ニンテンドーゲームキューブでゲームを楽しむには、セーブデータを保存するためのメモリーカードが必要です。
この記事では、ゲームキューブのメモリーカードの種類、容量、使い方について詳しく解説します。
ゲームキューブのメモリーカードとは
ニンテンドーゲームキューブメモリーカード(Nintendo GameCube Memorycard)は、ゲームキューブのセーブデータを保存するための専用メモリーカードです。
任天堂が2001年9月14日にゲームキューブ本体と同時発売しました。
ゲームキューブは光ディスク(専用DVD)を採用したため、ディスクにデータを書き込むことができません。
そのため、ゲームのセーブデータはすべてメモリーカードに保存する仕組みになっています。
メモリーカードの基本仕様
メモリーカードスロットは、ゲームキューブ本体の上部に2つ用意されています。
スロットAとスロットBがあり、どちらにもメモリーカードを挿入できます。
複数のメモリーカードを使い分けることで、より多くのセーブデータを管理できます。
任天堂純正メモリーカードの種類と容量
任天堂から発売された純正メモリーカードは、日本では2種類、海外では3種類です。
日本で発売された純正メモリーカード
メモリーカード59
- 容量: 512KB(64ブロック)
- 保存可能領域: 59ブロック
- 本体色: グレー
- 発売日: 2001年9月14日
- 希望小売価格: 1,400円(税別)
メモリーカード59は、ゲームキューブ本体と同時発売された最初のメモリーカードです。
容量は64ブロックですが、システムファイルに5ブロック使用されるため、実際に保存できるのは59ブロックです。
一部のソフト(『ポケモンボックス ルビー&サファイア』や『ポケモンコロシアム』など)には、メモリーカード59が同梱されていました。
メモリーカード251
- 容量: 2MB(256ブロック)
- 保存可能領域: 251ブロック
- 本体色: ブラック
- 発売日: 2002年頃
メモリーカード251は、メモリーカード59の約4倍の容量を持つ大容量版です。
多くのゲームソフトのセーブデータを1枚のカードに保存できるため、メモリーカードの付け替えの手間が減ります。
海外で発売されたメモリーカード
メモリーカード1019
- 容量: 8MB(1024ブロック)
- 保存可能領域: 1019ブロック
- 本体色: ホワイト
- 販売地域: 北米・ヨーロッパのみ(日本では未発売)
メモリーカード1019は、海外のみで販売された超大容量版です。
メモリーカード59の約17倍の容量を持ち、非常に多くのセーブデータを保存できます。
ただし、メモリーカード1019には以下の注意点があります。
- Wiiでゲームキューブソフトを遊ぶ際、カードが破損していると誤認識されることがある
- 一部のゲームソフトでは互換性の問題が発生する場合がある
ブロック数と容量の関係
メモリーカードの容量は「ブロック」という単位で表されます。
1ブロック = 8KB(8,192バイト)
メモリーカード末尾の数字(59、251、1019)は、実際に保存可能なブロック数を示しています。
すべてのメモリーカードで、システムファイルに5ブロック使用されるため、表記の数字は「総ブロック数 – 5ブロック」になります。
| メモリーカード | 総容量(ブロック数) | 実容量(KB) | 保存可能ブロック数 | 保存可能容量(KB) |
|---|---|---|---|---|
| メモリーカード59 | 64ブロック | 512KB | 59ブロック | 472KB |
| メモリーカード251 | 256ブロック | 2MB(2,048KB) | 251ブロック | 2,008KB |
| メモリーカード1019 | 1024ブロック | 8MB(8,192KB) | 1019ブロック | 8,152KB |
ゲームソフトの必要ブロック数
ゲームソフトによって、セーブデータが使用するブロック数は異なります。
一般的なゲームソフトのセーブデータは、数ブロックから数十ブロック程度です。
例えば、以下のような使用例があります。
- 小規模なセーブデータ: 3〜10ブロック程度
- 中規模なセーブデータ: 10〜20ブロック程度
- 大規模なセーブデータ: 30〜59ブロック程度
『どうぶつの森』のように、村のデータをすべて保存するゲームでは、メモリーカード59を丸ごと1枚使用することもあります。
各ゲームソフトのパッケージには、必要なブロック数が記載されているため、購入前に確認できます。
メモリーカードの使い方
基本的な使い方
- ゲームキューブの電源を切った状態で、メモリーカードをスロットAまたはスロットBに挿入します。
- ゲームを起動すると、自動的にメモリーカードを認識します。
- ゲーム内でセーブすると、メモリーカードにデータが保存されます。
一般的には、スロットAにメモリーカードを挿入することが推奨されています。
ただし、多くのゲームソフトはスロットBに挿入しても認識します。
複数のメモリーカードを使う
