ネッシー、ビッグフット、ツチノコ…これらの名前を聞いたことはありませんか?
これらはすべて「UMA(ユーマ)」と呼ばれる未確認生物たちです。
目撃情報は数多くあるのに、科学的にはまだ存在が証明されていない謎の生物たち。
「名前は知っているけど、どんな生き物なの?」「本当にいるの?」と思う方も多いのではないでしょうか。
実は、かつてUMAとされていた生物の中には、後に実在が確認されたものもあります。
コモドドラゴン、オカピ、ダイオウイカなどは、発見されるまで「伝説の生物」扱いでした。
この記事では、世界と日本で目撃されているUMAを、特徴や目撃情報とともに詳しく一覧でご紹介します。
UMA(未確認生物)とは?

UMAの定義
UMAとは「Unidentified Mysterious Animal(未確認の謎の動物)」の略称です。
目撃情報や伝承はあるものの、生物学的に存在が確認されていない生物を指します。
この呼び方は日本独自の和製英語で、海外では「Cryptid(クリプティッド)」と呼ばれています。
UMAと妖怪・架空の生物の違い
UMAには、実在が噂される生物という特徴があります。
UMAに含まれるもの
- 目撃情報が複数ある生物
- 足跡や毛などの物的証拠が報告されている生物
- 特定の地域で継続的に目撃される生物
UMAに含まれないもの
- ドラゴンや鬼など、物語のために創作された存在
- 神話や宗教に登場する神聖な存在
- 完全に架空の怪物
かつてUMAだった実在の動物
信じられないかもしれませんが、以下の動物たちはかつてUMAでした。
| 動物名 | UMAだった時期 | 発見・確認年 |
|---|---|---|
| コモドドラゴン | 〜1910年 | 1910年 |
| オカピ | 〜1901年 | 1901年 |
| ダイオウイカ | 〜2001年 | 2001年(生きた状態で撮影) |
| ゴリラ | 〜1847年 | 1847年 |
| カモノハシ | 〜1799年 | 1799年 |
これらの例は、UMAの中にも実在する生物が隠れている可能性を示しています。
世界の有名なUMA一覧

水棲型UMA
ネッシー(Loch Ness Monster)
世界で最も有名な未確認生物といえば、ネッシーでしょう。
基本情報
- 目撃地域: スコットランド・ネス湖
- 推定体長: 10〜15メートル以上
- 特徴: 長い首、小さな頭、巨大な胴体
外見の特徴
ネッシーは首長竜の一種「プレシオサウルス」に似た姿で描写されることが多いです。
湖面から長い首を出した姿が有名で、背中にはコブのような突起があるとされています。
目撃の歴史
最古の記録はなんと西暦565年頃。
アイルランドの修道士・聖コルンバがネス川で怪物を目撃したという記録が『聖コロンバ伝』に残されています。
現代的な目撃ブームは1933年から始まりました。
新しい道路がネス湖沿いに開通し、多くの人が湖を訪れるようになったことがきっかけです。
有名な証拠
- 外科医の写真(1934年): 長年「決定的証拠」とされたが、後に捏造と判明
- ソナー調査: 大型の物体が検出されたことも
- 水中写真: 1972年にヒレのような物体を撮影
科学的見解
2019年のDNA調査では、ネス湖に恐竜のDNAは発見されませんでした。
一方で、大量のウナギのDNAが検出され、「巨大ウナギ説」が浮上しています。
モケーレ・ムベンベ(Mokele-mbembe)
アフリカ大陸に生き残る恐竜という夢を追い求める人々を惹きつけるUMAです。
基本情報
- 目撃地域: コンゴ共和国、カメルーンなどの中央アフリカ
- 推定体長: 5〜10メートル
- 名前の意味: 「川の流れを止めるもの」
外見の特徴
現地の目撃者によると、以下のような姿をしています。
- 長い首と尾を持つ
- ゾウほどの大きさの胴体
- 草食性で、水辺の植物を食べる
- 首長竜(竜脚類)に似た姿
目撃の歴史
20世紀初頭から欧米の探検家たちが目撃情報を報告しています。
現地の部族には古くからこの生物の伝承があり、彼らは「見ると死ぬ」と恐れています。
調査の困難さ
コンゴ盆地は地球上で最も調査が難しい地域の一つです。
