「何もしていないのに、突然Apple Musicが再生され始めた!」
ポケットに入れていたスマホから音楽が流れてきたり、車に乗った瞬間に勝手に曲が始まったり…こんな経験はありませんか?
静かな場所で突然音楽が鳴り出すと、とても恥ずかしいですよね。
実は、Apple Musicが勝手に再生されるのには、いくつかの理由があるんです。そして、それぞれに適切な対処法があります。
この記事では、Apple Musicが勝手に再生される原因と、その解決方法を詳しく解説していきます。もう突然の音楽再生に悩まされることはなくなりますよ。
Apple Musicが勝手に再生される主な原因

まずは、なぜ勝手に再生されてしまうのか、その原因を理解しておきましょう。
原因1:CarPlay(カープレイ)の自動再生
車のBluetooth接続やCarPlayと接続すると、自動的に音楽が再生される設定になっていることが多いです。
これは便利な機能ですが、意図しないタイミングで音楽が流れてしまう原因にもなります。
原因2:Bluetoothイヤホン・ヘッドホンとの接続
AirPodsなどのBluetoothイヤホンを装着すると、自動的に音楽が再生される設定になっている場合があります。
また、イヤホンの物理ボタンやタッチセンサーが誤作動して、再生されることもあるんです。
原因3:Siriの誤認識
Hey Siri機能がオンになっていると、周囲の音や会話を「音楽を再生して」という指示と誤認識してしまうことがあります。
特に、騒がしい場所ではこの現象が起きやすくなります。
原因4:誤タッチや画面操作
ポケットやバッグに入れた状態で、画面が誤って反応してしまうケースです。
ロック画面にミュージックウィジェットがあると、特に誤操作が起きやすくなります。
原因5:自動再生の設定
Apple Musicには「最後に再生していた曲を自動的に再生する」という機能があり、これが有効になっていると予期しないタイミングで音楽が始まることがあります。
原因6:他のアプリやショートカットとの連携
iPhoneのショートカットアプリや、自動化機能で音楽再生が設定されている可能性もあります。
これらの原因を一つずつ解決していきましょう。
【CarPlay編】車で勝手に再生されるのを止める方法
車に乗った瞬間に音楽が流れ始めるのは、便利な時もあれば困る時もありますよね。
方法1:CarPlayの自動再生をオフにする
iOS 14以降の場合
残念ながら、iOS 14以降ではCarPlayの自動再生を完全にオフにする設定がApple Music側にはありません。
ただし、次の方法で対処できます。
代替案:最後の曲を停止しておく
- 車から降りる前に、必ず音楽を停止する
- 完全に停止した状態で車を離れる
次回接続時には、停止した状態から始まります。
方法2:車のBluetooth設定を変更する
車のオーディオシステム側で、自動再生の設定を変更できる場合があります。
確認方法
- 車の取扱説明書を確認する
- カーナビやオーディオの設定メニューを開く
- 「Bluetooth」や「オーディオ」設定を探す
- 「自動再生」や「オートプレイ」をオフに
車種によって設定方法が異なるので、分からない場合はディーラーに相談してみましょう。
方法3:別の音楽アプリを開いておく
Apple Musicの代わりに、Podcastアプリや別の音楽アプリを最後に開いておく方法もあります。
そうすると、CarPlay接続時にそちらのアプリが優先されることがあります。
【Bluetooth編】イヤホン接続時の自動再生を止める方法
AirPodsなどのBluetoothイヤホンを装着した時に、勝手に音楽が流れ始めるのを防ぐ方法です。
方法1:自動再生の設定を確認する
AirPodsには「自動再生」という機能があります。
設定方法
- AirPodsを接続した状態で「設定」アプリを開く
- 「Bluetooth」をタップ
- AirPodsの横にある「i」マークをタップ
- 「自動再生オーディオメッセージ」などの項目を確認
ただし、この設定では音楽の自動再生は直接制御できません。
方法2:イヤホンを装着する前に音楽を停止する
最も確実な方法は、イヤホンを外す前に必ず音楽を完全停止することです。
手順
- 音楽を聴き終わったら、一時停止ではなく完全停止する
- コントロールセンターで停止マークを確認
- その状態でイヤホンを外す
次回装着時には、停止した状態から始まります。
方法3:Bluetoothの自動接続をオフにする
頻繁に問題が起きる場合は、Bluetooth接続自体を手動にする方法もあります。
設定方法
- 「設定」アプリ→「Bluetooth」を開く
- 問題のあるデバイスの「i」マークをタップ
- 「このデバイスを登録解除」を選択
必要な時だけ手動で接続すれば、予期しない再生を防げます。
【Siri編】音声アシスタントの誤認識を防ぐ方法

