織田信長、クレオパトラ、レオナルド・ダ・ヴィンチ——。
教科書で見た偉人たちが、いまやゲームの世界で大活躍しているのをご存じでしょうか?
歴史上の人物をキャラクター化したゲームは、日本でも海外でも大人気。
戦国武将を操って天下統一を目指したり、世界中の英雄を召喚して戦わせたり、実在した偉人と一緒に冒険したり……。
遊びながら歴史に詳しくなれるのも、このジャンルの魅力ですよね。
この記事では、歴史上の偉人が登場するゲームのジャンルや代表作を紹介します。
「推しの偉人」を見つけるきっかけになれば嬉しいです。
偉人が登場するゲームの種類
歴史上の人物がキャラクターとして活躍するゲームは、大きく分けて以下のようなジャンルがあります。
歴史シミュレーションゲーム
戦国時代や三国志など、特定の時代を舞台にしたシミュレーションゲーム。
プレイヤーは実在した武将や君主となり、領地を広げて天下統一を目指します。
代表作は「信長の野望」シリーズや「三國志」シリーズ。
1983年に第1作が発売された「信長の野望」は、日本で「歴史シミュレーション」というジャンルを確立した作品として知られています。
シリーズを通じて2000人以上の武将が登場し、それぞれに能力値や個性が設定されているんです。
英霊召喚系RPG
神話や歴史上の英雄を「サーヴァント」として召喚し、共に戦うRPG。
この分野で圧倒的な存在感を放っているのが「Fate/Grand Order」(FGO)です。
FGOには、アーサー王、ギルガメッシュ、ジャンヌ・ダルク、宮本武蔵など、世界中の偉人・英雄・神話の登場人物がキャラクター化されています。
元ネタとなった歴史や神話の設定を活かしつつ、独自の解釈でキャラクターが描かれているのが特徴。
ゲームをきっかけに原典の神話や歴史書を読み始める人も多いんだとか。
オープンワールド・アクションアドベンチャー
歴史的な時代・場所を舞台に冒険するゲーム。
プレイヤーは架空の主人公を操作しますが、物語の中で実在した歴史上の人物と出会います。
代表作は「アサシン クリード」シリーズ。
十字軍時代のエルサレム、ルネサンス期のイタリア、フランス革命期のパリ、古代エジプト、ヴァイキング時代のイングランドなど、様々な時代が舞台になっています。
レオナルド・ダ・ヴィンチ、クレオパトラ、ユリウス・カエサル、ナポレオン・ボナパルト、ヴィクトリア女王といった歴史上の人物と交流できるのが魅力です。
文明発展シミュレーション
石器時代から現代(あるいは未来)まで、文明を発展させていくゲーム。
各文明には実在した歴史上の指導者がリーダーとして登場します。
「Civilization」(シヴィライゼーション)シリーズでは、インドの指導者としてマハトマ・ガンジー、エジプトの指導者としてクレオパトラなど、世界各国の偉人がプレイアブルキャラクターとして登場。
ゲーム内の百科事典には各文明や偉人についての詳しい解説も収録されており、遊びながら歴史を学べる設計になっています。
代表的なゲームと登場する偉人
Fate/Grand Order(FGO)
| 地域 | 登場する偉人の例 |
|---|---|
| 日本 | 宮本武蔵、源頼光、清少納言、紫式部、織田信長、沖田総司 |
| ギリシャ | ヘラクレス、アキレウス、レオニダス1世、メディア |
| イギリス | アーサー王、ロビンフッド、ジャック・ザ・リッパー |
| フランス | ジャンヌ・ダルク、マリー・アントワネット、ナポレオン |
| 中国 | 始皇帝、諸葛孔明、呂布、項羽 |
| エジプト | クレオパトラ、オジマンディアス(ラムセス2世)、ニトクリス |
| メソポタミア | ギルガメッシュ、イシュタル、エルキドゥ |
FGOの特徴は、史実や神話の設定を独自にアレンジしているところ。
たとえばアーサー王は女性として描かれていたり、ジャック・ザ・リッパーの正体が意外な存在だったりと、プレイヤーを驚かせる解釈が満載です。
信長の野望シリーズ
コーエーテクモゲームスが手掛ける戦国シミュレーションの金字塔。
最新作では2000人以上の武将が登場し、統率・武勇・知略・政務などの能力値が細かく設定されています。
| 勢力 | 代表的な武将 |
|---|---|
| 織田家 | 織田信長、羽柴秀吉、明智光秀、柴田勝家 |
| 武田家 | 武田信玄、山県昌景、高坂昌信、真田幸隆 |
| 上杉家 | 上杉謙信、直江兼続、柿崎景家 |
| 徳川家 | 徳川家康、本多忠勝、井伊直政、服部半蔵 |
| 毛利家 | 毛利元就、小早川隆景、吉川元春 |
| 島津家 | 島津義弘、島津家久 |
三國志シリーズ
同じくコーエーテクモゲームスの作品で、中国の三国時代を舞台にした歴史シミュレーション。
「三国志演義」や史書「三国志」に登場する武将たちがキャラクター化されています。
