麻雀の役と確率一覧|37種類を翻数順・出現率順に徹底解説

麻雀には全部で37種類の役があります。
初心者のうちは全部覚えようとして挫折しがちですが、実際には上位12種類の役で全体の和了の約9割を占めるとも言われています。

この記事では全37種類の役を翻数別・出現確率別に整理し、各役の条件と鳴き可否もまとめて解説します。
「役の名前は知っているけど確率は知らない」という方も、ぜひ参考にしてみてください。


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麻雀の役とは?基本をおさらい

麻雀で和了(アガリ)するには、必ず「役」が成立している必要があります。
役とは、牌の特定の組み合わせパターンのことです。

役には「翻数(ハン数)」が設定されており、翻数が高いほど点数も上がります。
さらに、鳴き(ポン・チー・明カン)が入ると役が成立しなくなるもの、翻数が下がるもの(食い下がり)、変わらないものの3種類に分かれます。


出現確率ランキング:全役一覧

下の表は、全37役を出現確率の高い順に並べたものです。
確率データは麻雀研究サイト「麻雀研究(mahjong.red)」の実戦データを参照しています。

順位役名読み翻数鳴き出現確率
1位立直リーチ1翻門前のみ45.1%
2位役牌ヤクハイ1翻鳴きOK40.0%
3位断么九タンヤオ1翻鳴きOK21.4%
4位平和ピンフ1翻門前のみ19.9%
5位門前清自摸和メンゼンツモ1翻門前のみ17.6%
6位一発イッパツ1翻門前のみ10.2%
7位混一色ホンイツ3翻食い下がり2翻6.31%
8位一盃口イーペーコー1翻門前のみ4.75%
9位対々和トイトイ2翻鳴きOK3.92%
10位三色同順サンショクドウジュン2翻食い下がり1翻3.46%
11位七対子チートイツ2翻門前のみ2.52%
12位一気通貫イッキツウカン2翻食い下がり1翻1.75%
13位混全帯么九チャンタ2翻食い下がり1翻1.24%
14位清一色チンイツ6翻食い下がり5翻0.94%
15位三暗刻サンアンコウ2翻条件あり0.76%
16位河底撈魚ホウテイ1翻鳴きOK0.63%
17位純全帯么九ジュンチャン3翻食い下がり2翻0.38%
18位海底摸月ハイテイ1翻鳴きOK0.31%
19位嶺上開花リンシャン1翻鳴きOK0.28%
20位二重立直ダブルリーチ2翻門前のみ0.19%
21位小三元ショウサンゲン2翻鳴きOK0.15%
22位混老頭ホンロウトウ2翻鳴きOK0.08%
23位三色同刻サンショクドウコウ2翻鳴きOK0.05%
24位二盃口リャンペーコー3翻門前のみ0.05%
25位槍槓チャンカン1翻鳴きOK0.05%
26位四暗刻(役満)スーアンコウ役満門前のみ0.049%
27位国士無双(役満)コクシムソウ役満門前のみ0.043%
28位大三元(役満)ダイサンゲン役満鳴きOK0.039%
29位四喜和(役満)スーシーホウ役満鳴きOK0.012%
30位字一色(役満)ツーイーソー役満鳴きOK0.008%
31位三槓子サンカンツ2翻鳴きOK0.005%
32位清老頭(役満)チンロウトウ役満鳴きOK0.00181%
33位地和(役満)チーホー役満門前のみ0.00158%
34位緑一色(役満)リューイーソー役満鳴きOK0.00110%
35位九蓮宝燈(役満)チューレンポートウ役満門前のみ0.00450%
36位天和(役満)テンホー役満門前のみ0.000303%
37位四槓子(役満)スーカンツ役満鳴きOK0.000234%

※出現確率はルールや対局者のレベルによって変動します。
※役満は翻数計算ではなく固定点数(子:32,000点、親:48,000点)での計算となります。


翻数別・詳細解説

1翻役:まずここから覚えよう

1翻役は出現頻度が高く、初心者が最優先で覚えるべき役です。
上位6役だけで全体の和了の大半を占めているため、これらを習得すれば実戦で困ることはほとんどありません。

立直(リーチ)|出現確率 45.1%

条件:門前でテンパイ時にリーチを宣言
鳴きを一切使わず、テンパイになった時点でリーチと宣言して1,000点棒を場に出すことで成立します。
手役がなくてもリーチさえかければ和了できるため、初心者でも扱いやすい役です。

リーチをかけると裏ドラをめくれるため、点数が一気に伸びる可能性があります。
先制テンパイならば待ちの良し悪しにかかわらず、積極的にリーチをかけるのが基本戦術とされています。

役牌(ヤクハイ)|出現確率 40.0%

条件:三元牌(白・發・中)または場風牌・自風牌を刻子(3枚揃え)にする
鳴きOKで、刻子1組ごとに1翻がつきます。
複数の役牌を組み合わせることで翻数を積み重ねやすく、実戦での活用頻度が非常に高い役です。

