Discord、Slack、LINEなどのメッセージアプリを使っている人は多いですよね。
でも、「もし運営会社がサービスを停止したらどうしよう」「自分のデータがどう扱われているか心配」と思ったことはありませんか?
そんな不安を解消する新しいメッセージングの仕組みが「Matrix」です。
この記事では、Matrixプロトコルとその代表的なアプリ「Element」について、初心者にもわかりやすく解説します。
Matrixとは何か
Matrixは、2014年に開発が始まった分散型リアルタイム通信プロトコルです。
プロトコルとは、通信のルールや規格のことです。
たとえば、メールで使われる「SMTP」や、ウェブサイトで使われる「HTTP」などと同じようなものです。
Matrix自体はアプリではなく、通信の仕組みを定めた「設計図」のようなものだと考えてください。
Matrixの特徴
Matrixプロトコルには、以下のような特徴があります。
- 分散型: 単一の企業や組織がすべてを管理するのではなく、誰でもサーバーを運営できる
- オープンソース: 誰でも自由にコードを見たり、改良したりできる
- 相互運用性: 異なるサーバーやアプリ同士でも通信できる
- セキュリティ: エンドツーエンド暗号化に対応している
Elementアプリとは
Elementは、Matrixプロトコルを使って作られた最も人気のあるメッセージングアプリです。
Matrixはあくまで「通信の仕組み」なので、実際にメッセージをやりとりするにはアプリが必要になります。
Elementは、そのMatrixを使うためのアプリの中で最も有名で、多くの人が使っているものです。
Elementの対応プラットフォーム
Elementは、ほぼすべてのデバイスで使えます。
- Windows(デスクトップアプリ・Webブラウザ)
- macOS(デスクトップアプリ・Webブラウザ)
- Linux(デスクトップアプリ・Webブラウザ)
- Android(スマートフォンアプリ)
- iOS(iPhone・iPadアプリ)
- Webブラウザ(どのデバイスでも利用可能)
DiscordやSlackと同じように、複数のデバイスで同時にログインして使うこともできます。
ElementとMatrixの関係
Elementの開発チームは、実はMatrixプロトコルの開発者と同じ人たちです。
2014年にマシュー・ホジソンとアマンディーヌ・ル=パップがMatrixプロトコルの開発を開始しました。
2017年に、Matrixをベースにした独自アプリとして「Riot」(後にElementに改名)を発表しました。
現在では、ElementはMatrixの公式クライアントアプリとして広く使われています。
分散型の仕組みとは
Matrixの最大の特徴は「分散型」であることです。
これがどういうことか、従来のサービスと比較して説明します。
従来型(中央集権型)のサービス
DiscordやSlack、LINEなどは「中央集権型」と呼ばれる仕組みです。
1つの会社がすべてのサーバーを管理している
すべてのユーザーデータは、その会社のサーバーに保存される
会社がサービスを停止すると、すべてのデータが使えなくなる
会社の方針変更で、サービス内容が大きく変わることがある
たとえば、Slackが2023年6月に「無料プランのデータを3ヶ月で削除する」と発表したとき、多くのユーザーが困りました。
Matrixの分散型の仕組み
Matrixでは、複数の独立したサーバー(ホームサーバー)が存在します。
誰でも自分のサーバーを立ち上げることができる
異なるサーバーのユーザー同士でも、自由にメッセージをやりとりできる
1つのサーバーが停止しても、他のサーバーは影響を受けない
自分のデータを自分で管理できる(プライバシー保護)
これはメールの仕組みと似ています。
GmailとYahoo!メールのユーザーがメールをやりとりできるように、Matrixでも異なるサーバーのユーザー同士が通信できます。
ホームサーバーとは
Matrixでアカウントを作るとき、どのホームサーバーに登録するかを選びます。
ホームサーバーは、あなたのアカウント情報やメッセージを保管する場所です。
- 公式サーバー(matrix.org): Matrixプロジェクトが運営する無料の公開サーバー
- 企業や組織の専用サーバー: 会社や学校などが独自に運営するサーバー
- 個人のサーバー: 技術的な知識があれば、自分でサーバーを立ち上げることもできる
どのホームサーバーに登録しても、他のサーバーのユーザーと通信できるのが重要なポイントです。
