Instagramを開こうとしたら突然「エラーが発生しました。問題が発生したため、ページを読み込めませんでした。」というメッセージが表示されて困っていませんか?
このエラーは多くのユーザーが経験する一般的な問題です。原因はさまざまですが、ほとんどの場合は自分で解決できます。
この記事では、Instagramでページが読み込めないエラーの原因と、具体的な対処法を分かりやすく解説していきます。
エラーメッセージの種類

Instagramで表示されるエラーメッセージには、いくつかのパターンがあります。
日本語版でよく見られるメッセージ
- 「エラーが発生しました。問題が発生したため、ページを読み込めませんでした。」
- 「このページは現在ご利用いただけません」
- 「投稿を読み込めませんでした」
- 「フィードをリフレッシュできませんでした」
英語版で表示されるメッセージ
- “Something went wrong. There’s an issue and the page could not be loaded.”
- “Oops, an error occurred.”
- “Sorry, this page isn’t available.”
これらはすべて似たような原因で発生することが多く、対処法も共通しています。
エラーが発生する主な原因
1. Instagram側のサーバー障害
Instagramのサーバーで一時的な不具合やメンテナンスが発生している場合、全世界のユーザーに影響が出ます。
この場合は自分では何もできないため、復旧を待つしかありません。
見分け方のポイント
- 同じタイミングで多くの人が同様のエラーを報告している
- いつもと違う時間帯にアクセスできない
- 他のSNS(Facebook、Threadsなど)も同時に不調
2. アプリの不具合
Instagramアプリ自体に問題がある場合もあります。
よくある問題
- アプリのバージョンが古い
- キャッシュデータが溜まりすぎている
- 前回のアップデートが正常に完了していない
Instagramは年間で平均12〜15回のアップデートを実施しているため、古いバージョンでは正常に動作しないことがあります。
3. 通信環境の問題
インターネット接続が不安定だと、Instagramの画像や動画を読み込めません。
特に影響を受けやすい場面
- 移動中(電車やバスの中)
- 建物の奥や地下
- 混雑した時間帯のモバイル回線
- 速度制限がかかっている状態
総務省のデータによると、混雑時間帯は通信速度が最大80%低下することもあります。
4. アカウントの凍結や制限
Instagramの利用規約に違反した場合、アカウントが凍結される可能性があります。
凍結される可能性がある行為
- 短時間に大量のいいねやフォロー
- 不適切なコンテンツの投稿
- スパム行為
- 第三者のツールやボットの使用
アカウントが凍結されている場合、ブラウザ版でログインすると「アカウント停止」のメッセージが表示されます。
5. 端末側の問題
スマートフォンやタブレット自体に問題がある場合もあります。
端末に関する主な原因
- ストレージ容量の不足
- メモリ(RAM)の不足
- OSのバージョンが古い
- 端末の動作が重い
特に古い機種では、最新のInstagramアプリが要求する処理能力に対応できないことがあります。
まず確認すべきこと
エラーが発生したら、まずこの2点を確認しましょう。
自分だけのエラーか、全体的な障害か
確認方法1:X(旧Twitter)で検索
Xを開いて検索ボックスに「インスタ エラー」または「Instagram error」と入力してください。
同じタイミングで多くの人が同じエラーについて投稿していたら、Instagram全体の障害である可能性が高いです。この場合は復旧を待ちましょう。
確認方法2:Downdetectorを利用
Downdetectorというサービスでは、リアルタイムでInstagramの障害状況を確認できます。グラフが急上昇していたら、広範囲で障害が発生しています。
通信環境に問題がないか
チェックリスト
- Wi-Fiに接続している場合、他のサイトやアプリは正常に動作しますか?
- モバイルデータ通信は有効になっていますか?
- 速度制限がかかっていませんか?
- 電波は十分に届いていますか?