断么九(タンヤオ)|出現確率 21.4%

条件:2〜8の数牌のみで手牌を完成させる
1・9の数牌と字牌(ヤオチュウ牌)を一切使わないことが条件です。
鳴いても成立するため、鳴きタンヤオ(喰いタン)として速攻手に使いやすい役です。

一般的には鳴きでも成立しますが、ルールによっては門前のみとするケースもあります。
タンヤオは他の役との複合がしやすく、平和・リーチ・一発との組み合わせでも頻繁に登場します。

平和(ピンフ)|出現確率 19.9%

条件:門前で4面子すべてが順子、頭が役牌以外、両面待ち
3つの条件がすべて揃って初めて成立する役で、1翻役の中では成立条件がやや複雑です。
しかし出現率が高く、タンヤオやリーチとの複合で高得点を狙いやすい重要な役です。

門前清自摸和(メンゼンツモ)|出現確率 17.6%

条件:鳴かずにツモで和了する
手役がなくてもツモで和了すれば成立するシンプルな役です。
リーチや平和と複合しやすく、鳴かずに戦う門前スタイルの基本といえます。

一発(イッパツ)|出現確率 10.2%

条件:リーチをかけてから1巡以内に和了する
リーチに付随する偶然役で、狙って出せるものではありません。
ただし多面待ちで構えたり、相手が捨てやすい牌を読んだりすることでわずかに確率を高めることはできます。

その他の1翻役

役名読み条件鳴き
海底摸月ハイテイ牌山最後の牌でツモ和了鳴きOK
河底撈魚ホウテイ最後の捨て牌でロン和了鳴きOK
嶺上開花リンシャン槓の補充牌でツモ和了鳴きOK
槍槓チャンカン相手の加槓に対してロン和了鳴きOK

2翻役:手役の核となる役たち

2翻役は点数を伸ばすための中核となる役です。
三色同順や一気通貫など「食い下がり」になる役が多く、鳴くタイミングを考える必要があります。

七対子(チートイツ)|出現確率 2.52%

条件:門前で異なる7種類の対子(2枚揃い)を7組作る
4面子1雀頭という通常の和了形から外れた特殊な役です。
手牌に対子が多く集まった時に狙うと効果的で、他の役との複合はほぼリーチのみになります。

25符2翻という特殊な点数計算が適用されます。
七対子は配牌段階から対子が多い場合のみ狙い、途中で諦める判断も重要です。

対々和(トイトイ)|出現確率 3.92%

条件:4面子すべてを刻子(3枚揃い)または槓子(4枚揃い)にする
鳴きを入れても2翻のまま変わりません。
三暗刻や役牌との複合で大きく点数が伸びるため、鳴いて速攻で完成を目指せる役です。

三色同順(サンショクドウジュン)|出現確率 3.46%

条件:萬子・索子・筒子で同じ数字の順子を各1組作る
門前では2翻ですが、鳴くと1翻に下がる食い下がり役です。
平和との複合は有名な型で、「ピンフ三色」として高頻度で登場します。

一気通貫(イッキツウカン)|出現確率 1.75%

条件:1種類の数牌で1-2-3、4-5-6、7-8-9の順子を揃える
門前では2翻、鳴くと1翻になります。
三色同順と手牌の形が似ていることが多く、どちらを狙うかを状況に応じて判断する必要があります。

混全帯么九(チャンタ)|出現確率 1.24%

条件:全ての面子と雀頭に1・9・字牌を含む
門前では2翻、鳴くと1翻になります。
純全帯么九(ジュンチャン)から字牌を加えたバージョンで、成立しやすい反面、複合役が限られます。

三暗刻(サンアンコウ)|出現確率 0.76%

条件:暗刻(ポンを使わず揃えた刻子)を3組作る
2翻役ですが、役満の四暗刻と紙一重の手になることが多い役です。
対々和との複合時、ツモで和了すれば四暗刻になる「ツモリ四暗刻」という状況が頻繁に発生します。

その他の2翻役

役名読み翻数鳴き
二重立直ダブルリーチ2翻門前のみ
混老頭ホンロウトウ2翻鳴きOK(実質4翻以上)
小三元ショウサンゲン2翻鳴きOK(実質4翻以上)
三色同刻サンショクドウコウ2翻鳴きOK
三槓子サンカンツ2翻鳴きOK

※混老頭は対々和または七対子との複合が前提となるため、実質的な翻数は4翻以上になります。
※小三元は役牌が2つ必ず含まれるため、こちらも実質的には4翻以上になります。


3翻役:高得点への橋渡し

混一色(ホンイツ)|出現確率 6.31%

条件:1種類の数牌と字牌のみで手牌を完成させる
門前では3翻、鳴くと2翻になります。
6翻役の清一色より条件が緩く、出現確率が圧倒的に高い高翻数役です。

鳴きで素早く完成を目指せるため、役牌や対々和との複合で高得点が狙えます。
ただし手牌の偏りが相手に読まれやすいというデメリットがあります。

純全帯么九(ジュンチャン)|出現確率 0.38%

条件:全ての面子と雀頭に1・9の数牌を含む(字牌は不可)
門前では3翻、鳴くと2翻になります。
チャンタと似ていますが字牌が使えないため成立条件が厳しく、出現率はチャンタより低めです。

