「キーボードの音まで拾っちゃう…」 「大声出さないと反応しない…」 「呼吸音や生活音が全部入っちゃって恥ずかしい!」
Discordでボイスチャットしていて、こんな悩みありませんか?
実は、これらの問題は入力感度の設定で9割解決できるんです!
入力感度を適切に調整すれば、必要な声だけをクリアに拾い、雑音はカットできます。この記事では、入力感度の基本から詳細設定、トラブル解決まで、すべて解説します。
入力感度とは?基本を理解しよう

入力感度(音声検出)の仕組み
入力感度とは:
- マイクが「声」と認識する音量レベルの閾値
- この値を超えた音だけが送信される
- 低すぎると雑音を拾い、高すぎると声が途切れる
2つの入力モード:
- 音声アクティビティ
- 声を検知して自動送信
- 入力感度の調整が重要
- プッシュトゥトーク(PTT)
- キーを押している間だけ送信
- 入力感度の設定不要
まずは自分がどちらを使いたいか決めましょう!
【完全版】入力感度の設定方法
ステップ1:音声設定画面を開く
PC版:
- 左下の歯車アイコン(ユーザー設定)をクリック
- **「音声・ビデオ」**を選択
- 入力デバイスを確認
スマホ版:
- 右下のプロフィールアイコン
- **「音声」**をタップ
- 入力モードを確認
ステップ2:入力モードを選択
音声アクティビティ vs プッシュトゥトーク:
音声アクティビティがおすすめな人:
- 両手を自由に使いたい(ゲーム中など)
- 自然な会話がしたい
- マイク環境が静か
プッシュトゥトークがおすすめな人:
- 生活音が多い環境
- 確実に音声をコントロールしたい
- 配信者や実況者
ステップ3:入力感度を調整(最重要!)
自動調整と手動調整:
方法1:自動調整(初心者向け)
- 「入力感度を自動調整」をON
- 普通に話してみる
- Discordが自動で最適値を設定
方法2:手動調整(推奨)
- 「入力感度を自動調整」をOFF
- スライダーが表示される
- 以下の手順で調整:
手動調整の詳細手順:
- 普通の声で話す
- 緑のバーが声の時だけ超えるように調整
- 無音時はバーが閾値以下になるように
- テストを繰り返す
ステップ4:最適な数値の見つけ方
理想的な設定:
静かな環境:-45dB ~ -40dB
普通の環境:-40dB ~ -35dB
騒がしい環境:-35dB ~ -30dB
調整のコツ:
- 小声で話してもバーが反応する
- 息を吸う音では反応しない
- キーボード音では反応しない
- ため息くらいは拾ってもOK
環境別おすすめ設定
静かな個室での設定
理想的な環境での設定:
入力感度:-45dB ~ -42dB
追加設定:
- エコー除去:ON
- ノイズ抑制:ON(低)
- 自動ゲイン制御:ON
- 高度な音声検出:OFF
静かな環境なら、感度を高めにして小声でも拾えるようにします。
リビングや共有スペースでの設定
生活音がある環境:
入力感度:-38dB ~ -35dB
追加設定:
- エコー除去:ON
- ノイズ抑制:ON(高)
- 自動ゲイン制御:ON
- 高度な音声検出:ON
テレビの音や家族の声を拾わないよう、感度は低めに。
メカニカルキーボード使用時の設定
カチャカチャ音対策:
入力感度:-35dB ~ -30dB
追加の対策:
- マイクをキーボードから離す
- マイクの指向性を活用
- プッシュトゥトークを検討
- ノイズゲート機能を併用
ゲーミング環境での設定
FPSやアクションゲーム中:
推奨設定:
- 入力モード:音声アクティビティ
- 入力感度:-40dB ~ -37dB
- 高度な音声検出:ON
MOBA・ストラテジー:
- 入力モード:プッシュトゥトーク
- キー設定:サイドボタンなど
- 確実な通話を優先
ノイズ抑制と組み合わせた最適化
Discord内蔵のノイズ抑制
Krisp(クリスプ)機能:
- 音声・ビデオ設定
- 「ノイズ抑制」
- レベルを選択:
- 低:軽い処理、声質維持
- 高:強力だが声質変化あり
Krispが効果的な音:
- エアコンの音
- 扇風機
- 車の走行音
- 犬の鳴き声
エコー除去との併用
エコー除去をONにすべき場合:
- スピーカーを使用
- ヘッドホンから音漏れ
- 部屋に反響がある
両方ONにすることで、よりクリアな音声に。
自動ゲイン制御(AGC)
AGCの効果:
- 声の大小を自動調整
- 一定の音量で送信
- 相手が聞きやすい
ただし、感情表現が平坦になることも。
よくあるトラブルと解決方法
「声が途切れる」問題
原因と対策:
原因1:感度が高すぎる
- 解決:感度を-5dB下げる
原因2:声が小さい
- 解決:マイクに近づく
- 解決:マイクブーストを使用
原因3:接続が不安定
- 解決:音声サブシステムを「Legacy」に変更
「雑音が入る」問題
段階的な対策:
- 入力感度を下げる(-5dB刻み)
- ノイズ抑制を「高」に
- それでもダメならプッシュトゥトーク
「反応が遅い」問題
音声検出の遅延対策:
- 高度な音声検出をOFF
- 音声サブシステムを確認
- PCの性能を確認
プッシュトゥトーク(PTT)という選択肢
PTTのメリット・デメリット
メリット:
- 完全に音声をコントロール
- 雑音の心配なし
- プライバシー確保
デメリット:
- キーを押す手間
- 押し忘れで無言に
- ゲーム中は不便なことも
PTTのキー設定おすすめ
使いやすいキー設定:
FPSゲーマー向け:
- マウスのサイドボタン
- CapsLock(使わないキー)
- 左Alt
一般用途:
- 無変換キー(日本語キーボード)
- F13以降(あれば)
- Ctrl + Space
避けるべきキー:
- よく使うゲームキー
- Shift、Ctrl単体
- Windowsキー
スマホ版での入力感度設定
iOS/Androidでの設定方法
基本設定:
- プロフィール → 音声
- 入力モードを選択
- 音声感度を調整
スマホ特有の注意点:
- イヤホンマイク推奨
- 本体マイクは感度調整が難しい
- 風の音を拾いやすい
モバイル向けおすすめ設定
外出先での設定:
- プッシュトゥトーク推奨
- またはミュート多用
- ノイズ抑制は最大に
自宅での設定:
- PC版と同様の設定
- Wi-Fi環境推奨
- 充電しながら使用
上級者向け:外部ツールとの連携
OBS Studioのノイズゲート
より細かい制御が可能:
- OBSで音声入力設定
- フィルターでノイズゲート追加
- Virtual Cableで Discord に送る
VoiceMeeterの活用
プロ級の音声処理:
- コンプレッサー
- イコライザー
- 複数の音声ソース管理
ただし設定は複雑です。
よくある質問(FAQ)
Q:自動調整と手動、どっちがいい?
A: 基本は手動調整がおすすめ。
自動調整は便利ですが、環境によっては不適切な値になることも。最初は自動で試して、問題があれば手動調整しましょう。
Q:-40dBってどのくらい?
A: 数値が小さいほど感度が高いです。
- -50dB:とても敏感(静かな環境向け)
- -40dB:標準的
- -30dB:鈍感(騒がしい環境向け)
Q:友達に「音が小さい」と言われる
A: 入力音量を上げましょう。
- 入力音量スライダーを上げる
- マイクブーストを使用
- マイクに近づく
Q:感度を変えても反応しない
A: 以下を確認:
- 正しいマイクが選択されているか
- マイクがミュートになっていないか
- Windowsのマイク設定
- Discord を再起動
Q:ゲームによって最適な設定は違う?
A: はい、ジャンルによって違います。
- FPS:即座に話せる音声アクティビティ
- MMORPG:PTTで確実な通話
- カジュアル:お好みで
まとめ:快適な音声通話は入力感度から!
Discord の入力感度設定、これで完璧にマスターできましたね!
設定の重要ポイント:
- 環境に合わせて調整
- 静かな部屋:-45dB前後
- 普通の環境:-40dB前後
- 騒がしい:-35dB前後
- 音声アクティビティ vs PTT
- 便利さ重視:音声アクティビティ
- 確実性重視:プッシュトゥトーク
- ノイズ抑制と併用
- 入力感度 + ノイズ抑制で完璧
- Krispも活用
- 定期的な調整
- 環境が変わったら再調整
- 友達にフィードバックをもらう
最後のアドバイス:
完璧な設定は一度では見つかりません。友達と通話しながら「今どう?」と確認して、少しずつ調整していくのがベストです。
快適な音声環境で、楽しいDiscordライフを送ってください!
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