Instagramで他のサービスと連携したものの、「やっぱり解除したい」と思ったことはありませんか?
FacebookやTwitterとの自動投稿、連絡先の同期、外部アプリとの連携など、Instagramには便利な連携機能がたくさんあります。でも、プライバシーが気になったり、使い分けたくなったりして、連携を解除したくなることもありますよね。
この記事では、Instagramの様々な連携解除方法を、スマホアプリとパソコンの両方から分かりやすく解説していきます。
なぜInstagramの連携を解除するの?

まず、どんな理由で連携を解除したくなるのか、よくあるケースを見てみましょう。
プライバシーを守りたい
FacebookとInstagramを連携していると、片方の友達がもう片方のアカウントを簡単に見つけられてしまいます。
仕事用とプライベート用で使い分けている人にとっては、ちょっと困った状況ですね。
投稿を使い分けたい
連携していると、Instagram用に撮った写真がFacebookにも自動で投稿されてしまいます。
でも実際は、Instagramには映える写真を投稿して、Facebookには家族向けの投稿をしたいなど、使い分けたいケースも多いですよね。
セキュリティを強化したい
もし片方のアカウントが不正アクセスされた場合、連携していると連鎖的に影響を受ける可能性があります。
アカウントを独立させておけば、リスクを最小限に抑えられるんです。
知り合いにバレたくない
連絡先を同期していると、電話帳に登録している人全員に自分のアカウントが表示されてしまう可能性があります。
「この人には見つかりたくない」という相手がいる場合は、連携を解除しておくと安心です。
FacebookとInstagramの連携を解除する方法
最も多いのが、FacebookとInstagramの連携解除です。2つの方法を紹介します。
方法1:Instagramアプリから解除する
スマホのInstagramアプリから、簡単に連携を解除できます。
手順:
- Instagramアプリを開いて、右下のプロフィールアイコンをタップ
- 右上の三本線(メニューアイコン)をタップ
- 「アカウントセンター」を選択
- 「アカウント」をタップ(画面下の方にあります)
- 連携を解除したいFacebookアカウントを選択
- 「アカウントセンターから削除」をタップ
- 「このアカウントのコネクテッドエクスペリエンスの利用を停止しますか?」と表示されたら「次へ」をタップ
- 最後に「(アカウント名)を削除」をタップして完了
「削除」という言葉が出てきて不安になるかもしれませんが、これはアカウントセンターからの削除であって、Facebook自体のアカウントが消えるわけではないので安心してください。
方法2:Facebookアプリから解除する
Facebook側からも連携を解除できます。
手順:
- Facebookアプリを開く
- 右下のメニューアイコン(三本線)をタップ
- 「設定とプライバシー」から「設定」を選択
- 「アカウントセンター」をタップ
- 「アカウント」を選択
- 連携を解除したいInstagramアカウントをタップ
- 「アカウントセンターから削除」を選択
- 画面の指示に従って削除を完了
どちらか一方で解除すれば、両方の連携が切れます。わざわざ両方で操作する必要はありません。
Facebookページとの連携を解除する方法
ビジネスアカウントの場合、FacebookページとInstagramを連携していることが多いですよね。この連携も解除できます。
Instagramから解除する
- Instagramのプロフィール画面を開く
- 「プロフィールを編集」をタップ
- 「プロフィール情報」の中にある「ページ」をタップ
- Facebookページ名が表示されている場合、それをタップ
- 「ページのリンクを解除」を選択して完了
これでFacebookページとの連携が切れます。
連絡先の同期を解除する方法
Instagramは、スマホの連絡先(電話帳)と同期して、知り合いを見つけやすくする機能があります。でも、この機能をオフにしたい人も多いはず。
Instagramアプリから解除する
手順:
- プロフィール画面右上のメニューボタンをタップ
- 「アカウントセンター」を開く
- 「あなたの情報とアクセス許可」を選択
- 「連絡先をアップロード」をタップ