Siriが勝手に音楽を再生してしまう問題を解決します。
方法1:Hey Siri機能をオフにする
設定方法
- 「設定」アプリを開く
- 「Siriと検索」をタップ
- 「”Hey Siri”を聞き取る」をオフにする
これで、音声での誤起動はなくなります。ボタンを押してのSiri起動は引き続き使えます。
方法2:ロック中のSiri起動を無効にする
設定方法
- 「設定」アプリ→「Siriと検索」を開く
- 「ロック中にSiriを許可」をオフにする
画面ロック時にSiriが起動しなくなるので、ポケット内での誤操作も防げます。
方法3:Siriの応答設定を変更する
設定方法
- 「設定」アプリ→「Siriと検索」を開く
- 「Siriの応答」をタップ
- 「消音モードの場合」を「常に表示」に設定
これで、音声での応答がなくなり、画面表示のみになります。
【画面操作編】誤タッチによる再生を防ぐ方法
ポケットやバッグの中での誤操作を防ぐ対策です。
方法1:ロック画面のミュージックウィジェットを削除する
ロック画面にミュージックコントロールが表示されていると、誤タッチしやすくなります。
iOS 16以降の場合
- ロック画面を長押し
- 「カスタマイズ」をタップ
- ロック画面を選択
- ミュージックウィジェットを削除または移動
方法2:コントロールセンターのカスタマイズ
コントロールセンターの配置を変更して、誤操作しにくくします。
設定方法
- 「設定」アプリ→「コントロールセンター」を開く
- 「ミュージックの認識」などの位置を調整
- よく使う機能を上部に配置
方法3:画面の自動ロック時間を短くする
設定方法
- 「設定」アプリ→「画面表示と明るさ」を開く
- 「自動ロック」をタップ
- 「30秒」または「1分」に設定
画面がすぐにロックされるので、誤操作のリスクが減ります。
【自動化編】ショートカットや自動化を確認する
意外と見落としがちなのが、自動化の設定です。
ショートカットアプリを確認する
iPhoneのショートカットアプリで、音楽再生が自動化されていないか確認しましょう。
確認方法
- 「ショートカット」アプリを開く
- 「オートメーション」タブをタップ
- 音楽再生に関する自動化がないか確認
- 不要なものは削除または無効化
時間帯や場所による自動化
「朝7時に音楽を再生」「会社に着いたら音楽を再生」といった自動化が設定されている可能性もあります。
一つずつ確認して、不要なものは削除してください。
【その他】確認すべき設定
上記の方法で解決しない場合は、以下の設定も確認してみましょう。
Apple Watchとの連携を確認
Apple Watchから意図せず音楽が再生されることもあります。
確認方法
- Apple Watchの「Now Playing」アプリを確認
- 誤って操作していないか確認
- 必要に応じて自動起動をオフに
ファミリー共有の影響
ファミリー共有を使っている場合、他の家族が再生した音楽が影響することがあります。
設定アプリから確認
- 「設定」→「ファミリー」を開く
- 共有設定を確認
バックグラウンド再生の設定
アプリの設定で、バックグラウンド再生が有効になっているか確認します。
設定方法
- 「設定」→「一般」→「Appのバックグラウンド更新」を開く
- Apple Musicの設定を確認
完全に止めたい時の最終手段
どうしても勝手に再生されるのを止めたい場合の最終手段です。
方法1:通知から音楽コントロールを削除
iOS設定で、通知センターから音楽コントロールを非表示にできます。
設定方法
- 「設定」→「通知」を開く
- 下にスクロールして設定を調整
方法2:Apple Musicアプリの通知をオフ
設定方法
- 「設定」→「通知」→「ミュージック」を開く
- 「通知を許可」をオフに
方法3:アプリを完全終了させておく
使わない時は、Apple Musicアプリを完全に終了させておきましょう。
手順
- ホーム画面で下から上にスワイプ
- Apple Musicを上にスワイプして終了
予防のためにできること

勝手に再生される問題を事前に防ぐための習慣です。
習慣1:音楽を聴き終わったら必ず停止する
一時停止ではなく、完全停止する習慣をつけましょう。
コントロールセンターで停止マークになっているか確認してください。
習慣2:車から降りる前に停止を確認
CarPlay使用後は、必ず音楽が停止していることを確認してから車を離れます。
習慣3:イヤホンを外す前に停止
Bluetoothイヤホンを外す前に、音楽を停止する習慣をつけましょう。
習慣4:定期的に設定を見直す
OSアップデート後は、設定がリセットされることがあります。
定期的に自動再生関連の設定を確認する習慣をつけると良いでしょう。
よくある質問
Q: iOS更新後に勝手に再生されるようになった
A: iOSアップデート後は、一部の設定がリセットされることがあります。この記事で紹介した設定を再度確認してみてください。
Q: 特定のBluetoothデバイスだけで問題が起きる
A: そのデバイス固有の問題かもしれません。デバイスのファームウェアを更新するか、メーカーのサポートに問い合わせてみましょう。
Q: 音楽を完全停止しても次回自動再生される
A: デバイスやアプリの設定で「最後の再生状態を記憶」する機能がオンになっている可能性があります。各種設定を見直してください。
Q: CarPlayで自動再生をオフにする方法はない?
A: 残念ながら、iOS側では完全にオフにする設定はありません。車のオーディオシステム側の設定を確認するか、音楽を停止してから車を離れる習慣をつけましょう。
Q: 他のアプリは問題ないのにApple Musicだけ勝手に再生される
A: Apple MusicはiOSと深く統合されているため、様々なトリガーで再生されやすくなっています。この記事の対処法を一つずつ試してみてください。
まとめ
Apple Musicが勝手に再生される問題の原因と解決方法を解説しました。
重要なポイントをおさらいしておきましょう。
- 勝手に再生される原因は主に6つ(CarPlay、Bluetooth、Siri、誤タッチ、自動再生、自動化)
- それぞれの原因に応じた適切な対処法がある
- Hey Siri機能やロック画面の設定を見直すだけでも改善する
- 音楽を聴き終わったら必ず完全停止する習慣が大切
- ショートカットアプリの自動化も要確認
一度に全部を試す必要はありません。
自分の症状に当てはまる原因から、一つずつ対処していけば必ず解決できます。
これで、もう突然音楽が鳴り出して恥ずかしい思いをすることもなくなりますよ。
快適なApple Musicライフをお楽しみください!

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