FPSやTPSゲームをプレイしていると「エイムが良い」「エイム練習」といった言葉をよく耳にしますよね。
この記事では、ゲーム用語「エイム」の意味から、エイムの種類、上達方法まで詳しく解説します。
エイム(Aim)とは

エイムとは、英語の「aim」(狙う、照準を合わせる)という単語が語源のゲーム用語です。
FPS(First Person Shooter)やTPS(Third Person Shooter)などのシューティングゲームで、敵に武器の照準を合わせる動作や技術を指します。
エイムの基本的な意味
エイム(Aim)
- 画面中央に表示される照準(レティクル)を敵に合わせること
- 狙いを定めて弾を当てる技術全般を含む
- 「エイムする」は照準を合わせる動作を意味する
FPSやTPSゲームでは、画面の中央に丸や十字などの照準マーク(レティクル)が表示されます。
この照準を敵に正確に合わせて射撃することが、エイムの基本です。
エイムの重要性
シューティングゲームでは、銃撃で敵を倒すことが勝利の鍵となります。
そのため、エイム力(照準を合わせる能力)は、ゲームの勝敗を大きく左右する重要な要素です。
エイムが重要な理由
- 敵を素早く倒せる:照準を素早く合わせられれば、先に攻撃できる
- 弾を無駄にしない:正確に当てられれば、弾薬の節約になる
- 生存率が上がる:撃ち合いに勝てる確率が高まる
- チームに貢献できる:キル数が増え、チームの勝利に貢献できる
「エイムを制する者がゲームを制す」と言われるほど、エイムはFPS/TPSにおいて基礎的かつ重要なスキルです。
エイムと他の要素の関係
ただし、エイムだけがFPS/TPSの全てではありません。
ゲームで勝つためには、エイム以外にも様々な要素が必要です。
エイム以外の重要な要素
- 立ち回り:マップを理解し、有利なポジションを取る
- 状況判断:戦うべきか、逃げるべきかを判断する
- 連携:チームメイトと協力して戦う
- マップ知識:敵が出現しやすい場所を把握する
- 武器の特性理解:各武器の射程や反動を理解する
初心者のうちは、エイムだけを磨けば強くなれます。
しかし、上級者になるためには、これらの要素をバランス良く習得することが大切です。
エイムの種類
エイムには、大きく分けて複数の種類があります。
それぞれ異なる技術が求められ、ゲームやシチュエーションによって使い分けます。
トラッキングエイム(Tracking Aim)
トラッキングエイムとは、動いている敵に照準を合わせ続ける技術です。
「追いエイム」とも呼ばれます。
トラッキングエイムの特徴
- 動く敵の動きに合わせて、照準を追従させる
- 滑らかで正確なマウス操作が必要
- 継続的にダメージを与えられる
- 一定のペースで弾を撃ち続ける武器に適している
トラッキングエイムが有効な場面
- フルオート(連射)武器を使う時
- 敵が予測可能な動きをしている時
- 距離が近く、敵が大きく見える時
- 継続的にダメージを与える必要がある時(バトルロイヤル系など)
トラッキングエイムは、敵の動きを予測しながら照準を合わせ続けるため、動体視力と滑らかなマウス操作が求められます。
フリックエイム(Flick Aim)
フリックエイムとは、照準から離れた位置にいる敵に対して、素早く照準を合わせて撃つ技術です。
「瞬間エイム」「スナップエイム」とも呼ばれます。
フリックエイムの特徴
- 照準が敵から離れた状態から、一瞬で敵に合わせる
- 反射神経と筋肉の記憶(マッスルメモリー)が必要
- 素早い手首の動き(フリック)を使う
- 一撃で決める武器に適している
フリックエイムが有効な場面
- スナイパーライフルを使う時
- 予測できない動きをする敵を狙う時
- 複数の敵を素早く倒す必要がある時
- セミオート(単発)武器を使う時
フリックエイムは、無意識的に正確な位置に照準を動かせるよう、繰り返し練習して身体に覚え込ませる必要があります。
マイクロエイム(Micro Aim)