- 「連絡先をリンク」をオフにする
- 「リンクを解除」をタップして完了
これで、今後は連絡先が自動的に同期されなくなります。
スマホの設定から解除する(より確実な方法)
Instagramアプリの設定だけでなく、スマホ本体の設定からも連絡先へのアクセスを遮断できます。こちらの方が確実です。
iPhoneの場合:
- 「設定」アプリを開く
- 下にスクロールして「Instagram」を選択
- 「連絡先」のボタンをオフにする
Androidの場合:
- 「設定」アプリを開く
- 「アプリ」または「アプリ管理」を選択
- 「Instagram」を見つけてタップ
- 「権限」または「アプリの権限」を選択
- 「連絡先」のアクセスをオフにする
この設定をしておけば、誤ってアプリ内で同期をオンにしてしまっても、連絡先にアクセスできないので安心です。
他社アプリとの連携を解除する方法
Instagramは、写真加工アプリや分析ツールなど、様々な外部アプリと連携できます。使わなくなったアプリは連携を解除しておきましょう。
Instagramから解除する手順
- プロフィール画面のメニューを開く
- 「設定とプライバシー」を選択
- 「アカウントセンター」を開く
- 「アプリとウェブサイト」または「アクティブ」を選択
- 連携を解除したいアプリを選ぶ
- 「削除」をタップ
定期的にチェックして、使っていないアプリの連携は解除しておくのがおすすめです。セキュリティ上も安全ですよ。
Facebookから他社アプリとの連携を解除
Facebook経由でInstagramを使っている場合、Facebook側から連携を確認・解除することもできます。
手順:
- Facebookアプリまたはウェブサイトを開く
- 設定画面を開く
- 「アプリとウェブサイト」をクリック
- 連携中のアプリ一覧が表示される
- 削除したいアプリの「削除」ボタンをクリック
この方法で、Instagramに関連するアプリも一緒に確認できます。
複数のInstagramアカウントの連携を解除

複数のInstagramアカウントを持っていて、それらを一つのログインで管理している場合、個別のアカウントを切り離すこともできます。
アカウントの連携を解除する手順
- Instagramアプリでプロフィール画面を開く
- 右上のメニューから「設定とプライバシー」を選択
- 「ログイン情報」をタップ
- 連携を解除したいアカウントのチェックを外す
- 「削除」を選択して確認
これで、そのアカウントは独立して使えるようになります。次回からは、個別にユーザー名とパスワードを入力してログインする必要があります。
注意点:
連携を解除する前に、そのアカウントのパスワードを確認しておきましょう。パスワードを忘れていると、ログインできなくなってしまいます。
パソコンから連携を解除する方法
スマホだけでなく、パソコンからも連携を解除できます。
Instagram.comから解除
- ブラウザでInstagram.comにアクセスしてログイン
- 左側のメニューから「その他」をクリック
- 「設定」を選択
- 「アカウントセンター」をクリック
- 「アカウント」を選択
- 解除したいアカウントを選んで「削除」をクリック
- 確認画面で「はい」を選択
パソコンの方が画面が大きいので、設定項目を探しやすいかもしれませんね。
よくあるトラブルと解決方法
「連携解除」のオプションが見つからない
原因:
そもそも連携されていない可能性があります。
解決方法:
アカウントセンターを開いて、実際に連携されているアカウントがあるか確認してみましょう。連携されていなければ、解除の必要はありません。
連携解除後もログインできない
原因:
解除プロセスが正常に完了していない可能性があります。
解決方法:
もう一度アカウントセンターを確認して、本当に連携が解除されているかチェックしてください。まだ連携が残っている場合は、再度解除手順を実行しましょう。
パスワードが分からなくなった
原因:
連携していたときは、Facebookログインを使っていて、Instagram独自のパスワードを設定していなかった可能性があります。
解決方法:
Instagramのログイン画面で「パスワードを忘れた場合」をタップして、パスワードリセットの手続きを行ってください。登録しているメールアドレスにリセット用のリンクが届きます。
連絡先の同期が解除できない
