Discordサーバーを運営していて、「メンバーが増えてきたけど、ちょっと無法地帯になってきた…」なんて悩んでいませんか?
実は、しっかりとしたルールチャンネルがあるだけで、サーバーの雰囲気は劇的に変わります。荒らし対策はもちろん、新規メンバーも安心して参加できる、そんな居心地の良いコミュニティが作れるんです。
この記事では、効果的なルールチャンネルの作り方から、メンバーに読んでもらうための工夫まで、サーバー運営のプロが使うテクニックを分かりやすく解説していきます!
ルールチャンネルって本当に必要?その理由を知ろう

なぜルールチャンネルが大切なのか
「ルールなんて堅苦しい…」と思うかもしれません。でも、ルールチャンネルはサーバーの憲法みたいなもの。
ルールチャンネルがあると:
- トラブルが起きる前に予防できる
- 新しいメンバーが安心して参加できる
- 問題が起きたとき「ルール違反です」と明確に言える
- サーバーの雰囲気や目的がはっきりする
- 管理者の負担が減る(毎回説明しなくて済む)
実はDiscord公式も推奨している
Discordのコミュニティガイドラインでも、明確なルール設定は推奨されています。特に、パートナープログラムや認証済みサーバーを目指すなら、ルールチャンネルは必須条件の一つなんです。
基本的なルールチャンネルの作り方
ステップ1:チャンネルを作成する
作成手順:
- サーバー名の横にある**「∨」**をクリック
- **「チャンネルを作成」**を選択
- チャンネル名を入力(例:📋rules、📜ルール、⚠server-rules)
- テキストチャンネルを選択
- **「チャンネルを作成」**をクリック
💡プロのコツ: チャンネル名の最初に絵文字を付けると、目立ちやすくなります!
- 📋(クリップボード)
- 📜(巻物)
- ⚠(警告)
- 📖(本)
ステップ2:チャンネルの権限を設定
ルールは読むだけで、書き込みはできないようにしましょう。
権限設定の方法:
- 作成したルールチャンネルの歯車アイコン(設定)をクリック
- 左メニューから**「権限」**を選択
- **「@everyone」**の権限を編集
- 以下の設定にする:
- ✅ チャンネルを見る
- ✅ メッセージ履歴を読む
- ❌ メッセージを送信
- ❌ スレッドを作成
- ❌ リアクションの追加
これで、管理者だけが編集できる読み取り専用チャンネルの完成です!
ステップ3:チャンネルの位置を調整
ルールチャンネルは、一番上に配置するのがセオリーです。
並び替え方法:
- チャンネルをドラッグ&ドロップで移動
- または、右クリック→「上に移動」を繰り返す
新規メンバーが最初に目にする場所に置くことで、自然と読んでもらえます。
効果的なルール内容の書き方
必ず入れるべき5つの基本ルール
1. 誹謗中傷・暴言の禁止
他のメンバーへの悪口、差別的な発言、過度な批判は禁止です。
みんなが楽しめる環境を作りましょう。
2. スパム・宣伝の禁止
同じメッセージの連投、無関係な宣伝、
他サーバーへの勧誘は禁止です。
3. NSFW(不適切)コンテンツの禁止
年齢制限が必要な画像・動画・テキストの投稿は禁止です。
全年齢が安心して利用できるサーバーにしましょう。
4. 個人情報の保護
自分や他人の個人情報(本名、住所、電話番号など)を
公開しないでください。
5. Discord利用規約の遵守
Discord公式の利用規約とコミュニティガイドラインに
従ってください。
読みやすくする書き方のコツ
箇条書きと番号を使い分ける
【禁止事項】
❌ スパム行為
❌ 荒らし行為
❌ なりすまし
【推奨マナー】
1. 挨拶をしよう
2. 話題に合ったチャンネルを使おう
3. 困ったときは管理者に相談しよう
絵文字で視覚的に分かりやすく
🚫 禁止事項
✅ OK な行動
⚠️ 注意事項
💡 アドバイス
リアクション認証システムを導入しよう
ルールを読んだ証拠を残す仕組み
最近のDiscordサーバーでは、ルールを読んだ人だけがサーバーを利用できる仕組みが人気です。
基本的な流れ:
- 新規メンバーはルールチャンネルしか見えない
- ルールを読んで、指定のリアクションを押す
- 自動的に「メンバー」ロールが付与される
- 他のチャンネルが見えるようになる
Carlbotを使った自動化設定
Carlbotという無料ボットを使えば、この仕組みが簡単に作れます。
設定手順:
- Carlbotをサーバーに招待
- ダッシュボードで「Reaction Roles」を選択
- ルールチャンネルにメッセージを投稿
- リアクションとロールを紐付ける
- 完了!
