Netflixを家族や友人と一緒に楽しみたい。
月額料金を抑えるためにアカウントを共有したい。
そう考えている方は多いでしょう。
しかし、2023年7月以降、Netflixはアカウント共有に関するルールを大幅に厳格化しました。
これまで曖昧だった共有の範囲が明確になり、違反すると視聴制限やアカウント停止のリスクがあります。
この記事では、2025年時点のNetflixアカウント共有に関する最新ルールを詳しく解説します。
どこまでが許されるのか、どうやって検知されるのか、安全に共有する方法まで、知っておくべき情報をすべてお伝えします。
Netflixのアカウント共有に関する基本ルール

まず、Netflixが公式に定めているアカウント共有のルールを確認しましょう。
「同一世帯」のみ共有が許可されている
Netflixの公式方針によれば、アカウント共有は「同一世帯に住んでいる人」のみに限定されています。
同一世帯とは、同じ住所に住み、同じインターネット接続を使用している人たちのことです。
血縁関係や家族かどうかは関係ありません。
つまり、以下のような場合は問題なく共有できます。
- 同居している家族(親、子ども、配偶者など)
- 同じ家に住んでいるルームメイト
- 同棲しているカップル
一方、以下のような場合は規約違反となります。
- 別居している家族(一人暮らしの大学生、実家を離れた子どもなど)
- 遠距離の恋人
- 友人
- 親戚
Netflixは2023年7月から日本でもこのルールの取り締まりを本格的に開始しました。
なぜ厳格化されたのか
Netflixがアカウント共有の取り締まりを強化した理由は、収益の損失問題です。
世界中で1億世帯以上がアカウントを共有していたとされ、これがNetflixの新作コンテンツへの投資を妨げていました。
適切な料金を支払っているユーザーとの公平性を保つため、また新しい作品制作への投資を続けるため、Netflixはルールの厳格化に踏み切ったのです。
プロフィール機能を使った共有方法
同一世帯であれば、プロフィール機能を使って快適にNetflixを共有できます。
プロフィールとは
Netflixでは、1つのアカウントで最大5つまでプロフィールを作成できます。
各プロフィールには以下の機能があります。
- 個別の視聴履歴
- パーソナライズされたおすすめ作品
- 独自のマイリスト
- 視聴制限設定(年齢制限など)
家族それぞれがプロフィールを持つことで、他の人の視聴履歴に影響されることなく、自分好みの作品を楽しめます。
プロフィールの作成方法
プロフィールの作成は簡単です。
スマートフォンアプリの場合
- Netflixアプリを開く
- 画面右下の「マイNetflix」をタップ
- 画面上部のプロフィールアイコンをタップ
- 「プロフィールの管理」を選択
- 「プロフィールの追加」をタップ
- 名前を入力し、必要に応じてキッズプロフィールに設定
パソコンの場合
- Netflixにログイン
- 画面右上のプロフィールアイコンをクリック
- 「プロフィールの管理」を選択
- 「プロフィールの追加」をクリック
- 名前を入力し、設定を完了
プロフィールのロック機能
特定のプロフィールにPINコードを設定して、他の人が勝手に使えないようにすることもできます。
これは視聴履歴を家族に見られたくない場合や、子どものプロフィールを保護したい場合に便利です。
料金プランと同時視聴数の関係
Netflixの料金プランによって、同時に視聴できるデバイスの台数が異なります。
プラン別の同時視聴数
2025年1月時点の各プランの同時視聴可能台数は以下の通りです。
広告付きスタンダード(月額790円)
- 同時視聴: 2台まで
- 画質: フルHD(1080p)
スタンダード(月額1,490円)
- 同時視聴: 2台まで
- 画質: フルHD(1080p)
プレミアム(月額1,980円)
- 同時視聴: 4台まで
- 画質: 4K+HDR
同時視聴数を超えた場合
同時視聴数の上限を超えると、新たに視聴しようとした人は再生できません。
例えば、スタンダードプランで3人が同時に視聴しようとすると、3人目は「このアカウントで視聴できるデバイスの最大数に達しています」というメッセージが表示されます。
大家族や複数人で共有する場合は、プレミアムプランの契約を検討しましょう。
Netflixがアカウント共有を検知する仕組み
Netflixは、複数の技術を使って不正なアカウント共有を検知しています。
IPアドレスによる監視
Netflixは、ログイン時のIPアドレスを記録しています。
IPアドレスはインターネット上の住所のようなもので、どの場所からアクセスしているかが分かります。
同じアカウントで、異なる場所から頻繁にアクセスがあると、同一世帯ではないと判断されます。
