択肢でした。
メモリーカード1019(Memory Card 1019 / DOL-029)
容量:8MB(64Mbit)
ブロック数:1019ブロック
カラー:白
販売地域:主に海外(北米、欧州)
最大容量のモデルで、日本では正式販売されませんでした。
メモリーカード59の約16倍の容量を持ち、大容量のセーブデータを扱うゲームにも対応できます。
ただし、一部のゲームでこのメモリーカードに互換性の問題が報告されています。
また、Wiiでゲームキューブモードを使用する際に、メモリーカードが破損していると誤認識される問題も確認されています。
ゲームキューブのメモリーカードに関する注意点
ブロック数とセーブデータ
ゲームによって使用するブロック数は大きく異なります。
一般的なゲーム:4〜10ブロック程度
大容量ゲームの例:
- どうぶつの森:205ブロック
- ポケモンコロシアム、ポケモンXD:40ブロック以上
どうぶつの森のように大容量のセーブデータを使用するゲームをプレイする場合、メモリーカード59では容量が不足します。
日本版と海外版の互換性
日本版と海外版のゲームキューブのメモリーカードは、ファイルシステムが異なるため、互換性がありません。
日本のメモリーカードを海外のゲームキューブ本体で使用したり、その逆を行ったりすることはできません。
Wiiでの使用
ゲームキューブのメモリーカードは、Wiiでも使用できます。
Wii本体にはゲームキューブ用のメモリーカードスロットが2つ搭載されており、ゲームキューブのゲームをプレイする際に使用できます。
ただし、Wii用のゲームのセーブデータをゲームキューブのメモリーカードに保存することはできません。
Wii用ゲームのセーブデータは、Wii本体の内蔵フラッシュメモリに保存されます。
サードパーティ製メモリーカード
任天堂純正品以外にも、サードパーティ製のメモリーカードが多数販売されました。
ニンテンドー64用
サードパーティ製のコントローラパックには、純正品よりも大容量のものがありました。
一般的には、バンク切り替え機能により256Kbitのメモリバンクを4つ搭載し、合計1MB程度の容量を実現していました。
ゲームキューブ用
サードパーティ製のゲームキューブ用メモリーカードには、任天堂純正の最大容量(8MB)を超える16MBや32MBのモデルも存在しました。
ただし、一部のゲームで互換性の問題が発生する可能性があります。
まとめ
任天堂純正メモリーカードは、以下の種類が販売されました。
ニンテンドー64:
- コントローラパック:256Kbit(32KB) / 123ページ
ゲームキューブ:
- メモリーカード59:512KB / 59ブロック(グレー)
- メモリーカード251:2MB / 251ブロック(黒)
- メモリーカード1019:8MB / 1019ブロック(白、主に海外)
ニンテンドー64のコントローラパックは、多くのゲームがカートリッジ内にセーブ機能を持っていたため、オプション的な扱いでした。
一方、ゲームキューブのメモリーカードは、ディスクメディアの性質上、ゲームプレイに必須のアクセサリーとなりました。
現在、これらのメモリーカードは中古市場で入手できますが、特にニンテンドー64のコントローラパックはバッテリー式のため、電池切れに注意が必要です。
レトロゲームを楽しむ際は、予備のメモリーカードを用意しておくことをおすすめします。

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