Facebookから「新しいデバイスからログインがありました」というセキュリティ警告メールが届いて驚いた経験はありませんか。
身に覚えのない場所からのログイン通知を受け取ると、アカウントが乗っ取られたのではないかと不安になりますよね。しかし、すべての警告が不正アクセスを意味するわけではありません。
この記事では、Facebookのセキュリティ警告の仕組みから、本物と偽物の見分け方、実際に不正アクセスがあった場合の対処法まで、詳しく解説します。突然の警告に慌てないために、正しい知識を身につけましょう。
Facebookのセキュリティ警告とは

Facebookのセキュリティ警告は、あなたのアカウントを守るための重要な機能です。
普段使っていないデバイスやブラウザからログインがあると、Facebookが自動的に検知して通知を送ります。これにより、第三者による不正アクセスを早期に発見できる仕組みになっています。
警告に含まれる情報
セキュリティ警告には、以下のような情報が記載されています。
- ログインがあった場所(都市名や地域)
- 使用されたデバイスの種類(iPhone、Android、パソコンなど)
- ブラウザの種類(Chrome、Safari、Firefoxなど)
- ログインの日時
この情報を確認することで、本当に自分がログインしたのか、それとも第三者による不正アクセスなのかを判断できます。
通知が届く方法
セキュリティ警告は、主に2つの方法で届きます。
登録しているメールアドレスに通知メールが送られるほか、Facebookアプリの通知機能を有効にしていれば、スマホにプッシュ通知が届きます。どちらか一方、または両方で受け取る設定が可能です。
本物のセキュリティ警告の特徴
Facebookからの本物のセキュリティ警告には、いくつかの特徴があります。
公式の送信元アドレス
本物のFacebookからのメールは、以下のドメインから送信されます。
- security@facebookmail.com
- noreply@facebookmail.com
これ以外のアドレスから送られてきた場合は、フィッシング詐欺の可能性が高いため注意が必要です。メールの送信元は必ず確認するようにしましょう。
Facebookアプリ内での確認方法
本物かどうか確実に確認するには、メール内のリンクをクリックせず、直接Facebookアプリまたは公式サイトにアクセスする方法が最も安全です。
Facebookにログインした状態で、設定画面から「セキュリティとログイン」または「パスワードとセキュリティ」のページを開くと、最近のログイン履歴を確認できます。ここに表示される情報とメールの内容が一致していれば、本物の警告と判断できます。
位置情報が正確でない理由
「自宅からログインしたのに違う場所が表示される」という経験をした人も多いでしょう。
実はFacebookの位置情報には誤差が生じることがよくあります。これは不具合ではなく、位置情報の判定方法によるものです。
IPアドレスによる位置判定
Facebookはログイン時のIPアドレスから位置情報を判定しています。
IPアドレスとは、インターネット上の住所のようなもので、使用しているインターネットプロバイダーが割り当てる番号です。しかし、このIPアドレスから割り出される場所は、必ずしもあなたの実際の位置と一致するとは限りません。
多くの場合、インターネットプロバイダーのサーバーがある場所が表示されます。例えば東京に住んでいても、プロバイダーのサーバーが大阪にあれば、大阪からのログインとして記録されることがあります。
VPNや公共Wi-Fiの影響
VPNを使用している場合や、カフェなどの公共Wi-Fiに接続している場合も、位置情報が大きくずれることがあります。
VPNはセキュリティのために別の地域のサーバーを経由してインターネットに接続するため、実際とは異なる場所からのログインとして認識されます。これは正常な動作であり、心配する必要はありません。
時刻のずれ
メールに記載されている時刻が実際のログイン時刻とずれている場合もあります。
これは、Facebookが協定世界時(UTC)で記録しているためです。日本時間(JST)はUTCより9時間進んでいるため、表示時刻に9時間のずれが生じることがあります。
身に覚えのないログインがあった場合の対処法
もし本当に身に覚えのない場所やデバイスからのログインがあった場合は、速やかに対処する必要があります。
ステップ1:ログイン履歴を確認する
まずはFacebookの設定画面から、最近のログイン履歴を詳しく確認しましょう。
スマホアプリでの確認方法
- Facebookアプリを開く
- 右下のメニューアイコン(三本線)をタップ
- 「設定とプライバシー」→「設定」の順にタップ
- 「パスワードとセキュリティ」を選択
- 「ログインしている場所」をタップ
パソコンでの確認方法
- Facebookにログイン
- 右上のプロフィール写真をクリック
- 「設定とプライバシー」→「設定」を選択
- 左側のメニューから「セキュリティとログイン」をクリック
- 「ログインの場所」セクションを確認
