ゲームハードの世代一覧|第1世代から第9世代まで徹底解説

ゲーム

「ファミコンって何世代?」「プレステと同じ時代に出たライバル機は?」
ゲームの歴史を振り返ると、こんな疑問が浮かんできませんか?

実は、ゲーム機には「世代」という分類があります。
1972年に世界初の家庭用ゲーム機が登場してから約50年。
現在は第9世代まで進化を続けています。

この記事では、第1世代から第9世代まで、すべてのゲームハード世代を一挙に紹介します。


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ゲームハードの「世代」とは?

ゲームハードの世代とは、同時期に発売された同程度の性能を持つゲーム機をまとめた分類のことです。

だいたい5〜7年ごとに世代が切り替わり、その都度グラフィックや処理能力が大きく進化してきました。
たとえば「8ビット時代」「16ビット時代」といった呼び方を聞いたことがあるかもしれませんね。

現在は第9世代で、PlayStation 5やXbox Series X/Sが主役となっています。


第1世代(1972〜1980年)|すべてはここから始まった

概要

世界初の家庭用ゲーム機が誕生した時代です。

1972年、アメリカのマグナボックス社がMagnavox Odyssey(マグナボックス・オデッセイ)を発売。
これが世界初の商用家庭用ゲーム機とされています。

特徴

この時代のゲーム機には、いくつかの大きな特徴がありました。

ほとんどのハードが内蔵ゲームのみで、後からソフトを追加できませんでした。
画面に表示できるのは点や線といった単純な図形だけ。
音が出ないハードも珍しくありませんでした。

いわゆる「Pong(ポン)」系のピンポンゲームが大流行し、各社から類似品が大量に発売されています。

代表的なハード

  • Magnavox Odyssey(マグナボックス、1972年)
    世界初の家庭用ゲーム機。ラルフ・ベア氏が開発
  • Home Pong(アタリ、1975年)
    アーケードで大ヒットした「Pong」の家庭版
  • カラーテレビゲーム15(任天堂、1977年)
    任天堂初の家庭用ゲーム機

第2世代(1976〜1992年)|カートリッジ交換式の登場

概要

ROMカートリッジでソフトを交換できるようになった革命的な世代です。

1976年発売のFairchild Channel F(フェアチャイルド・チャンネルF)が、世界初のカートリッジ交換式ゲーム機でした。
そして1977年に登場したAtari 2600(アタリ2600)が大ヒットを記録しています。

特徴

カートリッジのおかげで、1台のハードで何十種類ものゲームが遊べるようになりました。
ジョイスティック型コントローラーが標準的になったのもこの時代です。

ただし1983年、北米で「アタリショック」と呼ばれるゲーム市場の崩壊が起きます。
粗悪なソフトの乱発が原因で、アメリカのゲーム産業は一時壊滅状態に陥りました。

代表的なハード

  • Fairchild Channel F(フェアチャイルド、1976年)
    世界初のカートリッジ交換式ゲーム機
  • Atari 2600(アタリ、1977年)
    第2世代を代表する大ヒット機。累計3000万台以上を販売
  • Intellivision(マテル、1979年)
    Atari 2600のライバル機

第3世代(1983〜2003年)|8ビット時代、ファミコンの登場

概要

日本が世界のゲーム市場をリードし始めた世代です。

1983年、任天堂がファミリーコンピュータ(ファミコン)を発売。
北米では1985年にNES(Nintendo Entertainment System)として展開され、アタリショックで冷え込んでいた市場を復活させました。

特徴

「8ビット時代」とも呼ばれ、CPUが8ビットプロセッサを搭載していました。

スーパーマリオブラザーズ、ゼルダの伝説、ドラゴンクエストなど、今も続く人気シリーズがこの世代で誕生しています。
十字キー+ボタンというコントローラーのスタイルが確立されたのもファミコンからです。

代表的なハード

  • ファミリーコンピュータ(任天堂、1983年)
    全世界で約6200万台を販売した伝説的ハード
  • SG-1000(セガ、1983年)
    セガ初の家庭用ゲーム機。ファミコンと同日に発売
  • セガ・マスターシステム(セガ、1985年)
    海外、特にブラジルで人気を博した

第4世代(1987〜2004年)|16ビット時代、激化する「ゲーム戦争」

概要

任天堂とセガの熾烈な競争が繰り広げられた「16ビット時代」です。

1988年にメガドライブ、1990年にスーパーファミコンが登場。
両社のマーケティング競争は「コンソールウォーズ(ゲーム戦争)」と呼ばれ、社会現象にもなりました。

