ネットスラング一覧|SNSで使われる最新~定番用語を徹底解説

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SNSやネット掲示板を見ていて「この言葉、どういう意味?」と首をかしげた経験はありませんか?

「草」「それな」「しか勝たん」など、若者たちが当たり前のように使っている言葉も、知らない人にとっては暗号のように感じられるかもしれません。これらはネットスラングと呼ばれ、インターネット上で生まれ、SNSや掲示板を通じて広まった独自の言葉や表現です。

ネットスラングは単なる流行語とは異なり、省略形や誤変換、顔文字など、ネット特有の文化から生まれたものが多いのが特徴です。2000年代の2ちゃんねる(現5ちゃんねる)時代から現在のTikTok・X(旧Twitter)時代まで、プラットフォームの変化とともに進化し続けています。

この記事では、最新のネットスラングから長く使われている定番表現まで、カテゴリー別に意味と使い方を詳しく解説します。

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ネットスラングとは?基本を押さえよう

ネットスラングとは、インターネット上で生まれ、主にSNSや掲示板、オンラインゲームなどで使われる俗語のことです。正式な日本語としては認められていないものの、若者を中心に日常会話やLINEでも自然に使われるようになっています。

ネットスラングが生まれる背景には、その時代ごとのネット文化が深く関わっています。

2000年代は2ちゃんねるなどの掲示板が中心で、内輪ネタや短縮語から多くのスラングが誕生しました。

2010年代以降はTwitterやInstagram、TikTokといったSNSの普及により、拡散力によって一気にトレンド化する言葉が増えています。

ネットスラングの大きな特徴として、流行のサイクルが非常に速いことが挙げられます。

数年前に流行った言葉がすでに「死語」扱いされることも珍しくありません。
一方で、「(笑)」や「ググる」のように、長年使われ続けて一般語として定着したものもあります。

ネットスラングの歴史と変遷

ネットスラングは時代とともに変化してきました。その流れを簡単に振り返ってみましょう。

2000年代前半は、2ちゃんねるを中心とした掲示板文化が全盛期でした。「orz」「キター!」「ぬるぽ」など、アスキーアートや顔文字から派生したスラングが多く生まれた時代です。この頃のスラングは、掲示板という閉じたコミュニティ内での「仲間内の暗号」的な役割を果たしていました。

2010年代になると、TwitterやFacebookなどSNSが普及し、ネットスラングがより開かれた場で使われるようになります。「リア充」「ワロタ」「草」などが流行し、ネット用語が徐々に一般社会にも浸透し始めました。

2020年代以降は、TikTokやInstagramのリール動画など、短尺動画プラットフォームの影響が大きくなっています。「○○しか勝たん」「ガチ勢」「エモい」といったZ世代を中心とした表現が次々と登場し、テンポ感やノリを重視した言葉が主流になっています。

感情・反応を表すスラング

感情や反応を表すスラングは、ネット上のコミュニケーションで最も頻繁に使われるカテゴリーです。文字だけでは伝わりにくい感情を、短い言葉で効果的に表現できるのが特徴です。

草(くさ)

「笑う」「面白い」という意味で使われる定番中の定番スラングです。もともとは「(笑)」の代わりに使われていた「w」が複数連なると「www」となり、これが草が生えているように見えることから「草」と呼ばれるようになりました。笑いの度合いによって「大草原」「草原」「森」などと表現が変化することもあります。

ワロタ

「笑った」という意味のスラングで、2ちゃんねる発祥の古典的な表現です。「笑った」をタイピングする際の変換ミスや語感の面白さから定着しました。現在でも使われていますが、やや古い印象を持つ人もいます。

エモい

「感情が揺さぶられる」「なんとも言えない良い雰囲気」という意味で使われます。英語の「emotional(エモーショナル)」が語源で、ノスタルジックな風景や心に響く音楽、懐かしい思い出などに対して使われることが多いです。2010年代後半から広く使われるようになり、現在では日常会話でも定着しています。

ぴえん

泣いている様子や、悲しい・残念な気持ちを表現するスラングです。顔文字「(ノω≦。) ピエーン」が由来で、主に若い女性を中心に使われてきました。深刻な悲しみではなく、「ちょっと残念」「かわいく悲しむ」といった軽いニュアンスで使われることが多いです。ただし、2020年頃に流行のピークを迎え、現在では「古い」と感じる人も増えています。

きゅんです

胸がときめく瞬間を表現するスラングです。YouTubeやTikTokで活動するカップルYouTuber「夜のひと笑い」が発信したことで広まりました。ハートを作る指ポーズと一緒に使われることが多く、好きな人やかわいいものに対する愛情表現として使われます。