原因:
アプリだけでなく、スマホの設定でも許可されている可能性があります。
解決方法:
上で説明したように、スマホ本体の設定からInstagramの連絡先アクセス権限をオフにしてください。それでも解決しない場合は、Instagramアプリを最新版にアップデートしてみましょう。
連携解除のメリットとデメリット
メリット
プライバシーが守られる
各アカウントが独立するので、個人情報の管理がしやすくなります。
セキュリティが向上する
一つのアカウントが侵害されても、他のアカウントへの影響を防げます。
投稿の使い分けができる
それぞれのプラットフォームに最適な投稿ができるようになります。
アルゴリズムの最適化
各プラットフォームのアルゴリズムに合わせたコンテンツ作りが可能になります。
デメリット
手間が増える
それぞれのプラットフォームに個別に投稿する必要があります。
ログインが面倒になる
アカウントごとにログイン情報を管理しなければなりません。
クロスプラットフォームのリーチが減る
自動で複数のプラットフォームに投稿できなくなるため、総リーチ数は減る可能性があります。
連携解除前に確認すべきこと
1. パスワードを確認しておく
連携を解除すると、次回からは個別にログインする必要があります。各アカウントのパスワードを覚えているか、必ず確認しておきましょう。
パスワードが分からない場合は、連携を解除する前にリセットしておくと安心です。
2. 自動投稿の設定を見直す
FacebookとInstagramの連携を解除すると、自動投稿もできなくなります。
今後の投稿戦略を考えて、本当に解除してよいか検討しましょう。
3. 広告アカウントの影響を確認
ビジネスアカウントでFacebook広告を運用している場合、連携を解除すると広告配信に影響が出る可能性があります。
広告マネージャーの設定も確認してから解除するようにしてください。
4. 解除は元に戻せる
連携を解除しても、再度連携することは可能です。
「やっぱり連携していた方が便利だった」と思ったら、いつでも元に戻せるので安心してください。
連携解除後のセキュリティ対策
連携を解除した後は、セキュリティ面での対策も忘れずに。
二段階認証を設定する
連携が切れて独立したアカウントになったら、それぞれに二段階認証を設定しましょう。
これによって、万が一パスワードが漏れても、不正アクセスを防ぐことができます。
設定方法:
- Instagramの設定画面を開く
- 「セキュリティ」を選択
- 「二段階認証」をタップ
- 認証方法(SMS、認証アプリなど)を選んで設定
Facebookも同様に二段階認証を設定しておきましょう。
定期的にパスワードを変更する
セキュリティを保つためには、定期的なパスワード変更も効果的です。
3〜6ヶ月に一度くらいの頻度で変更すると、より安全にアカウントを守れます。
ログインアクティビティを確認する
定期的に、自分以外の誰かがログインしていないかチェックしましょう。
Instagramの設定から「セキュリティ」→「ログインアクティビティ」で確認できます。
まとめ:自分に合った使い方を見つけよう
Instagramの連携解除、思っていたより簡単だったのではないでしょうか?
この記事で解説した連携解除方法:
- FacebookとInstagramの連携解除(アカウントセンターから)
- Facebookページとの連携解除(プロフィール編集から)
- 連絡先の同期解除(アプリとスマホ設定の両方から)
- 他社アプリとの連携解除(設定メニューから)
- 複数アカウントの連携解除(ログイン情報から)
連携機能は便利ですが、プライバシーやセキュリティのことを考えると、必要ない連携は解除しておく方が安心です。
特に連絡先の同期は、意図せず多くの人にアカウントが公開されてしまう可能性があるので、不要なら早めに解除しておきましょう。
一方で、ビジネス用途で複数のSNSを運用している人にとっては、連携機能は作業効率を大幅に上げてくれる便利なツールです。
大切なのは、自分の使い方に合わせて、適切に設定すること。この記事を参考に、あなたに最適なInstagramの使い方を見つけてくださいね!
定期的にアカウント設定を見直して、安全で快適なSNSライフを楽しみましょう。


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