マイクロエイムとは、照準の近くで行う小さく精密な調整のことです。
主に指先を使った微細な動きで行います。
マイクロエイムの特徴
- 照準周辺の小さな範囲(約5cm四方)での調整
- 指の動きで細かくコントロールする
- ヘッドショットなど、精密な狙いに必要
- トラッキングやフリックの最終調整に使う
マイクロエイムは、トラッキングやフリックの後に、最終的に正確な位置に照準を合わせるために使います。
その他のエイムの動作
スワイプエイム(Swipe Aim)
- 腕全体を使った大きく速い動き
- 180度振り向きなど、大きく照準を動かす時に使う
スムージングエイム(Smoothing Aim)
- 滑らかで安定した照準の動き
- 腕と手首を協調させて行う
バーティカルエイム(Vertical Aim)
- 上下方向の照準合わせ
- 高低差のある戦闘や、空中の敵を狙う時に重要
実際のゲームプレイでは、これらのエイムを状況に応じて組み合わせて使います。
エイムに関連する重要な用語
エイム感度(マウス感度)
エイム感度とは、マウスやコントローラーを動かした時に、照準がどれだけ動くかを設定する数値です。
「マウス感度」「センシティビティ」とも呼ばれます。
感度の種類
- ハイセンシ(高感度):少しの動きで大きく照準が動く
- ローセンシ(低感度):大きく動かさないと照準が動かない
- ミドルセンシ(中感度):その中間
感度による特徴
| 感度 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| ハイセンシ | 素早く振り向ける、フリックが速い | 細かい調整が難しい、ブレやすい |
| ローセンシ | 精密な照準が可能、安定している | 振り向きが遅い、マウスパッドが広く必要 |
| ミドルセンシ | バランスが良い | どっちつかずになる可能性 |
自分に合った感度を見つけることが、エイム上達の第一歩です。
DPI(Dots Per Inch)
DPIとは、マウスの感度を表す単位です。
マウスを1インチ(約2.54cm)動かした時に、画面上のカーソルが何ドット動くかを示します。
DPIの目安
- 低DPI:400〜800DPI(精密な操作向け)
- 中DPI:800〜1600DPI(バランス型)
- 高DPI:1600DPI以上(素早い動き向け)
多くのプロゲーマーは、400〜800DPIの低DPIを使用しています。
eDPI(effective DPI)
eDPIとは、マウスのDPIとゲーム内感度を掛け合わせた実効感度です。
異なるゲーム間で感度を比較する時に使います。
eDPIの計算式
- eDPI = DPI × ゲーム内感度
例えば、DPI800、ゲーム内感度0.5の場合、eDPIは400となります。
cm/360(センチ per 360度)
cm/360とは、ゲーム内で360度振り向くために必要なマウスの移動距離(cm)を表す単位です。
感度を表す最も分かりやすい方法の一つです。
cm/360の目安
- ハイセンシ:10〜20cm/360
- ミドルセンシ:20〜40cm/360
- ローセンシ:40cm/360以上
プロゲーマーは、ゲームにもよりますが、20〜40cm/360の範囲に収まることが多いです。
クロスヘアプレースメント(Crosshair Placement)
クロスヘアプレースメントとは、敵が出現しそうな位置に、あらかじめ照準を置いておく技術です。
エイムの基本中の基本です。
クロスヘアプレースメントの重要性
- 敵が出現した瞬間に撃てる
- エイムの調整量が最小限で済む
- 反応速度の差を埋められる
常に敵が出てきそうな角や通路に照準を置きながら移動することで、エイム力を補えます。
リコイルコントロール(Recoil Control)
リコイルコントロールとは、銃の反動(リコイル)を制御して、照準のブレを抑える技術です。
リコイルの種類
- 縦反動:銃を撃つと照準が上に跳ね上がる
- 横反動:銃を撃つと照準が左右に揺れる
