「Discord通話中に『声が途切れてるよ』って言われる…」
「自分では普通に話しているのに、相手には断片的にしか聞こえていないらしい」
「ゲーム中だけマイクがブツブツ途切れて、チームに迷惑をかけてしまう」
こんな悩みを抱えていませんか?
マイクの音声が途切れる問題は、自分では気づきにくいのが厄介なところ。相手から指摘されて初めて分かることが多いんです。
でも安心してください!この記事では、Discordでマイクが途切れる原因を特定して、確実に解決する方法を詳しく解説します。
原因は大きく分けて「ネット回線」「Discord設定」「パソコンの負荷」の3つ。それぞれの対処法を順番に試していきましょう!
すぐできる!マイクの途切れを改善する応急処置

今すぐ試せる3つの対処法
通話中でもできる応急処置から始めましょう:
🔄 1. Discordのサーバーリージョンを変更
- サーバー設定 → 概要 → サーバーリージョン
- 「Japan」から別の地域に変更して、また戻す
- これでサーバー接続がリフレッシュされます
📱 2. モバイル回線に切り替える(可能なら)
- スマホのテザリングを使ってみる
- Wi-Fiに問題がある場合、これで改善することが多い
🎮 3. 他のアプリを終了
- ゲームランチャー、ブラウザ、配信ソフトなど
- 特にCPUを使うアプリを閉じる
ネットワークが原因の場合:最も多いパターン
回線速度と安定性をチェック
マイクが途切れる原因の約60%はネットワーク関連です。
速度テストの実施:
- Fast.com にアクセス
- 速度を確認(最低3Mbps以上必要)
- 「詳細を表示」でレイテンシも確認
理想的な数値:
- ダウンロード速度:10Mbps以上
- アップロード速度:3Mbps以上(重要!)
- レイテンシ(Ping):50ms以下
- パケットロス:0%
Wi-Fi環境の改善方法
📡 Wi-Fiが不安定な場合の対処法:
1. ルーターに近づく
- 壁や家具を挟まない位置に移動
- 2.4GHzより5GHzの方が安定(近距離なら)
2. 電波干渉を避ける
- 電子レンジ使用中は2.4GHz帯が影響を受ける
- Bluetoothデバイスも2.4GHzと干渉
3. 有線LANに切り替える
- これが最も確実な解決方法
- LANケーブルは「CAT5e」以上を使用
ルーターの設定を最適化
QoS(Quality of Service)設定:
- ルーターの管理画面にアクセス
- QoS設定を探す
- Discordやゲームの優先度を上げる
- 帯域幅の割り当てを調整
ポート開放で安定化:
- Discord用のポート:50000-65535(UDP)
- ルーターでこの範囲を開放すると改善することがある
Discord側の設定を最適化する
音声設定の見直し
1. サービス品質(QoS)を無効化
パケット優先度の設定が逆効果になることがあります:
- Discord設定 → 音声・ビデオ
- 「サービス品質高パケット優先度を有効化」をオフ
- 一度通話を切って再接続
2. 音声処理機能の調整
CPU負荷を軽減するため、以下を試してください:
- エコー除去:オフにしてみる
- ノイズ抑制:「なし」または「低」に設定
- 自動ゲイン調整:オフ
- 高度な音声検出:オフ
これらの機能は便利ですが、PCのスペックによっては負荷になります。
ビットレートと音声コーデックの設定
サーバーのビットレート設定(管理者のみ):
- ボイスチャンネルの設定を開く
- ビットレートを64kbps程度に下げる
- 安定したら徐々に上げていく
音質より安定性を重視:
- 高音質(96kbps)より、中音質(64kbps)で安定させる方が重要
- 相手に聞こえないより、少し音質が下がっても届く方がマシ
WebRTCの設定を変更
実験的機能の調整:
- Discord設定 → 音声・ビデオ
- 下にスクロール
- 「音声設定のリセット」の近くにある詳細設定
- 以下を試す:
- 「最新の技術を使用して音声を配信」をオフ
- 「OpenH264」コーデックを無効化
パソコンの負荷が原因の場合
CPU使用率を確認
タスクマネージャーで確認:
- Ctrl + Shift + Esc でタスクマネージャーを開く
- 「パフォーマンス」タブでCPU使用率を確認
- 80%以上なら負荷が高すぎる
CPU負荷を下げる方法:
- ゲームのグラフィック設定を下げる
- ブラウザのタブを閉じる
- Windows Updateを一時停止
- ウイルススキャンを停止
メモリ不足の解決
RAMの使用状況確認:
- タスクマネージャーでメモリ使用率を確認
- 90%以上使用していたら要注意
メモリを空ける:
- 不要なアプリを終了
- Chromeのタブを整理(メモリ食い)
- スタートアップアプリを無効化
Discordのハードウェアアクセラレーション
GPUの負荷を調整:
- Discord設定 → アプリの設定 → 詳細設定
- 「ハードウェアアクセラレーション」をオフ
- Discordを再起動
これで改善する場合、GPUに問題があるか、ドライバーの更新が必要かもしれません。
ゲーム中だけ途切れる場合の対処法
ゲーム側の設定を確認
音声チャットの競合を防ぐ:
多くのゲームに内蔵ボイスチャットがあり、Discordと競合します:
- Valorant/Apex Legends:ゲーム内ボイスチャットをオフ
- Call of Duty:音声設定で「プッシュトゥトーク」を無効化
- Fortnite:ボイスチャットを完全にオフ
フルスクリーンモードの影響
フルスクリーンが原因の場合:
- ゲームを「ウィンドウモード」か「ボーダーレスウィンドウ」に変更
- これでDiscordとの通信が安定することが多い
Discordオーバーレイの無効化
オーバーレイが負荷になっている場合:
- Discord設定 → アクティビティ設定 → ゲームオーバーレイ
- 「ゲーム中のオーバーレイを有効化」をオフ
- 特定のゲームだけオフにすることも可能
ヘッドセット・マイクの問題を確認
USB接続の問題
USB関連のトラブル:
電力不足の可能性:
- USBハブを使わず、PC本体に直接接続
- USB3.0ポートよりUSB2.0の方が安定することがある
- 背面のUSBポートを使う(電力供給が安定)
USBセレクティブサスペンドを無効化:
- コントロールパネル → 電源オプション
- プラン設定の変更 → 詳細設定
- USB設定 → USBセレクティブサスペンドを「無効」
ワイヤレスヘッドセットの対策
無線接続特有の問題:
- バッテリー残量を確認(30%以下だと不安定)
- 2.4GHz帯の干渉を避ける
- ドングルをUSB延長ケーブルでPCから離す
- ファームウェアのアップデートを確認
高度なトラブルシューティング
Windowsのオーディオ設定
音声形式の変更:
- サウンド設定 → 録音デバイス
- マイクのプロパティ → 詳細タブ
- 既定の形式を「16ビット、48000Hz」に変更
- 「16ビット、44100Hz」でも試す
ドライバーの完全な再インストール
クリーンインストール手順:
- デバイスマネージャーでマイクを削除
- PCを再起動
- 最新ドライバーを手動インストール
- メーカー提供のソフトウェアも更新
Windows音声トラブルシューティング
自動修復ツールの実行:
- 設定 → 更新とセキュリティ → トラブルシューティング
- 「オーディオの録音」を実行
- 指示に従って問題を修正
それでも改善しない時の最終手段
Discordの代替接続方法
ブラウザ版を試す:
- デスクトップアプリの代わりにブラウザ版を使用
- ChromeやFirefoxでdiscord.comにアクセス
VPNを使ってみる:
- ISPの制限が原因の可能性がある
- 無料VPNでも試す価値あり
サポートへの問い合わせ準備
必要な情報をまとめる:
- OS(Windows 10/11、macOS版)
- 使用しているマイク/ヘッドセットの型番
- インターネット回線の種類と速度
- 問題が発生する特定の状況
- 試した対処法のリスト
まとめ:音声の途切れは必ず解決できる!
Discordでマイクが途切れる問題の解決方法を詳しく解説してきました。
📌 問題解決の優先順位:
- ネットワークの確認(原因の60%)
- 有線LANに切り替える
- Wi-Fiルーターの位置を調整
- Discord設定の最適化(原因の25%)
- 音声処理機能を軽くする
- ビットレートを下げる
- PC負荷の軽減(原因の10%)
- 不要なアプリを終了
- ゲームの設定を下げる
- ハードウェアの確認(原因の5%)
- USB接続を見直す
- ドライバーを更新
ほとんどの場合、ネットワークかDiscordの設定で解決します。
一つずつ試していけば、必ず快適な通話環境を取り戻せます。焦らず、順番に確認していきましょう。
もし友達も同じ問題で困っていたら、この記事をシェアしてあげてくださいね。みんなで快適なDiscordライフを楽しみましょう!
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