Instagramのストーリーやリールに音楽を付けようとしたら、使いたい曲が見つからない、音楽スタンプが表示されない、検索しても曲が出てこない…。
こんな経験はありませんか?
実は、Instagramの音楽機能が使えない原因はいくつかあって、アカウントの種類やアプリのバージョン、地域制限など、様々な要因が関係しているんです。
この記事では、Instagramで音源が出てこない主な原因と、それぞれの状況に合わせた確実な解決方法を分かりやすく説明していきます。
Instagramで音源が出てこない主な原因

まず、なぜ音楽が表示されないのか、主な原因を理解しておきましょう。
原因①:ビジネスアカウントを使っている
これが最も多い原因です。
Instagramのビジネスアカウントでは、著作権の関係で使える音楽が大幅に制限されています。
商用利用と見なされるビジネスアカウントでは、著作権で保護された音楽を自由に使えないため、音楽ライブラリに表示される曲が非常に少なくなったり、まったく表示されなかったりするんです。
特に、人気アーティストの楽曲や最新のヒット曲はほとんど使えません。
原因②:アカウントのカテゴリ設定
プロアカウント(ビジネスアカウントやクリエイターアカウント)の場合、設定しているカテゴリによって使える音楽が変わります。
音楽が制限されやすいカテゴリ:
- 飲食店・レストラン
- 衣料品ブランド
- 美容・化粧品
- ショッピング・小売り
- 商品・サービス
- 食料品店
音楽が使えるカテゴリ:
- アーティスト
- ミュージシャン・バンド
- ブロガー
- デジタルクリエイター
- 個人ブログ
- ライター
- 写真家
- 動画クリエイター
原因③:アプリのバージョンが古い
Instagramアプリが古いバージョンのままだと、音楽機能が正常に動作しないことがあります。
音楽スタンプ自体が表示されなかったり、検索機能が使えなかったりします。
原因④:地域制限
Instagram Musicは、すべての国や地域で利用できるわけではありません。
音楽配信の権利関係の都合で、一部の地域では音楽機能自体が使えないんです。
音楽機能が使える主な国:
- 日本
- アメリカ
- カナダ
- イギリス
- オーストラリア
- ニュージーランド
- フランス
- ドイツ
- スウェーデン
これらの国以外では、基本的に音楽機能が利用できません。
原因⑤:使いたい曲がライブラリにない
Instagramの音楽ライブラリには、すべての曲が登録されているわけではありません。
音楽レーベルやアーティストとの契約関係で、使える曲が決まっているため、探している曲が見つからないこともよくあります。
また、以前は使えた曲がライセンス契約の変更で突然使えなくなることもあるんです。
原因⑥:インターネット接続の問題
音楽データはオンラインで読み込む仕組みなので、ネット接続が不安定だと音楽が表示されないことがあります。
Wi-Fiや��バイルデータの接続状態が悪いと、検索が反応しなかったり、読み込みが終わらなかったりします。
原因⑦:キャッシュデータの問題
アプリに溜まったキャッシュ(一時データ)が原因で、音楽機能が正しく動作しないケースもあります。
キャッシュが増えすぎると、アプリの処理に悪影響を及ぼすんです。
原因⑧:Instagram側の不具合
アプリ自体に一時的な不具合が発生していたり、Instagram側のサーバーに問題があったりすると、音楽機能が使えなくなることがあります。
【最重要】アカウントの種類を確認・変更する
音楽が出てこない場合、まず最初に試してほしいのがアカウントの種類の確認です。
現在のアカウントタイプを確認する方法
手順:
- Instagramアプリを開く
- プロフィール画面に移動
- プロフィール名の下を確認
- 「カテゴリ名」が表示されていれば、プロアカウント(ビジネスまたはクリエイター)
個人アカウントに切り替える方法
ビジネスアカウントから個人アカウントに切り替えることで、音楽が使えるようになります。
手順:
- プロフィール画面の右上メニュー(三本線)をタップ
- 「設定とプライバシー」を選択
- 「プロフェッショナル向け」の中から「アカウントタイプとツール」をタップ
- 「個人用アカウントに切り替える」を選択
- 確認画面で再度「個人用アカウントに切り替える」をタップ
これで個人アカウントになり、すべての音楽が使えるようになります。
クリエイターアカウントに切り替える方法
ビジネス機能は使いたいけど音楽も使いたい場合は、クリエイターアカウントがおすすめです。
手順:
- プロフィール画面の右上メニュー(三本線)をタップ
- 「設定とプライバシー」を選択
- 「プロフェッショナル向け」→「アカウントタイプとツール」をタップ