デバイスIDとログイン履歴
各デバイスには固有のIDが割り当てられています。
Netflixはこの情報を記録し、どのデバイスがどこから接続しているかを追跡します。
長期間にわたって複数の場所から異なるデバイスでアクセスがある場合、不正利用の疑いが高まります。
Wi-Fi接続の確認
Netflixは、デバイスが「Netflixご利用世帯」として登録された場所のWi-Fiに定期的に接続しているかを確認します。
推奨される頻度は31日に1回です。
この期間を超えて自宅のWi-Fiに接続しないと、デバイスが世帯外と判断される可能性があります。
世帯外からのアクセス時に起こること
同一世帯以外の場所からアクセスすると、以下のような状況が発生します。
認証コードの要求
世帯外と判断された場所からログインしようとすると、認証が要求されます。
アカウント所有者のメールアドレスまたは電話番号に認証コードが送信されます。
このコードを15分以内に入力しないと、視聴できません。
「ご利用世帯に紐づけられていません」エラー
特にテレビデバイスで視聴しようとした場合、以下のようなメッセージが表示されることがあります。
「このテレビは、このアカウントのNetflixご利用世帯に登録されていません」
このメッセージが表示されると、視聴が一時的にブロックされます。
警告メールの送信
Netflixは、アカウントが世帯外で共有されていると判断した場合、警告メールを送信します。
このメールには、ルールに違反している可能性があることと、適切な対処方法が記載されています。
旅行や出張時の利用について
同一世帯のルールがあっても、旅行や出張時にNetflixを視聴することは可能です。
ポータブルデバイスは問題なし
スマートフォン、タブレット、ノートパソコンなどのポータブルデバイスは、旅行先でも問題なく利用できます。
これらのデバイスは、自宅で使用されていたことがシステムに記録されているため、一時的な移動とみなされます。
国内外を問わず、旅行先で自由に視聴できます。
テレビでの視聴は認証が必要
ホテルや友人宅のテレビなど、世帯外のテレビデバイスで視聴しようとすると、認証コードの入力を求められることがあります。
この場合、アカウント所有者のメールアドレスに届いたコードを入力すれば、一時的に視聴できます。
自宅Wi-Fiへの定期接続を忘れずに
長期の出張や旅行から戻ったら、デバイスを自宅のWi-Fiに接続しましょう。
31日以上自宅のWi-Fiに接続しないと、そのデバイスが世帯外と判断される可能性があります。
追加メンバー機能について
一部の国では、別居している人を正式にアカウントに追加できる「追加メンバー」機能が提供されています。
追加メンバー機能とは
追加メンバー機能を使うと、世帯外に住んでいる人に対して、有料でアカウントへのアクセスを許可できます。
料金は国によって異なりますが、多くの地域で月額7.99ドル程度です。
追加メンバーには以下の特徴があります。
- 独自のプロフィール
- 専用のログインメールアドレスとパスワード
- 個別の視聴履歴とレコメンド
- 支払いは元のアカウント所有者が行う
日本での提供状況
2025年1月時点で、日本での追加メンバー機能の正式提供状況は明確ではありません。
この機能は段階的に各国へ展開されているため、今後日本でも利用可能になる可能性があります。
最新情報はNetflixの公式ヘルプセンターで確認しましょう。
利用できるプラン
追加メンバー機能は、スタンダードプランとプレミアムプランでのみ利用できます。
広告付きプランや、第三者経由(キャリア決済など)で契約しているアカウントでは利用できません。
プロフィール移行機能

アカウント共有をやめて独立する場合、視聴履歴などを引き継げる機能があります。
プロフィール移行とは
プロフィール移行機能を使うと、以下の情報を新しいアカウントに移行できます。
- 視聴履歴
- マイリスト
- 作品への評価
- おすすめ作品の情報
- ゲームのセーブデータ
これにより、新しいアカウントでも以前と同じようにパーソナライズされた体験を楽しめます。
移行の手順
プロフィール移行は比較的簡単に行えます。
- 元のアカウントにログイン
- 「アカウント」ページを開く
- 「プロフィール」セクションを選択
- 移行したいプロフィールを選ぶ
- 「プロフィールを移行」を選択
- 新しいアカウントの情報を入力
移行後、新しいアカウントは完全に独立して動作します。
アカウント共有違反のリスク
規約に違反してアカウントを共有し続けると、様々なリスクがあります。
視聴制限
最も一般的なペナルティは、視聴制限です。
世帯外のデバイスでは、認証コードの入力を繰り返し求められるようになります。
これにより、スムーズな視聴体験が損なわれます。
アカウント停止の可能性
