Apple Musicを使っていて、「この曲いいな」と思ったとき、どうしていますか?
実は、Apple Musicには「お気に入り」という便利な機能があります。曲の横にあるハートマークをタップするだけで、あなた好みの音楽体験がどんどん充実していくんです。
でも、「お気に入りに追加したけど、どこで見られるの?」「プレイリストとは何が違うの?」といった疑問を持つ方も多いはず。
この記事では、Apple Musicのお気に入り機能について、基本的な使い方から知っておくと便利な活用術まで、分かりやすく解説していきます。
Apple Musicの「お気に入り」機能とは?

Apple Musicの「お気に入り」は、あなたが好きな曲やアルバム、アーティストに「ラブ(Love)」を付ける機能です。画面上ではハートマーク(♡)で表示されています。
この機能の主な役割は2つあります。
1つ目は、あなたの音楽の好みをApple Musicに教えること。
お気に入りに追加すると、Apple Musicのアルゴリズムがあなたの好みを学習してくれます。すると、「For You」や「ステーション」で、あなた好みの曲がもっと正確におすすめされるようになるんです。
2つ目は、お気に入りの曲を素早く見つけられること。
たくさんの曲の中から、自分がラブした曲だけを簡単に探し出せます。何千曲もライブラリに入れている人にとって、これは本当に便利な機能ですよ。
ちなみに、お気に入り機能は完全に個人的なものです。他の人には見えないので、安心してどんどん使えます。
お気に入りに追加する方法
お気に入りへの追加は、とても簡単です。デバイスごとに少しだけ操作が違うので、それぞれ見ていきましょう。
iPhoneやiPadでの追加方法
- 再生中の画面を開く、または曲のリストから追加したい曲を見つけます
- 曲名の横にあるハートマーク(♡)をタップ
- ハートが赤く塗りつぶされたら(❤️)、お気に入り追加完了です
もし再生中の画面で見つからない場合は、画面を下にスワイプすると、ハートマークが表示されます。
Macでの追加方法
- Apple Musicアプリを開きます
- 曲を右クリック(またはControlキーを押しながらクリック)
- メニューから「ラブ」を選択
または、再生中のコントロールバーにあるハートマークをクリックしてもOKです。
アルバムやアーティストをお気に入りに追加
曲だけでなく、アルバム全体やアーティストもお気に入りにできます。
- アルバムの場合: アルバムページを開いて、タイトルの近くにあるハートマークをタップ
- アーティストの場合: アーティストページを開いて、名前の下にあるハートマークをタップ
アルバムやアーティストをお気に入りにすると、そのアーティストの新曲がリリースされたときに優先的におすすめされやすくなります。
お気に入りを確認・再生する方法
お気に入りに追加した曲を後から見つける方法をご紹介します。
ライブラリから確認する方法
- Apple Musicアプリの下部にある「ライブラリ」タブをタップ
- 「曲」を選択
- 画面右上の「並べ替え」または「フィルタ」をタップ
- 「お気に入り」または「ラブ」を選択
これで、あなたがハートを付けた曲だけが表示されます。この一覧から直接再生できるので、お気に入りの曲を集めたプレイリストのように使えますよ。
スマートプレイリストとして活用
お気に入りの曲を自動的にまとめたプレイリストを作ることもできます。
Macの場合は、「ファイル」→「新規」→「スマートプレイリスト」から、「ラブあり」という条件を設定すれば、お気に入り曲だけの自動更新プレイリストが完成です。
iPhoneやiPadでは、上記のフィルタ機能を使うのが最も簡単な方法になります。
お気に入りとプレイリストの違い
「お気に入り」と「プレイリスト」は、どちらも音楽を整理する機能ですが、目的が異なります。
お気に入りの特徴
- 目的: Apple Musicにあなたの好みを教える
- 管理: 気に入った曲にハートを付けるだけ
- おすすめへの影響: 直接影響する(For Youの精度が上がる)
- 並び順: 追加順や曲名順など、フィルタで並べ替え可能
- 他者との共有: できない(個人用)
プレイリストの特徴
- 目的: 曲を自分好みの順番でまとめる
- 管理: 曲を追加して、順番を自由に並べ替えられる
- おすすめへの影響: 間接的(よく聴くプレイリストは学習される)
- 並び順: 完全に自由にカスタマイズ可能
- 他者との共有: できる(公開プレイリストとして共有可能)