共感・同意を示すスラング

SNS上では、相手の意見に同意したり共感を示したりする場面が多くあります。そんなときに使われるスラングを紹介します。

それな

「そうだよね」「わかる」という意味の同意・共感を表すスラングです。2017年頃から広く使われるようになり、現在でも若者の間で非常によく使われています。会話のテンポを崩さず、短く同意を示せる便利な表現です。

わかりみが深い

「すごく共感できる」「よくわかる」という意味で使われます。「わかる」に「〜み」という接尾辞をつけて名詞化し、さらに「深い」で強調した表現です。同様の造語として「つらみ」「やばみ」などもあります。

マジ卍(まんじ)

「マジでやばい」「本当にすごい」といった強調の意味で使われていたスラングです。

ポジティブな意味でもネガティブな意味でも使われ、特に意味なくテンションを上げるために使われることもありました。
ただし、2018年頃に流行のピークを迎え、現在ではほとんど使われなくなっています。

推し活・ファン文化のスラング

アイドルやアニメ、Vtuberなどを応援する「推し活」文化から生まれたスラングも多数存在します。

○○しか勝たん

「○○が一番!」「○○が最高!」という意味で、強い推し愛を表現するスラングです。

推しているアイドルやキャラクターに対して「推ししか勝たん」のように使われます。2020年頃から爆発的に広まり、現在でもよく使われている表現です。

ガチ恋

アイドルやVtuber、声優などに対して、ファンとしてではなく本気で恋愛感情を抱くことを指します。「ガチ(本気)」と「恋」を組み合わせた造語です。

限界オタク

推しに対する愛情が強すぎて、精神的・体力的・経済的に限界状態にあるファンのことを指します。

以前はネガティブな意味合いが強かったですが、現在では自虐的に、あるいはポジティブな意味で「それだけ推しが好き」という表現として使われることが多くなっています。

ガチ勢

特定の趣味やゲーム、推し活などに本気で取り組んでいる人を指します。
対義語として「エンジョイ勢」(楽しむことを優先する人)があります。

尊い(とうとい)

推しや好きなキャラクター、カップリングなどに対して「素晴らしい」「神聖」「崇めたい」という気持ちを表現するスラングです。あまりの素晴らしさに言葉を失うような感情を表します。

人物・属性を表すスラング

ネット上では、特定のタイプの人を指す独自の呼び方が数多く生まれています。

リア充(リアじゅう)

「リアル(現実)が充実している人」を指す言葉で、恋人がいたり友人が多かったりする人に対して使われます。2000年代後半に2ちゃんねるで生まれ、現在では広く一般に定着した表現です。

陰キャ・陽キャ

「陰キャ」は内向的で目立たない人、「陽キャ」は明るく社交的な人を指すスラングです。「陰気なキャラクター」「陽気なキャラクター」の略とされています。自虐的に使われることも多いです。

チー牛

「チーズ牛丼を食べていそうな顔」の略で、おとなしそうな見た目の男性を指す言葉です。

もともとは特定のイラストから生まれた表現で、やや侮蔑的なニュアンスを含むため、使用には注意が必要です。

ニキ・ネキ

「兄貴」「姉貴」を省略した言葉で、親しみを込めて年上や頼りになる人を呼ぶときに使われます。野球関連の掲示板「なんJ」発祥とされています。

スパダリ

「スーパーダーリン」の略で、容姿が良く、性格も良く、収入も高いなど、理想的な男性を指す言葉です。

漫画やアニメのキャラクターに対して使われることが多いです。

SNS・コミュニケーションに関するスラング

SNSでの行動やコミュニケーションを表すスラングも多く存在します。

バズる

SNSで投稿が急速に拡散され、多くの人に注目されることを指します。英語の「buzz(ざわめき)」が語源で、「バズった」「バズらせる」のように使われます。

炎上(えんじょう)

SNS上で批判的なコメントが殺到し、大きな騒ぎになることを指します。不適切な発言や行動が発覚した際に起こることが多いです。

リムる

「リムーブ(remove)する」の略で、SNSでフォローを外すことを意味します。同様に「ブロる」(ブロックする)、「ミュートる」(ミュートする)などもあります。

FF外から失礼します

X(旧Twitter)で、相互フォロー関係にない相手にリプライ(返信)するときに使われる定型表現です。「FF」は「フォロー・フォロワー」の略で、「お互いにフォローし合っていない関係ですが」という前置きの意味があります。

エゴサ

「エゴサーチ」の略で、自分自身や自分の作品などについてネット上で検索することを指します。芸能人やクリエイターが自分の評判を確認する行為として使われることが多いです。

低浮上(ていふじょう)

SNSを見たり投稿したりする頻度が低いことを意味します。忙しくてSNSを頻繁にチェックできないときなどに「しばらく低浮上になります」のように使われます。

略語・短縮表現

タイピングの手間を省くための略語や短縮表現も、ネットスラングの重要なカテゴリーです。

乙(おつ)

