Instagramの非公開アカウントとDMの基本
Instagram(インスタグラム)には、投稿を承認したフォロワーだけに公開する「非公開アカウント」(鍵垢とも呼ばれます)という設定があります。
「非公開アカウントにしたらDMも使えなくなるの?」「鍵垢の人にメッセージを送れるの?」そんな疑問を持っている方も多いでしょう。
結論から言うと、非公開アカウントでもDM(ダイレクトメッセージ)は送受信できます。
ただし、いくつか知っておくべきポイントや注意点があるんです。
そもそもInstagramのDMって何?
DMは「Direct Message(ダイレクトメッセージ)」の略で、特定の相手と個別にメッセージをやり取りできる機能です。
LINEのトーク機能と似ていて、テキストメッセージだけでなく、写真や動画、ボイスメッセージなども送れます。
DMの主な特徴
- 1対1だけでなく、グループチャットも作れる
- 既読機能があるので、相手が読んだかどうか分かる
- 投稿やストーリーをシェアすることもできる
- ビデオ通話も可能(最大6人まで)
コメントとの違い
投稿に付けるコメントは、その投稿を見られる人全員に公開されます。
一方、DMは送信した相手だけが見られる、完全にプライベートなやり取りなんですね。
非公開アカウントからDMを送ることはできる?
はい、非公開アカウント(鍵垢)からでもDMは送信できます。
自分のアカウントが非公開設定になっていても、DM機能には制限がかかりません。
フォローしている人にも、フォローしていない人にも、メッセージを送ることができるんです。
送信方法は通常と同じ
非公開アカウントだからといって、特別な操作は必要ありません。
画面右上のメッセージアイコン(吹き出しマーク)をタップして、送りたい相手を選ぶだけです。
非公開アカウントの人にDMを送ることはできる?
こちらも可能です。相手が非公開アカウント(鍵垢)でも、DMを送ることはできます。
ただし、送ったメッセージは「メッセージリクエスト」として相手に届きます。
メッセージリクエストとは
フォローしていない人から届いたDMは、通常のメッセージ受信箱ではなく「リクエスト」という別のフォルダに入ります。
相手がそのリクエストを承認して初めて、通常のDMとしてやり取りができるようになるんです。
リクエストの特徴
- 通知バッジが付かないので、相手が気づきにくい場合がある
- 相手が承認するまで既読は付かない
- 承認されなければ、メッセージは読まれない可能性が高い
DMを送る具体的な方法
非公開アカウントへDMを送る手順を詳しく見ていきましょう。
方法1:プロフィール画面から送る
- 相手のプロフィール画面を開く
- 画面右上の「…」(三点リーダー)をタップ
- 表示されるメニューから「メッセージを送信」を選択
- メッセージを入力して送信
方法2:DM画面から送る
- 画面右上のメッセージアイコンをタップ
- 右上の「+」マークか鉛筆マークをタップ
- 検索バーで相手のユーザー名を入力
- 該当する相手を選択
- メッセージを入力して送信
パソコンからも送れる
ブラウザ版のInstagramにログインすれば、PCからでもDMを送信できます。
スマホと同じように、メッセージアイコンから操作すればOKです。
DMが送れない・届かない場合の原因
「メッセージを送ったのに相手に届いていない」ということがあります。
いくつかの原因が考えられるので、チェックしてみましょう。
相手がメッセージリクエストを拒否設定にしている
Instagramには「メッセージコントロール」という機能があり、フォロワー以外からのメッセージリクエストを受け取らない設定ができます。
この場合、「〇〇はあなたのメッセージを受信できません。この人は全員からの新しいメッセージリクエストを許可していません」と表示されます。
相手にブロックされている
ブロックされている場合、DMを送信したように見えても、実際には相手に届いていません。
メッセージリクエストにも表示されません。
相手のアカウントが停止・削除されている
相手のプロフィール画像が初期アイコンになっていたり、名前が「Instagramユーザー」になっている場合は、アカウントが停止または削除されている可能性があります。
年齢制限による制限
Instagramでは、18歳未満のユーザーを保護するため、フォローしていない成人からのDMを制限する機能があります。
相手が18歳未満で、なおかつフォローしていない場合、メッセージボタンが表示されないことがあるんです。
Instagram側の不具合
上記のいずれにも当てはまらない場合、一時的なシステムエラーの可能性があります。
時間を置いて再度試してみましょう。
非公開アカウントへDMを送る際の注意点
非公開アカウントの人にメッセージを送るときは、いくつか気をつけたいポイントがあります。
相手から見ると「非公開アカウント」と分かる
メッセージからあなたのプロフィールを見た場合、「このアカウントは非公開です」と表示されます。
どんな人なのか分からないと、警戒されてメッセージを開いてもらえない可能性が高いです。
丁寧で分かりやすいメッセージを心がける
知らない人からの突然のDMは、誰でも警戒します。
メッセージを送る目的を明確にし、丁寧な文章を心がけましょう。
