Instagramで友達の投稿を見ていると、写真の中に「@ユーザー名」が表示されていることがありますよね。
これがタグ付けという機能。友達との写真を投稿する時や、お店や場所を紹介する時にとても便利なんです。
「タグ付けって何?」「どうやるの?」「勝手にタグ付けされたら困る…」
この記事では、Instagramのタグ付け機能について、初心者の方にも分かるように丁寧に解説していきます。
便利な反面、プライバシーにも関わる機能なので、正しく理解して使いこなしましょう!
Instagramのタグ付けとは?基本を理解しよう

タグ付けの意味
タグ付けとは、投稿した写真や動画に、写っている人や関連するアカウントを紐付ける機能のこと。
「この写真には、この人が写っていますよ」という情報を付け加えるイメージですね。
英語では「Tag」(札、ラベル)という言葉が使われます。
どんな見た目?
タグ付けされた投稿では、写真をタップすると「@ユーザー名」が表示されます。
このユーザー名をタップすると、そのアカウントのプロフィールページに飛べるんです。
つまり、タグ付けは写真と人(アカウント)を結びつけるリンクのような役割を果たしています。
ハッシュタグとの違い
混同しやすいのがハッシュタグとの違い。
ハッシュタグ(#):
- キャプション(文章)に書く
- トピックやテーマを表す
- 例:#カフェ巡り #ファッション #旅行
タグ付け(@):
- 写真や動画に直接付ける
- 人物やアカウントを指定する
- 例:友達のアカウント、お店の公式アカウント
ハッシュタグは「何についての投稿か」を示し、タグ付けは「誰が関係しているか」を示すんですね。
タグ付けできるもの・できる場所
Instagramでは、様々な場所でタグ付けができます。
1. フィード投稿(通常の投稿)
メインのフィード(タイムライン)に投稿する写真や動画にタグ付けできます。
最もよく使われるタグ付けの場所です。
2. ストーリーズ
24時間で消えるストーリーズにもタグ付けが可能。
ストーリーズでは、写真に直接@メンションとして追加します。
3. リール
短い動画コンテンツのリールにもタグ付けできます。
フィード投稿と同じように、人物タグを追加できるんです。
タグ付けできる対象
- 人物:友達、知人、自分自身
- お店やブランド:飲食店、アパレルショップなどの公式アカウント
- 企業やサービス:イベントや商品の公式アカウント
基本的に、Instagram上に存在する任意のアカウントをタグ付けできます。
タグ付けのやり方(フィード投稿)
それでは、実際のタグ付け方法を見ていきましょう。
新規投稿でタグ付けする手順
ステップ1:投稿作成画面を開く
- ホーム画面下部の「+」ボタンをタップ
- 写真や動画を選択
- フィルターや編集を適用(任意)
- 「次へ」をタップ
ステップ2:タグ付けする
- 「新規投稿」画面で「タグ付け」をタップ
- タグ付けしたい位置を写真上でタップ
- 検索欄が表示されるので、ユーザー名を入力
- 候補から該当するアカウントを選択
- 複数人タグ付けする場合は、この作業を繰り返す
ステップ3:投稿する
- キャプション(文章)を入力
- 「シェア」をタップして投稿完了
既存の投稿にタグ付けを追加する
投稿後でも、タグ付けを追加できます。
手順:
- タグを追加したい投稿を開く
- 右上の「…」(メニューボタン)をタップ
- 「編集」を選択
- 「タグ付け」をタップ
- 追加したいアカウントをタグ付け
- 「完了」をタップ
ストーリーズでのタグ付け方法
ストーリーズでは、少し違う方法でタグ付けします。
手順:
- ストーリーズ作成画面で写真や動画を選択
- 画面上部の「@」マークをタップ(またはテキストツールで「@」を入力)
- タグ付けしたいユーザー名を入力
- 候補から選択
- テキストの位置やサイズを調整
- 「ストーリーズに追加」をタップ
ストーリーズでは、写真上に直接「@ユーザー名」というテキストが表示されます。
タグ付けされた時の通知と確認方法
自分がタグ付けされた場合、どうなるのでしょうか。
通知が届く
誰かがあなたをタグ付けすると、通知が届きます。
画面下部のハートマークをタップすると、アクティビティ画面で確認できます。
「〇〇さんが投稿であなたをタグ付けしました」という通知が表示されるんです。
