「あ、間違えた人に送っちゃった!」
「恥ずかしい誤字のまま送信しちゃった…」
「勢いで送ったけど、やっぱり取り消したい!」
InstagramのDM(ダイレクトメッセージ)で、こんな失敗をしたことはありませんか?
実は、Instagramには送信取り消し機能があるんです。この機能を使えば、送ってしまったメッセージを相手の画面からも消すことができます。
ただし、使い方にはコツがあり、いくつか注意点もあります。この記事では、Instagram DMの送信取り消し機能について、初心者の方にも分かりやすく、詳しく解説していきます。
Instagram DMの送信取り消しとは?

送信取り消し(Unsend)は、送信済みのダイレクトメッセージを削除できる機能です。
基本的な特徴
相手の画面からも消える
自分のスマホだけでなく、受け取った相手のスマホからもメッセージが消えます。
時間制限はない
送信直後でも、数日後でも、いつでも取り消せます。
個別に削除可能
会話の中から、特定のメッセージだけを選んで削除できるんです。
複数のメッセージも一度に
まとめて複数のメッセージを選択して取り消すこともできます。
削除との違い
Instagramには「削除」と「送信取り消し」という2つの機能があります。
削除(Delete)
自分の画面からのみメッセージが消えます。相手の画面には残ったままです。
送信取り消し(Unsend)
自分と相手の両方の画面からメッセージが消えます。
今回解説するのは、より強力な「送信取り消し」の方ですね。
送信取り消しの手順:ステップバイステップ
具体的な操作方法を見ていきましょう。
スマホアプリでの取り消し方法
ステップ1:DMを開く
Instagramアプリを開いて、右上のメッセージアイコン(紙飛行機マーク)をタップします。
ステップ2:該当の会話を選択
取り消したいメッセージがある会話を開きます。
ステップ3:メッセージを長押し
削除したいメッセージを長押しします。
ステップ4:「送信を取り消し」を選択
メニューが表示されるので、「送信を取り消し」をタップします。
ステップ5:確認
「このメッセージの送信を取り消しますか?」と聞かれるので、「送信を取り消し」をもう一度タップします。
これで完了です!メッセージが両者の画面から消えます。
パソコン版(ブラウザ・アプリ)での取り消し方法
ステップ1:Instagram DMを開く
ブラウザでinstagram.comにアクセスするか、Windows/Mac用のInstagramアプリを開きます。
ステップ2:会話を選択
左側のメッセージ一覧から、該当の会話をクリックします。
ステップ3:メッセージにカーソルを合わせる
削除したいメッセージの上にマウスカーソルを置きます。
ステップ4:「…」メニューをクリック
メッセージの右側に表示される3点リーダー(…)をクリックします。
ステップ5:「送信を取り消し」を選択
ドロップダウンメニューから「送信を取り消し」をクリックし、確認画面で再度クリックします。
複数のメッセージをまとめて取り消す
一度に複数のメッセージを選択して削除することもできます。
手順
ステップ1:メッセージを長押し
取り消したいメッセージの1つを長押しします。
ステップ2:「その他を選択」をタップ
メニューから「その他を選択」を選びます。
ステップ3:複数選択
削除したい他のメッセージをタップして選択します。選択されたメッセージにはチェックマークが付きます。
ステップ4:「送信を取り消し」
画面下部の「送信を取り消し」ボタンをタップします。
ステップ5:確認
確認画面で「送信を取り消し」をもう一度タップします。
選択したすべてのメッセージが一度に削除されます。
送信取り消し後の表示
取り消した後、画面にどう表示されるのでしょうか。
自分の画面
メッセージが完全に消えます。跡形もなく、まるで最初から送らなかったかのようになります。
相手の画面
取り消し直後
メッセージが消えて、何も表示されなくなります。
通知について
相手が既に通知を見ている場合、通知センターには残ることがあります。ただし、アプリ内では見られなくなります。
「送信を取り消しました」という表示
以前のバージョンでは「〇〇さんがメッセージの送信を取り消しました」と表示されていましたが、現在のバージョンでは基本的に何も表示されません。
送信取り消しの注意点と制限
便利な機能ですが、いくつか知っておくべきことがあります。