悪質な違反が続くと、アカウント自体が停止される可能性があります。
アカウントが停止されると、すべての視聴履歴やマイリストが失われます。
再度利用するには、新規アカウントの作成と料金の支払いが必要です。
追加料金の請求
将来的に、世帯外での利用が検知された場合、自動的に追加料金が請求される可能性もあります。
一部の国では既にこのようなシステムが導入されています。
安全にNetflixを楽しむための対策
ルールを守りながら、快適にNetflixを楽しむ方法を紹介します。
同居家族とだけ共有する
最も安全な方法は、同居している家族とだけアカウントを共有することです。
各自のプロフィールを作成すれば、お互いの視聴履歴を気にせず利用できます。
別居家族には独立したアカウントを
別居している家族には、独自のアカウントを契約してもらいましょう。
プロフィール移行機能を使えば、視聴履歴などを引き継げます。
定期的なアカウント確認
自分のアカウントが不正に使用されていないか、定期的に確認しましょう。
確認方法
- Netflixにログイン
- 「アカウント」を開く
- 「最近のデバイスストリーミングアクティビティ」を確認
見覚えのないデバイスがあれば、すぐに以下の対処をしましょう。
- パスワードを変更する
- すべてのデバイスからログアウトする
- 不審なデバイスのアクセスを無効にする
パスワードの管理を徹底する
アカウント情報を他人と共有しないよう、パスワード管理を徹底しましょう。
- 推測されにくい複雑なパスワードを使用
- 定期的にパスワードを変更
- 他のサービスと同じパスワードを使わない
- パスワードマネージャーの利用を検討
よくある質問
Netflixのアカウント共有に関するよくある質問に答えます。
実家の家族とは共有できる?
できません。
たとえ家族であっても、別の住所に住んでいる場合は「同一世帯」とはみなされません。
実家の家族には、独自のアカウントを契約してもらうか、追加メンバー機能(提供されている場合)を利用しましょう。
子どもが大学で一人暮らしを始めた場合は?
この場合も、厳密には規約違反となります。
大学の寮やアパートは「別世帯」とみなされるためです。
対処法としては以下があります。
- 子ども用に独立したアカウントを契約
- プロフィール移行で視聴履歴を引き継ぐ
- 追加メンバー機能を利用(提供されている場合)
二拠点生活している場合は?
頻繁に2つの場所を行き来している場合、工夫次第で両方の場所で利用できます。
ポイントは、31日以内に各場所のWi-Fiに接続することです。
ただし、これも厳密には「一時的な旅行」とみなされるべきケースのため、Netflixの判断次第では制限される可能性があります。
友達と割り勘で使うのはダメ?
完全にダメです。
同居していない友人とのアカウント共有は、明確な規約違反です。
検知されると視聴制限やアカウント停止のリスクがあります。
各自でアカウントを契約するか、別の動画配信サービスを検討しましょう。
アカウント共有がバレるとすぐに停止される?
すぐに停止されることは少ないです。
通常、最初は認証コードの要求や警告メールから始まります。
しかし、違反を続けると、最終的にはアカウント停止の可能性があります。
警告を受けたら、すぐに適切な対処をしましょう。
まとめ
Netflixのアカウント共有に関する最新ルールについて詳しく解説しました。
重要なポイントをまとめます。
- アカウント共有は「同一世帯」に限定されている
- 別居家族や友人との共有は規約違反
- IPアドレス、デバイスID、Wi-Fi接続状況で監視されている
- 1アカウントで最大5つのプロフィールを作成可能
- 同時視聴数はプランによって異なる(2台または4台)
- 旅行時のポータブルデバイス利用は問題なし
- 違反すると視聴制限やアカウント停止のリスクがある
- プロフィール移行機能で視聴履歴を引き継げる
Netflixは2023年7月から日本でもアカウント共有の取り締まりを本格化しました。
これまで曖昧だったルールが明確になり、違反には厳しい対処が取られるようになっています。
「みんなでシェアして安く楽しむ」という時代は終わりました。
適切な料金を支払い、ルールを守って利用することが求められています。
とはいえ、同居家族であれば問題なく共有できます。
プロフィール機能を活用して、家族それぞれが快適にNetflixを楽しみましょう。
別居している家族や友人と一緒に楽しみたい場合は、各自でアカウントを契約するか、追加メンバー機能(提供地域の場合)の利用を検討してください。
ルールを正しく理解し、安心してNetflixを楽しみましょう。

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