通信環境が原因の場合、Wi-Fiとモバイルデータを切り替えてみると改善することがあります。
基本的な対処法
1. アプリを再起動する
最もシンプルですが、効果的な方法です。
iPhone(ホームボタンなし)の場合
- 画面下から上にスワイプして途中で止める
- Instagramアプリを上にスワイプして閉じる
- もう一度Instagramを開く
iPhone(ホームボタンあり)の場合
- ホームボタンを2回押す
- Instagramアプリを上にスワイプして閉じる
- もう一度Instagramを開く
Androidの場合
- 画面下の四角いボタン(またはナビゲーションバー)をタップ
- Instagramを左右にスワイプして閉じる
- もう一度Instagramを開く
2. インターネット接続を確認・切り替える
Wi-Fiを使用している場合
Wi-Fiをオフにしてモバイルデータに切り替えてみましょう。逆に、モバイルデータを使用している場合はWi-Fiに接続してみてください。
機内モードを活用する方法
- 機内モードをオンにする
- 10秒ほど待つ
- 機内モードをオフにする
- Instagramを開く
これにより、通信がリセットされて接続が改善することがあります。
3. ページを再読み込みする
エラーメッセージに「ページを再読み込み」ボタンが表示されている場合は、まずそれをタップしてみましょう。
一時的な通信エラーなら、これだけで解決することもあります。
4. 端末を再起動する
アプリの再起動で改善しない場合は、スマートフォン自体を再起動してみてください。
iPhone
- 音量ボタンと電源ボタンを同時に長押し
- 「スライドで電源オフ」をスライド
- 電源が切れたら、電源ボタンを長押しして再起動
Android
- 電源ボタンを長押し
- 「再起動」または「電源を切る」を選択
- 電源が切れたら、電源ボタンを押して再起動
アプリの問題を解決する方法

1. キャッシュをクリアする
キャッシュとは、アプリが一時的に保存するデータのことです。これが溜まりすぎると動作が不安定になります。
iPhoneの場合
iPhoneではアプリごとのキャッシュクリアができないため、アプリを再インストールする必要があります(後述)。
Androidの場合
- 設定アプリを開く
- 「アプリ」または「アプリと通知」をタップ
- 「Instagram」を選択
- 「ストレージ」をタップ
- 「キャッシュを削除」をタップ
データは削除されないので安心してください。ログイン情報も保持されます。
2. アプリをアップデートする
古いバージョンのアプリを使っていると、エラーが発生しやすくなります。
iPhoneの場合
- App Storeを開く
- 右上のプロフィールアイコンをタップ
- 下にスクロールして「Instagram」を探す
- 「アップデート」ボタンがあればタップ
Androidの場合
- Google Playストアを開く
- 検索で「Instagram」を入力
- 「更新」ボタンがあればタップ
3. アプリを再インストールする
アプリの不具合が深刻な場合、再インストールが効果的です。
手順
- Instagramアプリをアンインストール(削除)する
- スマートフォンを再起動する
- App StoreまたはGoogle PlayストアからInstagramを再度インストールする
- ログインする
注意:再インストールしても、アカウント情報や投稿、フォロワーは消えません。ただし、下書き保存した投稿は消える可能性があります。
アカウント関連の問題を確認する
ブラウザ版でアクセスしてみる
アプリでエラーが出る場合、ブラウザ版Instagramからアクセスしてみましょう。
手順
- スマートフォンのブラウザ(SafariやChromeなど)を開く
- 「instagram.com」にアクセス
- ログインする
ブラウザ版でもエラーが出る場合
アカウントが凍結されている可能性があります。「アカウントが一時停止されています」というメッセージが表示されたら、指示に従って異議申し立てを行ってください。
ブラウザ版は正常に動作する場合
アプリ側の問題なので、前述の「アプリの問題を解決する方法」を試してください。
ブラウザ版からアプリを開く
ブラウザ版で正常にログインできる場合、そこからアプリを開くとエラーが解消されることがあります。
手順
- ブラウザでinstagram.comにアクセス
- ログインする
- 画面上部に「アプリで開く」などのメッセージが表示されたらタップ
- Instagramアプリが起動する
