PCゲームをプレイしていると、画面の左上や右上に突然文字や数字が表示されることがあります。
「60 FPS」「144 FPS」といった数字や、「GPU 70%」「CPU 50°C」といった情報、あるいは「wwwww」のようにキーボード入力が連続表示されることもあります。
この記事では、ゲーム画面に表示される文字の正体と、その消し方について詳しく解説します。
ゲーム画面に表示される文字の種類

ゲーム画面に表示される文字には、主に以下の2種類があります。
FPS表示などのパフォーマンス情報
画面の隅(左上、右上、左下、右下など)に表示される数字や統計情報は、パフォーマンスオーバーレイまたは統計情報モニターと呼ばれる機能です。
表示される主な情報:
- FPS(フレームレート):1秒間に描画されるフレーム数(例:60 FPS、144 FPS)
- GPU使用率:グラフィックカードの使用率(例:GPU 70%)
- GPU温度:グラフィックカードの温度(例:75°C)
- CPU使用率:プロセッサの使用率(例:CPU 45%)
- CPU温度:プロセッサの温度(例:60°C)
- 遅延(レイテンシ):入力からの応答時間(例:15ms)
- メモリ使用量:RAMの使用状況
- VRAM使用量:ビデオメモリの使用状況
これらの情報は、ゲームソフトウェア、グラフィックドライバ、またはサードパーティ製のモニタリングツールによって表示されます。
日本語入力モードによるキー入力文字
PCゲーム(特にFPSやアクションゲーム)で「W」キーを押して前進しようとしたときに、画面左上に「wwwww」と大量に文字が表示されることがあります。
これは、Windowsの日本語入力モード(IME)がオンになっていることが原因です。
日本語入力モードでは、キーボード入力が文字として認識され、変換候補ウィンドウが表示されます。
ゲームプレイ中は英数字(半角)モードにする必要があります。
FPS表示とは?なぜ必要なのか
FPSの意味
FPS(Frames Per Second)は、1秒間に画面が何回更新されるかを示す数値です。
日本語では「フレームレート」とも呼ばれます。
FPSが高いほど、映像が滑らかに動きます。
一般的な基準:
- 30 FPS:最低限のプレイ可能なレベル。カクつきを感じることがある
- 60 FPS:快適にプレイできる標準的なフレームレート
- 120 FPS / 144 FPS:非常に滑らか。競技性の高いゲームでは重要
- 240 FPS以上:プロゲーマーレベル
FPS表示のメリット
FPSを画面上に表示することで、以下のメリットがあります。
ゲームの快適さを数値で確認できる
「なんだかカクつく」という感覚を、数値で客観的に把握できます。
FPSが30を下回ると、明らかなカクつきを感じるようになります。
PC性能の限界を把握できる
グラフィック設定を上げたときにFPSがどれだけ下がるかを確認することで、自分のPCでどこまで設定を上げられるか判断できます。
トラブルシューティングに役立つ
突然FPSが低下した場合、ハードウェアの問題(温度上昇、ドライバの不具合など)を早期に発見できます。
競技性の高いゲームでは必須
FPSゲームや格闘ゲームなど、反応速度が重要なゲームでは、高いFPSを維持することが勝敗に直結します。
FPS表示で常に監視することで、最適なプレイ環境を保てます。
FPS表示の設定方法
FPSやパフォーマンス情報を表示する方法は複数あります。
1. ゲーム内設定で表示
多くのゲームには、標準でFPS表示機能が搭載されています。
一般的な設定場所:
- 「設定」→「ビデオ/グラフィック」→「FPS表示」または「パフォーマンス表示」
- 「設定」→「ゲームプレイ」→「パフォーマンス表示」
- 「設定」→「詳細設定」→「統計情報」
具体例:
Apex Legends
- 設定を開く
- 「ゲームプレイ」タブを選択
- 「パフォーマンス表示」をオンにする
Fortnite
- 設定を開く
- 「映像」タブを選択
- 「高度なグラフィック」セクションの「FPSの表示」をオンにする
VALORANT
- 設定を開く
- 「ビデオ」タブを選択
- 「統計情報」セクションで表示項目を選択
ゲーム内設定のメリットは、そのゲーム専用の表示なので他のゲームには影響せず、設定も簡単な点です。
2. Steam オーバーレイで表示