カードスロットが2つあるため、以下のような使い方ができます。
- セーブデータのバックアップ: スロットAとスロットBに同じデータをコピーして保存
- ゲームごとの使い分け: 異なるゲームのセーブデータを別々のカードに保存
- データの移動: あるメモリーカードから別のメモリーカードへセーブデータをコピー
データ管理機能
ゲームキューブ本体のシステムメニューには、メモリーカード管理機能があります。
この機能を使って、以下の操作ができます。
- セーブデータの確認: 保存されているセーブデータの一覧表示
- データのコピー: あるメモリーカードから別のメモリーカードへコピー
- データの移動: あるメモリーカードから別のメモリーカードへ移動
- データの削除:不要なセーブデータを削除して容量を確保
各セーブデータは、ゲームソフトごとのアイコンで表示され、使用ブロック数も確認できます。
注意点
メモリーカードの取り扱い注意
- ゲーム中にメモリーカードを抜かない: データが破損する可能性があります
- セーブ中は電源を切らない: データが破損する可能性があります
- 静電気に注意: 端子部分に触れる際は、事前に金属に触れて静電気を逃がしてください
Wiiでの互換性
ゲームキューブのメモリーカードは、Wii(初期型、型番RVL-001)でも使用できます。
Wiiでゲームキューブソフトをプレイする際は、ゲームキューブ用のメモリーカードが必要です。
ただし、以下の点に注意してください。
- Wii用ゲームのセーブデータは、ゲームキューブ用メモリーカードには保存できません(Wii本体内蔵のフラッシュメモリに保存されます)
- 後期型のWii(型番RVL-101)やWii Uでは、ゲームキューブソフトを遊べないため、メモリーカードも使用できません
日本版と海外版の違い
日本版と海外版のメモリーカードは、ファイルシステムが異なるため、互換性がありません。
日本のゲームキューブで海外版メモリーカードを使用したり、その逆を行ったりすることはできません。
また、日本版ゲームソフトのセーブデータと海外版ゲームソフトのセーブデータも、互いに読み込むことはできません。
サードパーティ製メモリーカード
任天堂純正以外にも、サードパーティメーカーからメモリーカードが発売されています。
主なサードパーティメーカー
ホリ(HORI)
- メモリーカードキューブ251
- 容量: 251ブロック
- カラーバリエーション: ブラック、オレンジ、バイオレット、シルバーなど
ゲームテック(Game Tech)
- メモリーキング251
- 容量: 251ブロック
- カラーバリエーション: シルバー、ホワイト、バイオレット、ブラック、オレンジ、ブルーなど
大容量サードパーティ製メモリーカード
一部のサードパーティメーカーからは、任天堂純正を超える大容量のメモリーカードも販売されています。
- 512MB(8,192ブロック)
- 1024MB(16,344ブロック)
サードパーティ製のメリットとデメリット
メリット
- カラーバリエーションが豊富: ゲームキューブ本体の色に合わせて選べます
- 大容量モデルがある: 純正では得られない超大容量のカードも存在します
- 価格が手頃: 純正品より安価な場合があります
デメリット
- 初期化が必要な場合がある: 使用前にフォーマットが必要な製品があります
- 互換性の問題: 一部のゲームソフトで動作しない場合があります
- 品質のばらつき: メーカーや製品により品質が異なる場合があります
サードパーティ製を購入する際は、レビューや評価を確認してから選ぶことをおすすめします。
中古メモリーカードを買う際の注意点
ゲームキューブは2007年に生産終了しており、現在は中古品を購入することになります。
中古メモリーカードを購入する際は、以下の点に注意してください。
- 動作確認済みのものを選ぶ: 販売店で動作確認されているものが安心です
- 端子の状態を確認: 端子部分が汚れていたり、傷がついていたりしないか確認します
- データの有無を確認: 前の所有者のセーブデータが残っている場合があります(削除可能)
- 互換性を確認: 日本版のゲームキューブには日本版メモリーカードが必要です
まとめ
ゲームキューブのメモリーカードは、セーブデータを保存するために必要不可欠な周辺機器です。
日本では59ブロックと251ブロックの2種類の純正メモリーカードが発売されました。
複数のゲームソフトを楽しむ場合は、大容量のメモリーカード251やサードパーティ製の大容量モデルを選ぶと便利です。
一方、特定のゲーム専用にメモリーカードを用意する場合は、メモリーカード59でも十分な場合があります。
ゲームキューブを今から遊ぶ場合は、中古品を購入することになりますが、動作確認済みの製品を選ぶことで安心して使用できます。
メモリーカードさえあれば、名作揃いのゲームキューブソフトを存分に楽しめます。


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