映画ジャンル一覧|全24種類の特徴と代表作をわかりやすく解説

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「今日は何の映画を観ようかな?」

動画配信サービスを開くと、ずらりと並ぶジャンル名。アクション、ドラマ、スリラー……なんとなく雰囲気はわかるけど、正直「サスペンスとスリラーって何が違うの?」と思ったこと、ありませんか?

実は映画のジャンルは、世界最大の映画データベース「IMDb」で24種類に分類されています。この記事では、すべてのジャンルの特徴を代表作とともにわかりやすく紹介します。自分好みのジャンルを見つけて、映画選びをもっと楽しくしましょう。


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映画ジャンルとは?

映画ジャンルとは、テーマや物語の展開、登場人物のタイプ、映像の雰囲気などの共通点で映画を分類したものです。

面白いのは、ジャンルには「正解」がないということ。同じ映画でも「アクション」と呼ぶ人もいれば「冒険」と呼ぶ人もいます。配給会社がどう売り出したいかによっても変わるんですね。

また、最近の映画は1つのジャンルに収まらないものがほとんどです。「アクションコメディ」「SFスリラー」「ロマンチックコメディ」など、複数のジャンルを掛け合わせた作品が主流になっています。


メインジャンル14種類

まずは映画の王道ジャンルから見ていきましょう。

アクション

派手な戦闘シーン、カーチェイス、爆発、スタントの連続——とにかく「動き」で魅せる映画です。

ストーリーの深さより、スカッとする爽快感を求めるならこのジャンル。マーベル映画やDCコミック作品も、広い意味ではアクション映画に分類されます。

代表作:『ダイ・ハード』『ジョン・ウィック』『ワイルド・スピード』シリーズ

冒険(アドベンチャー)

未知の土地への旅、お宝探し、困難を乗り越える主人公——冒険映画の醍醐味は「どこかへ行きたい」というワクワク感です。

アクション映画との違いは、「旅」や「発見」が物語の軸になること。エキゾチックな舞台設定も特徴の一つです。

代表作:『インディ・ジョーンズ』シリーズ、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ、『アラビアのロレンス』

ドラマ

人間関係の葛藤、感情の機微、社会問題——リアルな人間模様を描くのがドラマ映画です。

実は「ドラマ」は最も広いジャンルの一つ。法廷ドラマ、家族ドラマ、青春ドラマなど、舞台や登場人物によって細かく分かれます。派手な展開より、心に響く物語を求める人におすすめ。

代表作:『ショーシャンクの空に』『フォレスト・ガンプ』『ソーシャル・ネットワーク』

コメディ

笑いを届けることが最大の目的。ユーモアの種類によって、さらに多くのサブジャンルに分かれます。

家族で安心して観られる「ホームコメディ」、恋愛要素を加えた「ラブコメ」、死や犯罪をブラックに笑い飛ばす「ブラックコメディ」など。好みが分かれやすいジャンルでもあります。

代表作:『ホーム・アローン』『お熱いのがお好き』『ハングオーバー!』シリーズ

ホラー

観客を怖がらせることを目的とした映画。恐怖の種類によって、驚くほど多くのサブジャンルがあります。

心理的な恐怖で追い詰める「サイコホラー」、血みどろの「スプラッター」、悪魔や呪いを扱う「オカルトホラー」、そして刃物を持った殺人鬼が襲ってくる「スラッシャー」など。怖さの好みは人それぞれなので、サブジャンルまで知っておくと作品選びに失敗しにくくなります。

代表作:『シャイニング』『エクソシスト』『スクリーム』シリーズ

SF(サイエンス・フィクション)

宇宙、未来、高度なテクノロジー、異星人——科学的な想像力を土台にした物語がSF映画です。

「もし〇〇だったら?」という問いかけから始まるのが特徴。AIが人間を支配したら?タイムトラベルが可能になったら?そんな「What if」を映像で見せてくれます。抑圧的な未来社会を描く「サイバーパンク」も、SFの重要なサブジャンルです。

