Instagramのストーリーズを毎日投稿したいけど、「ちょうどいい時間に投稿できない」「忙しくて投稿を忘れてしまう」なんてことはありませんか?
朝の通勤時間や昼休み、夜のリラックスタイムなど、フォロワーが最もアクティブな時間帯に投稿したいけれど、その時間に必ずスマホを触れるとは限りませんよね。
そんな悩みを解決してくれるのが、ストーリーの予約投稿機能です。
この機能を使えば、事前にストーリーを作っておいて、指定した日時に自動で投稿できます。週末にまとめて1週間分のストーリーを準備しておくこともできるんです。
この記事では、Instagramストーリーの予約投稿方法から、おすすめのツール、効果的な活用術まで、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。
Instagramストーリーの予約投稿って何?

予約投稿(スケジュール投稿)とは、コンテンツを事前に作成しておき、指定した日時に自動的に投稿される機能のことです。
ストーリーズとは?
念のため、ストーリーズについて簡単におさらいしましょう。
ストーリーズは、Instagramで24時間限定で公開される投稿形式です。
特徴:
- 24時間後に自動的に消える
- 縦長の画面いっぱいに表示される
- 写真、動画、テキスト、スタンプなどを使える
- フィード投稿より気軽に投稿できる
- リアルタイム性が高い
利用シーン:
- 日常の出来事をシェア
- キャンペーンやセール情報
- 舞台裏やオフショット
- アンケートや質問機能で交流
予約投稿のメリット
時間の効率化
まとめて複数のストーリーを作成できるので、毎日投稿する時間を節約できます。
最適なタイミングで投稿
フォロワーが最もアクティブな時間帯を狙って投稿できます。深夜や早朝でも、自動で投稿してくれるんです。
投稿忘れを防止
忙しくても、予約しておけば投稿し忘れることがありません。
戦略的な運用
キャンペーン期間中に毎日決まった時間に投稿するなど、計画的なSNS運用ができます。
休暇中も継続
旅行や休暇中でも、アカウントの更新を止めずに済みます。
予約投稿の方法:3つの選択肢
Instagramストーリーの予約投稿には、いくつかの方法があります。
方法1:Meta Business Suite(公式ツール)
Meta Business Suiteは、MetaがInstagramとFacebookのビジネスアカウント管理用に提供している無料ツールです。
利用条件:
- Instagramのプロアカウント(ビジネスまたはクリエイター)が必要
- 個人アカウントでは使えません
メリット:
- 完全無料
- 公式ツールなので安心
- パソコンからも操作できる
- FacebookページとInstagramを一元管理
デメリット:
- 個人アカウントでは使えない
- 機能が基本的なものに限られる
方法2:サードパーティ製ツール
専門のSNS管理ツールを使う方法です。
代表的なツール:
- Later
- Hootsuite
- Buffer
- Planoly
- Sprout Social
メリット:
- 高度な分析機能
- 複数のSNSを一括管理
- チーム管理機能
- より詳細なスケジューリング
デメリット:
- 多くが有料(無料プランは制限あり)
- アカウント連携が必要
- ツールによっては学習コストがかかる
方法3:Instagram公式アプリ(制限あり)
現在、Instagram公式アプリからはストーリーの予約投稿はできません。
ただし、通常のフィード投稿については、一部の地域とアカウントで予約投稿機能が徐々に展開されています。
ストーリーの予約投稿をしたい場合は、Meta Business Suiteまたはサードパーティツールを使う必要があります。
Meta Business Suiteでの予約投稿方法
最も一般的な方法である、Meta Business Suiteでの手順を詳しく解説します。
事前準備:プロアカウントへの切り替え
個人アカウントの場合、まずプロアカウントに切り替える必要があります。
手順:
- Instagramアプリを開く
- プロフィール画面右上の三本線メニューをタップ
- 「設定とプライバシー」→「アカウントの種類とツール」
- 「プロアカウントに切り替える」を選択
- カテゴリを選択(ビジネスまたはクリエイター)
- 連絡先情報を入力(スキップも可能)
注意:
プロアカウントへの切り替えは無料で、いつでも元に戻せます。
パソコンからMeta Business Suiteを使う
ステップ1:Meta Business Suiteにアクセス