ここには、現在ログイン中のデバイスと最近のログイン履歴がすべて表示されます。
ステップ2:不審なデバイスからログアウトする
見覚えのないデバイスやログイン履歴を見つけた場合は、すぐにそのデバイスからログアウトさせましょう。
各ログイン履歴の右側に表示されている三点アイコンをタップまたはクリックし、「ログアウト」を選択します。これで、そのデバイスからのアクセスが遮断されます。
さらに安全を期すなら、「すべてのセッションからログアウト」という機能を使って、自分が使っているデバイス以外のすべてからログアウトすることもできます。
ステップ3:パスワードを変更する
不正アクセスの可能性がある場合は、必ずパスワードを変更してください。
パスワード変更の手順
- Facebookの「設定」画面を開く
- 「パスワードとセキュリティ」または「セキュリティとログイン」を選択
- 「パスワードを変更」をクリック
- 現在のパスワードを入力
- 新しいパスワードを2回入力
- 「変更を保存」をクリック
新しいパスワードは、以前のものとは全く異なる、推測されにくいものを設定しましょう。大文字・小文字・数字・記号を組み合わせた12文字以上のパスワードが理想的です。
ステップ4:二段階認証を設定する
パスワード変更だけでは不安な場合は、二段階認証の設定を強くおすすめします。
二段階認証を有効にすると、ログイン時にパスワードだけでなく、スマホに送られる認証コードの入力も必要になります。これにより、たとえパスワードが第三者に知られても、アカウントへの不正アクセスを防げます。
二段階認証の設定方法
- 「設定」→「パスワードとセキュリティ」を開く
- 「二段階認証を使用」をクリック
- 認証方法を選択(SMSまたは認証アプリ)
- 画面の指示に従って設定を完了
認証アプリ(Google AuthenticatorやMicrosoft Authenticatorなど)を使う方が、SMSよりもセキュリティが高いとされています。
フィッシング詐欺に注意
Facebookのセキュリティ警告を装った詐欺メールも存在します。
詐欺メールの特徴
フィッシング詐欺のメールには、以下のような特徴があります。
- 送信元のメールアドレスがFacebookの公式ドメインではない
- 「今すぐパスワードを変更してください」などと緊急性を煽る文言がある
- メール内のリンクが怪しいURL(facebook.comではない)を指している
- 日本語が不自然、または誤字脱字が多い
安全な確認方法
怪しいメールを受け取った場合は、メール内のリンクを絶対にクリックしてはいけません。
必ず、ブラウザのアドレスバーに直接「facebook.com」と入力するか、いつも使っているFacebookアプリから公式サイトにアクセスしてください。そこでログイン履歴やセキュリティ設定を確認すれば、本当に警告が必要な状況かどうかが分かります。
もし詐欺メールだと判断した場合は、Facebookに報告することもできます。メールを「phish@fb.com」に転送するか、Facebook内のヘルプセンターから報告しましょう。
ログインアラートを設定する
今後、不正アクセスをいち早く発見するために、ログインアラートを有効にしておくことをおすすめします。
ログインアラートの設定方法
- Facebookの「設定」を開く
- 「セキュリティとログイン」または「パスワードとセキュリティ」を選択
- 「認識できないログインに関するアラートを受け取る」をクリック
- 通知方法を選択(メール、アプリ通知、または両方)
- 設定を保存
この設定を有効にすると、新しいデバイスやブラウザからログインがあるたびに通知が届くようになります。
プライベートブラウジングモードの影響
意外と知られていないのが、プライベートブラウジングモード(シークレットモード)の影響です。
ChromeのシークレットモードやSafariのプライベートブラウズモードを使ってFacebookにログインすると、毎回新しいデバイスからのログインとして認識されることがあります。
これは、プライベートモードではCookie(ログイン情報を記憶する小さなファイル)が保存されないためです。通常のブラウジングモードに切り替えれば、この問題は解決します。
まとめ
Facebookのセキュリティ警告は、アカウントを守るための重要な機能です。
新しいデバイスからのログイン通知を受け取ったら、まず落ち着いて内容を確認しましょう。位置情報の誤差は珍しくないため、自分のログインが誤って検知されている可能性もあります。
しかし、本当に身に覚えのないログインがあった場合は、すぐに不審なデバイスからログアウトさせ、パスワードを変更してください。さらに二段階認証を設定すれば、セキュリティが大幅に向上します。
フィッシング詐欺のメールにも注意が必要です。怪しいメールを受け取った場合は、リンクをクリックせず、必ず公式サイトから直接ログインして確認するようにしましょう。
定期的にログイン履歴をチェックする習慣をつけることで、不正アクセスを早期に発見でき、大切なアカウントを守れます。

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