密林と湿地帯が広がり、未開の土地も多く残されています。
シーサーペント(Sea Serpent)
海の大蛇として、世界中の海で目撃されてきたUMAです。
基本情報
- 目撃地域: 世界中の海
- 推定体長: 10〜30メートル以上
- 特徴: 蛇のような長い体、複数のコブ
代表的な目撃例
- グロスター海蛇(1817年): アメリカ・マサチューセッツ沖で多数の目撃
- デイダラス号事件(1848年): イギリス海軍艦が大西洋で目撃
- キャディ: カナダ・ブリティッシュコロンビア沖で目撃される海蛇
考えられる正体
- リュウグウノツカイ(体長10メートル以上になることも)
- ウミヘビの群れ
- 大型のウナギ
- クジラの見間違い
類人猿型UMA
ビッグフット / サスカッチ(Bigfoot / Sasquatch)
北アメリカ大陸で最も有名なUMAです。
基本情報
- 目撃地域: アメリカ・カナダの森林地帯(特に太平洋岸北西部)
- 推定身長: 2〜3メートル
- 推定体重: 200〜400キログラム
外見の特徴
- 全身が褐色または黒色の毛で覆われている
- 直立二足歩行
- 類人猿と人間の中間のような顔立ち
- 非常に大きな足(名前の由来)
目撃の歴史
ビッグフットの伝承は、ネイティブアメリカンの民間伝承にまで遡ります。
「サスカッチ」という名前も、先住民の言葉に由来しています。
現代的なブームは1958年から。
カリフォルニア州で巨大な足跡が発見され、「Bigfoot」という名前がつけられました。
有名な証拠
- パターソン・ギムリンフィルム(1967年): 歩くビッグフットを撮影したとされる映像。今でも真偽が議論されている
- 足跡: 直径40センチ以上の足跡が各地で発見
- 音声記録: 森の中で録音された未知の鳴き声
科学的見解
発見された毛や足跡のDNA鑑定では、クマ、シカ、人間など既知の動物のものと判明しています。
しかし、目撃情報は現在も続いており、愛好家による探索も盛んです。
イエティ / 雪男(Yeti / Abominable Snowman)
ヒマラヤ山脈に棲む伝説の雪男です。
基本情報
- 目撃地域: ヒマラヤ山脈(ネパール、チベット、ブータンなど)
- 推定身長: 1.8〜2.7メートル
- 推定体重: 90〜180キログラム
外見の特徴
- 全身が灰褐色または赤褐色の毛で覆われている
- 直立二足歩行
- 類人猿に似た顔
- ビッグフットより小柄
名前の由来
「イエティ」はチベット語の「གཡའ་དྲེད་(イェ・ティ)」に由来し、「岩のクマ」という意味です。
「Abominable Snowman(忌まわしき雪男)」という呼び名は、1921年のエベレスト偵察隊がきっかけ。
シェルパが「metoh-kangmi(人熊雪男)」と呼んだものを、記者が「abominable(忌まわしき)」と誤訳したのが始まりです。
有名な目撃・調査
- エリック・シプトンの足跡写真(1951年): エベレスト付近で撮影された巨大な足跡
- エドモンド・ヒラリーの調査(1960年): エベレスト初登頂者による探索
- 「イエティの頭皮」: ネパールの僧院に保管されていたが、シーロー(ヤギに似た動物)の毛皮と判明
科学的見解
2017年の大規模なDNA調査では、「イエティ」とされた証拠品のほとんどがヒマラヤヒグマやチベットヒグマのものと判明しました。
しかし、地元の人々にとってイエティは今でも畏敬の対象です。
ヨーウィ(Yowie)
オーストラリア版ビッグフットです。
基本情報
- 目撃地域: オーストラリア全土(特に東部の森林地帯)
- 推定身長: 2〜3メートル
- 特徴: 毛深い、二足歩行、強烈な体臭
目撃の特徴
アボリジニの伝承には、古くから「ヨーウィ」に似た存在が登場します。
現代でも年間数十件の目撃情報が報告されています。
吸血型UMA
チュパカブラ(Chupacabra)
中南米を恐怖に陥れた吸血生物です。
基本情報
- 目撃地域: プエルトリコ、メキシコ、アメリカ南部など
- 推定体長: 1〜1.5メートル
- 名前の意味: スペイン語で「ヤギの血を吸うもの」
外見の特徴