ブラウザで「business.facebook.com」にアクセスし、Facebookアカウントでログインします。
ステップ2:Instagramアカウントを連携
初めての場合は、管理したいInstagramアカウントを連携します。
ステップ3:新規投稿を作成
- 左メニューから「コンテンツ」を選択
- 「投稿を作成」ボタンをクリック
- 「Instagramストーリーズ」を選択
ステップ4:コンテンツをアップロード
- 画像または動画をアップロード
- テキストやスタンプを追加(必要に応じて)
- プレビューで確認
ステップ5:スケジュール設定
- 「公開日時を設定」をクリック
- 投稿したい日時を選択
- 「スケジュール」ボタンをクリック
これで予約完了です!指定した時間に自動的に投稿されます。
スマホアプリからMeta Business Suiteを使う
Meta Business Suiteアプリをダウンロード
App StoreまたはGoogle Playから「Meta Business Suite」をインストールします。
手順:
- アプリを開いてログイン
- 下部の「+」ボタンをタップ
- 「ストーリーズを作成」を選択
- コンテンツを作成または選択
- 「次へ」をタップ
- 「投稿日時を設定」を選択
- 日時を指定して「スケジュール」
サードパーティツールの選び方と使い方

より高度な機能が必要な場合は、専門ツールを検討しましょう。
Later(レイター)
特徴:
- 直感的な操作画面
- ビジュアルプランナー機能
- 無料プランあり(月30投稿まで)
料金:
- 無料プラン:月30投稿
- 有料プラン:月$18〜(機能により異なる)
使い方:
- Later公式サイトでアカウント作成
- Instagramアカウントを連携
- カレンダービューで投稿日時を選択
- コンテンツをアップロード
- キャプションやハッシュタグを追加
- 「Schedule」で予約完了
Hootsuite(フートスイート)
特徴:
- 複数SNSの一括管理
- チーム管理機能
- 詳細な分析レポート
料金:
有料プランのみ(月$99〜)
向いている人:
企業や代理店など、複数のアカウントを管理する必要がある場合。
Buffer(バッファー)
特徴:
- シンプルで使いやすい
- 投稿の最適時間を提案
- 無料プランあり
料金:
- 無料プラン:月10投稿まで
- 有料プラン:月$6〜
使い方:
Laterと同様、アカウント連携後にカレンダーから投稿をスケジュールできます。
効果的な予約投稿のコツ
ただ予約するだけでなく、戦略的に活用しましょう。
最適な投稿時間を見つける
Instagramインサイトを活用
プロアカウントなら、「インサイト」機能でフォロワーがアクティブな時間帯を確認できます。
確認方法:
- プロフィール画面の「インサイト」をタップ
- 「合計フォロワー」を選択
- 「最もアクティブな時間」を確認
一般的な傾向:
- 平日:朝7〜9時、昼12〜13時、夜19〜22時
- 休日:午前中から昼過ぎ
ただし、ターゲット層によって大きく異なるので、自分のアカウントのデータを重視しましょう。
コンテンツの種類を分散
毎日同じパターンでは飽きられてしまいます。
バリエーション例:
- 月曜:週の予定や目標
- 火曜:製品・サービス紹介
- 水曜:お客様の声や事例
- 木曜:舞台裏やオフショット
- 金曜:週末の特別情報
- 土日:エンターテインメント系
ストーリーの長さに注意
1つのストーリーは15秒まで
それ以上の動画は自動的に分割されます。
推奨:
- 1回の投稿で3〜7枚程度
- 長すぎるとスキップされやすい
- 重要な情報は最初の方に
インタラクティブ機能を活用
使える機能:
- アンケート(2択の質問)
- クイズ
- 質問スタンプ
- カウントダウン
- スライダー
これらの機能は、フォロワーとのエンゲージメントを高めます。
予約投稿の注意点と制限
便利な機能ですが、いくつか注意すべき点があります。
できないこと
リアルタイムの投稿機能は使えない
ライブ配信や、その場で撮影したストーリーの臨場感は予約投稿では表現できません。
一部の機能に制限
サードパーティツールでは、Instagramの最新機能がすぐに使えないことがあります。
音楽機能の制限
著作権の関係で、予約投稿では音楽を追加できない場合があります。
リスク管理
予約内容の再確認
投稿前に、日時や内容に間違いがないか必ず確認しましょう。
時事ネタへの配慮
予約した後に大きなニュースや事件が起きた場合、投稿内容が不適切になることがあります。定期的にチェックしましょう。