しつこく送らない
返信がないからといって、何度もメッセージを送るのはマナー違反です。
スパムやストーカーと思われて、ブロックされる可能性があります。
個人情報を安易に送らない
最初のメッセージで、電話番号や住所などの個人情報を送るのは避けましょう。
詐欺やトラブルに巻き込まれるリスクがあります。
DMのプライバシー設定を活用しよう
自分が受け取るDMを管理する設定も重要です。
メッセージコントロールの設定方法
- プロフィール画面の右上のメニューをタップ
- 「設定とプライバシー」を選択
- 「メッセージとストーリーズへの返信」をタップ
- 「メッセージコントロール」を選択
ここで、以下の設定ができます。
- Instagramでのフォロワー:フォロワーからのメッセージの扱い
- その他のInstagram利用者:フォロワー以外からのメッセージの扱い
それぞれで「メッセージリクエスト」または「リクエストを受信しない」を選べます。
「リクエストを受信しない」に設定すると
フォロワー以外からのDMが完全にブロックされます。
知らない人からの迷惑メッセージを防ぎたい場合に便利です。
特定の人からのDMを拒否する方法
特定の相手からのメッセージだけを制限したい場合もありますよね。
ミュート機能を使う
相手をブロックせずに、メッセージの通知だけをオフにできます。
- その人とのDM画面を開く
- 上部の相手の名前をタップ
- 「ミュート」を選択
制限機能を使う
相手を「制限」すると、その人からのDMは自動的にメッセージリクエストに振り分けられます。
相手には制限されていることが分からないので、穏便に対処したい場合に有効です。
- 相手のプロフィール画面を開く
- 右上の「…」をタップ
- 「制限する」を選択
ブロックする
完全に関わりを絶ちたい場合は、ブロック機能を使いましょう。
ブロックすると、相手はあなたのプロフィールを見ることも、メッセージを送ることもできなくなります。
DMの既読機能について
InstagramのDMには、LINEのような既読機能があります。
既読が付くタイミング
相手がメッセージを開いて読むと、「既読」と表示されます。
ただし、メッセージリクエストの段階では、相手が承認するまで既読は付きません。
既読を付けずに読む方法
機内モードをオンにしてからメッセージを読むと、既読を付けずに内容を確認できます。
ただし、その後オンラインになった瞬間に既読が付くので、完全に既読を避けることはできません。
消えるメッセージモード
DMには「消えるメッセージモード」という機能もあります。
このモードで送ったメッセージは、相手が既読を付けてチャットを閉じると自動的に消えるんです。
非公開アカウントとDMの関係まとめ
ここまでの内容を整理しましょう。
できること
- 非公開アカウントからDMを送信できる
- 非公開アカウントの人にDMを送信できる
- 相互フォローでなくてもDMのやり取りは可能(リクエストを承認すれば)
できないこと
- メッセージリクエストを拒否設定にしている人には届かない
- ブロックされている相手には送れない
- 相手が承認しないと通常のDMとしてやり取りできない
注意すべきこと
- 非公開アカウントからのメッセージは警戒される可能性が高い
- 丁寧で明確な目的を伝えるメッセージを心がける
- しつこく送らない
- 個人情報を安易に送らない
DMを使う際の安全対策
最後に、DMを安全に使うためのポイントをお伝えします。
怪しいメッセージには返信しない
知らない人から「当選しました」「プレゼントがあります」といったメッセージが来ても、安易に返信しないようにしましょう。
URLが含まれている場合は、特に注意が必要です。
個人情報を求められたら警戒する
正規の企業や公式アカウントであっても、DMで個人情報を聞かれることは基本的にありません。
クレジットカード情報や暗証番号を聞かれたら、詐欺の可能性が高いです。
不審なアカウントはブロック・通報する
明らかにおかしいメッセージや、迷惑行為をするアカウントは、ブロックするだけでなく通報しましょう。
Instagramのコミュニティを守るためにも重要な行動です。
未成年の方は特に注意
知らない大人からのDMには特に注意が必要です。
不安を感じたら、必ず保護者や信頼できる大人に相談してください。
まとめ
Instagramの非公開アカウント(鍵垢)でも、DMは問題なく使えます。
自分が非公開設定にしていても、相手が非公開設定にしていても、メッセージの送信自体は可能です。ただし、フォローしていない相手とのやり取りは「メッセージリクエスト」を経由する必要があり、相手が承認しないと通常のDMにはなりません。
非公開アカウントの人にメッセージを送る場合は、相手に警戒されないよう、丁寧で分かりやすい文章を心がけることが大切です。また、自分がDMを受け取る際も、プライバシー設定を適切に管理して、迷惑メッセージや詐欺から身を守りましょう。
DMはInstagramで他のユーザーと個別にコミュニケーションを取れる便利な機能です。マナーを守って、安全に活用してくださいね。

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