Steamで購入したゲームの場合、Steamの標準機能でFPSを表示できます。
設定手順:
- Steamクライアントを起動
- 左上の「Steam」メニューをクリック
- 「設定」を選択
- 左側のメニューから「ゲーム中」を選択
- 「ゲーム中にSteamオーバーレイを有効にする」がオンになっていることを確認
- 「ゲーム中のフレームレート表示」のプルダウンメニューから表示位置を選択
- オフ / 左上 / 右上 / 左下 / 右下
これで、すべてのSteamゲームでFPSが表示されるようになります。
表示を消す方法:
「ゲーム中のフレームレート表示」を「オフ」に設定します。
3. NVIDIA GeForce Experience / NVIDIA Appで表示
NVIDIAのグラフィックカード(GeForceシリーズ)を使用している場合、GeForce ExperienceまたはNVIDIA Appでパフォーマンス情報を表示できます。
表示方法:
ショートカットキーで表示/非表示を切り替え
- Alt + R:統計情報モニターの表示/非表示を切り替え
- Alt + Z:NVIDIAオーバーレイを開く
NVIDIA Appでの設定手順:
- NVIDIA Appを起動
- 右上の「オーバーレイを開く」ボタンをクリック(または Alt + Z)
- 「統計情報」を選択
- 「ヘッドアップディスプレイに統計情報を表示する」をオンにする
- 表示項目を選択:
- 基本:FPSのみ
- 詳細:FPS、GPU/CPU使用率、温度など
- カスタム:表示項目を個別に選択
表示を消す方法:
- Alt + Rを押すと即座に表示/非表示が切り替わります
- または、NVIDIA Appで「ヘッドアップディスプレイに統計情報を表示する」をオフにします
4. MSI Afterburnerで表示
MSI Afterburnerは、グラフィックカードのメーカーに関係なく使用できる無料のモニタリングツールです。
NVIDIAでもAMDでも使用でき、非常に詳細な情報を表示できます。
設定手順:
- MSI Afterburnerをダウンロード・インストール(公式サイトから)
- MSI Afterburnerを起動
- 右下の「設定(歯車アイコン)」をクリック
- 「モニタリング」タブを選択
- 表示したい項目(Framerate、GPU temperature、CPU usageなど)にチェックを入れる
- 各項目の「オンスクリーンディスプレイでの表示」にもチェックを入れる
- 「OK」をクリック
これで、ゲーム起動中に画面上に選択した情報が表示されます。
MSI Afterburnerは、FPS以外にもGPU/CPU温度、使用率、クロック速度、メモリ使用量など、非常に詳細な情報を表示できます。
表示を消す方法:
MSI Afterburnerの設定で「オンスクリーンディスプレイでの表示」のチェックを外します。
5. Xbox Game Bar(Windows標準機能)で表示
Windows 10/11には、Xbox Game Barというゲーム機能が標準搭載されています。
表示方法:
- ゲームをプレイ中に Win + G を押す
- Xbox Game Barが表示される
- 「パフォーマンス」ウィジェットにFPSが表示される
Xbox Game Barは常時表示ではなく、Win + Gを押したときのみ表示されるため、常にFPSを監視したい場合は他の方法が適しています。
6. その他のツール
Fraps
古くからあるFPS表示・録画ソフトです。
無料版では制限がありますが、FPS表示は無料で使用できます。
FPS Monitor
有料ソフトですが、非常にカスタマイズ性の高いオーバーレイ表示が可能です。
AMD Radeon ReLive
AMDのグラフィックカード(Radeonシリーズ)を使用している場合、Radeon Softwareでパフォーマンス情報を表示できます。
日本語入力モードが原因の文字表示

症状
FPSなどのアクションゲームで、キーボード操作をすると画面左上に以下のような文字が大量に表示される:
- 「wwwww」(Wキーで前進しようとした場合)
- 「aaaaa」(Aキーで左移動しようとした場合)
- 「ddddd」(Dキーで右移動しようとした場合)
原因
Windowsの日本語入力モード(IME)がオンになっているためです。
