「あ、違うチャンネルに送っちゃった!」 「誤字に気づいたけど、もう送信しちゃった…」 「古い会話を整理したい」
Discordを使っていると、こんな場面に出くわすことがありますよね。
安心してください。Discordには便利なメッセージ削除機能があります。
この記事では、メッセージの削除方法から、削除できる条件、知っておくべき注意点まで、分かりやすく解説していきます。PC版もスマホ版も両方カバーしているので、お使いの環境に合わせて読み進めてくださいね。
メッセージ削除の基本ルール:何が削除できて、何ができない?

削除できるメッセージの条件
Discordでメッセージを削除するには、以下の条件があります。
自分のメッセージ:
- いつでも削除可能
- 送信してから時間制限なし
- テキスト、画像、ファイルすべて削除できる
他人のメッセージ:
- 管理者権限またはモデレーター権限が必要
- 「メッセージの管理」権限を持っている場合のみ
- DMでは他人のメッセージは削除不可
つまり、自分が送ったメッセージはいつでも消せるけれど、他の人のメッセージを消すには特別な権限が必要ということです。
削除したメッセージはどうなる?
削除されたメッセージは:
完全に消える内容:
- メッセージ本文
- 添付ファイル(画像、動画、ドキュメント)
- 埋め込みリンクのプレビュー
- リアクション(絵文字)
残るもの:
- 削除したという履歴(監査ログに記録される)
- 通知を受け取った人の通知履歴
- 既に保存・スクリーンショットされた内容
重要なのは、一度見られたメッセージは、相手の記憶や保存データからは消せないということです。
【PC版】メッセージを削除する3つの方法
方法1:マウスホバーで素早く削除
最も簡単で早い方法です。
手順:
- 削除したいメッセージにマウスカーソルを合わせる
- メッセージの右側に表示される「…」(その他)をクリック
- 「メッセージを削除」を選択
- 確認画面で「削除」をクリック
たった4クリックで完了します。送信直後のミスならこの方法が最速ですね。
方法2:右クリックメニューから削除
より確実に操作したい場合はこちら。
手順:
- メッセージ上で右クリック
- メニューから「メッセージを削除」を選択
- 確認ダイアログで「削除」をクリック
右クリックメニューには他の選択肢も表示されるので、編集と削除を間違えにくいメリットがあります。
方法3:ショートカットキーで高速削除
キーボード派の人にオススメの方法です。
手順:
- 削除したいメッセージの「…」をクリック
- 「メッセージを削除」を選択した状態で
- Enterキーを押す
慣れれば最も素早く削除できる方法です。
【スマホ版】メッセージを削除する方法(iOS/Android共通)
基本の削除手順
スマホでは長押しが基本操作になります。
手順:
- 削除したいメッセージを長押し 約1秒押し続けるとメニューが出ます
- 「メッセージを削除」をタップ 赤い文字で表示されています
- 確認画面で「削除」をタップ
スマホ版の良いところは、長押しで間違えて削除する心配が少ないことです。
複数メッセージを選択して削除
連続したメッセージをまとめて消したい場合:
- 最初のメッセージを長押し
- 「選択」モードに切り替え
- 削除したいメッセージをタップして選択
- ゴミ箱アイコンをタップ
ただし、この機能は自分のメッセージのみ、または管理者権限がある場合のみ使用できます。
一括削除の方法と注意点
管理者向け:チャンネルの大掃除
サーバー管理者やモデレーターは、チャンネル内のメッセージを一括削除できます。
一括削除(Bulk Delete)の使い方:
- チャンネル設定を開く
- 「メッセージを一括削除」を選択
- 削除する範囲を指定
- 過去24時間
- 過去7日間
- カスタム範囲
制限事項:
- 14日以上前のメッセージは一括削除不可
- 一度に最大100件まで
- ピン留めされたメッセージは削除されない
Bot を使った自動削除
より高度な削除管理をしたい場合は、Botの活用が便利です。
人気の削除系Bot:
- MEE6:特定の条件で自動削除
- Dyno:スケジュール削除機能
- AutoDelete:時間経過で自動削除
Botを使えば「1時間経ったら自動的に削除」といった設定も可能になります。
削除に関するよくある質問と困ったとき
Q:削除したメッセージは復元できる?
A:基本的に復元はできません。
Discordには公式の復元機能がないため、一度削除したメッセージを元に戻すことはできません。
ただし、サーバーの監査ログには「誰がいつ削除したか」の記録は残ります。
Q:削除すると相手に通知される?
A:削除の通知は送られません。
ただし、以下の場合は相手が気づく可能性があります:
- リアルタイムで会話していた場合
- 返信機能で引用されていた場合(「元のメッセージは削除されました」と表示)
- 既に通知を見ていた場合
Q:「このメッセージは削除されました」と表示されるのはなぜ?
A:以下の場合に表示されます:
- 返信機能で引用されていたメッセージが削除された
- ピン留めされていたメッセージが削除された
- Bot が記録していたメッセージが削除された
完全に痕跡を消したい場合は、返信やピン留めされていないか確認してから削除しましょう。
Q:DM(ダイレクトメッセージ)も削除できる?
A:自分のメッセージのみ削除可能です。
DMでの削除ルール:
- 自分が送ったメッセージ:いつでも削除可能
- 相手が送ったメッセージ:削除不可
- グループDM:自分のメッセージのみ削除可能
相手のDM画面からも消えますが、既に読まれていた場合は手遅れです。
削除する前に!編集機能も検討しよう
メッセージ編集という選択肢
誤字や間違いの修正なら、削除より編集の方が自然な場合があります。
編集の方法:
- メッセージにカーソルを合わせる
- ペンアイコン(編集)をクリック
- 内容を修正して Enter
編集のメリット:
- 会話の流れが途切れない
- 「編集済み」と小さく表示されるだけ
- ファイルや画像はそのまま残せる
小さなミスなら編集、大きな間違いなら削除、と使い分けるのがオススメです。
メッセージ削除のマナーとベストプラクティス
削除する際の心得
1. 重要な会話は削除前に確認 後で必要になるかもしれない情報は、削除前にメモを取っておきましょう。
2. 議論の最中での削除は避ける 話し合いの途中で削除すると、文脈が分からなくなって混乱を招きます。
3. 間違えたらすぐに対処 送信ミスに気づいたら、できるだけ早く削除または編集しましょう。
4. 大量削除は事前告知 管理者が大掃除する場合は、メンバーに事前に知らせると親切です。
セキュリティ面での注意点
個人情報を誤って送信した場合:
- 即座に削除
- 信頼できる管理者に連絡
- 必要なら該当者全員に注意喚起
削除しても、見た人の記憶からは消せないことを忘れずに。
まとめ:削除機能を賢く使って、快適なDiscordライフを
Discordのメッセージ削除機能は、ミスを修正できる便利な機能です。
押さえておきたいポイント:
✅ 自分のメッセージはいつでも削除可能
✅ PC版は「…」から、スマホ版は長押しで削除
✅ 削除しても監査ログには記録が残る
✅ 14日以上前のメッセージは一括削除できない
✅ 小さなミスなら編集、大きな間違いなら削除を選択
✅ 一度削除したら復元できないので慎重に
メッセージの削除は「なかったことにする」機能ではなく、「整理整頓」のための機能だと考えましょう。
適切に使えば、チャンネルを清潔に保ち、コミュニケーションをより円滑にすることができます。
この記事を参考に、安心してDiscordでのコミュニケーションを楽しんでください!
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