もし廃墟の壁に「わたしは このさきの へやに いるよ」というひらがなのメッセージを見つけたら、あなたはその先へ進みますか?
好奇心に負けて進んでいくと、頭と体がバラバラになった「わたし」に遭遇してしまうかもしれません。
廃墟の肝試しで語られる、メッセージを辿る恐怖の都市伝説。
この記事では、廃墟に潜む謎の存在「わたし」について詳しくご紹介します。
「わたし」ってどんな都市伝説?
「わたし」は、廃墟の2階に現れるという謎の存在の都市伝説です。
この怪談の特徴は、ひらがなで書かれたメッセージを順番に辿っていくと、最後に恐ろしい結末が待っているということ。
頭と体が分離した「わたし」という存在が、肝試しに来た人を誘導していくんです。
2000年代にネット掲示板やチェーンメールで広まり、全国的に知られるようになりました。
廃墟という不気味な場所と、子どものような無邪気なひらがなのメッセージのギャップが、独特の恐怖を生み出している都市伝説なんですね。
ひらがなで書かれた不気味なメッセージ…その恐ろしい内容とは?
特徴
「わたし」のメッセージと恐怖の誘導
「わたし」には、決まったパターンのメッセージと恐ろしい仕掛けがあります。
メッセージの順番と内容
廃墟の2階で見つかるメッセージは、必ず同じ順番で現れます。
1つ目:扉の前 「わたしは このさきの へやに いるよ」
2つ目:突き当たりの壁 「わたしは ひだりに いるよ」
3つ目:左に進んだ先 「あたまは ひだり からだは みぎ」
4つ目:右の部屋 「わたしの からだは このしたに いるよ」
5つ目:下を見ると(最後のメッセージ) 「ひだりの へやから わたしの あたまが きてるよ うしろ みないでね」
恐怖のポイント
ひらがなの不気味さ
- まるで子どもが書いたような文字
- でも内容は恐ろしい
- 無邪気さと恐怖のギャップ
頭と体の分離
- 「わたし」は頭と体がバラバラ
- 頭は左の部屋から移動してくる
- 体は下の階にある
最後の警告
- 「うしろ みないでね」という警告
- でも振り返ってしまいたくなる心理
- 振り返ったら何が起きるのか…
最後のメッセージの真相
最後の文章について、恐ろしい説があります。
- 紙に書かれた文字ではない
- 「わたし」の頭が直接しゃべった声
- つまり、もう背後にいる
なぜ小学生たちは廃墟から逃げ出したのか…実際の体験談とは?
伝承
「わたし」の体験談と広まった経緯
「わたし」には、複数の体験談が存在します。
小学生二人組の体験
最も有名な体験談は、小学生二人組の肝試しの話です。
体験の流れ
- 廃墟の2階に上がる
- メッセージを順番に発見
- 「あたまは ひだり からだは みぎ」で友人が半狂乱に
- 一人が逃げ出し、もう一人が続ける
- 最後のメッセージが声として聞こえる
- 恐怖のあまり窓から飛び降りて逃走
バリエーションの存在
地域によって少しずつ違いがあります。
関東版
- 振り返ると何かが飛びかかってくる
- その後、廃墟には誰も近づかなくなった
関西版
- 最後のメッセージは血文字
- 逃げた後も「わたし」に追われる
ネット版
- チェーンメールで広まった
- 読んだ人の家にも「わたし」が来る
[※ここに体験談の比較表を挿入]
2000年代の拡散
この都市伝説が全国に広まった背景:
- ネット掲示板での投稿
- チェーンメールでの拡散
- 肝試しスポットとしての人気
- 実際の廃墟での模倣事件
なぜひらがななのか
「わたし」がひらがなを使う理由には諸説あります。
- 子どもの霊だから
- 読む人を油断させるため
- 不気味さを演出するため
頭と体が分離した存在が廃墟をさまよう…この都市伝説が教えてくれることとは?
まとめ
「わたし」は、廃墟という非日常空間で起こる、メッセージ誘導型の恐怖を描いた都市伝説です。
重要なポイント
- 廃墟の2階に現れる謎の存在
- ひらがなのメッセージで誘導される
- 頭と体が分離している
- メッセージは全部で5つ
- 最後は「うしろ みないでね」
- 最後の文は声として聞こえる
- 2000年代にネットで拡散
- 小学生の肝試し体験談が有名
「わたし」は、好奇心と恐怖、そして「振り返ってはいけない」という禁忌を巧みに組み合わせた、現代の優れた都市伝説といえるでしょう。
もし廃墟でひらがなのメッセージを見つけても、最後まで辿らない方がいいかもしれませんね。
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