特徴

16ビットCPUにより、グラフィックと音楽が飛躍的に向上。
ドット絵の黄金期とも言われ、今見ても美しいゲームが多数生まれています。

CD-ROMを採用したハードも登場し始めました。
PCエンジンの周辺機器「CD-ROM²」は、家庭用ゲーム機として初めてCDメディアを採用しています。

RPGの全盛期でもあり、ファイナルファンタジーやクロノ・トリガーなど名作が続出しました。

代表的なハード

  • PCエンジン(NEC、1987年)
    コンパクトなボディで高性能を実現
  • メガドライブ(セガ、1988年)
    ソニック・ザ・ヘッジホッグで北米市場を席巻
  • スーパーファミコン(任天堂、1990年)
    全世界で約4900万台を販売
  • ネオジオ(SNK、1990年)
    アーケード品質を家庭で実現した高級機

第5世代(1993〜2006年)|32/64ビット時代、3Dゲームの幕開け

概要

ポリゴンによる3Dグラフィックが本格的に普及した世代です。

1994年に登場したPlayStation(プレイステーション)がゲーム業界を席巻。
ソニーがゲーム市場に本格参入し、任天堂・セガとの三つ巴の戦いが始まりました。

特徴

CD-ROMがメインのゲームメディアとなり、ゲームの大容量化が進みます。
ムービーシーンや豪華な音楽が当たり前になりました。

3Dアクションやオープンワールドの基礎が築かれたのもこの時代。
スーパーマリオ64は、3Dアクションの教科書とも言える革新的な作品でした。

一方、任天堂のNINTENDO64はカートリッジを採用し続けたため、サードパーティの離反を招いています。

代表的なハード

  • 3DO(パナソニック他、1993年)
    世界初の32ビット機
  • セガサターン(セガ、1994年)
    2D格闘ゲームに強かった
  • PlayStation(ソニー、1994年)
    全世界で約1億200万台を販売。業界の勢力図を塗り替えた
  • NINTENDO64(任天堂、1996年)
    スティック付きコントローラーを採用

第6世代(1998〜2013年)|128ビット時代、DVDとオンラインの時代

概要

ゲーム機がエンターテインメントの中心になった時代です。

PlayStation 2は史上最も売れたゲーム機となり、約1億5500万台を販売。
この記録は現在も破られていません。

マイクロソフトがXboxで市場に参入したのもこの世代です。

特徴

DVDやGD-ROMなど、大容量メディアが標準となりました。
PlayStation 2はDVDプレーヤーとしても人気を集めています。

オンラインゲームが本格的に普及し始めたのもこの時代。
Xboxの「Xbox Live」は、家庭用ゲーム機のオンラインサービスの先駆けとなりました。

セガはドリームキャストを最後にハード事業から撤退。
以降、ゲーム機市場は任天堂・ソニー・マイクロソフトの三社が中心となっています。

代表的なハード

  • ドリームキャスト(セガ、1998年)
    モデム標準搭載でオンラインに先進的だった
  • PlayStation 2(ソニー、2000年)
    史上最高の販売台数を記録したゲーム機
  • ニンテンドー ゲームキューブ(任天堂、2001年)
    8cmの独自ディスクを採用
  • Xbox(マイクロソフト、2001年)
    北米で人気を獲得。Haloシリーズが大ヒット

第7世代(2005〜2017年)|HD時代、体感ゲームブーム

概要

HD(高解像度)映像に対応し、映像体験が大きく進化した世代です。

Wiiのモーションコントロールが社会現象となり、普段ゲームをしない層まで取り込みました。
「ゲームは一部の人の趣味」という常識を覆した時代とも言えます。

特徴

HD映像(720p〜1080p)が標準となり、グラフィックの美しさが格段に向上。
この世代から、ゲーム機はテレビに並ぶ「リビングの主役」になっていきました。

オンラインサービスが本格化し、PlayStation NetworkやXbox Liveが定着。
ダウンロード販売やオンラインマルチプレイが当たり前になります。

Wiiは約1億100万台を販売し、据置機としては異例の大ヒットを記録しました。

代表的なハード

  • Xbox 360(マイクロソフト、2005年)
    Xbox Liveでオンライン体験をリード
  • PlayStation 3(ソニー、2006年)
    Blu-rayを初めて搭載。高性能だが高価格でスタート
  • Wii(任天堂、2006年)
    モーションコントロールで新しいゲーム体験を提供

