ゲームにおける「トロール」とは?意味・語源・具体例・対処法を解説

オンラインゲームをプレイしていると、「トロール」や「トロール行為」という言葉を耳にすることがあります。
この記事では、ゲーム用語としての「トロール」の意味、語源、具体的な行為の例、そして対処法について詳しく解説します。

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トロールとは

トロール(troll)とは、オンラインゲームやインターネット上で、意図的に他人を困らせたり、不快にさせたりする迷惑行為のことを指します。
ゲームにおいては特に、チームメイトの妨害や利敵行為など、ゲームプレイを阻害する行為を指すことが多いです。

トロール行為をする人のことも「トロール」と呼ばれます。

トロールの語源

トロールの語源については、主に2つの説があり、現在では両方が結びついています。

釣り用語が由来という説

英語の「trolling」は、もともと釣りの技法である「流し釣り」を意味する言葉でした。
流し釣りとは、ボートから餌や疑似餌を引きずって魚を釣る方法のことです。

インターネット上では、挑発的な発言や偽の情報を「餌」として投げかけ、他人の反応を「釣る」という意味で使われるようになりました。
実際、1992年頃にUsenet(初期のインターネット掲示板)のグループで「trolling for newbies(新参者を釣る)」という表現が使われていたことが確認されています。

日本でも「釣り」という言葉が同様の意味で使われることがあり、この概念は言語を超えて共通しています。

北欧神話のトロールに由来という説

北欧神話に登場する「トロール(Troll)」は、森や洞窟に住むいたずら好きで厄介な妖精や巨人として描かれます。
スウェーデンでは、「いたずら者」や「悪さをする厄介者」を指して「トロール」と呼ぶことがあります。

両方の説が結びついた

実際には、釣り用語の「trolling」が主な語源ですが、音が同じであることから北欧神話の「トロール」のイメージと結びつき、現在では両方の意味が統合されて使われています。
ゲームでは特に、RPGなどでおなじみの「厄介な怪物」というイメージも加わり、迷惑行為を表す言葉として定着しました。

ゲームにおけるトロール行為の具体例

ゲームにおけるトロール行為は多岐にわたりますが、主な例を以下に紹介します。

利敵行為

味方チームに不利益をもたらし、敵チームを有利にする行為のことです。

  • 味方の位置を意図的に敵に教える
  • 敵に倒されることを繰り返して敵に経験値やポイントを与える(フィーディング)
  • 味方を故意に攻撃してダメージを与える(フレンドリーファイアが可能なゲームの場合)
  • 味方の射線を妨害する

妨害行為

チームメイトのプレイを妨害する行為です。

  • 味方の動きを意図的に邪魔する
  • ゲームを放棄して動かない(AFK、Away From Keyboard)
  • 重要なアイテムや装備を独占して味方に渡さない
  • セオリーから大きく外れた行動をして味方を困らせる

チャットでの迷惑行為

ゲーム内のコミュニケーション機能を悪用する行為です。

  • 暴言や誹謗中傷を繰り返す
  • 挑発的な発言で味方を煽る
  • スパムメッセージを連投する
  • ボイスチャットで不快な音を流す

わざと負ける行為

意図的に敗北を繰り返す行為で、「下げラン」とも呼ばれます。

理由はさまざまですが、以下のような目的で行われることがあります:

  • 自分のランクを下げて弱い相手と戦いたい
  • 低ランクのアカウントを作成して売買する
  • 友人と一緒にプレイするためにランクを合わせる

トロールと似た用語

ゲームやインターネットでは、トロール以外にも迷惑行為を表す用語があります。

グリーフィング(Griefing)

意図的に他のプレイヤーに苦痛を与えたり、ゲームプレイを妨害したりする行為を指します。
トロールとほぼ同じ意味で使われますが、グリーフィングはゲームの仕組みや物理法則を意図しない方法で悪用する行為を特に指すことがあります。

荒らし

インターネット掲示板やSNSで、無関係な内容を投稿したり、他のユーザーを攻撃したりして場を乱す迷惑行為のことです。
トロール行為の一種ともいえます。

フィーディング(Feeding)

わざと敵に倒されることを繰り返し、敵に経験値やポイントを与える行為のことです。
英語の「feed(餌を与える)」が由来で、自分が敵の「餌」になるという意味です。

チート(Cheat)

ゲームのデータやプログラムを不正に改造して、自分のキャラクターを強くしたり、通常ではありえない動きをさせたりする行為です。
チート行為もトロール行為の一種として扱われることがありますが、より悪質な不正行為として区別されることもあります。

初心者とトロールの違い

初心者がゲームのルールや操作に不慣れで、結果的に味方に不利益をもたらしてしまうことがあります。
しかし、これは「意図的」な迷惑行為ではないため、トロールとは区別されます。

オンラインゲームでは、初心者のことを「noob(ヌーブ)」と呼ぶことがあり、トロールとは明確に区別されています。
ただし、初心者のプレイがトロール行為と誤解されてしまうケースもあるため、初心者の方は丁寧にコミュニケーションを取ることが大切です。

トロール行為に遭遇したときの対処法

トロール行為に遭遇した場合、以下のような対処法があります。

反応しない

トロールは他人の反応を楽しんでいることが多いため、反応しないことが最も効果的です。
インターネットでは「Don’t feed the trolls(トロールに餌を与えるな)」という格言があり、これは「反応するとトロールが喜んでさらにエスカレートするので、無視するのが一番」という意味です。

通報・ブロック機能を使う

多くのオンラインゲームには、悪質なプレイヤーを運営に通報する機能やブロック機能があります。
トロール行為が悪質な場合は、これらの機能を活用しましょう。

運営に通報された場合、トロール行為を行ったプレイヤーはアカウント停止(BAN)などの処分を受けることがあります。

証拠を記録する

トロール行為が深刻な場合は、スクリーンショットや録画で証拠を記録しておくと、通報する際に役立ちます。

冷静に対応する

トロールに対して感情的になると、相手の思うつぼです。
冷静に対応し、必要であれば運営に報告するにとどめましょう。

トロール行為は絶対にやめましょう

トロール行為は、他のプレイヤーのゲーム体験を著しく損ねる迷惑行為です。
軽いいたずらのつもりでも、以下のような深刻な結果を招く可能性があります:

  • アカウントの永久停止(BAN)
  • ゲームコミュニティからの排除
  • 場合によっては法的責任を問われる可能性

ゲームは本来、楽しむためのものです。
自分も他人も楽しめるよう、マナーを守ってプレイしましょう。

まとめ

トロールとは、オンラインゲームやインターネット上で意図的に他人を困らせる迷惑行為のことです。
語源は釣り用語の「trolling(流し釣り)」が主ですが、北欧神話の「トロール(厄介ないたずら者)」のイメージとも結びついています。

ゲームにおけるトロール行為には、利敵行為、妨害行為、チャットでの暴言、わざと負ける行為などがあります。
トロール行為に遭遇した場合は、反応せず、通報・ブロック機能を活用することが効果的です。

お互いに楽しくゲームをプレイするために、トロール行為は絶対に行わず、マナーを守ってプレイしましょう。

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