- 「プロアカウントに切り替える」を選択
- カテゴリ選択画面で「クリエイター」を選択
- 音楽が使える カテゴリ(ブロガー、デジタルクリエイター、ライターなど)を選ぶ
カテゴリだけを変更する方法
クリエイターアカウントのまま、カテゴリだけを変更することもできます。
手順:
- プロフィール画面で「プロフィールを編集」をタップ
- 「カテゴリ」をタップ
- 音楽が使えるカテゴリ(アーティスト、ブロガー、ライター、個人ブログなど)を選択
- 「完了」をタップ
その他の効果的な解決方法
【方法1】アプリを最新版にアップデート
古いバージョンのアプリでは音楽機能が正常に動作しません。
iPhoneの場合
手順:
- App Storeを開く
- 右上のアカウントアイコンをタップ
- 下にスクロールして「Instagram」を探す
- 「アップデート」ボタンがあればタップ
- アップデート完了後、アプリを再起動
Androidの場合
手順:
- Google Play Storeを開く
- 右上のアカウントアイコンをタップ
- 「アプリとデバイスの管理」を選択
- 「更新可能」の中から「Instagram」を探す
- 「更新」をタップ
- アップデート完了後、アプリを再起動
【方法2】キャッシュを削除する
溜まったキャッシュデータをクリアすることで、音楽機能が復活することがあります。
Androidの場合
手順:
- スマホの「設定」を開く
- 「アプリ」または「アプリと通知」をタップ
- 「Instagram」を選択
- 「ストレージとキャッシュ」をタップ
- 「キャッシュを削除」をタップ
- アプリを再起動
iPhoneの場合
iPhoneでは直接キャッシュを削除できないため、アプリの再インストールが必要です。
手順:
- ホーム画面でInstagramアプリを長押し
- 「Appを削除」→「Appを削除」をタップ
- App Storeから再度Instagramをダウンロード
- ログインして音楽機能を確認
【方法3】ネットワーク接続を確認・改善する
インターネット接続が原因の場合があります。
試してほしいこと
手順:
- Wi-Fiとモバイルデータを切り替えてみる
- 機内モードを一度オンにして、再度オフにする
- Wi-Fiルーターを再起動する
- 通信速度が速い環境に移動する
- 地下や電波が届きにくい場所から移動する
【方法4】アプリを再起動する
一時的な不具合は再起動で解決することがあります。
iPhoneの場合
手順:
- ホーム画面を下から上にスワイプ(ホームボタンがある機種は2回タップ)
- Instagramアプリを上にスワイプして終了
- ホーム画面からInstagramを再度開く
Androidの場合
手順:
- 画面下部の「□」ボタンをタップ(機種によって異なる)
- Instagramアプリを見つけて上にスワイプまたは「×」をタップ
- ホーム画面からInstagramを再度開く
【方法5】ログアウトして再ログインする
アカウント情報をリフレッシュすることで問題が解決することがあります。
手順:
- プロフィール画面の右上メニュー(三本線)をタップ
- 「設定とプライバシー」を選択
- 一番下までスクロールして「ログアウト」をタップ
- 確認画面で再度「ログアウト」をタップ
- ログイン画面でユーザー名とパスワードを入力して再ログイン
【方法6】スマホのOSをアップデートする
スマホ本体のシステムが古いと、アプリが正常に動作しないことがあります。
iPhoneの場合
手順:
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」をタップ
- 「ソフトウェアアップデート」を選択
- アップデートがあれば「ダウンロードしてインストール」をタップ
Androidの場合
手順:
- 「設定」アプリを開く
- 「システム」または「端末情報」をタップ
- 「システムアップデート」を選択
- アップデートがあれば指示に従ってインストール
【方法7】Instagram側の障害を確認する
Instagram側に問題がある場合は、復旧を待つしかありません。
確認方法
手順:
- Twitterで「Instagram 音楽」「Instagram 不具合」と検索
- Downdetectorなどの障害情報サイトをチェック
- Instagram公式のTwitterアカウント(@instagram)を確認
- 他のユーザーも同じ問題を抱えていないか確認
多くの人が同じ問題を報告していれば、Instagram側の障害の可能性が高いです。
使いたい曲が見つからない場合の対処法
ISRCコードで検索する
特定の曲を探す場合、ISRCコード(国際標準レコーディングコード)で検索すると見つかることがあります。
