Discordでリンクを共有したとき、「なんか地味だな…」って思ったことありませんか?
実は、TwitterやYouTubeのリンクみたいに、あなたのウェブサイトも画像付きのカッコいいプレビューで表示できるんです。この記事では、Discordでリンクを埋め込む方法から、表示されないときの対処法まで、分かりやすく解説していきます。
サーバーメンバーに「おっ!」と思わせる、そんなリンク共有の技を身につけましょう。
そもそもDiscordのリンク埋め込みって何?

埋め込みの基本を理解しよう
Discordでリンクを貼ると、自動的に展開されるあのプレビュー表示のことを「埋め込み(Embed)」と呼びます。
たとえば、YouTubeの動画リンクを貼ると:
- サムネイル画像が表示される
- 動画のタイトルが見える
- チャンネル名も分かる
- 動画の説明文まで読める
これって便利ですよね。クリックする前から、どんな内容なのか一目瞭然です。
埋め込みができるとこんなに便利!
通常のリンク
https://example.com/article
↑ただのURLだけ。味気ない…
埋め込みありのリンク
[画像]
📝 今話題の〇〇について徹底解説!
example.com
初心者でも分かりやすく、図解付きで説明します...
↑情報量が多くて、クリック率もアップ!
リンク埋め込みの仕組みを知ろう
Open Graph Protocol(OGP)という魔法
「難しそう…」と思うかもしれませんが、大丈夫。 簡単に言うと、ウェブサイトに「Discord用の名刺」を用意する仕組みです。
この名刺(OGPタグ)には、以下の情報を書いておきます:
- タイトル(og:title)
- 説明文(og:description)
- サムネイル画像(og:image)
- サイトのURL(og:url)
Discordは、この名刺を読み取って、きれいな埋め込み表示を作ってくれるわけです。
自分のサイトを埋め込み対応にする方法
HTMLに追加するコード(コピペでOK!)
ウェブサイトのHTMLの<head>
タグ内に、以下のコードを追加しましょう:
<!-- 基本的なOGPタグ -->
<meta property="og:title" content="記事のタイトルをここに">
<meta property="og:description" content="記事の説明文をここに(120文字程度がベスト)">
<meta property="og:image" content="https://あなたのサイト.com/images/thumbnail.jpg">
<meta property="og:url" content="https://あなたのサイト.com/article">
<meta property="og:type" content="article">
<meta property="og:site_name" content="サイト名">
<!-- Twitter Card(Discord でも有効)-->
<meta name="twitter:card" content="summary_large_image">
画像サイズの黄金比
埋め込み画像は、以下のサイズがおすすめです:
推奨サイズ
- 横幅:1200px
- 縦幅:630px
- 比率:約1.91:1
最小サイズ
- 横幅:600px
- 縦幅:315px
なぜこのサイズ?実は、FacebookやTwitterでも同じサイズが推奨されているから。一石三鳥ですね!
Discord側の設定をチェック
埋め込みプレビューの設定確認
Discordでは、埋め込み表示の設定を変更できます。
設定方法:
- ユーザー設定を開く(歯車アイコン)
- 左メニューから**「テキスト・画像」**を選択
- **「リンクプレビュー」**の項目を確認
- 以下の3つから選べます:
- すべて表示(推奨)
- 画像のみ表示
- 表示しない
「表示しない」になっていると、どんなに頑張っても埋め込みは表示されません。要チェック!
埋め込みが表示されない!困ったときの対処法
よくある原因と解決策
1. キャッシュの問題
Discordは一度読み込んだ情報を記憶(キャッシュ)します。
解決方法:
- URLの最後に
?v=1
などのパラメータを追加 - 例:
https://example.com/article?v=1
- 数字を変えれば、新しいリンクとして認識されます
2. 画像が大きすぎる
5MB以上の画像は表示されません。
解決方法:
- 画像を圧縮(TinyPNGなどのツールが便利)
- JPG形式で保存(PNGより軽い)
- 画像サイズを小さくする
3. HTTPSじゃない
セキュリティの関係で、HTTPのサイトは埋め込みされにくいです。
解決方法:
- SSL証明書を導入してHTTPS化
- Let’s Encryptなら無料でSSL化できます
4. robots.txtでブロック
検索エンジンのクローラーをブロックしていると、Discordも読めません。
解決方法:
- robots.txtを確認
- Discordbotを許可する設定に変更
Webhookで作る高度な埋め込み
もっと自由にカスタマイズしたいなら
Discord Webhookを使えば、色付きの埋め込みや、複数フィールドのある豪華な埋め込みが作れます。
Webhookでできること:
- 左側に色付きのライン追加
- 作者情報の表示
- フッターにアイコンと文字
- 複数の情報フィールド
- タイムスタンプの表示
簡単なWebhook埋め込みの例
{
"embeds": [{
"title": "カスタム埋め込みのタイトル",
"description": "ここに説明文を書きます",
"color": 5814783,
"thumbnail": {
"url": "https://example.com/icon.png"
},
"fields": [
{
"name": "項目1",
"value": "内容1",
"inline": true
},
{
"name": "項目2",
"value": "内容2",
"inline": true
}
]
}]
}
Webhookは少し上級者向けですが、ボットを作ったり、自動投稿システムを構築するときに重宝します。
埋め込みを使いこなすプロのコツ

クリック率を上げる小技
1. サムネイルは顔や目を入れる 人間の顔や目が写っている画像は、注目を集めやすいという研究結果があります。
2. 説明文の最初の40文字が勝負 Discordでは説明文が長いと省略されます。重要な情報は最初に持ってきましょう。
3. 絵文字を活用する タイトルや説明文に絵文字を入れると、目立ちやすくなります。 例:「🔥今話題の〇〇について」
4. 更新日時を入れる 「2024年最新版」など、情報の鮮度が分かる言葉を入れると信頼性アップ。
デバッグツールを活用しよう
埋め込みのテストができるツール
Facebook Sharing Debugger
- URL: https://developers.facebook.com/tools/debug/
- OGPタグが正しく設定されているか確認できる
- Discordと同じOGPを使うので、ここで確認すればOK
Twitter Card Validator
- URL: https://cards-dev.twitter.com/validator
- Twitter Card(Discordでも有効)の確認ツール
- プレビューも見られて便利
これらのツールを使えば、実際にDiscordに投稿する前に、どう表示されるか確認できます。
まとめ:今すぐできる3つのステップ
Discord でリンクをカッコよく埋め込むために、まずはこの3つから始めましょう:
ステップ1:OGPタグを設置 最低限、title、description、imageの3つを設定すればOK。
ステップ2:画像を最適化
1200×630pxの画像を用意して、5MB以下に圧縮。
ステップ3:テストして確認 デバッグツールでチェックしてから、実際にDiscordで投稿。
これで、あなたもDiscordリンク埋め込みマスター!
サーバーメンバーから「このリンク、見やすい!」って言われること間違いなし。埋め込み機能を使いこなして、情報共有をもっと効果的にしていきましょう。
もし設定でつまずいたら、この記事を見返してみてください。きっと解決策が見つかるはずです。
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