ユーザーIDの形式
MatrixのユーザーIDは、メールアドレスのような形式になっています。
@ユーザー名:ホームサーバー名
たとえば、matrix.orgサーバーに「taro」という名前で登録した場合、ユーザーIDは以下のようになります。
@taro:matrix.org
このIDを使って、他のユーザーとメッセージをやりとりします。
Matrixの主な特徴
Matrixプロトコルには、現代のメッセージングアプリに求められる多くの機能が備わっています。
1. エンドツーエンド暗号化
Elementでは、デフォルトでエンドツーエンド暗号化(E2EE)が有効になっています。
エンドツーエンド暗号化とは、送信者と受信者以外は誰もメッセージの内容を読めない仕組みです。
サーバーの管理者でさえ、暗号化されたメッセージの中身を見ることはできません。
これにより、プライバシーが強力に保護されます。
2. 豊富なコミュニケーション機能
Matrixは、テキストメッセージだけでなく、さまざまな通信方法に対応しています。
- テキストメッセージ(1対1、グループチャット)
- 音声通話(VoIP)
- ビデオ通話
- ファイル共有
- スクリーンシェア
DiscordやSlackと同等の機能を持っています。
3. ルームとスペースの概念
Matrixでは、会話の場所を「ルーム」と呼びます。
ルームは、Discordのチャンネルやスレッドのようなものです。
1対1のダイレクトメッセージも、グループチャットも、すべて「ルーム」という単位で管理されます。
スペースは、複数のルームをまとめたものです。
Discordの「サーバー」やSlackの「ワークスペース」と同じような機能です。
4. 他サービスとの連携(ブリッジ機能)
Matrixには「ブリッジ」という機能があります。
ブリッジを使うと、以下のような他のサービスと連携できます。
- Discord
- Slack
- Telegram
- IRC(古くからあるチャットプロトコル)
たとえば、DiscordのチャンネルとMatrixのルームを橋渡しして、両方のメッセージを同期させることができます。
5. ボットとウィジェット
Matrixでは、自動化やカスタマイズのためにボットやウィジェットを使えます。
ボットは、自動応答やタスク管理などを行うプログラムです。
ウィジェットは、チャットルーム内に埋め込める小さなアプリケーションです。
Matrixの利用事例
Matrixは、すでに世界中の多くの組織で採用されています。
政府機関での採用
多くの国の政府がMatrixを採用しています。
フランス政府
2018年にMatrixを使った独自メッセージングツール「Tchap」を開発しました。
2019年4月にiOSとAndroid向けにオープンソースとしてリリースされました。
約550万人の公務員が利用しています。
ドイツ連邦国防省(ドイツ軍)
2019年12月にMatrixベースの「BwMessenger」プロジェクトを発表しました。
ドイツ軍の通信システムとして採用されています。
機密文書の共有にも使われています。
ドイツの医療システム
ドイツの国立医療システム全体がMatrixを採用しています。
15万以上の医療機関をサポートする全国規模の分散型ネットワークを構築しました。
技術系組織での採用
多くのオープンソースプロジェクトやテクノロジー企業がMatrixを採用しています。
Mozilla
2019年12月に、IRCの代替としてMatrixの使用を開始すると発表しました。
2020年にはIRCサーバーを完全に廃止し、Matrixに移行しました。
KDEコミュニティ
2019年2月に、Telegram、Slack、Discordの分散型代替としてMatrixを採用しました。
独自のサーバーインスタンスを運用しています。
ウィーン工科大学
学内の公式チャット基盤として「TUmatrix」を提供しています。
研究者は大学アカウントでそのまま利用できます。
ユーザー数
2021年3月の時点で、Matrixのグローバルな可視アカウント数は約2,800万でした。
2022年7月には約6,000万ユーザーに達したと報告されています。
実際の数字はさらに多い可能性があります(すべてのサーバーが統計を報告しているわけではないため)。
Matrixのメリット
Matrixを使うことで、どんなメリットがあるのでしょうか。
1. データ主権(データの所有権)
自分のデータを自分で管理できます。
自分でサーバーをホストすれば、データは完全に自分の管理下に置かれます。