スクリーンショットには無効
相手がメッセージのスクリーンショットを撮っていた場合、その画像は残ります。
取り消し機能は、Instagram上からメッセージを消すだけで、既に保存された画像までは消せないんです。
通知は残ることがある
プッシュ通知
相手のスマホに既に届いた通知は、取り消しても消えない場合があります。
ロック画面
ロック画面に表示された通知も、相手が見ている可能性があります。
メール通知
Instagram の設定でメール通知をオンにしている場合、メールは取り消せません。
既読後でも取り消せる
相手が既にメッセージを読んだ後でも、取り消すことは可能です。
ただし、既に読まれているということは、内容を見られているということ。取り消しても、相手は覚えているかもしれませんね。
完全に消えるわけではない
Instagram側のサーバー
取り消したメッセージは、一定期間Instagramのサーバーに残っている可能性があります。法的な理由などで開示を求められた場合、復元されることもあり得ます。
相手にバレる可能性
通知を既に見ている
取り消す前に相手が通知を見ていれば、「何か送られてきたのに消えた」と気づかれます。
会話の流れが不自然
複数のメッセージのやり取りの途中を削除すると、会話の流れが不自然になって気づかれることがあります。
取り消しできない場合の原因と対処法
「送信を取り消し」が表示されない、または実行できない場合の対処法です。
アプリのバージョンが古い
原因:
古いバージョンのInstagramアプリでは、送信取り消し機能が使えない場合があります。
解決策:
App StoreまたはGoogle Playで、Instagramアプリを最新バージョンにアップデートしましょう。
インターネット接続の問題
原因:
ネットワーク接続が不安定だと、取り消し操作が失敗することがあります。
解決策:
- Wi-Fiや4G/5Gの接続を確認
- 機内モードのオン・オフを試す
- ルーターの再起動
アプリの一時的な不具合
原因:
アプリ自体に一時的な問題が発生している可能性があります。
解決策:
- アプリを完全に終了して再起動
- スマホ本体を再起動
- アプリのキャッシュをクリア
既に削除されたアカウントへのメッセージ
原因:
相手がアカウントを削除している場合、取り消しできないことがあります。
解決策:
この場合は、相手のアカウントが既にないため、実質的に問題ないと言えます。
削除と送信取り消しの使い分け
2つの機能をどう使い分けるべきでしょうか。
「削除」を使うべき場合
自分の履歴を整理したいだけ
相手に見せたままでいいが、自分の画面からは消したい場合。
会話が長くなりすぎた
スクロールが大変になったので、自分の側だけ古いメッセージを削除したい場合。
「送信取り消し」を使うべき場合
間違えて送信した
誤字、宛先ミス、内容の間違いなど。
誤解を招く内容を送った
冷静になって考えたら、適切でない内容だった場合。
勢いで送ってしまった
感情的になって送ったメッセージを後悔している場合。
情報が古くなった
送った後に状況が変わり、内容が正しくなくなった場合。
送信取り消しのマナーとエチケット

技術的には取り消せても、マナー的に考えるべきこともあります。
頻繁な取り消しは避ける
何度も何度も送っては取り消しを繰り返すと、相手を不安にさせたり、不信感を抱かせたりします。
推奨:
送信前に内容をよく確認する習慣をつけましょう。
既読後の取り消しは慎重に
相手が既に読んだメッセージを取り消すと、「何か隠したいことがあるのかな?」と思われる可能性があります。
対処法:
既読後なら、取り消すより「さっきのメッセージ、訂正です」と追加メッセージを送る方が自然な場合もあります。
重要な約束は取り消さない
待ち合わせの時間や場所など、重要な情報を含むメッセージは、たとえ間違いに気づいても、取り消すより訂正メッセージを送った方が安全です。
理由:
相手が既に予定を入れている可能性があり、取り消しで情報が消えると混乱を招きます。
よくある質問
実際によく聞かれる疑問に答えます。
Q1:何日前のメッセージでも取り消せる?
はい、時間制限はありません。数週間前、数ヶ月前のメッセージでも取り消すことができます。
ただし、時間が経っているほど、相手は既に内容を見て覚えている可能性が高いですね。
Q2:相手に「取り消した」と通知される?