二盃口(リャンペーコー)|出現確率 0.05%

条件:門前で同じ順子が2組ずつ、計2種類4組ある(一盃口が2つ)
門前専用の3翻役で、手牌の形が非常に限られるため出現頻度は低めです。
七対子とは排他関係にあり、同じ手牌形でも七対子として和了することはできません。


6翻役:清一色

清一色(チンイツ)|出現確率 0.94%

条件:1種類の数牌のみで手牌を完成させる(字牌不可)
門前では6翻、鳴いても5翻と破格の翻数を誇ります。
門前では跳満(6翻)が確定し、鳴いても満貫(5翻)が確定するため、和了すれば大量点を得られる強力な役です。

混一色から字牌を完全に除いたバージョンで、成立条件が厳しい分、高頻度で役満と複合します。
出現確率は0.94%と役満より高く、高翻数役の中では比較的狙いやすい部類です。


役満:麻雀の花形、12の極致

役満は麻雀の中で最も高得点を得られる特別な役です。
固定点数(子:32,000点、親:48,000点)でのやり取りとなります。

全役満の中でも出現確率には大きな差があります。
最も出やすい四暗刻(0.049%)と最も出にくい四槓子(0.000234%)では、出現率が約200倍もの差があります。

役満の確率ランキング

役名読み出現確率鳴き
四暗刻スーアンコウ0.049%門前のみ
国士無双コクシムソウ0.043%門前のみ
大三元ダイサンゲン0.039%鳴きOK
小四喜ショウスーシー0.012%(四喜和合算)鳴きOK
大四喜ダイスーシー0.012%(四喜和合算)鳴きOK
字一色ツーイーソー0.008%鳴きOK
清老頭チンロウトウ0.00181%鳴きOK
地和チーホー0.00158%門前のみ
緑一色リューイーソー0.00110%鳴きOK
九蓮宝燈チューレンポートウ0.00450%門前のみ
天和テンホー0.000303%門前のみ
四槓子スーカンツ0.000234%鳴きOK

※小四喜・大四喜の個別確率は非公開のため、二役合算(0.012%)で記載しています。
※地和(チーホー)は子専用の役満で、天和(テンホー)は親専用です。

役満「御三家」:最も出やすい3役

役満全体の出現確率の約80%を、四暗刻・国士無双・大三元の3役が占めています。
役満を上がったという話を聞いたら、まずこの3つのどれかだと考えると間違いありません。

四暗刻(スーアンコウ):0.049%
4組すべてを暗刻(または暗槓)で揃える役満です。
三暗刻から自然に狙える手なので、対々和・三暗刻を目指している手牌が四暗刻に化けることがあります。

国士無双(コクシムソウ):0.043%
1・9の数牌と7種の字牌(東南西北白發中)を1枚ずつ揃え、そのうち1種を雀頭にする役満です。
13面待ちが発生する場合があり、ダブル役満扱いとするルールも多く存在します。

大三元(ダイサンゲン):0.039%
白・發・中の三元牌すべてを刻子にする役満です。
鳴きが可能なため、3つ揃えが進むと相手に察知されやすいという特徴があります。

極めて希少な役満

四槓子の出現確率はわずか0.000234%で、天和・九蓮宝燈とともに「出にくい役満」のカテゴリに入り、出現確率が最も高い役満との差は約200倍に達します。

天和(テンホー):0.000303%
親が最初の配牌時点で既に和了形になっている役満で、約33万分の1の確率とされます。
麻雀において天和は「最も幻の役満の一つ」として知られています。

四槓子(スーカンツ):0.000234%
4組すべてを槓子にする役満です。
カンを4回行う必要があり、理論上の成立確率が最も低い役満です。


初心者が最初に覚えるべき役10選

役を一気に37種類覚えるのは非常に大変です。
まずは出現頻度が高い以下の10役を覚えるだけで、実戦の大半の局面に対応できます。

優先順位役名覚えるべき理由
役牌鳴きOK・出現率40%で最も作りやすい
断么九(タンヤオ)鳴きOK・条件シンプル
立直(リーチ)役がなくてもアガれる手段
平和(ピンフ)出現率高く他役との複合が容易
メンゼンツモ鳴かない時は自動でつく役
七対子対子が多い時の切り替え候補
対々和(トイトイ)鳴きで作れる2翻役
混一色(ホンイツ)1色に偏った時の高翻数狙い
三色同順ピンフとの複合で高得点
一気通貫三色と形が似ており両天秤が可能

まとめ

麻雀の役は全37種類ありますが、実戦でよく出るのは上位12種類ほどです。
確率の視点から見ると、リーチ・役牌・タンヤオの3役だけで全体の和了の過半数を占めます。

役満は出やすい御三家(四暗刻・国士無双・大三元)ですら0.03〜0.05%程度という確率で、100回和了して1回出るかどうかというレベルです。
それだけに、役満を和了した時の喜びは格別なものがあります。

まずは頻出役10選をしっかり覚え、慣れてきたら出現率の低い役も少しずつ頭に入れていきましょう。


参考情報

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