チュパカブラには2つのタイプが報告されています。
タイプ1(爬虫類型)
- トゲ状の突起が背中に並ぶ
- 赤く光る目
- カンガルーのように跳ねて移動
タイプ2(犬型)
- 毛のない犬のような姿
- 青灰色の皮膚
- 鋭い牙
事件の始まり
1995年、プエルトリコで家畜が次々と殺される事件が発生。
被害に遭った動物は血を完全に抜かれ、首に小さな穴が開いていました。
この謎の捕食者に「チュパカブラ」という名前がつけられたのです。
科学的見解
捕獲された「チュパカブラ」のDNA鑑定では、皮膚病にかかったコヨーテや野犬であることが判明しています。
疥癬(かいせん)という皮膚病にかかると毛が抜け落ち、異様な外見になるのです。
翼竜型・飛行型UMA
モスマン(Mothman)
災害の前兆として現れる謎の存在です。
基本情報
- 目撃地域: アメリカ・ウェストバージニア州ポイント・プレザント
- 推定身長: 2メートル前後
- 特徴: 巨大な翼、赤く光る目
外見の特徴
- 蛾(モス)のような巨大な翼
- 人間のような体型
- 頭部に赤く光る目
- 灰色または黒色の体
最も有名な事件
1966年〜1967年にかけて、ポイント・プレザントで多数の目撃情報が報告されました。
そして1967年12月15日、シルバーブリッジが崩落し、46人が犠牲に。
モスマンはこの悲劇を予告する「災いの前兆」だったのではないか、と囁かれています。
橋の崩落後、モスマンの目撃情報は激減しました。
現代の影響
ポイント・プレザントには現在、モスマン博物館があり、毎年「モスマン・フェスティバル」が開催されています。
サンダーバード(Thunderbird)
ネイティブアメリカンの伝承に登場する巨大な鳥です。
基本情報
- 目撃地域: 北アメリカ全土
- 推定翼長: 4〜6メートル以上
- 特徴: 巨大な翼、羽毛に覆われた体
伝承と目撃
ネイティブアメリカンの神話では、サンダーバードは雷と嵐を呼ぶ神聖な存在とされています。
19世紀後半から20世紀にかけて、巨大な鳥の目撃情報が相次ぎました。
1977年にはイリノイ州で、子供が巨大な鳥に持ち上げられそうになったという報告もあります。
考えられる正体
- コンドル(翼長3メートル以上になる)
- ワシの見間違い
- 絶滅した大型鳥類テラトルニス(翼長5メートル以上)の生き残り?
ジャージー・デビル(Jersey Devil)
アメリカ東海岸で250年以上にわたって目撃されているUMAです。
基本情報
- 目撃地域: アメリカ・ニュージャージー州パインバレンズ
- 推定身長: 1〜2メートル
- 特徴: 馬のような頭、コウモリの翼、二股の尾
伝説の始まり
1735年、リーズ家の13番目の子供が「悪魔」として生まれ、煙突から飛び去ったという伝説があります。
この伝説が事実かどうかは不明ですが、ジャージー・デビルの目撃情報は1909年に急増。
1週間で1,000件以上の目撃情報が報告され、学校が休校になったほどでした。
その他の注目UMA
クラーケン(Kraken)
北欧の伝説に登場する海の怪物です。
基本情報
- 目撃地域: 北大西洋(ノルウェー、グリーンランド沖など)
- 推定体長: 数十メートル以上
- 特徴: 巨大なタコまたはイカの姿
興味深い事実
クラーケンは部分的に実在が証明されたUMAです。
伝説のモデルとなったダイオウイカは、体長13メートル以上に達することが確認されています。
しかし、船を沈めるほどの「怪物」が実在するかは、まだわかっていません。
フライング・ヒューマノイド(Flying Humanoid)
空を飛ぶ人型の存在として、世界中で目撃されています。
基本情報
- 目撃地域: メキシコ、アメリカ、日本など世界各地
- 推定身長: 1.5〜2メートル
- 特徴: 人型、空中を浮遊または飛行
代表的な目撃例
- 2000年代のメキシコ: 警察官が人型の飛行物体を目撃
- 日本: 空飛ぶ黒い人影の目撃情報
日本のUMA一覧

ツチノコ
日本で最も有名なUMAです。
基本情報
- 目撃地域: 北海道・沖縄を除く日本全国
- 推定体長: 30〜80センチ
- 特徴: ビール瓶のような太い胴体、三角形の頭
外見の特徴