これで24時間365日、自動でメンバー認証ができます。
サーバールールのテンプレート集

小規模サーバー向け(〜50人)
# 📜 サーバールール
ようこそ!楽しく過ごすために、以下のルールを守ってください。
## 基本ルール
1️⃣ みんなと仲良く
2️⃣ スパム・荒らし禁止
3️⃣ 個人情報は大切に
4️⃣ チャンネルの使い分けをしよう
5️⃣ 困ったら管理者(@Admin)まで
楽しいサーバーライフを!🎉
中規模サーバー向け(50〜500人)
# 📋 サーバールール & ガイドライン
## 🚫 禁止事項
• 誹謗中傷、ハラスメント、差別的発言
• スパム、過度な宣伝、チェーンメール
• NSFWコンテンツの投稿
• 違法行為の助長、著作権侵害
• なりすまし、虚偽情報の拡散
## ✅ 推奨事項
• お互いを尊重した会話
• 適切なチャンネルの使用
• 建設的な議論と意見交換
• 新規メンバーへの歓迎
## ⚠️ 違反時の対応
1. 警告
2. タイムアウト(一時的なミュート)
3. キック or BAN
## 📞 お問い合わせ
質問や報告は #サポート または DM で管理者まで
ゲームサーバー向けテンプレート
# 🎮 ゲーミングサーバールール
## 基本ルール
🎯 フェアプレイを心がける
🎯 チート・グリッチの使用禁止
🎯 暴言・煽りは厳禁
🎯 VC(ボイスチャット)でのマナーを守る
## プレイ時の注意
• プレイ募集は #募集 チャンネルで
• ネタバレは専用チャンネルで
• 配信・録画は事前に確認を
## VCルール
🔊 過度な音量・雑音に注意
🔊 会話の独占をしない
🔊 他人のプレイに過度な口出しをしない
一緒に楽しくゲームしましょう!
メンバーに読んでもらうための工夫
視覚的なデザインの工夫
Markdown記法を活用
# 大見出し
## 中見出し
### 小見出し
**太字で強調**
*斜体で補足*
~~取り消し線~~
> 引用ブロック
区切り線を使って整理
ルール1の内容
---
ルール2の内容
Embedメッセージで豪華に見せる
Webhookやボットを使えば、カラフルな埋め込みメッセージでルールを表示できます。
埋め込みの利点:
- 左側に色付きのライン
- アイコンや画像の挿入
- 複数のフィールドで整理
- タイムスタンプで更新日が分かる
サーバー設定との連携テクニック
メンバースクリーニング機能を活用
Discord の「メンバースクリーニング」を有効にすると、新規メンバーは必ずルールに同意する必要があります。
設定方法:
- サーバー設定→「安全性」
- 「メンバースクリーニング」を有効化
- ルールと質問を設定
- 同意しないと参加できない仕組みの完成
ウェルカムスクリーンでルールを強調
設定方法:
- サーバー設定→「ウェルカムスクリーン」
- チャンネルにルールチャンネルを追加
- 説明文に「まずはこちらをお読みください」
新規メンバーが入ったとき、最初に案内される画面にルールが表示されます。
ルール違反への対処法
段階的な対応システム
レベル1:注意
「○○さん、その発言はルール違反です。
#rules を確認してください」
レベル2:警告
「これは最終警告です。次回は
タイムアウト措置を取ります」
レベル3:タイムアウト
- 1時間〜24時間の発言禁止
レベル4:キック or BAN
- 悪質な場合は即BAN も検討
ログを残す重要性
トラブル対応の記録は必ず残しましょう。
記録すべき内容:
- 日時
- 違反者のユーザー名とID
- 違反内容
- 対応内容
- 対応した管理者
後々のトラブル防止にも役立ちます。
よくある質問と解決策
Q:ルールが長すぎて誰も読まない
A:要点をまとめて、詳細は別チャンネルに
メインルールは5〜7個程度に絞り、詳細なガイドラインは別チャンネル(#guidelines)を作りましょう。
Q:英語圏のメンバーもいる
A:多言語対応のルール
日本語の後に英語版も併記するか、別チャンネル(#rules-en)を作成します。
Q:ルールを更新したいけど、みんなに伝わるか心配
A:アナウンスと組み合わせる
ルール更新時は必ず #お知らせ チャンネルで告知。@everyone メンションも検討しましょう。
まとめ:良いルールチャンネルの3つのポイント
効果的なルールチャンネルを作るために、この3つを意識しましょう:
ポイント1:シンプルで分かりやすく 難しい言葉は使わず、誰でも理解できる内容に。
ポイント2:視覚的に読みやすく
絵文字、箇条書き、適度な改行で見やすさアップ。
ポイント3:実効性のある仕組み リアクション認証やメンバースクリーニングで、確実に読んでもらう。
これで、あなたのDiscordサーバーも秩序ある快適な空間に!
ルールチャンネルは一度作って終わりじゃありません。サーバーの成長に合わせて、定期的に見直していくことが大切です。メンバーの声を聞きながら、みんなが楽しめるコミュニティを作っていきましょう!
コメント