代表作:『スター・ウォーズ』シリーズ、『マトリックス』『インターステラー』

ファンタジー

魔法、神話的な生き物、異世界——現実には存在しない要素を中心に据えた物語です。

SFとの違いは、科学的な説明がないこと。「なぜ魔法が使えるのか」は問われません。そういうものだからです。ダークな世界観の「ダークファンタジー」や、神話をモチーフにした作品なども人気です。

代表作:『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ、『ハリー・ポッター』シリーズ、『パンズ・ラビリンス』

ロマンス(恋愛)

恋愛が物語の中心。出会い、すれ違い、そして結ばれるまで——感情の動きを丁寧に追いかけます。

コメディと組み合わせた「ロマンチックコメディ(ラブコメ)」が特に人気。90年代にはトム・ハンクスとメグ・ライアンの共演作が一世を風靡しました。

代表作:『ノッティングヒルの恋人』『きみに読む物語』『タイタニック』

スリラー

観客をハラハラさせ、緊張感を持続させる映画。「次に何が起こるかわからない」不安をあおるのが特徴です。

ホラーとの違いは、必ずしも「怖い」わけではないこと。恐怖よりも緊張や不安を重視します。ミステリーやホラーと重なる部分が多く、「ミステリー・スリラー」「サイコスリラー」などと呼ばれることも。

代表作:『羊たちの沈黙』『セブン』『ゴーン・ガール』

ミステリー

謎解きが物語の中心。犯人は誰か、何が起きたのか——観客も一緒に推理を楽しめるジャンルです。

探偵が活躍する作品が多いですが、日常の謎を解くものや、過去の事件を追うものなど様々。「犯罪映画(クライム)」と重なることが多いです。

代表作:『オリエント急行殺人事件』『ナイブズ・アウト』『チャイナタウン』

犯罪(クライム)

犯罪や犯罪者を題材にした映画。警察側を描くこともあれば、犯罪者側の視点で描くこともあります。

銀行強盗を計画する「ハイスト(強盗)もの」、マフィアの世界を描く「ギャング映画」、刑事が事件を追う「刑事もの」など、切り口は様々。善悪の境界が曖昧な作品が多いのも特徴です。

代表作:『ゴッドファーザー』シリーズ、『オーシャンズ11』『ヒート』

戦争

戦場や戦時下の人々を描いた映画。戦闘シーンの迫力だけでなく、戦争の悲惨さや人間ドラマを描く作品も多くあります。

アメリカ映画では第二次世界大戦やベトナム戦争を扱った作品が多いですが、国によって「戦争映画」の意味合いは異なります。反戦のメッセージを込めた作品も少なくありません。

代表作:『プライベート・ライアン』『地獄の黙示録』『ダンケルク』

西部劇(ウエスタン)

19世紀のアメリカ西部が舞台。カウボーイ、ガンマン、荒野、馬——独特の世界観を持つジャンルです。

映画初期から人気を博したジャンルでしたが、時代とともに変化。先住民の描き方への批判などを受けて、従来の「善と悪がはっきりした」構図から、より複雑な人間ドラマを描く作品が増えました。イタリアで作られた「マカロニ・ウエスタン」も有名です。

代表作:『荒野の用心棒』『許されざる者』『トゥルー・グリット』

歴史(時代劇)