つまり、お気に入りは「これ好き!」と伝える機能で、プレイリストは「この順番で聴きたい」と整理する機能なんです。
もちろん、両方を併用するのがおすすめです。気に入った曲はハートを付けて、さらにシーン別のプレイリストにも追加する、という使い方が最も効果的でしょう。
お気に入り機能の活用術
お気に入り機能をもっと便利に使うためのテクニックをご紹介します。
積極的にハートを付けてレコメンドを育てる
Apple Musicの最大の魅力は、パーソナライズされたおすすめ機能です。
どんどんハートマークを付けることで、「For You」や「ステーション」であなた好みの新しい音楽が見つかりやすくなります。特に使い始めの頃は、10〜20曲くらいお気に入りを付けると、急速におすすめの精度が上がりますよ。
「好きじゃない」も活用する
実は、ハートマークを長押し(または右クリック)すると、「ラブ」の他に「おすすめしない」というオプションも表示されます。
あまり好きじゃない曲に「おすすめしない」を設定すると、似たような曲がおすすめされにくくなります。これも、あなた好みのApple Musicを作るために重要な機能です。
ジャンルや気分ごとにスマートプレイリストを作る
Macユーザーなら、スマートプレイリスト機能を活用しましょう。
例えば:
- 「ラブありのロック」
- 「ラブありの2020年以降の曲」
- 「ラブありで最近追加した曲」
このように条件を組み合わせることで、お気に入りの中からさらに絞り込んだプレイリストを自動生成できます。
定期的に見直す
音楽の好みは時間と共に変わるものです。
たまにはお気に入り一覧を見直して、今はあまり聴かなくなった曲のハートを外すのもいいでしょう。これにより、おすすめの精度がさらに向上します。
よくあるトラブルと解決方法
お気に入り機能を使っていて、困ったときの対処法をまとめました。
お気に入りが表示されない
原因1:iCloudミュージックライブラリがオフになっている
設定アプリを開いて、「ミュージック」→「iCloudミュージックライブラリ」または「ライブラリを同期」がオンになっているか確認してください。オフになっていると、お気に入り情報が同期されません。
原因2:フィルタ設定が間違っている
ライブラリの「曲」画面で、フィルタが正しく「お気に入り」に設定されているか確認しましょう。「すべて」になっていると、お気に入り以外の曲も表示されます。
ハートマークが反応しない
アプリを一度完全に終了して、再起動してみてください。
iPhoneの場合:ホーム画面で下から上にスワイプ(またはホームボタンをダブルクリック)して、Apple Musicアプリを上にスワイプして終了させます。その後、再度アプリを開きましょう。
それでも解決しない場合は、デバイスの再起動をお試しください。
お気に入りが消えた
お気に入り情報はiCloudに保存されています。
もし消えてしまった場合は、まず設定アプリで「iCloudミュージックライブラリ」がオンになっているか確認してください。その後、しばらく待つと自動的に同期されることがあります。
また、Apple IDでログインし直すことで解決する場合もあります。
デバイス間で同期されない
すべてのデバイスで同じApple IDでサインインしているか確認してください。
また、各デバイスで「iCloudミュージックライブラリ」または「ライブラリを同期」がオンになっているかもチェックしましょう。設定に問題がなければ、数分から数時間で自動的に同期されます。
まとめ
Apple Musicの「お気に入り」機能は、単に好きな曲を保存するだけでなく、あなた専用の音楽体験を作り上げる重要な機能です。
この記事のポイント:
- お気に入りはハートマーク(♡)をタップするだけで簡単に追加できる
- お気に入りを付けることで、Apple Musicがあなたの好みを学習してくれる
- ライブラリの「曲」画面からフィルタをかけて、お気に入りだけを表示できる
- プレイリストとは目的が異なり、両方を併用するのがおすすめ
- 「おすすめしない」機能も活用すると、さらに精度が上がる
気に入った曲を見つけたら、迷わずハートマークをタップしてみてください。
積極的にお気に入り機能を使うことで、Apple Musicはあなたにぴったりの音楽をどんどん見つけてくれるようになります。あなただけの最高の音楽ライブラリを育てていきましょう!

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