- 普通の蛇と比べて胴の中央部が極端に太い
- 通常の蛇にはないまぶたがある
- 背中には斑紋や横縞模様
- 腹部は黄色または朱色
驚くべき能力
目撃者の証言によると、ツチノコには以下のような能力があるとされています。
- ジャンプ: 2メートル以上跳躍できる
- 転がる: 尾を咥えて車輪のように転がる
- いびき: 眠っているときにいびきをかく
- 垂直に立つ: 尾を軸にして体を起立させる
歴史的記録
ツチノコの記録は江戸時代にまで遡ります。
- 1712年『和漢三才図会』: 「野槌蛇」として記載
- 1779年 鳥山石燕『今昔画図続百鬼』: 「野槌」として描写
ツチノコブーム
1970年代、作家の山本素石がツチノコを目撃したことをきっかけに、全国的なブームが起こりました。
漫画家・矢口高雄の『幻の怪蛇バチヘビ』も人気に火をつけました。
捕獲懸賞金
現在も複数の自治体がツチノコ捕獲に懸賞金をかけています。
| 地域 | 懸賞金額 |
|---|---|
| 岐阜県東白川村 | 131万円(2021年時点) |
| 新潟県糸魚川市 | 1億円 |
| 兵庫県千種町 | 2,001万円 |
岐阜県東白川村は特に目撃情報が多く、「つちのこ館」という日本唯一のツチノコ資料館もあります。
考えられる正体
- 獲物を飲み込んで膨らんだ蛇
- オオアオジタトカゲ(1970年代に輸入開始)
- マツカサトカゲ
- 未発見の新種
河童(カッパ)
日本の伝統的な妖怪でありながら、UMAとしても語られる存在です。
基本情報
- 目撃地域: 日本全国の川や沼
- 推定身長: 子供程度(1メートル前後)
- 特徴: 頭の皿、甲羅、水掻き
外見の特徴
- 全身が緑色(一説には赤色や青色も)
- 頭頂部に水を溜める「皿」
- 背中に亀のような甲羅
- 手足に水掻き
- クチバシのような口
目撃情報
河童は妖怪として扱われることが多いですが、昭和以降も目撃情報があります。
- 1984年: 長崎県対馬で目撃
- 1991年: 宮崎県西都市で目撃
また、各地の寺社には「河童のミイラ」とされるものが保管されています。
クッシー
北海道の屈斜路湖に棲むとされる巨大生物です。
基本情報
- 目撃地域: 北海道・屈斜路湖
- 推定体長: 10〜20メートル
- 特徴: 長い首、コブ状の背中
名前の由来
「クッシー」という名前は、ネス湖の「ネッシー」にちなんで名付けられました。
屈斜路湖(クッシャロ湖)の「クッ」と「ネッシー」を組み合わせたものです。
目撃の歴史
1973年に目撃情報がメディアで取り上げられ、全国的に知られるようになりました。
1970年代〜80年代には、多数の目撃情報が報告されています。
科学的見解
屈斜路湖は火山性の酸性湖であり、大型生物が生息するには厳しい環境とされています。
波や流木の見間違いという説が有力です。
イッシー
鹿児島県・池田湖のUMAです。
基本情報
- 目撃地域: 鹿児島県・池田湖
- 推定体長: 10〜20メートル
- 特徴: 長い首、2つのコブ
目撃の歴史
1978年に約20人が同時に目撃したことで有名になりました。
湖畔にはイッシーの像が建てられており、観光名所となっています。
考えられる正体
池田湖には体長2メートルにもなる巨大ウナギが生息しており、これが目撃の正体ではないかとも言われています。
ヒバゴン
広島県の山中で目撃された類人猿型UMAです。
基本情報
- 目撃地域: 広島県庄原市(旧比婆郡)
- 推定身長: 1.5〜1.7メートル
- 特徴: 全身茶褐色の毛、類人猿のような姿
目撃の歴史
1970年に最初の目撃情報が報告され、1970年代前半に多数の目撃が相次ぎました。
「比婆山」の「ヒバ」と「ゴリラ」を組み合わせて「ヒバゴン」と名付けられました。
庄原市の対応
目撃情報が相次いだため、庄原市は「類人猿係」を設置して調査にあたりました。
現在も道の駅などでヒバゴングッズが販売されています。
スカイフィッシュ
高速で飛行する棒状の生物として話題になったUMAです。
基本情報
- 目撃地域: 世界各地(ビデオカメラで撮影)
- 推定体長: 数センチ〜1メートル
- 特徴: 棒状の体、側面にヒレ状の突起