「お疲れさま」の略です。「おつ」と入力して変換すると「乙」が出てくることから定着しました。スレッドを立てた人や良い投稿をした人に対して「スレ立て乙」のように使われます。ただし、皮肉を込めて使われることもあるので、文脈に注意が必要です。

w / 草

前述の通り、「笑い」を表す略語です。「w」は「(笑)」や「warau(笑う)」の略で、複数連ねることで笑いの度合いを表現できます。

kwsk

「詳しく」の意味で、もっと詳細な情報を求めるときに使われます。「ku wa shi ku」の子音を取った形です。

ggrks

「ググれカス」の略で、「自分で検索しろ」という意味の攻撃的な表現です。質問する前に自分で調べることを促す際に使われますが、かなり乱暴な言い方なので使用には注意が必要です。

DQN(ドキュン)

常識がない人、非常識な行動をする人を指す蔑称です。テレビ番組「目撃!ドキュン」が語源とされています。

定番・レガシースラング

2000年代から使われている古典的なスラングの中には、現在でも通用するものがあります。

orz

人が地面に手をついてうなだれている様子を表すアスキーアートです。「o」が頭、「r」が腕と胴体、「z」が膝と足を表しています。落ち込んだ気持ちや絶望感を表現するときに使われます。

キター!

興奮や喜びを表す表現で、待ち望んでいたものが来たときに使われます。

「キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!」のようにアスキーアート付きで使われることも多いです。

ぬるぽ

特に意味のない言葉で、場を和ませたいときや茶化したいときに使われます。

Javaのプログラミング用語「NullPointerException」が語源です。「ぬるぽ」と書き込まれたら「ガッ」と返すのがお約束となっています。

オワコン

「終わったコンテンツ」の略で、かつて人気だったが現在は人気がなくなったものを指します。

アニメやゲーム、タレントなど幅広い対象に使われます。

名無しさん

掲示板で匿名で投稿する人のデフォルトの名前として使われる表現です。
現在でも5ちゃんねるなどで使われています。

ネットスラング一覧表

スラング意味使用例
笑う、面白い「その話、草」
それなそうだよね、共感「わかる、それな」
エモい感情が揺さぶられる「この曲エモい」
しか勝たん○○が一番「推ししか勝たん」
ガチ勢本気で取り組む人「ゲームのガチ勢」
バズるSNSで拡散される「この動画バズった」
リムるフォローを外す「興味なくなったからリムる」
お疲れさま「まとめ乙」
ニキ・ネキ兄貴・姉貴「ありがとうニキ」
尊い素晴らしい、崇めたい「このカプ尊い」
炎上批判が殺到する「あの発言で炎上した」
オワコン終わったコンテンツ「あのゲームはオワコン」
リア充現実が充実している人「リア充爆発しろ」
陰キャ内向的な人「自分陰キャだから」
限界オタク推しを極限まで愛する人「限界オタクになってる」

ネットスラングを使うときの注意点

ネットスラングは便利なコミュニケーションツールですが、使い方を誤るとトラブルの原因になることもあります。

使う相手や場面を選ぶことが大切です。
友人同士のカジュアルな会話では問題なくても、ビジネスシーンや年配の方との会話では避けた方が無難です。
相手がその言葉を理解しているかどうかを考慮しましょう。

侮蔑的な意味を含むスラングは慎重に使う必要があります。
「チー牛」「DQN」などは人を傷つける可能性がある言葉です。軽い気持ちで使っても、受け取る側には深刻に感じられることがあります。

流行の変化に注意することも重要です。
数年前に流行った言葉を今使うと「古い」「ダサい」と思われることがあります。
特に若者に対して無理に最新スラングを使おうとすると、かえって違和感を与えることもあります。

また、文脈によって意味が変わるスラングもあります。
「乙」は基本的にねぎらいの言葉ですが、皮肉として使われることもあります。
使い方を間違えると意図と異なる印象を与えてしまう可能性があります。

まとめ

ネットスラングは、インターネット文化とともに進化し続ける「生きた言葉」です。
2ちゃんねる時代の「orz」「キター!」から、現在の「草」「しか勝たん」まで、時代ごとのネット文化を反映した表現が生まれてきました。

これらの言葉を知っておくことで、SNSでのコミュニケーションがよりスムーズになり、若い世代との会話も楽しくなるでしょう。ただし、無理に使おうとせず、相手や場面に応じて適切に使い分けることが大切です。

ネットスラングは今後もSNSやプラットフォームの変化とともに、新しい表現が次々と生まれていくことでしょう。「知らない言葉が出てきたら調べてみる」という姿勢で、変化する言葉の世界を楽しんでみてください。

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