企業のサーバーにデータを預ける必要がありません。
規制やセキュリティポリシーで厳しい管理が求められる組織に最適です。
2. ベンダーロックインの回避
特定の企業に依存しなくて済みます。
ベンダーロックインとは、特定のサービスやシステムに依存してしまい、他のものに乗り換えにくくなる状態のことです。
Matrixはオープンスタンダードなので、いつでも別のサーバーやアプリに移行できます。
サービスの運営会社が方針を変更しても、影響を受けにくいです。
3. 高い可用性(システムが使える状態)
単一障害点がありません。
単一障害点とは、1つの部分が壊れるとシステム全体が使えなくなる弱点のことです。
分散型の仕組みなので、1つのサーバーがダウンしても他のサーバーは動き続けます。
ディスクやネットワークの問題が発生しても、影響は特定のサーバー群に限定されます。
4. プライバシーとセキュリティ
強力な暗号化でプライバシーが守られます。
エンドツーエンド暗号化により、メッセージの内容は送受信者以外読めません。
個人情報の入力は最小限で済みます(メールアドレスのみ、電話番号は任意)。
サーバー管理者でさえ、暗号化されたメッセージは読めません。
5. 無料で利用可能
基本的な利用は無料です。
matrix.orgの公式サーバーは無料で使えます。
Elementアプリもオープンソースで無料です。
広告も表示されません。
有料プランもありますが、これは大規模な組織向けのサポートやホスティングサービスです。
6. 相互運用性
異なるアプリやサービスと連携できます。
Matrixプロトコルを使っていれば、どのアプリからでも通信できます。
ブリッジ機能で、DiscordやSlackなど他のサービスとも連携できます。
Matrixのデメリット
もちろん、Matrixにもいくつかデメリットがあります。
1. 利用者がまだ少ない
DiscordやSlackに比べると、まだ利用者が少ないです。
友人や同僚がMatrixを使っていない場合、誘う必要があります。
日本語の情報や日本人コミュニティが少ないです。
ただし、世界的には急速にユーザー数が増えています。
2. サーバー選びが必要
初めての人には、どのサーバーを選べばいいか迷うかもしれません。
DiscordやLINEは自動的にサーバーに接続しますが、Matrixは自分でホームサーバーを選ぶ必要があります。
最初は公式のmatrix.orgサーバーを使えば問題ありません。
後から別のサーバーに移行することもできます(ただし、設定は必要です)。
3. 一部機能の制限
Matrixプロトコル自体は発展途上で、まだ完全ではない部分もあります。
日本語のメッセージ検索がうまく動作しないことがあります(英語では問題なく動作します)。
一部の高度な機能は、Elementクライアントでは使えない場合があります。
ただし、オープンソースなので、コミュニティが継続的に改善を行っています。
4. 暗号鍵の管理が必要
エンドツーエンド暗号化の代償として、暗号鍵の管理が必要です。
新しいデバイスでログインすると、過去のメッセージが読めないことがあります。
暗号鍵をバックアップしておかないと、デバイスを紛失したときにメッセージが読めなくなります。
Elementでは「セキュアバックアップ」機能があり、暗号鍵をサーバーに安全に保存できます。
5. matrix.orgサーバーの負荷
無料の公式サーバー(matrix.org)は、時々負荷が高くなることがあります。
多くのユーザーが同じサーバーを使っているため、レスポンスが遅くなることがあります。
大容量ファイルの長期保存は、マナーとして避けるべきです。
この問題は、他のホームサーバーを使うことで解決できます。
Matrixの始め方
Matrixを使い始めるのは簡単です。
以下の手順で、数分でアカウントを作成できます。
1. Elementアプリをダウンロードする
まず、Elementアプリを入手しましょう。
公式サイト(https://element.io/)にアクセスします。
「Get Started」をクリックします。
使いたいプラットフォーム(Windows/Mac/Linux/Android/iOS/Web)を選びます。
アプリをダウンロードしてインストールします。
Webブラウザ版なら、インストール不要で即座に使い始められます。
2. アカウントを作成する
Elementアプリを起動したら、アカウントを作成します。
「アカウントを作成」をクリックします。
ホームサーバーを選びます(最初はmatrix.orgがおすすめ)。