発見の経緯
1994年、アメリカの映像作家ホセ・エスカミーラが、ビデオ映像に映り込む謎の物体を発見。
「スカイフィッシュ」または「ロッド」と名付けて発表しました。
科学的解明
2000年代に入り、スカイフィッシュの正体が解明されました。
ビデオカメラのシャッタースピードの関係で、飛んでいる虫が引き延ばされて映っていたのです。
高速シャッターカメラで撮影すると、スカイフィッシュは普通の蛾やハエとして映ることが確認されています。
ヤマピカリャー
西表島に生息するとされる大型ネコ科動物です。
基本情報
- 目撃地域: 沖縄県西表島
- 推定体長: イエネコの2倍程度
- 特徴: イリオモテヤマネコより大きい、異なる模様
イリオモテヤマネコとの違い
1965年に発見されたイリオモテヤマネコとは別に、さらに大きなネコ科動物が目撃されています。
- 体長がイエネコの倍ほど
- 尾が約60センチ
- イリオモテヤマネコとは異なる模様
考えられる正体
- イリオモテヤマネコの大型個体
- 未発見の亜種
- 大陸から漂着した別種のヤマネコ
日本のUMA 地域別一覧表
| UMA名 | 目撃地域 | タイプ | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ツチノコ | 日本全国 | 爬虫類型 | 太い胴体の蛇状生物 |
| 河童 | 日本全国 | 水棲型 | 頭に皿、甲羅を持つ |
| クッシー | 北海道・屈斜路湖 | 水棲型 | 首長竜のような姿 |
| トッシー | 北海道・洞爺湖 | 水棲型 | 丸太状の体 |
| シッシー | 北海道・支笏湖 | 水棲型 | 湖の怪物 |
| イッシー | 鹿児島・池田湖 | 水棲型 | 長い首、2つのコブ |
| ヒバゴン | 広島県庄原市 | 類人猿型 | 茶褐色の毛 |
| ヤマピカリャー | 沖縄・西表島 | 哺乳類型 | 大型ネコ科動物 |
| ケサランパサラン | 日本全国 | 不明 | 白い毛玉状の不思議な生物 |
| スカイフィッシュ | 日本全国 | 飛行型 | 高速で飛ぶ棒状生物 |
| アッシー | 神奈川・芦ノ湖 | 水棲型 | 湖の怪物 |
| タキタロウ | 山形・大鳥池 | 魚型 | 体長2m以上の巨大淡水魚 |
| ガタゴン | 岩手県 | 類人猿型 | 謎の足音の主 |
| モッシー | 宮城・伊豆沼 | 水棲型 | 沼の怪物 |
| ハッシー | 長崎・橘湾 | 水棲型 | 海の怪物 |
| ナミタロウ | 新潟・奥只見湖 | 魚型 | 巨大魚 |
| ハマちゃん | 兵庫・浜坂 | 水棲型 | 海の怪物 |
| テッシー | 北海道・天塩川 | 水棲型 | 川の怪物 |
| ミンツチ | 北海道・アイヌ伝承 | 水棲型 | 河童に似た水の精霊 |
| コロポックル | 北海道・アイヌ伝承 | 小人型 | 蕗の葉の下に住む小人 |
世界のUMA 名前一覧【地域別】
世界中で報告されているUMAを地域別にまとめました。
北アメリカのUMA
| UMA名 | 英語名 | 目撃地域 | タイプ | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ビッグフット | Bigfoot / Sasquatch | アメリカ・カナダ全域 | 類人猿型 | 巨大な二足歩行の類人猿 |
| ジャージー・デビル | Jersey Devil | ニュージャージー州 | 飛行型 | 馬の頭、コウモリの翼 |
| モスマン | Mothman | ウェストバージニア州 | 飛行型 | 蛾のような翼、赤い目 |
| チャンプ | Champ | シャンプレーン湖 | 水棲型 | 首長竜のような姿 |
| サンダーバード | Thunderbird | 北アメリカ全域 | 飛行型 | 巨大な鳥 |
| スカンクエイプ | Skunk Ape | フロリダ州 | 類人猿型 | 強烈な悪臭を放つ類人猿 |
| ウェンディゴ | Wendigo | カナダ・五大湖周辺 | 人型 | 痩せこけた人食い精霊 |
| オゴポゴ | Ogopogo | カナダ・オカナガン湖 | 水棲型 | 蛇のような長い体 |
