ゲームのレビューや実況動画で「このゲーム、ぬるぬる動く!」という表現を見かけたことはありませんか。
この記事では、ゲーム用語としての「ぬるぬる動く」の意味や具体的な基準、関連する用語について詳しく解説します。
「ぬるぬる動く」の意味

「ぬるぬる動く」とは、ゲームのキャラクターや画面が非常にスムーズに動いている状態を表すゲーム用語です。
一般的に、ゲームの動作が60fps(フレームレート)以上を維持している際に使われる表現で、ゲームハードの性能やソフトのクオリティの高さを示す言葉として用いられます。
ポジティブな意味合いで使われることが多く、プレイヤーが快適にゲームを楽しめる状態を指します。
「なめらかに動く」という意味を、より感覚的に表現したのが「ぬるぬる」という言葉です。
フレームレート(fps)とは
fpsは「frames per second」の略で、1秒間に画面が何枚の画像(フレーム)で構成されているかを示す数値です。
パラパラ漫画をイメージすると分かりやすいでしょう。
fpsの数値が高いほど、1秒間に使用される画像の枚数が多くなるため、動きがより滑らかに見えます。
逆にfpsが低いと、画像の枚数が少なくなり、動きがカクカクして見えてしまいます。
「ぬるぬる」と感じる具体的な基準
ゲームが「ぬるぬる動く」と感じられる具体的な基準は、一般的に60fps以上です。
各フレームレートでの体感は以下のとおりです。
30fps:プレイは可能ですが、やや動きがぎこちなく感じる場合がある
60fps:多くのプレイヤーが「滑らか」と感じる基準値
120fps:非常に滑らかで、特に対戦ゲームでは有利になる
144fps以上:プロゲーマーやeスポーツで使用される高水準
60fpsは多くのゲームで採用されている標準的なフレームレートであり、これを維持できれば「ぬるぬる動く」と表現されます。
さらに高いフレームレートになると、動きの滑らかさだけでなく、入力遅延(インプットラグ)の減少にもつながり、より快適なプレイ体験が得られます。
ただし、モニターのリフレッシュレート(Hz)を超えるfpsを出しても、画面には反映されません。
例えば、60Hzのモニターでは60fpsまでしか表示できないため、ゲーム側で120fpsを出力していても、実際に見える映像は60fpsになります。
関連用語
「ぬるぬる動く」と一緒に使われることが多い関連用語を紹介します。
サクサク動く
処理速度が速く、待ち時間が少ない状態を表す言葉です。
例えば、ブラウザで画像が多いページをすぐに表示できたり、重いゲームの起動が速かったりする場合に「サクサク動く」と表現します。
「ぬるぬる」が映像の滑らかさを指すのに対して、「サクサク」は処理の速さや反応の良さを指す点が異なります。
ヌルサク
「ぬるぬる」と「サクサク」の両方を満たした最上級の褒め言葉です。
映像が滑らかでありながら、処理も速いという理想的な状態を指します。
「こんなに重いゲームがヌルサクで動く!」のように使われ、ハイスペックなゲーミングPCの性能を表現する際によく用いられます。
カクカク動く
「ぬるぬる」の反対語で、動きに滑らかさがない状態を表します。
フレームレートが低い、またはPC性能が不足している場合に使われるネガティブな表現です。
動きがぎこちなく、キャラクターが瞬間移動しているように見えたり、画面全体の動きが遅く感じられたりする状態を指します。
英語での類似表現
英語圏のゲーマーは、「ぬるぬる動く」に相当する表現として「buttery smooth(バターのように滑らか)」という言葉をよく使います。
また、単に「smooth gameplay」や「silky smooth」という表現も一般的です。
日本語の「ぬるぬる」と同様、非常に滑らかで快適なゲームプレイを褒める際に使われる表現です。
ぬるぬる動かすための要素

ゲームを「ぬるぬる動かす」ためには、いくつかの要素が関係します。
ハードウェア性能
GPU(グラフィックボード):画像処理を担当する最も重要なパーツ
CPU(プロセッサ):ゲーム全体の処理を担当
RAM(メモリ):データの一時保存に使用
特にGPUの性能が高いほど、高いフレームレートを維持しやすくなります。
グラフィック設定
ゲーム内のグラフィック設定を下げることで、fpsを向上させることができます。
影の品質、反射、描画距離などを調整することで、性能の限られたPCでも快適にプレイできる場合があります。
モニターのリフレッシュレート
60Hz、120Hz、144Hz、240Hzなど、モニターによって対応するリフレッシュレートが異なります。
高いリフレッシュレートに対応したゲーミングモニターを使用することで、高いfpsの恩恵を受けられます。
同期技術
G-Sync(NVIDIA)やFreeSync(AMD)といった可変リフレッシュレート技術を使用することで、画面のティアリング(画面が分断されて見える現象)やスタッター(カクつき)を防ぎ、より滑らかな表示が可能になります。
「ぬるぬる」という言葉の歴史
「ぬるぬる動く」という表現は、もともとアニメ業界で使われていた言葉です。
しかし、当初は今とは逆の意味で使われていました。
1990年代のアニメ制作において、CGを多用したスムーズすぎる動きや、セル枚数が多いだけでメリハリのない動きを「気持ち悪い」「ぬるぬるとして気味が悪い」と批判的に表現していたのです。
その後、ゲームやパソコンの世界で、この言葉が反対の意味に転じました。
ファン層は重なっていたものの、価値観が微妙に異なるゲーム業界では、滑らかな動きを肯定的に捉える文化があり、「ぬるぬる動く」という表現が賞賛の言葉として使われるようになったのです。
現在では、ゲームやPC関連の文脈で「ぬるぬる」といえば、ほぼ確実にポジティブな意味で使われています。
まとめ
「ぬるぬる動く」は、ゲームが60fps以上の高いフレームレートで滑らかに動作している状態を表すゲーム用語です。
グラフィック性能の高さやゲーム体験の快適さを示す褒め言葉として広く使われています。
快適なゲーム体験を得るには、GPU性能、モニターのリフレッシュレート、グラフィック設定など、複数の要素が関わってきます。
自分のプレイスタイルや予算に合わせて、適切な環境を整えることで、「ぬるぬる」なゲームプレイを楽しむことができるでしょう。


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