自分がタグ付けされた投稿の確認方法
手順:
- 自分のプロフィール画面を開く
- プロフィール写真の右側にある人型アイコンをタップ
- 自分がタグ付けされた投稿の一覧が表示される
ここで、自分が写っている写真や、関連付けられた投稿をまとめて見られます。
タグ付けを承認制にする設定
デフォルトでは、誰でもあなたをタグ付けできます。
でも、勝手にタグ付けされたくない場合は、承認制に変更できるんです。
設定方法:
- プロフィール画面右上のメニューをタップ
- 「設定とプライバシー」を選択
- 「タグとメンション」を選択
- 「投稿を手動で承認」をオンにする
この設定をオンにすると、タグ付けされた投稿は自動的には表示されず、あなたが承認したものだけが公開されます。
タグ付けを削除・非表示にする方法
自分がタグ付けされた投稿を削除したい場合もありますよね。
自分へのタグ付けを削除する
手順:
- タグ付けされた投稿を開く
- 写真をタップして、タグを表示させる
- 自分のユーザー名をタップ
- 「投稿から自分を削除」を選択
- 確認画面で「削除」をタップ
これで、その投稿からあなたのタグが削除されます。
ただし、投稿自体は残ります(写真は削除されません)。
プロフィールから非表示にする
タグ自体は残しつつ、自分のプロフィールの「タグ付けされた投稿」欄からは非表示にすることもできます。
手順:
- プロフィール画面の「タグ付けされた投稿」を開く
- 非表示にしたい投稿の右上「…」をタップ
- 「プロフィールに表示しない」を選択
この場合、元の投稿にはタグが残りますが、あなたのプロフィールからは見えなくなります。
複数の投稿をまとめて非表示
手順:
- プロフィール画面の「タグ付けされた投稿」を開く
- 右上の「…」をタップ
- 「投稿を管理」を選択
- 非表示にしたい投稿を複数選択
- 「プロフィールに表示しない」をタップ
複数選択できるので、効率的に管理できます。
他人のタグ付けを削除する方法

自分が投稿した写真に、誰かがタグ付けした人を削除することもできます。
自分の投稿から他人のタグを削除
手順:
- 自分の投稿を開く
- 写真をタップしてタグを表示
- 削除したいユーザー名をタップ
- 「タグを削除」を選択
これで、その人のタグだけが削除されます。
タグ付けのメリット
タグ付け機能には、どんな利点があるのでしょうか。
1. 友達との思い出を共有しやすい
一緒に遊んだ写真に友達をタグ付けすることで、簡単に思い出を共有できます。
友達のフォロワーにも、あなたの投稿が届きやすくなるんです。
2. お店や場所の紹介に便利
カフェやレストランの公式アカウントをタグ付けすれば、お店の情報を簡単に共有できます。
他の人も同じお店を見つけやすくなりますね。
3. 投稿の露出が増える
タグ付けされた人のフォロワーにも、あなたの投稿が見られる可能性があります。
新しい人に投稿を見てもらうチャンスが増えるんです。
4. 写っている人を明確にできる
「この人誰?」という疑問が解消され、写真の文脈が分かりやすくなります。
5. ビジネス活用にも有効
企業やインフルエンサーとのコラボ投稿で、互いのフォロワーにリーチできます。
PR投稿などでも活用されていますね。
タグ付けのデメリットと注意点
便利な反面、注意すべき点もあります。
1. プライバシーの問題
勝手にタグ付けされると、自分の写った写真が拡散される可能性があります。
特に、公開アカウントの場合は注意が必要です。
2. 知られたくない人間関係がバレる
タグ付けによって、意図しない人間関係が他の人に知られてしまうことも。
職場の人に、プライベートな友人関係を知られたくない場合もありますよね。
3. 位置情報の流出リスク
自宅近くの写真にタグ付けされると、住んでいる場所が特定される可能性があります。
防犯上のリスクにも繋がるので要注意です。
4. 望まない投稿に紐付けられる
自分が写っていない投稿や、不適切な内容の投稿にタグ付けされることもあります。
5. 通知が増えすぎる
人気のアカウントだと、タグ付けの通知が大量に来て煩わしく感じることも。
タグ付けのマナーとルール
トラブルを避けるために、守りたいマナーがあります。
1. 相手の許可を取る