ユーザー名を入力します(これがあなたのMatrixIDになります)。
パスワードを設定します。
メールアドレスを入力します(任意ですが、パスワードリセットのために推奨)。
利用規約に同意してアカウントを作成します。
GoogleアカウントやApple IDでログインすることもできますが、プライバシーを重視するなら、メールアドレスで登録するのがおすすめです。
3. セキュアバックアップを設定する
アカウント作成後、セキュアバックアップを設定しましょう。
初回ログイン時に「セキュアバックアップを設定」という通知が表示されます。
「続ける」をクリックします。
セキュリティキーが生成されるので、安全な場所に保存します。
パスワードマネージャーに保存するのが最も安全です。
このセキュリティキーは、新しいデバイスでログインしたときに、過去のメッセージを復号化するために必要です。
絶対に紛失しないようにしてください。
4. 人とつながる
アカウントを作成したら、早速メッセージをやりとりしてみましょう。
ダイレクトメッセージを送る
- ホーム画面で「新規作成」アイコンをクリックします。
- 「チャットを開始」を選択します。
- 相手のユーザーIDを入力します(例: @taro:matrix.org)。
- 「続行」をクリックすると、相手に招待が送られます。
- 相手が承諾すると、会話が開始されます。
公開ルームに参加する
- 「公開された部屋を探す」をクリックします。
- 興味のあるルームを探します。
- 「プレビュー」で内容を確認できます。
- 「参加」をクリックすると、ルームに参加できます。
グループチャットを作成する
- 「新規作成」アイコンをクリックします。
- 「グループチャットを作成」を選択します。
- ルーム名を入力します。
- 招待したい人のユーザーIDを追加します。
- 公開/非公開を選択します。
- 「作成」をクリックします。
Discord、Slack、Telegramとの比較
Matrixは、既存のメッセージングサービスとどう違うのでしょうか。
Discordとの比較
類似点
- サーバー(スペース)とチャンネル(ルーム)の概念がある
- テキスト、音声、ビデオ通話に対応
- ボットやカスタマイズが可能
- 無料で利用できる
相違点
| 項目 | Discord | Matrix/Element |
|---|---|---|
| 運営 | 中央集権型(Discord社) | 分散型(複数のサーバー) |
| データ所有 | Discord社が管理 | 自分で管理可能 |
| プライバシー | 運営が内容を見られる可能性 | E2EEで完全に保護 |
| オープンソース | いいえ | はい |
| サーバーの選択 | 不要 | 必要 |
Slackとの比較
類似点
- ビジネス向けの機能が充実
- ワークスペース(スペース)で組織を管理
- 統合機能が豊富
- 検索機能がある
相違点
| 項目 | Slack | Matrix/Element |
|---|---|---|
| 運営 | 中央集権型(Salesforce) | 分散型(複数のサーバー) |
| データ保持 | 無料版は90日 | 無制限 |
| E2EE | 一部のみ | デフォルトで有効 |
| 料金 | 有料プラン推奨 | 完全無料で利用可能 |
| 自前サーバー | 不可 | 可能 |
Telegramとの比較
類似点
- プライバシーを重視
- 大規模なグループチャットが可能
- クロスプラットフォーム対応
- 無料で利用できる
相違点
| 項目 | Telegram | Matrix/Element |
|---|---|---|
| 運営 | 中央集権型 | 分散型 |
| E2EE | シークレットチャットのみ | デフォルトで有効 |
| サーバー所在地 | 不明確 | 自分で選択可能 |
| オープンソース | クライアントのみ | 完全オープンソース |
| 連合(他サーバーとの通信) | 不可 | 可能 |
よくある質問
Matrixについて、よく聞かれる質問に答えます。
Q1. Matrixは完全に無料ですか?
はい、基本的な利用は完全に無料です。
matrix.orgの公式サーバーは無料で使えます。
Elementアプリもオープンソースで無料です。
広告も表示されません。
有料プランもありますが、これは大規模な組織向けのサポートやカスタマイズサービスです。
個人で使う分には、無料版で十分な機能が揃っています。
Q2. 自分でサーバーを立てるのは難しいですか?
