「Discordでビデオ通話ってどうやるの?」 「カメラが映らないんだけど、何が原因?」 「バーチャル背景って使えるの?」
ゲーム仲間との会話から、オンライン会議、友達との雑談まで、Discordのビデオ通話機能は本当に便利です。
でも、初めて使う時は設定に戸惑ったり、カメラが認識されなくて困ったりすることも多いはず。
今回は、DiscordでWebカメラを使う方法から、トラブル解決法、さらに便利な活用テクニックまで、初心者の方にも分かりやすく解説していきます!
Discordのビデオ通話機能の基本

無料で使える高品質ビデオ通話
Discordのビデオ通話は完全無料で使えて、しかも高品質なんです。
主な特徴:
- 最大25人まで同時ビデオ通話(サーバーのビデオチャンネル)
- DM(ダイレクトメッセージ)では最大10人
- 画面共有も同時に可能
- 低遅延で安定した通信
ZoomやTeamsと比べても、ゲームしながらの通話に特化している分、遅延が少ないのが特徴です。
ビデオ通話ができる3つの場所
1. DM(ダイレクトメッセージ)
- 友達との1対1通話
- グループDMでの少人数通話
2. ボイスチャンネル
- サーバー内のボイスチャンネルでカメラON
- メンバー全員が参加可能
3. ステージチャンネル
- 発表者と視聴者を分ける形式
- ウェビナーやイベント向け
それぞれ使い方が少し違うので、順番に説明していきます。
Webカメラの初期設定
ステップ1:カメラへのアクセス許可
初めてDiscordでカメラを使う時は、アクセス許可が必要です。
Windows 10/11の場合:
- Windowsの設定を開く
- 「プライバシー」→「カメラ」
- 「デスクトップアプリがカメラにアクセス」をON
- Discordを再起動
Macの場合:
- システム環境設定を開く
- 「セキュリティとプライバシー」
- 「カメラ」タブでDiscordにチェック
- Discordを再起動
ステップ2:Discord内でカメラを設定
設定手順:
- ユーザー設定を開く(歯車アイコン)
- 「音声・ビデオ」を選択
- 「ビデオ設定」セクションを確認
- カメラのプルダウンから使用するカメラを選択
- プレビューでカメラが映ることを確認
プレビューで自分の顔が映れば、設定完了です!
複数カメラがある場合の選び方
ノートPCに外付けカメラを接続している場合など、複数のカメラから選べることがあります。
カメラの種類と特徴:
- 内蔵カメラ – 手軽だが画質は普通
- USB Webカメラ – 高画質モデルが多い
- 一眼レフ(キャプチャーボード経由) – 最高画質
- スマホカメラ(アプリ経由) – 緊急時の代替手段
使いたいカメラを選んで、テストビデオで確認しましょう。
ビデオ通話の始め方
DMでビデオ通話する方法
個人通話の場合:
- 友達のDMを開く
- 右上のビデオカメラアイコンをクリック
- 相手が応答するのを待つ
- 接続されたら自動的にカメラON
グループDMの場合:
- グループDMを開く
- 上部の**「ビデオ通話を開始」**をクリック
- メンバーが参加してくる
- 最大10人まで同時接続可能
ボイスチャンネルでカメラを使う
手順:
- ボイスチャンネルに参加
- 接続後、「ビデオ」ボタンをクリック
- カメラがONになる
- 他のメンバーもカメラONにできる
便利な機能:
- フォーカスビュー – 話している人を大きく表示
- グリッドビュー – 全員を均等に表示
- ポップアウト – 別ウィンドウで表示
画面共有と同時使用
ビデオ通話中に画面共有も同時にできます。
- ビデオ通話中に**「画面を共有」ボタン**をクリック
- 共有したい画面やアプリを選択
- カメラは小窓で表示される
- いつでも切り替え可能
ゲーム配信や、資料を見せながらの説明に便利です。
よくあるトラブルと解決方法
カメラが映らない・認識されない
解決方法1:基本的な確認
- カメラが物理的に接続されているか
- レンズカバーが閉じていないか
- 他のアプリでカメラを使用していないか
解決方法2:ドライバーの更新
- デバイスマネージャーを開く
- 「カメラ」または「イメージングデバイス」
- 右クリック→「ドライバーの更新」
- 自動検索で更新
解決方法3:Discordの再インストール
- Discordを完全にアンインストール
- %AppData%フォルダのDiscordフォルダを削除
- 最新版をダウンロード・インストール
画質が悪い・カクカクする
原因と対策:
ネット回線が遅い場合:
- 他のアプリを閉じる
- WiFiルーターに近づく
- 有線LANに切り替える
PCスペックが不足している場合:
- ハードウェアアクセラレーションをOFF
- カメラ解像度を下げる(720p→480p)
- 不要なアプリを終了
Discord側の設定:
- ユーザー設定→音声・ビデオ
- 「ビデオコーデック」で「H.264」を選択
- 「ハードウェアアクセラレーション」を調整
音声は聞こえるのにカメラだけ映らない
確認ポイント:
- カメラの権限設定を再確認
- ウイルス対策ソフトがブロックしていないか
- Windows Defenderのカメラ保護を確認
- Discord以外のアプリでカメラが使えるか
他のアプリ(カメラアプリなど)で映る場合は、Discord固有の問題です。
カメラ映像をより良くするテクニック
照明の工夫
良い映りのための照明配置:
- 顔の正面から光を当てる(窓に向かって座る)
- 背後の光源を避ける(逆光防止)
- デスクライトを活用(安価で効果的)
100均のLEDライトでも、顔の近くに置けば劇的に改善します。
カメラの位置と角度
理想的な配置:
- 目線の高さに設置(見下ろし・見上げを避ける)
- 顔から50-70cmの距離
- 背景をすっきりさせる
ノートPCの場合は、本やスタンドで高さを調整すると良いでしょう。
バーチャル背景は使える?