検索方法:
- 音楽検索画面を開く
- 検索バーに「isrc:」に続けてISRCコードを入力
- 例:「isrc:USUG12345678」のように入力
ISRCコードは、音楽配信サービスや楽曲情報サイトで確認できます。
別の検索ワードを試す
曲名だけでなく、以下の方法も試してみましょう:
- アーティスト名で検索
- 曲名の英語表記で検索
- アルバム名で検索
- 人気の部分だけで検索(「サビ」など)
外部アプリで動画を編集する
どうしても使いたい曲がInstagramにない場合、動画編集アプリで音楽を追加してからアップロードする方法もあります。
おすすめの動画編集アプリ:
- CapCut(無料)
- InShot(一部無料)
- Filmora(一部無料)
重要な注意点:
- 著作権フリーの音源を使う
- または、適切な使用許諾を得た音源のみを使う
- 無断で商用音楽を使うと、著作権侵害になる可能性がある
地域制限の回避方法(VPN使用)
海外など音楽機能が使えない地域にいる場合、VPNを使って回避できる可能性があります。
手順:
- 信頼できるVPNアプリをダウンロード(NordVPN、ExpressVPNなど)
- VPNアプリを起動
- 音楽機能が使える国(日本、アメリカ、イギリスなど)のサーバーに接続
- Instagramアプリを開いて音楽機能を確認
注意点:
- 無料VPNは通信速度が遅く、安全性に問題がある場合がある
- Instagramの利用規約に違反する可能性がある
- VPNの使用は自己責任で
トラブルシューティングのチェックリスト
音楽が出てこない時は、以下の順番で確認してみてください。
基本チェック:
- [ ] アカウントの種類は個人アカウントか?
- [ ] アプリは最新版か?
- [ ] インターネット接続は安定しているか?
- [ ] Instagram側に障害は発生していないか?
試してみること:
- [ ] アカウントを個人アカウントに切り替える
- [ ] アプリを最新版にアップデートする
- [ ] キャッシュを削除する
- [ ] アプリを再起動する
- [ ] ログアウト→再ログインする
- [ ] スマホを再起動する
- [ ] アプリを再インストールする
よくある質問(Q&A)
Q1:個人アカウントに切り替えたら、フォロワー数は消えますか?
A:いいえ、消えません。アカウントの種類を変更しても、フォロワー、投稿、DMなどのデータはすべて保持されます。
Q2:ビジネスアカウントのままでは音楽は一切使えませんか?
A:一部の音楽は使えますが、人気曲や最新曲はほとんど使えません。クリエイターアカウントに切り替えて、適切なカテゴリを選ぶことをおすすめします。
Q3:以前使えた曲が突然使えなくなったのはなぜ?
A:音楽レーベルとの契約が変更されたり、ライセンスが切れたりすると、曲がライブラリから削除されることがあります。
Q4:すべての国で音楽機能は使えますか?
A:いいえ、使えません。著作権の関係で、一部の国や地域では音楽機能自体が利用できません。
Q5:音楽スタンプ自体が表示されないのですが?
A:アプリのバージョンが古い、または地域制限がかかっている可能性があります。まずはアプリを最新版にアップデートしてください。
Q6:洋楽しか表示されないのはなぜ?
A:ビジネスアカウントを使っているか、カテゴリ設定に問題がある可能性があります。個人アカウントに切り替えるか、カテゴリを変更してください。
まとめ
Instagramで音源が出てこない問題は、ほとんどの場合、以下の方法で解決できます。
最も効果的な解決方法トップ5:
- 個人アカウントに切り替える(ビジネスアカウントの場合)
- アプリを最新版にアップデートする
- キャッシュを削除またはアプリを再インストールする
- クリエイターアカウントのカテゴリを変更する
- ネット接続を確認し、安定した環境で試す
特にビジネスアカウントを使っている場合は、個人アカウントまたはクリエイターアカウント(適切なカテゴリ)に切り替えるだけで、すぐに問題が解決することがほとんどです。
それでも解決しない場合は、Instagram側の一時的な不具合やサーバー障害の可能性もあるため、しばらく時間を置いてから再度試してみましょう。
また、使いたい曲がどうしても見つからない場合は、その曲がInstagramのライブラリに登録されていない可能性があります。
その場合は、著作権に十分注意した上で、外部アプリで編集してからアップロードする方法も検討してみてください。
あなたのInstagramで音楽が使えるようになることを願っています!


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