特に顔がはっきり写っている写真は、タグ付けする前に相手に確認しましょう。
「この写真、投稿してもいい?」と一言聞くだけで、トラブルを防げます。
2. 不適切な写真にはタグ付けしない
- 変顔や寝顔など、相手が嫌がりそうな写真
- 服装が乱れている写真
- プライベートすぎる場面の写真
こうした写真へのタグ付けは避けましょう。
3. 位置情報には注意
自宅や勤務先など、個人を特定できる場所へのタグ付けは慎重に。
特に他人の自宅近くの写真は、絶対にタグ付けしないようにしましょう。
4. 過度なタグ付けは控える
関係のない投稿に、注目を集めるためだけにタグ付けするのはマナー違反。
スパム行為とみなされ、アカウント制限を受ける可能性もあります。
5. タグ削除の依頼には応じる
友達から「このタグ外して」と言われたら、すぐに対応しましょう。
理由を詮索せず、スムーズに削除してあげるのがマナーです。
ビジネスでのタグ付け活用
お店や企業の公式アカウントを運営している方向けに、タグ付けの活用法を紹介します。
1. UGC(ユーザー生成コンテンツ)の促進
お客様に「投稿時は@店名をタグ付けしてください」と呼びかけることで、口コミ投稿を集められます。
タグ付けされた投稿は、お店の信頼性アップに繋がるんです。
2. コラボレーション企画
インフルエンサーや他社とのコラボ投稿で、互いにタグ付けし合うことで、双方のフォロワーにリーチできます。
3. イベント告知
イベント参加者やスポンサーをタグ付けすることで、情報拡散を促進できます。
4. 商品紹介
商品の公式アカウントや関連ブランドをタグ付けすることで、詳細情報へのアクセスを容易にできます。
よくある質問(Q&A)
Q1. タグ付けできる人数に上限はある?
1つの投稿につき、最大30人までタグ付けできます。
それ以上は追加できません。
Q2. タグ付けは後から追加・削除できる?
はい、投稿後でも自由に編集できます。
タグの追加も削除も可能です。
Q3. 非公開アカウントの人もタグ付けできる?
できます。ただし、その人のフォロワー以外は、タグをタップしてもプロフィールが見られません。
Q4. タグ付けされたくない場合は?
設定で「投稿を手動で承認」をオンにすれば、承認制にできます。
または、タグ付けされた後に自分で削除することも可能です。
Q5. ストーリーズのタグ付けは24時間後に消える?
はい、ストーリーズ自体が消えるため、タグ付けも一緒に消えます。
ただし、ハイライトに追加すれば残り続けます。
Q6. タグを付けた相手にバレずに削除できる?
いいえ、タグを削除すると相手に通知が行く可能性があります。
慎重に判断しましょう。
Q7. 企業の公式アカウントをタグ付けしてもいい?
一般的には問題ありません。多くの企業は、むしろタグ付けを歓迎しています。
ただし、誹謗中傷や虚偽の内容でのタグ付けは避けましょう。
タグ付けのプライバシー設定まとめ
最後に、プライバシーを守るための設定をまとめておきます。
おすすめ設定
設定画面の開き方:
プロフィール→メニュー→設定とプライバシー→タグとメンション
推奨設定:
- 「投稿を手動で承認」をオン
勝手にタグ付けされた投稿が公開されなくなります - 「タグ付けを許可する人」を制限
「フォローしている人」のみに制限すると安心 - 「メンションを許可する人」も設定
ストーリーズでの@メンション対策 - 定期的にタグ付け投稿を確認
プロフィールの「タグ付けされた投稿」を定期チェック
まとめ:タグ付けを上手に活用しよう
Instagramのタグ付けについて、ここまで詳しく見てきました。最後に要点を整理しておきましょう。
タグ付けの重要ポイント:
- 写真に人物やアカウントを紐付ける機能
- ハッシュタグとは別物(人を指定 vs テーマを示す)
- フィード投稿、ストーリーズ、リールで使える
- 最大30人までタグ付け可能
- いつでも追加・削除できる
便利な使い方:
- 友達との思い出を共有
- お店や場所の紹介
- ビジネスでの集客やPR
- イベントの盛り上げ
注意すべき点:
- プライバシーへの配慮
- 相手の許可を取る習慣
- 承認制の設定活用
- 位置情報への注意
- 過度なタグ付けは避ける

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