リコイルコントロールは、反動とは逆方向にマウスを動かすことで、照準を安定させます。
エイム力を上達させる方法

エイム力は、才能ではなく練習で向上させることができます。
ここでは、効果的なエイム練習方法を紹介します。
ゲーム内での練習
最も効果的なエイム練習は、実際にプレイするゲームで練習することです。
各ゲームには、動きや弾道、敵の速度など、独自の特性があるためです。
ゲーム内練習の方法
- 射撃訓練場を利用する:多くのゲームに訓練モードがある
- Bot撃ちをする:AIの敵を相手に練習する
- カジュアルモードで実戦練習:プレッシャーが少ない環境で練習
- デスマッチモードで反復練習:撃ち合いを何度も経験できる
例えば、『Apex Legends』は2023年5月のアップデートで射撃場が大幅に強化され、Bot(人型の的)の動きを細かく設定できるようになりました。
エイム練習ツール(Aim Trainer)
エイム練習に特化したソフトウェアを使うことで、効率的にエイム力を鍛えられます。
主なエイム練習ツール
- Aim Lab(無料):Steam、PS4、PS5、Xbox、Switch対応
- Kovaak’s FPS Aim Trainer(有料):PC(Steam)専用
- 3D Aim Trainer(無料):ブラウザで利用可能
エイムトレーナーのメリット
- ゲーム内よりも集中的に練習できる
- 特定のエイムの種類だけを練習できる
- 進捗を数値で確認できる
- ゲームを起動せずに短時間で練習できる
ただし、エイムトレーナーは基礎的なマウス操作の練習には最適ですが、ゲーム固有の動きや弾道は学べません。
最終的には、実際のゲームで練習することが必要です。
効果的な練習ルーティン
推奨される練習ルーティン
- エイムトレーナーで30〜45分ウォームアップ
- ゲーム内の訓練場で10〜15分復習
- 実際のゲームをプレイする
この流れで練習することで、基礎的なマウス操作を身につけつつ、ゲーム固有の動きにも慣れることができます。
練習の重要なポイント
意識的な練習が大切
- ただ撃つだけでなく、何を改善したいか意識する
- フリックなのか、トラッキングなのか、目的を明確にする
- 自分の弱点を把握し、重点的に練習する
一貫性を保つ
- 感度を頻繁に変えない
- 同じマウス、マウスパッドを使い続ける
- 毎日少しずつでも練習を続ける
無理をしない
- 疲れたら休憩する
- 長時間練習しすぎると逆効果
- 1日30分〜1時間の練習でも効果がある
継続的に練習することで、マッスルメモリー(筋肉の記憶)が形成され、無意識に正確なエイムができるようになります。
エイム設定の最適化
エイム力を最大限に発揮するためには、設定やハードウェアの最適化も重要です。
マウス設定
マウス加速をオフにする
- マウス加速は、マウスの速度によって移動量が変わる機能
- オフにすることで、一貫した動きができる
- Windows設定とゲーム内設定の両方でオフにする
ポーリングレートを上げる
- ポーリングレートは、マウスがPCに位置を報告する頻度
- 1000Hz(1ミリ秒に1回)が推奨
- 高いほど、マウスの動きが滑らかになる
ゲーム設定
視野角(FOV)を調整する
- 視野角は、画面に映る範囲の広さ
- 広すぎると敵が小さく見える
- 狭すぎると周囲が見えない
- 多くのゲームでは90〜110度が一般的
フレームレート(FPS)を上げる
- 高いフレームレートは、滑らかな映像を実現
- 最低60FPS、できれば144FPS以上が望ましい
- グラフィック設定を下げてでもFPSを優先すべき
ハードウェア
ゲーミングマウス
- 正確なセンサーを搭載したマウスを選ぶ
- 自分の手に合った形状とサイズを選ぶ
- 軽量なマウス(60〜80g)が操作しやすい
マウスパッド
- 大きめのマウスパッド(40×45cm以上)を使う
- 表面の滑りやすさを好みで選ぶ
- 布製が一般的だが、プラスチック製もある
ゲーミングモニター