日本語入力モードでは、キーボード入力が文字として認識され、未確定の文字が画面左上の変換候補ウィンドウに表示されます。
対処方法1:半角英数モードに切り替える
すぐに直す方法:
タスクバー右端を確認してください。
「あ」と表示されている場合
↓
日本語入力モードになっています。
この「あ」をクリックして「A」に変更するか、キーボードの半角/全角キーを押します。
これで「A」(半角英数モード)に切り替わり、キー入力が画面に表示されなくなります。
対処方法2:日本語入力を無効化する
ゲーム中に誤って半角/全角キーを押してしまうことを防ぐため、日本語入力自体を無効化する方法もあります。
Windows 11の場合:
- 「設定」を開く(Win + I)
- 「時刻と言語」→「言語と地域」を選択
- 「日本語」の右側にある「…」をクリック→「言語のオプション」
- 「Microsoft IME」の右側にある「…」をクリック→「キーボードオプション」
- 「全般」タブで、以前使用していた入力方式に切り替える設定などを調整
あるいは、キーボードレイアウトを英語(US)に追加し、ゲーム中は英語キーボードに切り替える方法もあります。
キーボードレイアウトを追加する方法:
- 「設定」→「時刻と言語」→「言語と地域」
- 「言語の追加」をクリック
- 「English(United States)」を追加
- タスクバーの言語表示(「JPNまたは「ENG」)をクリックして切り替え
ゲーム中は「ENG」に切り替えることで、日本語入力が完全に無効化されます。
トラブルシューティング:表示が消えない場合
複数のツールが同時に表示している
Steam、GeForce Experience、MSI Afterburnerなど、複数のツールでFPS表示を有効にしていると、数字が重なって表示されることがあります。
対処方法:
使用していないツールのFPS表示をオフにします。
例えば、Steamでゲームを起動してもUplay(Ubisoft Connect)が同時に起動するゲーム(R6Sなど)では、両方のランチャーでFPS表示をオンにすると重複します。
片方のランチャーでFPS表示をオフにしてください。
ショートカットキーで消えない場合
Alt + Rを押しても消えない場合、NVIDIA以外のツール(SteamやMSI Afterburner)がFPS表示をしている可能性があります。
それぞれのツールの設定を確認してください。
ゲームを起動していないのに表示される
常駐しているモニタリングソフト(MSI Afterburner、FPS Monitorなど)がデスクトップ上でも表示している可能性があります。
タスクトレイのアイコンを右クリックして、オーバーレイ表示をオフにするか、ソフトを終了してください。
Windows通知が原因の場合
Windowsの通知機能やXbox Game Barの通知が左上に表示されることもあります。
対処方法:
- 「設定」→「システム」→「通知」
- 不要な通知をオフにする
まとめ
ゲーム画面の左上や右上に表示される文字には、主に2種類があります。
1. FPS表示などのパフォーマンス情報
ゲームの快適さを数値で確認するための機能です。
表示方法:
- ゲーム内設定
- Steamオーバーレイ
- NVIDIA GeForce Experience / NVIDIA App(Alt + R)
- MSI Afterburner
- Xbox Game Bar(Win + G)
消し方:
- 各ツールの設定でオフにする
- NVIDIAの場合はAlt + Rで即座に切り替え可能
2. 日本語入力モードによるキー入力文字
日本語入力モード(IME)がオンになっているために、キーボード入力が文字として表示されます。
対処方法:
- タスクバー右端の「あ」を「A」に変更(半角英数モードに切り替え)
- 半角/全角キーを押す
- キーボードレイアウトを英語(US)に切り替える
FPS表示は、ゲームのパフォーマンスを監視し、最適な設定を見つけるために非常に便利な機能です。
一方で、表示が邪魔に感じる場合は簡単にオフにできます。
自分のプレイスタイルに合わせて、適切に設定してください。

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