| キャディ | Cadborosaurus | カナダ・太平洋岸 | 水棲型 | 馬のような頭を持つ海蛇 |
| ドーバーデーモン | Dover Demon | マサチューセッツ州 | 人型 | 大きな頭、細い体 |
| ホプキンスビルのゴブリン | Hopkinsville Goblins | ケンタッキー州 | 人型 | 小柄、大きな耳と目 |
| ハニーアイランド・スワンプモンスター | Honey Island Swamp Monster | ルイジアナ州 | 類人猿型 | 沼地に棲む毛むくじゃらの生物 |
| リザードマン | Lizard Man | サウスカロライナ州 | 爬虫類型 | 二足歩行のトカゲ人間 |
| ジャッカロープ | Jackalope | ワイオミング州 | 哺乳類型 | 角の生えたウサギ |
| モノンガヒラ・モンスター | Monongehela Monster | ペンシルベニア州 | 水棲型 | 川に棲む巨大生物 |
| オクラホマ・オクトパス | Oklahoma Octopus | オクラホマ州の湖 | 水棲型 | 淡水に棲む巨大タコ |
| ワンパス・キャット | Wampus Cat | アパラチア地方 | 哺乳類型 | 6本足の巨大ネコ |
| ポープ・リック・モンスター | Pope Lick Monster | ケンタッキー州 | 人型 | ヤギ人間 |
中南米のUMA
| UMA名 | 英語名 | 目撃地域 | タイプ | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| チュパカブラ | Chupacabra | プエルトリコ、メキシコなど | 吸血型 | 家畜の血を吸う |
| マピングアリ | Mapinguari | アマゾン熱帯雨林 | 類人猿型 | 巨大なナマケモノ状の生物 |
| ムニャネ | Minhocão | ブラジル | 虫型 | 巨大なミミズ状生物 |
| チョンチョン | Chonchon | チリ | 飛行型 | 飛ぶ人間の頭 |
| ナウエリト | Nahuelito | アルゼンチン・ナウエル湖 | 水棲型 | 南米版ネッシー |
| ムケルペ | Muckie | アルゼンチン | 水棲型 | 湖の怪物 |
| エル・クエロ | El Cuero | チリ・パタゴニア | 水棲型 | 皮のような平らな生物 |
| カルボマン | Carboman | ベネズエラ | 類人猿型 | 炭鉱に出没する巨人 |
ヨーロッパのUMA
| UMA名 | 英語名 | 目撃地域 | タイプ | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ネッシー | Loch Ness Monster | スコットランド・ネス湖 | 水棲型 | 首長竜のような姿 |
| オウルマン | Owlman | イギリス・コーンウォール | 飛行型 | フクロウのような人型 |
| ビースト・オブ・ボドミンムーア | Beast of Bodmin Moor | イギリス・コーンウォール | 哺乳類型 | 大型のネコ科動物 |
| ビースト・オブ・エクスムーア | Beast of Exmoor | イギリス・エクスムーア | 哺乳類型 | 黒い大型ネコ |
| モラグ | Morag | スコットランド・モラー湖 | 水棲型 | ネッシーに似た湖の怪物 |
| ストースジーオルメン | Storsjöodjuret | スウェーデン・ストーシェーン湖 | 水棲型 | 北欧版ネッシー |
| クラーケン | Kraken | ノルウェー沖 | 水棲型 | 巨大なタコ・イカ |
| ヴォルパーティンガー | Wolpertinger | ドイツ・バイエルン | 哺乳類型 | 角と翼を持つウサギ |
| タッツェルブルム | Tatzelwurm | アルプス山脈 | 爬虫類型 | トカゲと蛇の中間 |
| アイリッシュ・エルク | Irish Elk | アイルランド | 哺乳類型 | 巨大な角を持つ鹿(絶滅種の生き残り説) |