- 高リフレッシュレート(144Hz以上)のモニター
- 低遅延(1ms以下)のモニター
- 画面サイズは24〜27インチが一般的
良いハードウェアがあれば、自分の能力を最大限に発揮できます。
エイムに関する補助ツール
エイムをサポートするアクセサリーもあります。
エイムリング(Aim Ring)
エイムリングとは、コントローラーのスティックに装着するリング状のアクセサリーです。
スティックの動きに抵抗を加えることで、細かい調整がしやすくなります。
エイムリングの効果
- スティックの可動域を制限する
- 微細な調整が容易になる
- 主にPS4、PS5、Xbox、Switchで使用
エイムフリーク(Aim Freek)
エイムフリークとは、コントローラーのスティックに装着する、スティックを高くするアクセサリーです。
エイムフリークの効果
- スティックの高さが増し、てこの原理で精密な操作が可能
- 親指の接地面が増え、グリップが向上
- 主にPS4、PS5、Xbox、Switchで使用
これらのアクセサリーは、特にコンソール(家庭用ゲーム機)でプレイする人におすすめです。
エイムに関するよくある質問
Q1. エイムが良い人と悪い人の違いは何ですか?
A1. エイムが良い人は、照準を素早く正確に合わせられます。この能力は、動体視力、反射神経、マウス操作の正確さ、そして何よりも練習量によって決まります。才能よりも、継続的な練習が重要です。
Q2. エイムはどのくらいで上達しますか?
A2. 個人差がありますが、毎日30分〜1時間の意識的な練習を続ければ、1〜2ヶ月で明確な変化を感じられます。ただし、プロレベルに到達するには数年単位の練習が必要です。
Q3. ハイセンシとローセンシ、どちらが良いですか?
A3. 一概には言えませんが、多くのプロゲーマーはローセンシ〜ミドルセンシを使用しています。初心者は、まずミドルセンシから始めて、自分に合った感度を探すのがおすすめです。
Q4. マウスとコントローラー、どちらがエイムしやすいですか?
A4. 一般的には、マウスの方が精密なエイムができると言われています。ただし、コントローラーには「エイムアシスト」(自動で照準を補正する機能)が搭載されているゲームも多く、近距離ではコントローラーが有利な場合もあります。
Q5. エイム練習だけで強くなれますか?
A5. エイムは重要ですが、それだけでは上級者にはなれません。立ち回り、マップ知識、状況判断なども必要です。初心者のうちはエイム練習が最も効果的ですが、中級者以降は他の要素もバランス良く鍛える必要があります。
Q6. プロゲーマーのエイム設定を真似すべきですか?
A6. 参考にするのは良いですが、そのまま真似る必要はありません。プロゲーマーの設定は、彼らの環境や経験に最適化されています。自分に合った設定を見つけることが大切です。
まとめ
エイムとは、FPS/TPSゲームにおいて、敵に照準を合わせる技術のことです。
ゲームの勝敗を大きく左右する重要な要素であり、練習によって必ず上達できます。
エイムの重要ポイント
エイムの基本
- 照準を敵に合わせる技術
- FPS/TPSで最も基礎的なスキル
- トラッキングとフリックの2種類が主要
エイム上達の鍵
- 自分に合った感度を見つける
- 毎日継続して練習する
- 実際のゲームとエイムトレーナーを併用する
- 意識的に練習し、弱点を改善する
エイム以外も大切
- 立ち回りや状況判断も重要
- マップ知識を身につける
- チームとの連携も考える
エイムは、野球の素振りやサッカーのリフティングのように、反復練習で身体に覚え込ませるスキルです。
最初は当たらなくても、諦めずに練習を続ければ、必ず上達します。
自分に合った感度と練習方法を見つけて、楽しみながらエイム力を磨いていきましょう。
エイムが上達すれば、FPS/TPSゲームがもっと楽しくなるはずです。


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