過去の時代を舞台にした映画。実在の人物や事件をもとにしたものから、架空の物語まで様々です。

日本の「時代劇」もこのジャンルに含まれます。衣装や美術、言葉遣いなど、その時代を再現する作り込みも見どころの一つ。

代表作:『グラディエーター』『ブレイブハート』『七人の侍』


形式・制作手法によるジャンル5種類

物語の内容ではなく、「どう作られているか」「どう見せるか」で分類されるジャンルもあります。

アニメーション

手描きやCGで作られた映画。実写では表現できない世界を自由に描けるのが最大の強み。

「アニメはジャンルではなく表現手法だ」という議論もあります。実際、アニメにもコメディ、ドラマ、ホラー、SFなど様々なジャンルが存在します。

代表作:『千と千尋の神隠し』『トイ・ストーリー』シリーズ、『スパイダーマン:スパイダーバース』

ドキュメンタリー

実際の出来事や人物を記録した映画。フィクションではなく「現実」を扱います。

社会問題を告発するもの、自然や動物を追ったもの、著名人の人生を追ったもの、音楽イベントを記録したものなど、テーマは多岐にわたります。

代表作:『不都合な真実』『華氏119』『ボウリング・フォー・コロンバイン』

ミュージカル

登場人物が歌やダンスで感情や物語を表現する映画。ブロードウェイの舞台作品が原作になることも多いです。

歌と踊りが突然始まることに違和感を感じる人もいますが、一度ハマると抜け出せない中毒性があります。近年は『ラ・ラ・ランド』のヒットで再び注目を集めています。

代表作:『雨に唄えば』『レ・ミゼラブル』『ラ・ラ・ランド』

音楽映画

ミュージカルほど頻繁ではないものの、音楽が重要な役割を果たす映画。バンドの物語、コンサートの記録、音楽家の人生を描いた作品などが含まれます。

特定のミュージシャンの伝記映画は「伝記映画」にも分類されます。

代表作:『ボヘミアン・ラプソディ』『セッション』『はじまりのうた』

短編映画

上映時間が短い映画。一般的に40分以下の作品を指します。

映画祭での上映や、新人監督の登竜門として制作されることが多いです。短い時間でインパクトを与える技術が求められます。


その他のジャンル5種類

上記に当てはまらない、または特殊な分類のジャンルです。

伝記映画

実在の人物の人生を描いた映画。偉人、アーティスト、スポーツ選手、政治家など、題材は様々です。

事実をもとにしつつも、ドラマティックな演出が加えられることが多いため、完全なノンフィクションとは言えません。

代表作:『シンドラーのリスト』『英国王のスピーチ』『ソーシャル・ネットワーク』

ファミリー映画

家族全員で楽しめる映画。子どもが観ても安心な内容で、暴力や性的な描写は控えめです。

ディズニーやピクサーの作品が代表的。大人が観ても楽しめる深みのある作品も多くあります。

代表作:『E.T.』『ベイマックス』『ミニオンズ』シリーズ

スポーツ映画

スポーツやアスリートを題材にした映画。試合のシーンだけでなく、選手の成長や人間ドラマを描くことが多いです。

実話をもとにした作品が多く、感動的な逆転劇やアンダードッグ(弱者)の奮闘が定番の展開です。

代表作:『ロッキー』シリーズ、『しあわせの隠れ場所』『マネーボール』

フィルム・ノワール

1940〜50年代のハリウッドで流行した、暗く陰鬱な雰囲気の犯罪映画。モノクロの映像、影を効果的に使った撮影、運命に翻弄される主人公が特徴です。

厳密には当時の特定の作品群を指しますが、その影響を受けた現代の作品は「ネオ・ノワール」と呼ばれます。

代表作:『マルタの鷹』『サンセット大通り』(※ネオ・ノワール:『ブレードランナー』『チャイナタウン』)

