Discordで「自分宛てのメッセージに気づかなかった」「重要な連絡を見落としてしまった」という経験はありませんか?
そんな問題を解決してくれるのがメンション機能です。
メンションを使えば、たくさんのメッセージが流れるチャンネルでも、特定の人に確実に通知を送れます。LINEの「@」での返信機能に似ていますが、Discordならではの便利な使い方がたくさんあるんです。
この記事では、メンションの基本から応用まで、具体例を交えながら分かりやすく解説していきます。
メンションって何?基本の仕組みを理解しよう

メンションは「呼びかけ」機能
メンション(Mention)とは、英語で「言及する」という意味です。
Discordでは、@マークを使って特定の相手を指名することで、その人に通知を送る機能のことを指します。
たとえば、100人いるサーバーで「@田中さん、今日の会議は20時からです」と送ると、田中さんだけに通知が届くわけです。
メンションされるとどうなる?
メンションされると、以下のような変化が起こります:
1. 通知が届く
- デスクトップ通知
- スマホのプッシュ通知
- Discord内の通知マーク
2. 視覚的に分かりやすい表示
- メンションされたメッセージが黄色くハイライトされる
- サーバーやチャンネルに赤い通知バッジが付く
- 自分の名前が青く表示される
3. メンション専用タブで確認可能
- 受信箱(Inbox)で一覧確認できる
- 見逃したメンションも後から確認できる
Discordで使える4つのメンション種類
1. 個人メンション(@ユーザー名)
最も基本的なメンションです。特定の個人に向けてメッセージを送ります。
使い方:
@ユーザー名 メッセージ内容
実例:
- 「@山田太郎 資料を確認してください」
- 「今日のイベント参加できる? @佐藤花子」
入力時は「@」を打った後、名前を入力し始めると候補が表示されるので、選択するだけでOKです。
2. @everyone(全員メンション)
サーバーの全メンバーに一斉に通知を送ります。
ただし、これは管理者権限が必要な場合が多く、むやみに使うと迷惑になるので注意が必要です。
適切な使用例:
- サーバーメンテナンスのお知らせ
- 重要なルール変更の告知
- 緊急連絡
避けるべき使用例:
- 個人的な質問
- 一部の人だけに関係する内容
- 頻繁な雑談
3. @here(オンラインメンション)
現在オンライン状態のメンバーだけに通知を送ります。
@everyoneより限定的なので、リアルタイムで反応が欲しいときに便利ですね。
使いどころ:
- 「@here 今からゲーム始めるけど、誰か一緒にやる?」
- 「@here 緊急でアンケート回答お願いします」
- 「@here 配信始めました!」
4. ロールメンション(@ロール名)
**特定の役職(ロール)**を持つメンバー全員に通知を送ります。
たとえば「@配信者」「@イベント参加者」など、グループ単位での連絡に最適です。
設定と使い方:
- サーバー管理者がロールを作成
- メンバーにロールを割り当て
- @ロール名でメンション
活用例:
- 「@モデレーター 荒らしの対応お願いします」
- 「@新規メンバー ようこそ!質問があれば聞いてください」
- 「@ゲーム班 今夜21時から定期戦です」
メンションの正しい使い方:PC版・スマホ版
PC版での操作方法
基本の入力方法:
- @マークを入力 半角の@を入力します
- 候補から選択 ユーザー名やロール名の候補が表示されるので、クリックまたは矢印キーで選択
- Enterで確定 選択したらEnterキーで確定
便利なショートカット:
- メッセージを右クリック → 「返信」でも自動的にメンション付き返信ができる
- Shift + クリックで複数人を選択してメンション
スマホ版での操作方法
iPhone/Android共通:
- @ボタンをタップ メッセージ入力欄の上にある@ボタンをタップ
- リストから選択 メンバー一覧が表示されるので、送りたい相手を選択
- メッセージを入力して送信
スマホ版は候補リストが見やすいので、間違えにくいのが特徴です。
メンション通知の設定方法:自分好みにカスタマイズ
通知を受け取る側の設定
多すぎる通知に悩んでいる人は、以下の設定を確認してみてください。
サーバーごとの設定:
- サーバー名の横の下矢印をクリック
- 「通知設定」を選択
- 以下から選択:
- すべてのメッセージ
- @メンションのみ
- なし
@everyoneと@hereを無効化:
- サーバーの通知設定を開く
- 「サーバー全体のメンションを抑制する」をオン
- 管理者からの重要な通知も受け取れなくなるので注意
役割別の細かい設定
特定のロールメンションだけ受け取る:
- ユーザー設定 → 通知
- 「ロール設定」で個別に設定
- 重要なロールだけオンにする
これで必要な通知だけを受け取れるようになります。
メンションのマナーと注意点
守るべき5つのルール
1. 深夜・早朝のメンションは控える 相手の生活リズムを考慮しましょう。緊急でない限り、常識的な時間帯に。
2. @everyoneは必要最小限に 全員に通知が行くので、本当に全員に関係する内容か考えてから使用。
3. 連続メンションは避ける 同じ人に何度もメンションすると、通知が鳴り続けて迷惑になります。
4. 返信にはメンションを付ける 会話の流れを分かりやすくするため、返信時はメンションを活用。
5. グループメンションは事前確認 ロールメンションを使う前に、そのロールに何人いるか確認しましょう。
よくあるトラブルと解決法
Q:メンションしたのに相手が反応しない
考えられる原因と対策:
- 相手が通知をオフにしている → DMで確認
- オフライン状態 → @hereではなく@ユーザー名を使用
- サーバーミュート中 → 重要な連絡はDMも併用
Q:メンションが多すぎて困る
解決方法:
- 不要なサーバーは通知を「@メンションのみ」に変更
- 参加していないロールから外してもらう
- 一時的にオンライン状態を「取り込み中」に
Q:間違えてメンションしてしまった
対処法:
- すぐにメッセージを編集(メッセージ右の「…」から編集)
- 削除して送り直す
- 謝罪メッセージを送る
応用テクニック:メンションをもっと便利に使う
返信機能との組み合わせ
Discordの返信機能を使うと、自動的にメンションが付きます。
やり方:
- 返信したいメッセージにカーソルを合わせる
- 「返信」ボタンをクリック
- 自動的に@メンション付きで返信できる
会話の文脈が分かりやすくなるので、積極的に活用しましょう。
メンション履歴の確認方法
見逃したメンションを後から確認する方法です。
PC版:
- 右上の受信箱アイコンをクリック
- 「メンション」タブで一覧表示
スマホ版:
- 下部メニューの「@」アイコンをタップ
- 未読メンションが時系列で表示
サイレントメンション(実験的機能)
相手に通知を送らずに言及したい場合は、バックスラッシュを使います。
\@ユーザー名
ただし、この機能はサーバーによって使えない場合があります。
まとめ:メンション機能で効率的なコミュニケーションを
Discordのメンション機能は、大人数でのコミュニケーションを円滑にする重要な機能です。
今回のポイント整理:
✅ メンションは@マークで特定の相手に通知を送る機能
✅ 個人・@everyone・@here・ロールの4種類を使い分ける
✅ 通知設定で必要なメンションだけを受け取れる
✅ 深夜の使用や連続メンションは避けるなど、マナーを守る
✅ 返信機能と組み合わせると会話がスムーズに
メンション機能を適切に使いこなせば、重要な連絡を見逃すことなく、かつ相手に迷惑をかけることなく、快適にDiscordを楽しめます。
最初は慣れないかもしれませんが、使っているうちに自然と身につきます。
今日から実践して、Discord上でのコミュニケーションをもっとスムーズにしていきましょう!
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