現在のバージョンでは、基本的に通知されません。メッセージが静かに消えます。
ただし、以前のバージョンでは通知があったため、相手のアプリが古い場合は通知される可能性もあります。
Q3:グループチャットでも取り消せる?
はい、可能です。グループDMでも、自分が送ったメッセージを取り消せます。
取り消すと、グループ内の全員の画面から消えます。
Q4:写真や動画も取り消せる?
はい、テキストだけでなく、写真、動画、ボイスメッセージ、GIF、スタンプなど、すべての種類のメッセージを取り消せます。
Q5:相手が既にスクショを撮っていたら?
残念ながら、スクリーンショットで保存された画像は消せません。
これが送信取り消し機能の限界です。重要な内容や、後悔しそうな内容は、送信前に慎重に考えましょう。
Q6:間違えて取り消してしまったら復元できる?
いいえ、一度取り消したメッセージは復元できません。
取り消しの確認画面が表示されるので、誤操作を防ぐために必ず確認しましょう。
Q7:ブロックした相手に送ったメッセージは?
ブロック後も、送信したメッセージは取り消すことができます。
ただし、ブロックを解除するまでは、相手との会話自体にアクセスできません。
送信ミスを防ぐための予防策
そもそも、取り消す必要がないように、送信ミスを減らす方法です。
送信前の確認習慣
読み返す
送信ボタンを押す前に、必ず一度読み返しましょう。
宛先を確認
特に似た名前の人がいる場合は、送り先を再確認します。
落ち着いてから送る
感情的な時は、一呼吸置いてから送信します。
下書き機能の活用
長いメッセージは、いったんメモアプリなどで下書きしてから、コピー&ペーストで送信するのも安全です。
重要な内容はダブルチェック
日時、場所、金額など、重要な情報を含むメッセージは、特に慎重に確認します。
自動予測変換に注意
スマホの予測変換機能で、意図しない言葉が入力されることがあります。特に固有名詞は注意しましょう。
他のSNSとの比較
Instagram以外のSNSでも、同様の機能があります。
LINE
送信取り消し
24時間以内なら取り消し可能。「メッセージの送信を取り消しました」と表示されます。
Twitter(X)のDM
送信取り消し
可能です。相手の画面からも消えます。
Facebook Messenger
送信取り消し
可能です。Instagramと同じMeta社のサービスなので、機能も似ています。
メッセージ削除
送信後1時間以内なら取り消し可能です。
プライバシーとセキュリティの考え方
送信取り消し機能があっても、完全に安心とは言えません。
デジタルの足跡
一度インターネット上に送信した情報は、完全には消せないという認識を持ちましょう。
理由:
- スクリーンショット
- 通知の履歴
- サーバー側のログ
慎重な情報共有
個人情報や機密情報は、そもそもDMで送らない方が安全です。
特に注意すべき情報:
- パスワード
- クレジットカード番号
- 住所や電話番号
- 他人の個人情報
公式の暗号化機能
Instagramは、一部のメッセージでエンドツーエンド暗号化を提供しています。
セキュリティを重視する場合は、「消える写真や動画」機能と組み合わせて使うのも一つの方法です。
まとめ:賢く使って安心なコミュニケーション
Instagramの送信取り消し機能は、送信ミスをフォローできる便利な機能です。
この記事のポイント:
- 送信取り消しは相手の画面からもメッセージを削除できる
- 時間制限なく、いつでも取り消し可能
- メッセージを長押しして「送信を取り消し」を選ぶだけ
- 複数のメッセージをまとめて取り消すこともできる
- 既読後でも取り消せるが、相手は内容を見ている
- スクリーンショットや通知には無効
- 取り消しと削除は別機能
- 頻繁な取り消しは避け、送信前の確認が大切
- 完全に安全ではないので、慎重な情報共有を心がける
賢い使い方:
- まず送信前の確認を習慣化
- ミスした時は速やかに取り消し
- 既読後の取り消しは慎重に判断
- 重要な情報は訂正メッセージで補足
- プライバシーに配慮した情報共有
送信取り消し機能は「保険」のようなものです。あることで安心できますが、最初から使わなくて済むように、慎重なコミュニケーションを心がけることが一番大切ですね。

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