これにより、アプリのログイン状態がリセットされて正常に動作するようになる場合があります。
端末の問題を解決する方法
ストレージ容量を確認する
ストレージ(保存容量)が不足していると、アプリが正常に動作しません。
iPhoneで確認する方法
- 設定アプリを開く
- 「一般」をタップ
- 「iPhoneストレージ」をタップ
- 空き容量を確認
Androidで確認する方法
- 設定アプリを開く
- 「ストレージ」をタップ
- 空き容量を確認
目安
最低でも1GB以上の空き容量があることが望ましいです。容量が不足している場合は、不要な写真や動画、使わないアプリを削除しましょう。
OSをアップデートする
スマートフォンのOS(オペレーティングシステム)が古いと、最新のInstagramアプリが正常に動作しないことがあります。
iPhoneでアップデートする方法
- 設定アプリを開く
- 「一般」をタップ
- 「ソフトウェアアップデート」をタップ
- アップデートがあればインストール
Androidでアップデートする方法
- 設定アプリを開く
- 「システム」をタップ
- 「システムアップデート」をタップ
- アップデートがあればインストール
注意:OSのアップデートは時間がかかるため、Wi-Fi環境と十分なバッテリー残量があるときに行ってください。
それでも解決しない場合
Instagramサポートに問い合わせる
上記の方法をすべて試してもエラーが解決しない場合は、Instagram公式サポートに連絡しましょう。
問い合わせ方法
- Instagramアプリまたはブラウザ版を開く(ログインできる場合)
- 設定(歯車アイコン)をタップ
- 「ヘルプ」をタップ
- 「問題を報告」を選択
- 発生している問題の詳細を記入して送信
含めるべき情報
- 発生している具体的なエラーメッセージ
- エラーが発生するタイミング
- 試した対処法
- 使用しているデバイスの種類とOSバージョン
- Instagramアプリのバージョン
少し時間を置いてから試す
サーバー障害やメンテナンスが原因の場合、数時間から数日で自然に解決することがあります。
特に多くのユーザーが同時にエラーを報告している場合は、Instagram側が対応中の可能性が高いです。焦らず復旧を待ちましょう。
エラーを予防する方法
定期的にアプリをアップデートする
Instagramは頻繁にアップデートをリリースします。自動アップデートをオンにしておくと、常に最新バージョンを使用できます。
iPhoneで自動アップデートを設定
- 設定アプリを開く
- 「App Store」をタップ
- 「Appのアップデート」をオンにする
Androidで自動アップデートを設定
- Google Playストアを開く
- メニュー(三本線)をタップ
- 「設定」をタップ
- 「アプリの自動更新」で「Wi-Fi接続時のみ」または「常時」を選択
定期的にキャッシュをクリアする
月に1回程度、アプリのキャッシュをクリアすると動作が安定します(Androidの場合)。
安定したインターネット接続を使う
可能な限り、安定したWi-Fi環境でInstagramを利用しましょう。
モバイルデータを使用する場合は、速度制限がかからないよう注意してください。
利用規約を守る
アカウントの凍結を避けるため、Instagramの利用規約とコミュニティガイドラインを守りましょう。
避けるべき行為
- 短時間に大量のいいねやフォロー
- スパムコメントの投稿
- 自動化ツールやボットの使用
- 不適切なコンテンツの投稿
まとめ
Instagramで「ページを読み込めませんでした」というエラーが表示された場合、原因はさまざまですが、多くは自分で解決できます。
まず試すべき基本的な対処法
- アプリを再起動する
- インターネット接続を確認・切り替える
- 端末を再起動する
アプリの問題の場合
- キャッシュをクリアする
- アプリをアップデートする
- アプリを再インストールする
それでも解決しない場合
- ブラウザ版でアクセスしてアカウント状態を確認
- Instagram全体の障害かどうかを確認(X検索やDowndetector)
- Instagramサポートに問い合わせ
大切なのは、慌てずに順番に対処法を試していくことです。ほとんどの場合、これらの方法のいずれかで問題は解決します。
それでも解決しない場合は、Instagram側の問題である可能性が高いので、公式からのアナウンスを待ちましょう。

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