ある程度の技術知識が必要ですが、それほど難しくはありません。
Synapse(Matrixの公式サーバー実装)を使えば、比較的簡単に構築できます。
ホスティングサービス(modular.imなど)を使えば、技術的な知識がなくても利用できます。
ただし、最初は公式のmatrix.orgサーバーを使うことをおすすめします。
サーバー運営に慣れてから、自前のサーバーを検討すればいいでしょう。
Q3. 既存のDiscordサーバーをMatrixに移行できますか?
はい、ブリッジ機能を使えば連携できます。
DiscordとMatrixをブリッジで接続すると、両方のメッセージが同期されます。
完全な移行には時間がかかるかもしれませんが、段階的に移行することも可能です。
Q4. スマートフォンでも使えますか?
はい、AndroidとiOSの両方で使えます。
Element for Android(Google PlayストアまたはF-Droidから入手可能)
Element for iOS(App Storeから入手可能)
どちらも無料で、デスクトップ版と同じ機能が使えます。
Q5. 日本語に対応していますか?
はい、Elementアプリは日本語に完全対応しています。
インターフェースは日本語で表示されます。
日本語のメッセージも問題なく送受信できます。
ただし、日本語メッセージの検索機能には一部問題があります(英語では正常に動作します)。
この問題は、コミュニティが改善に取り組んでいます。
Q6. LINEやWhatsAppの代わりになりますか?
技術的には可能ですが、現時点では難しい部分もあります。
Matrixは、LINEやWhatsAppと同等の機能を持っています。
ただし、周りの人がMatrixを使っていない場合、移行は難しいでしょう。
徐々にMatrixユーザーが増えれば、将来的には十分に代替になる可能性があります。
Q7. 企業で使うのに適していますか?
はい、企業での利用に非常に適しています。
フランス政府やドイツ軍など、多くの組織がすでに採用しています。
自前のサーバーを立てれば、データを完全に管理できます。
エンドツーエンド暗号化で、機密情報も安全に共有できます。
Slackの代替として、コストを抑えながら高度なセキュリティを実現できます。
まとめ
Matrixは、分散型で安全なメッセージングを実現する革新的なプロトコルです。
Matrixの主な特徴
- 分散型のアーキテクチャで単一障害点がない
- エンドツーエンド暗号化でプライバシーが守られる
- オープンソースで誰でも検証・改良できる
- 自分でサーバーをホストして、データを完全に管理できる
- 異なるサーバーやアプリ間で自由に通信できる
Elementは最も人気のあるMatrixクライアント
- Windows、Mac、Linux、Android、iOS、Webに対応
- 無料で広告なし
- 日本語に完全対応
- Discord/Slackと同等の機能
利用事例
- フランス政府(550万人の公務員)
- ドイツ軍
- ドイツの国立医療システム
- Mozilla
- KDEコミュニティ
- 多くの大学や研究機関
メリット
- データ主権: 自分のデータを自分で管理
- ベンダーロックイン回避: 特定企業に依存しない
- 高い可用性: 分散型で障害に強い
- 強固なセキュリティ: E2EEで保護
- 無料で利用可能
- 相互運用性: 他のサービスとも連携
デメリット
- 利用者がまだ少ない
- サーバー選びが必要
- 日本語検索に一部問題あり
- 暗号鍵の管理が必要
- 公式サーバーは時々負荷が高い
始め方
- element.ioからアプリをダウンロード
- アカウントを作成(matrix.orgサーバー推奨)
- セキュアバックアップを設定
- 友人を招待するか、公開ルームに参加
Discord、Slack、LINEなどの従来型サービスに不満がある人、プライバシーを重視する人、自分のデータを自分で管理したい人には、Matrixは素晴らしい選択肢です。
まだ発展途上の部分もありますが、世界中のコミュニティが活発に開発を進めています。
政府機関や大企業が次々と採用していることからも、Matrixの将来性は明るいと言えるでしょう。
まずは無料でアカウントを作って、実際に試してみることをおすすめします。
新しいメッセージングの世界を、ぜひ体験してみてください。


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