残念ながら、Discord本体にはバーチャル背景機能がありません。
代替手段:
1. OBS Studioを使う方法
- OBS Studioをインストール
- バーチャルカメラ機能を設定
- Discordで「OBS Virtual Camera」を選択
2. Snap Cameraを使う方法(サービス終了済み)
- 現在は利用不可
3. NVIDIA Broadcastを使う方法
- RTXグラフィックボード必須
- 背景除去・ぼかし機能
- 高品質だが要求スペック高め
プライバシーとセキュリティ
カメラを安全に使うための設定
プライバシー保護の基本:
- 信頼できる相手とだけビデオ通話
- サーバーのビデオ権限を確認
- 録画される可能性を意識する
Discordのプライバシー設定:
- ユーザー設定→プライバシー・安全
- 「ダイレクトメッセージの安全レベル」を設定
- 知らない人からの通話を制限
ビデオ通話中の注意点
気をつけるポイント:
- 背景に個人情報が映らないか確認
- 家族の声や生活音に注意
- 画面共有時の通知に注意(個人情報が表示される可能性)
特に画面共有する時は、デスクトップ全体ではなく特定のウィンドウを選ぶと安全です。
便利な活用方法
オンライン勉強会・作業通話
「もくもく会」の開催:
- カメラONで各自作業
- 適度な緊張感で集中力UP
- 休憩時間に雑談
勉強会での活用:
- 画面共有で問題を共有
- ホワイトボードアプリと併用
- 録画して復習(参加者の許可必須)
ゲーム配信での使い方
顔出し配信のセットアップ:
- OBS Studioで配信画面を作成
- ゲーム画面+Webカメラを配置
- Discord側では画面共有
- 視聴者とリアルタイムで交流
リモートワークでの活用
ビジネス利用のコツ:
- 専用サーバーを作成
- 役職でビデオ権限を管理
- ノイズキャンセリングを有効化
- Push to Talkで発言管理
スマホアプリでのWebカメラ使用
モバイル版の特徴
スマホ版Discordでもビデオ通話が可能です。
できること:
- フロント/リアカメラの切り替え
- 通話中のカメラON/OFF
- 画面共有(iOS/Android両対応)
制限事項:
- 同時表示人数が少ない
- バッテリー消費が激しい
- 発熱しやすい
スマホをWebカメラとして使う裏技
PCにWebカメラがない時の代替手段:
必要なアプリ:
- DroidCam(Android/iOS)
- EpocCam(iOS)
- iVCam(iOS/Android)
これらのアプリを使えば、スマホの高画質カメラをPCのWebカメラとして使えるんです。
よくある質問と回答
Q1:ビデオ通話は何人まで可能?
A:場所によって異なります
- DM:最大10人
- サーバーのボイスチャンネル:最大25人(カメラON)
- Go Live(画面共有):最大50人が視聴可能
Q2:録画はできる?
A:Discord本体に録画機能はありません
外部ツール(OBS Studio、Bandicamなど)を使えば録画可能ですが、必ず参加者全員の許可を取ってください。
Q3:データ通信量はどれくらい?
A:1時間あたりの目安
- 音声のみ:約30MB
- ビデオ通話(720p):約500MB
- 画面共有:約800MB
WiFi環境での利用を推奨します。
Q4:カメラなしでも参加できる?
A:もちろん可能です
音声のみでの参加もOK。アバター画像が表示されます。
まとめ
DiscordのWebカメラ機能は、設定さえ済ませれば誰でも簡単に使える便利な機能です。
押さえておくべきポイント:
- 初期設定でカメラの権限を許可
- トラブル時は基本的な確認から始める
- 照明と角度で映りが劇的に改善
- プライバシーには十分注意
- スマホも代替Webカメラとして活用可能
ゲーム仲間との会話から、オンライン勉強会、リモートワークまで、様々な場面で活躍するDiscordのビデオ通話。
最初は音声だけでも、慣れてきたらカメラONでより親密なコミュニケーションを楽しんでみてください。顔が見えるだけで、会話の質が格段に上がりますよ!
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