「Discordで話すと、自分の声が遅れて聞こえてくる…」
「エコーがかかったみたいに、自分の声が返ってきて話しづらい」
「ハウリングみたいなキーンという音がして、みんなに迷惑をかけている」
「誰かのマイクから自分の声が聞こえているみたい」
こんな経験はありませんか?
Discord通話中に自分の声が聞こえる現象は、「エコー」や「オーディオループ」と呼ばれ、多くの人が経験する問題です。
この現象、実は原因の90%は相手側の設定にあります。でも、自分側の設定が原因のこともあるんです。
この記事では、自分の声が聞こえる問題を確実に解決する方法を、原因別に分かりやすく解説します!
なぜ自分の声が聞こえるの?仕組みを理解しよう

エコーが発生する基本的な仕組み
声が返ってくる流れ:
- あなたが話す
- 相手のスピーカーから、あなたの声が出る
- その声が相手のマイクに入る
- あなたに戻ってくる
これが**エコー(反響)**の正体です!
図解すると:
あなた → [マイク] → Discord → [相手のスピーカー]
↑ ↓
└── Discord ← [相手のマイク] ←────┘
エコーが起きやすい状況
よくある原因:
- 相手がスピーカーを使っている
- ヘッドホンではなくスピーカー使用
- 音量が大きすぎる
- 相手のマイク感度が高すぎる
- 小さい音も拾ってしまう
- ノイズキャンセルが効いていない
- 複数デバイスで参加
- PCとスマホで同時接続
- 2つのアカウントで同じ通話に参加
まず確認!エコーの原因は自分?相手?
原因を特定する簡単な方法
テスト方法:
方法1:ミュートテスト
- 自分をミュートしてみる
- エコーが消える → 自分が原因
- エコーが続く → 相手が原因
方法2:相手に確認
- 「私の声、エコーして聞こえる?」と聞く
- 相手も聞こえる → 第三者が原因
- 相手は聞こえない → あなたの環境が原因
方法3:1対1で確認
- 問題のある人と2人だけで通話
- エコーが発生するか確認
- 特定の人といる時だけ発生 → その人が原因
相手が原因の場合の解決方法(最も多いパターン)
相手にお願いすること
丁寧に伝える例文:
「ちょっとエコーが聞こえるから、設定を確認してもらえる?」
相手に試してもらう対処法:
- ヘッドホン・イヤホンを使ってもらう
- これが最も効果的!
- スピーカーからヘッドホンに変更
- スピーカーの音量を下げてもらう
- 音量を50%以下に
- マイクから離れた位置にスピーカーを置く
- マイクの感度を調整してもらう
- Discord設定 → 音声・ビデオ
- 入力感度を手動調整
グループ通話で犯人を特定する
エコーの発生源を見つける方法:
- 音声インジケーターを確認
- 誰も話していないのに緑の枠が光る人
- その人がエコーの原因
- 一人ずつミュートテスト
- 順番にミュートしてもらう
- エコーが消えた時の人が原因
- Discord の「エコー除去」を使ってもらう
- 設定 → 音声・ビデオ
- 「エコー除去」をオン
自分が原因の場合の解決方法
Windowsの設定を確認
ステレオミキサーが有効になっていないか:
- サウンド設定を開く
- タスクバーのスピーカーアイコンを右クリック
- 「サウンド」を選択
- 録音タブを確認
- 「ステレオミキサー」があるか確認
- 有効になっていたら右クリック → 「無効化」
「このデバイスを聴く」設定:
- マイクのプロパティを開く
- 「聴く」タブを選択
- 「このデバイスを聴く」のチェックを外す
Discord側の設定確認
音声・ビデオ設定の確認:
- 入力デバイスを確認
- 正しいマイクが選択されているか
- 「Default」ではなく具体的なデバイス名を選択
- エコー除去を有効化
- 設定 → 音声・ビデオ
- 「エコー除去」をオン
- 「ノイズ抑制」もオン
- 音声処理の詳細設定
- 「自動ゲイン調整」をオフにしてみる
- 症状が改善するか確認
複数デバイスの確認
見落としがちな原因:
同じ部屋で複数デバイス:
- PCとスマホで同時にDiscord起動
- タブレットでも開いている
- ブラウザ版とアプリ版を同時使用
解決方法:
- 使わないデバイスのDiscordを終了
- ブラウザのタブを確認して閉じる