| 勢力 | 代表的な武将 |
|---|---|
| 蜀 | 劉備、関羽、張飛、諸葛亮、趙雲、馬超 |
| 魏 | 曹操、夏侯惇、夏侯淵、司馬懿、張遼 |
| 呉 | 孫権、周瑜、陸遜、甘寧、太史慈 |
| 群雄 | 呂布、董卓、袁紹、袁術 |
アサシン クリード シリーズ
Ubisoftが開発するオープンワールド・アクションゲーム。
実在した歴史上の人物が多数登場し、主人公の協力者や敵として物語に関わってきます。
| タイトル | 時代 | 登場する偉人 |
|---|---|---|
| アサシン クリード | 第3回十字軍 | リチャード1世、サラディン |
| アサシン クリードII | ルネサンス期イタリア | レオナルド・ダ・ヴィンチ、マキャヴェリ、チェーザレ・ボルジア |
| アサシン クリードIII | アメリカ独立戦争 | ジョージ・ワシントン、ベンジャミン・フランクリン |
| アサシン クリードIV | 海賊黄金時代 | 黒ひげ(エドワード・ティーチ)、アン・ボニー |
| アサシン クリード ユニティ | フランス革命 | ナポレオン・ボナパルト、マクシミリアン・ロベスピエール |
| アサシン クリード シンジケート | ヴィクトリア朝イングランド | ヴィクトリア女王、チャールズ・ダーウィン、アレクサンダー・グラハム・ベル |
| アサシン クリード オリジンズ | プトレマイオス朝エジプト | クレオパトラ、ユリウス・カエサル |
| アサシン クリード オデッセイ | 古代ギリシャ | レオニダス1世、ソクラテス、ペリクレス |
| アサシン クリード ヴァルハラ | ヴァイキング時代 | アルフレッド大王 |
レオナルド・ダ・ヴィンチは「アサシン クリードII」で主人公エツィオの協力者として登場。
ゲーム内では彼が設計した飛行機械を実際に操作できるシーンもあり、シリーズの中でも特に人気の高いキャラクターです。
Civilizationシリーズ
Sid Meier氏が生み出したターン制ストラテジーゲームの名作。
プレイヤーは各文明の指導者となり、紀元前4000年から現代まで文明を発展させていきます。
| 文明 | 指導者 |
|---|---|
| アメリカ | エイブラハム・リンカーン、セオドア・ルーズベルト |
| イギリス | ヴィクトリア女王、エリザベス1世 |
| フランス | ナポレオン・ボナパルト、カトリーヌ・ド・メディシス |
| ドイツ | フリードリヒ大王、オットー・フォン・ビスマルク |
| 日本 | 徳川家康、北条時宗 |
| 中国 | 秦の始皇帝、武則天 |
| エジプト | クレオパトラ、ラムセス2世 |
| インド | マハトマ・ガンジー、チャンドラグプタ |
| ローマ | ユリウス・カエサル、トラヤヌス |
ちなみにCivilizationシリーズには「ガンジーが核を撃ってくる」という有名なネタがあります。
初代のバグが原因とも言われていますが、平和主義者のガンジーが突然攻撃的になるという現象は、シリーズを通じてファンに愛されるお約束になっています。
偉人がゲームに登場するメリット
歴史上の人物をゲームに登場させることには、いくつかのメリットがあります。
歴史への興味喚起
ゲームをきっかけに、その偉人の実際の功績や時代背景を調べ始める人は少なくありません。
「アサシン クリード」シリーズには「ディスカバリーツアー」という教育モードが搭載されており、ゲームの舞台となった時代の歴史や文化を学べるようになっています。
キャラクターの魅力
実在した人物がベースになっているため、キャラクターに深みが生まれます。
史実のエピソードをゲーム内で再現したり、「もしも」の展開を楽しんだりできるのは、歴史ゲームならではの醍醐味です。
世界観の説得力
実在した人物や事件が登場することで、ゲームの世界観にリアリティが生まれます。
架空の物語であっても「この時代にこういう人がいた」という事実が、プレイヤーを物語に引き込む力になっています。
まとめ
歴史上の偉人が登場するゲームは、エンターテイメントと教育が融合した魅力的なジャンルです。
- 歴史シミュレーション:「信長の野望」「三國志」で武将や君主になりきる
- 英霊召喚RPG:「FGO」で世界中の英雄と冒険する
- アクションアドベンチャー:「アサシン クリード」で歴史的事件の裏側を体験する
- 文明発展シミュレーション:「Civilization」で偉大な指導者として文明を導く
どのジャンルにも、それぞれの魅力があります。
気になる偉人がいたら、その人物が登場するゲームを探してみてはいかがでしょうか?
ゲームを通じて、歴史がもっと身近に感じられるかもしれませんよ。

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