パニック映画

災害や危機的状況に直面した人々を描く映画。自然災害、事故、感染症の蔓延などがテーマになります。

「ディザスター映画」とも呼ばれます。スケールの大きな災害描写と、極限状態での人間ドラマが見どころです。

代表作:『タイタニック』『ポセイドン・アドベンチャー』『コンテイジョン』


映画ジャンル一覧表

ジャンル英語表記主な特徴代表作
アクションAction戦闘、カーチェイス、スタントなど派手なシーンが中心ダイ・ハード、ジョン・ウィック
冒険Adventure未知の土地への旅、お宝探し、困難の克服インディ・ジョーンズ、パイレーツ・オブ・カリビアン
アニメーションAnimation手描きやCGで制作された映画千と千尋の神隠し、トイ・ストーリー
伝記Biography実在の人物の人生を描くシンドラーのリスト、ボヘミアン・ラプソディ
コメディComedy笑いやユーモアを提供ホーム・アローン、ハングオーバー!
犯罪Crime犯罪や犯罪者を題材にするゴッドファーザー、オーシャンズ11
ドキュメンタリーDocumentary実際の出来事や人物を記録不都合な真実、華氏119
ドラマDrama人間関係や感情の機微を描くショーシャンクの空に、フォレスト・ガンプ
ファミリーFamily家族全員で楽しめる内容E.T.、ベイマックス
ファンタジーFantasy魔法や神話的要素を含む架空の世界ロード・オブ・ザ・リング、ハリー・ポッター
フィルム・ノワールFilm Noir暗く陰鬱な雰囲気の犯罪映画マルタの鷹、サンセット大通り
歴史・時代劇History過去の時代を舞台にした物語グラディエーター、七人の侍
ホラーHorror観客に恐怖を与えるシャイニング、エクソシスト
音楽Music音楽が重要な役割を果たすセッション、はじまりのうた
ミュージカルMusical歌やダンスで物語を表現雨に唄えば、ラ・ラ・ランド
ミステリーMystery謎解きが物語の中心オリエント急行殺人事件、ナイブズ・アウト
ロマンスRomance恋愛が物語の中心ノッティングヒルの恋人、タイタニック
SFSci-Fi科学技術や未来を題材にするスター・ウォーズ、マトリックス
短編Short Film上映時間40分以下の作品(映画祭出品作品など)
スポーツSportsスポーツやアスリートを題材にするロッキー、マネーボール
スリラーThriller緊張感や不安をあおる羊たちの沈黙、セブン
戦争War戦場や戦時下の人々を描くプライベート・ライアン、ダンケルク
西部劇Western19世紀アメリカ西部が舞台荒野の用心棒、許されざる者
パニックDisaster災害や危機的状況を描くタイタニック、コンテイジョン

主なサブジャンル一覧

メインジャンルの中には、さらに細かく分類されるサブジャンルがあります。代表的なものを紹介します。

アクション系サブジャンル

サブジャンル特徴代表作
スーパーヒーロー超能力を持つヒーローの活躍アベンジャーズ、ダークナイト
カンフー・武術格闘技を中心としたアクション燃えよドラゴン、キル・ビル
スパイスパイや諜報活動を描く007シリーズ、ミッション:インポッシブル

ホラー系サブジャンル

サブジャンル特徴代表作
スラッシャー殺人鬼が次々と人を襲うハロウィン、スクリーム
サイコホラー心理的な恐怖を描くシャイニング、羊たちの沈黙
オカルト悪魔や超常現象を扱うエクソシスト、ヘレディタリー
ゾンビゾンビが登場するナイト・オブ・ザ・リビングデッド、新感染
ファウンドフッテージ「発見された映像」という設定ブレア・ウィッチ・プロジェクト、パラノーマル・アクティビティ

コメディ系サブジャンル

サブジャンル特徴代表作
ラブコメ恋愛とコメディの融合ノッティングヒルの恋人、恋人たちの予感
ブラックコメディタブーな題材をユーモラスにファーゴ、パルプ・フィクション
パロディ他作品やジャンルを風刺最終絶叫計画、ホット・ショット

SF系サブジャンル

サブジャンル特徴代表作
サイバーパンク暗い未来社会とテクノロジーブレードランナー、マトリックス
宇宙SF宇宙を舞台にした物語スター・ウォーズ、インターステラー
タイムトラベル時間旅行を扱うバック・トゥ・ザ・フューチャー、TENET
終末・黙示録世界の終わりを描くマッドマックス、ウォーキング・デッド

まとめ

映画ジャンルについて、ポイントを整理しておきましょう。

  • IMDbでは映画を24種類の基本ジャンルに分類している
  • ジャンルは「物語の内容」で分けるものと「制作手法」で分けるものがある
  • 各ジャンルにはさらに細かいサブジャンルが存在する
  • 1つの映画が複数のジャンルに当てはまることは珍しくない
  • ジャンルは時代とともに変化し、新しいものが生まれ続けている

ジャンルを知っておくと、自分好みの映画を見つけやすくなります。「いつもアクションばかり観てるな」という人は、たまには別のジャンルに挑戦してみると、新しい発見があるかもしれませんよ。

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