- 1つのデバイスだけで通話
ヘッドセット・マイクの問題と対処法
ヘッドセットの接続を確認
物理的な問題:
- プラグの差し込み不良
- 3.5mmジャックをしっかり差し込む
- 接触不良でエコーが発生することがある
- USB接続の確認
- USBを抜き差し
- 別のUSBポートを試す
- ワイヤレスの干渉
- Bluetoothの再ペアリング
- 2.4GHz帯の干渉を避ける
マイクの位置と設定
マイクの適切な配置:
- 口から5-10cm離す
- 正面ではなく斜め45度から
- ポップガードやウインドスクリーンを使用
ヘッドセットの音漏れ確認:
- 音量が大きすぎて音漏れしていないか
- オープン型ヘッドホンは音漏れしやすい
- 密閉型への変更を検討
よくある特殊なケース
OBSやVoicemeeterを使っている場合
配信ソフトが原因:
OBS Studioの設定:
- 音声設定を確認
- 「デスクトップ音声」をミュート
- モニター設定を「モニターオフ」に
Voicemeeter使用時:
- ルーティング設定を見直す
- ハードウェアインプットを確認
- A1/A2の出力先を確認
ゲーム内ボイスチャットとの競合
二重で音声を拾っている場合:
- ゲーム内VCをオフ
- Discordのみ使用
- または優先度を設定
仮想オーディオデバイスの影響
VB-CABLEなどの仮想デバイス:
- 一時的に無効化してテスト
- ルーティングの見直し
- 不要なら削除
エコーを防ぐベストプラクティス
推奨環境設定
理想的な設定:
全員がすべきこと:
- ✅ ヘッドホン・イヤホンを使用
- ✅ プッシュトゥトーク(PTT)を検討
- ✅ エコー除去を有効化
- ✅ 適切なマイク感度設定
避けるべきこと:
- ❌ スピーカーでの通話
- ❌ 複数デバイスでの同時接続
- ❌ マイク感度を最大にする
- ❌ ステレオミキサーの使用
トラブルシューティングチェックリスト
問題解決の手順:
基本チェック:
- [ ] 自分だけに聞こえるか確認
- [ ] 特定の人がいる時だけか確認
- [ ] ヘッドホンに切り替えてテスト
Discord設定:
- [ ] エコー除去がオン
- [ ] 正しい入力デバイス選択
- [ ] 入力感度の調整
Windows設定:
- [ ] ステレオミキサーが無効
- [ ] 「このデバイスを聴く」がオフ
- [ ] 既定のデバイスを確認
ハードウェア:
- [ ] 接続の確認
- [ ] 別のマイクでテスト
- [ ] ドライバーの更新
よくある質問(FAQ)
Q: 自分だけエコーが聞こえる場合は?
A: 相手の設定が原因です。
相手にヘッドホンを使ってもらうか、スピーカーの音量を下げてもらいましょう。
Q: 特定のサーバーだけでエコーが発生する
A: そのサーバーの誰かが原因です。
音声インジケーターで、誰も話していないのに反応している人を探しましょう。
Q: ヘッドホンなのにエコーが起きる
A: 音漏れかマイク感度の問題です。
音量を下げて、マイクの感度も調整してみてください。
Q: 急にエコーが始まった
A: Windowsアップデートや設定変更が原因かも。
最近の変更を確認し、音声設定をリセットしてみてください。
まとめ:エコー問題は必ず解決できる!
Discordで自分の声が聞こえる問題について詳しく解説してきました。
📌 解決のポイント:
最も効果的な対策:
- 全員がヘッドホンを使う(90%解決)
- エコー除去機能を有効化
- マイク感度を適切に調整
原因の特定方法:
- 自分をミュート → 改善すれば自分が原因
- 相手をミュート → 改善すれば相手が原因
よくある原因TOP3:
- 相手がスピーカー使用(60%)
- マイク感度が高すぎる(20%)
- 複数デバイスで接続(10%)
覚えておくべきこと:
- エコーの原因は相手側のことが多い
- でも相手を責めずに一緒に解決
- ヘッドホン使用が最強の対策
エコー問題は必ず解決できます。この記事の方法を順番に試して、快適な通話環境を作ってくださいね!
みんなでヘッドホンを使えば、ほとんどの問題は解決します。快適なDiscord通話を楽しみましょう!
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