第8世代(2012〜現在)|4K時代への移行期

概要

4K映像への対応が始まり、中期モデルチェンジも行われた世代です。

任天堂のWii Uは苦戦しましたが、2017年発売のNintendo Switchが大逆転。
据置機と携帯機を融合させたコンセプトで、全世界で約1億4000万台以上を販売しています。

特徴

PlayStation 4とXbox Oneは、4K対応の強化版(PS4 Pro、Xbox One X)を投入。
世代の途中でハードをアップグレードする「ミッドジェネレーション」という手法が定着しました。

ゲームのダウンロード販売比率が急上昇し、サブスクリプションサービスも一般化。
PlayStation PlusやXbox Game Passが人気を集めています。

インディーゲームの存在感が高まったのもこの時代の特徴です。

代表的なハード

  • Wii U(任天堂、2012年)
    タブレット型コントローラーを採用したが普及に苦戦
  • PlayStation 4(ソニー、2013年)
    全世界で約1億1700万台を販売
  • Xbox One(マイクロソフト、2013年)
    後にXbox One Xで4K対応を強化
  • Nintendo Switch(任天堂、2017年)
    据置・携帯の両方で遊べるハイブリッド機

第9世代(2020〜現在)|レイトレーシングと超高速SSD

概要

現行世代です。
2020年11月にPlayStation 5Xbox Series X/Sが発売されました。

2025年6月にはNintendo Switch 2も発売され、三社の競争が続いています。

特徴

SSD(ソリッドステートドライブ)の採用により、ロード時間がほぼゼロに。
ゲーム体験のストレスが劇的に減少しました。

レイトレーシングという技術で、光の反射や影がリアルに表現されるように。
4K/120fps対応により、滑らかで美しい映像が楽しめます。

PlayStation 5 Proのような高性能モデルも登場し、ゲーム機の性能競争は続いています。
一方で、クラウドゲーミングやGame Passのようなサブスクリプションサービスも存在感を増しています。

代表的なハード

  • Xbox Series X/S(マイクロソフト、2020年)
    Series Xは高性能機、Series Sは廉価版
  • PlayStation 5(ソニー、2020年)
    独自の超高速SSDで新しいゲーム体験を実現
  • PlayStation 5 Pro(ソニー、2024年)
    PS5の高性能版
  • Nintendo Switch 2(任天堂、2025年)
    初代Switchの後継機として登場

ゲームハード世代一覧表

世代期間別称代表的なハード
第1世代1972〜1980年Pong時代Magnavox Odyssey、Home Pong、カラーテレビゲーム
第2世代1976〜1992年初期8ビット時代Atari 2600、Intellivision、Fairchild Channel F
第3世代1983〜2003年8ビット時代ファミコン、セガ・マスターシステム
第4世代1987〜2004年16ビット時代スーパーファミコン、メガドライブ、PCエンジン
第5世代1993〜2006年32/64ビット時代PlayStation、セガサターン、NINTENDO64
第6世代1998〜2013年128ビット時代PlayStation 2、ゲームキューブ、Xbox、ドリームキャスト
第7世代2005〜2017年HD時代Wii、PlayStation 3、Xbox 360
第8世代2012〜現在4K時代PlayStation 4、Xbox One、Wii U、Nintendo Switch
第9世代2020〜現在次世代機PlayStation 5、Xbox Series X/S、Nintendo Switch 2

まとめ

ゲームハードの世代について解説しました。

  • 第1世代(1972年〜):世界初の家庭用ゲーム機が誕生
  • 第2世代(1976年〜):カートリッジ交換式が登場
  • 第3世代(1983年〜):ファミコンが世界を席巻
  • 第4世代(1987年〜):16ビット時代の「ゲーム戦争」
  • 第5世代(1993年〜):3Dゲームとソニーの参入
  • 第6世代(1998年〜):PS2が史上最高の販売台数を記録
  • 第7世代(2005年〜):HD映像とWiiの体感ゲームブーム
  • 第8世代(2012年〜):Nintendo Switchがハイブリッド機として大ヒット
  • 第9世代(2020年〜):超高速SSDとレイトレーシングの時代

50年以上の歴史の中で、ゲーム機は「テレビに映る点と線」から「映画のような映像体験」へと進化してきました。

次の世代では、どんな驚きが待っているのでしょうか。
ゲームの進化はまだまだ止まりそうにありません。

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