アカウント連携の安全性
サードパーティツールを使う場合は、信頼できるサービスを選びましょう。
投稿できる期間
Meta Business Suite:
最大75日先まで予約可能です。
サードパーティツール:
ツールによって異なりますが、多くは数ヶ月先まで予約できます。
予約投稿とリアルタイム投稿のバランス
すべてを予約にするのではなく、バランスが大切です。
予約投稿に向いているコンテンツ
計画的なキャンペーン
セール情報や新製品発表など、事前に決まっている内容。
定期コンテンツ
毎週決まった曜日に投稿するシリーズもの。
教育コンテンツ
チュートリアルやTips系の投稿。
リアルタイム投稿が向いているコンテンツ
その場の出来事
イベントの様子やリアルタイムの状況。
トレンドへの反応
話題のニュースやバズっている話題への言及。
フォロワーとの交流
質問への回答やコメントへの返信。
推奨バランス
70%予約 + 30%リアルタイム
計画的な投稿を軸にしながら、臨機応変なコンテンツも混ぜる。
これにより、一貫性と新鮮さの両方を保てます。
ビジネスアカウントと個人アカウントの違い
予約投稿機能を使うには、プロアカウントが必要です。
プロアカウントのメリット
インサイト機能
投稿のパフォーマンスやフォロワーの行動を分析できます。
広告出稿
Instagram広告を出せるようになります。
ショッピング機能
商品タグを付けて、直接販売につなげられます。
連絡先ボタン
プロフィールに電話やメールのボタンを設置できます。
プロアカウントのデメリット
プライバシー設定の変更
アカウントが公開になります(非公開に戻せますが、機能が制限されます)。
個人的な投稿がしにくい
ビジネス感が出るため、プライベートとの使い分けが必要かもしれません。
使い分けの提案
個人用とビジネス用でアカウント分け
プライベートは個人アカウント、仕事やブランドはプロアカウントと分けるのがおすすめです。
トラブルシューティング

よくある問題と解決方法です。
予約投稿が公開されなかった
原因1:アカウント連携の問題
ツールとInstagramの連携が切れている可能性があります。再度ログインして連携を確認しましょう。
原因2:コンテンツの規約違反
Instagramのコミュニティガイドラインに違反する内容は自動的にブロックされます。
原因3:技術的な問題
サービス側の不具合の可能性もあります。サポートに問い合わせましょう。
画質が劣化する
推奨サイズ:
- 縦長:1080 x 1920ピクセル
- アスペクト比:9:16
このサイズで作成すれば、画質の劣化を最小限に抑えられます。
スタンプや音楽が反映されない
サードパーティツールでは、Instagramの最新機能がサポートされていないことがあります。
解決策:
基本的なコンテンツはツールで予約し、装飾はInstagram公式アプリで事前に編集しておきましょう。
効果測定と改善
予約投稿の効果を測定して、戦略を改善しましょう。
見るべき指標
リーチ数
どれだけの人にストーリーが届いたか。
インプレッション数
ストーリーが何回表示されたか。
エンゲージメント率
リアクションやタップなどのアクション数。
完了率
最後まで見てくれた人の割合。
A/Bテスト
投稿時間のテスト
同じ内容を異なる時間帯に投稿して、どちらが反応が良いか比較します。
コンテンツ形式のテスト
静止画と動画、テキスト量の多い少ないなど、形式を変えて効果を測定します。
改善サイクル
- 予約投稿を実施
- インサイトでデータを確認
- うまくいったパターンを分析
- 次の投稿に反映
- 継続的に改善
まとめ:予約投稿で効率的なInstagram運用を
Instagramストーリーの予約投稿は、効率的なSNS運用に欠かせない機能です。
この記事のポイント:
- 予約投稿は時間の節約とタイミングの最適化に役立つ
- プロアカウント(ビジネス/クリエイター)への切り替えが必要
- Meta Business Suiteは無料で使える公式ツール
- サードパーティツールはより高度な機能を提供
- 最適な投稿時間はインサイトで確認できる
- 予約投稿とリアルタイム投稿のバランスが大切
- コンテンツのバリエーションを意識する
- 効果測定と改善を継続的に行う
始め方:
- プロアカウントに切り替える
- Meta Business Suiteをインストール
- 1週間分のコンテンツを作成
- 最適な時間帯に予約
- 結果を見て改善
予約投稿機能を活用すれば、毎日の投稿作業から解放され、よりクリエイティブな作業に時間を使えます。計画的な投稿で、フォロワーとの関係を深めていきましょう!


コメント