「DeSmuMEでゲームを保存したら.dsvというファイルができた」「他のエミュレーターで使えない」と困った経験はありませんか?
DSVファイルはニンテンドーDSエミュレーター「DeSmuME」が作成するセーブデータの専用形式です。
この記事では、DSVファイルの概要・保存場所・SAVとの違い・他のエミュレーターへの変換方法をわかりやすく解説します。
DSVファイルとは
DSVファイル(拡張子:.dsv)は、ニンテンドーDSエミュレーターDeSmuME(デスムーミー)が作成するゲーム内セーブデータのファイル形式です。
DeSmuMEでゲームをプレイ中に、ゲーム内の「セーブ」操作を行うと、自動的にDSV形式でデータが保存されます。
内容は「ゲームの進行状況をゲーム内で最後に保存した時点まで」で、実機のカートリッジに書き込まれるセーブデータと同等のデータが含まれます。
DeSmuMEはWindows・macOS・Linuxで利用できるオープンソースのニンテンドーDSエミュレーターです(公式サイト:DeSmuME)。
DSVファイルの保存場所
DSVファイルは、DeSmuMEのフォルダ内にあるBatteryフォルダに保存されます。
| フォルダ名 | 保存されるファイル |
|---|---|
| Battery | DSVファイル(ゲーム内セーブ) |
| States | DSTファイル(セーブステート) |
ファイル名はROMのファイル名と同じになります。
たとえばROMがPokemonDiamond.ndsの場合、セーブデータはPokemonDiamond.dsvとして保存されます。
DeSmuMEのデフォルト保存場所
| OS | 保存場所 |
|---|---|
| Windows | DeSmuMEの実行ファイル(.exe)と同じフォルダ内のBatteryフォルダ |
| macOS | ~/Library/Application Support/DeSmuME/Battery/ |
DSVとDSTの違い
DeSmuMEには2種類のセーブがあり、混同しやすいため注意が必要です。
DSVファイル(.dsv)はゲーム内でのセーブ操作によって作られるデータで、実機カートリッジのセーブに相当します。
ゲーム内の決められたタイミング(セーブポイントや「ふしぎなおくりもの」の受け取りなど)でしかセーブできません。
DSTファイル(.dst)はエミュレーターのメニューから「File → Save State」で作成するセーブステートです。
ゲームのどの瞬間でも保存・復元できる便利な機能ですが、他のエミュレーターとの互換性はありません。
| 項目 | DSVファイル | DSTファイル |
|---|---|---|
| 拡張子 | .dsv | .dst |
| 保存方法 | ゲーム内操作でセーブ | エミュレーターのメニュー |
| 保存場所 | Batteryフォルダ | Statesフォルダ |
| 他エミュとの互換性 | 変換で対応可 | 不可 |
| 変換ツールへの対応 | 対応 | 対応不可 |
DSVファイルの内部構造
DSVファイルは、生のセーブデータ(RAWデータ)+DeSmuME固有のフッターで構成されています。
フッターには以下のような識別テキストが含まれており、このフッターの有無がDSVとSAVの最大の違いです(DeSmuME公式フォーラムより確認)。
|<--Snip above here to create a raw sav by excluding this DeSmuME savedata footer:
フッター部分を取り除くと、他のエミュレーターが扱うSAV(生セーブデータ)形式になります。
つまり、ファイルの拡張子を.dsvから.savに変更するだけでは正確な変換にならないことがあり、専用ツールを使った変換が推奨されます。
DSVとSAVの違い
DSVファイルはDeSmuME専用であるため、他のニンテンドーDSエミュレーター(NO$GBA・melonDS・DraSticなど)では直接読み込めない場合があります。
他エミュで広く使われるのがSAVファイル(.sav)で、生のセーブデータが格納されたフォーマットです。
| 項目 | DSVファイル | SAVファイル |
|---|---|---|
| 主に使うソフト | DeSmuME | NO$GBA・melonDS・DraStic等 |
| フォーマット | 生データ+DeSmuME固有フッター | 生データのみ(RAW) |
| 変換のしやすさ | ツールで変換可能 | ツールで変換可能 |
DSVファイルをSAVに変換する方法
DSVファイルを他のエミュレーターで使いたい場合は、SAV形式への変換が必要です。
方法1:DeSmuMEの機能を使う(推奨)
DeSmuME自体にエクスポート機能があり、これが最も確実な方法です(DeSmuME公式フォーラムより確認)。
- DeSmuMEで対象のROMを起動する
- メニューから「File」→「Export Backup Memory…」を選択する
- 保存形式を選択してSAVファイルとして保存する
- 保存したSAVファイルを移行先のエミュレーターの所定フォルダに配置する
方法2:オンライン変換ツールを使う
ブラウザ上で変換できるオンラインツールも利用できます。
DSV→SAV、SAV→DSVの双方向変換に対応しています。
変換前には必ずセーブデータのバックアップ(コピー)を取っておくことを強く推奨します。
注意:セーブステート(DSTファイル)は変換不可
DSTファイル(セーブステート)はDSVとは別物であり、SAVへの変換ツールは対応していません。
変換できるのはBatteryフォルダ内のDSVファイルのみです。
SAVファイルをDSVに取り込む方法
他のエミュレーターのSAVファイルをDeSmuMEに取り込む場合は以下の手順を試します。
- DeSmuMEのBatteryフォルダ内に既存の
.dsvファイルがあれば削除する - SAVファイルをBatteryフォルダに配置し、ROMと同じファイル名(拡張子だけ
.sav)にリネームする - DeSmuMEでROMを起動すると、自動的にSAVを読み込んでDSVを生成する
または、メニューの「File」→「Import Backup Memory」からSAVファイルを直接インポートする方法も使えます。
DSVファイルを開けるソフト
DSVファイルは主に以下のソフトで扱えます。
| ソフト名 | 対応OS | 用途 |
|---|---|---|
| DeSmuME | Windows・macOS・Linux | ネイティブ対応(読み書き) |
| melonDS | Windows・macOS・Linux | Export Backup Memory経由で移行可 |
| DraStic | Android | DSV形式のまま読み込み可 |
まとめ
DSVファイルはDeSmuMEが作成するニンテンドーDSのゲーム内セーブデータ形式です。
- Batteryフォルダに保存され、ROMと同じ名前で作られる
- セーブステート(
.dst)とは別物で、変換ツールへの対応状況も異なる - 「File → Export Backup Memory」またはオンラインツールでSAVに変換できる
エミュレーターの仕組み全体を理解したい方はゲームエミュレーター完全解説記事もあわせてご覧ください。
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