| エクス湖の怪物 | Eachy | イギリス・バッセンスウェイト湖 | 水棲型 | 湖の怪物 |
| ラガルフリョーツオルムリン | Lagarfljótsormurinn | アイスランド | 水棲型 | 湖に棲む巨大な虫状生物 |
アジアのUMA
| UMA名 | 英語名 | 目撃地域 | タイプ | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| イエティ | Yeti | ヒマラヤ山脈 | 類人猿型 | 雪男 |
| アルマス | Almas | モンゴル・中央アジア | 類人猿型 | 野人 |
| オラン・ペンデク | Orang Pendek | インドネシア・スマトラ | 類人猿型 | 小柄な類人猿 |
| ブル | Buru | インド・アッサム | 爬虫類型 | 巨大なトカゲ |
| モンゴリアン・デスワーム | Mongolian Death Worm | モンゴル・ゴビ砂漠 | 虫型 | 猛毒を持つ巨大ミミズ |
| イエレン | Yeren | 中国・神農架 | 類人猿型 | 中国の野人 |
| コン・リット | Con Rit | ベトナム沖 | 水棲型 | 多くの節を持つ海の生物 |
| チュチュナ | Chuchuna | シベリア | 類人猿型 | シベリアの野人 |
| カナス湖の怪物 | Kanas Lake Monster | 中国・新疆ウイグル | 水棲型 | 湖の巨大生物 |
| テンシ | Tianchi Monster | 中国・長白山 | 水棲型 | 天池の怪物 |
| ホアンキエム亀 | Hoan Kiem Turtle | ベトナム・ホアンキエム湖 | 爬虫類型 | 巨大なスッポン |
アフリカのUMA
| UMA名 | 英語名 | 目撃地域 | タイプ | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| モケーレ・ムベンベ | Mokele-mbembe | コンゴ盆地 | 爬虫類型 | 恐竜のような姿 |
| エメラ・ントゥカ | Emela-ntouka | コンゴ | 哺乳類型 | サイに似た角を持つ |
| ンデンデキ | Ndeendeki | コンゴ | 爬虫類型 | 巨大なトカゲ |
| ムビエル・ムビエル・ムビエル | Mbielu-Mbielu-Mbielu | コンゴ | 爬虫類型 | 背中に板がある生物 |
| ナンディベア | Nandi Bear | ケニア | 哺乳類型 | クマに似た肉食獣 |
| ポポバワ | Popobawa | ザンジバル | 人型 | コウモリ人間 |
| マラウィ・テラービースト | Malawi Terror Beast | マラウィ | 哺乳類型 | 人を襲う謎の獣 |
| ニンキナンカ | Ninki Nanka | ガンビア | 爬虫類型 | ドラゴンのような生物 |
| コンガマト | Kongamato | ザンビア・アンゴラ | 飛行型 | 翼竜のような生物 |
オセアニアのUMA
| UMA名 | 英語名 | 目撃地域 | タイプ | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ヨーウィ | Yowie | オーストラリア | 類人猿型 | オーストラリア版ビッグフット |
| バンイップ | Bunyip | オーストラリア | 水棲型 | 沼地の怪物 |
| ドロップベア | Drop Bear | オーストラリア | 哺乳類型 | 凶暴なコアラ状生物 |
| メガラニア | Megalania | オーストラリア | 爬虫類型 | 巨大トカゲ(絶滅種の生き残り説) |
| クイーンズランド・タイガー | Queensland Tiger | オーストラリア | 哺乳類型 | 縞模様の大型肉食獣 |
| モア | Moa | ニュージーランド | 鳥型 | 巨大な飛べない鳥(絶滅種の生き残り説) |
| ワイトレケ | Waitoreke | ニュージーランド | 哺乳類型 | カワウソに似た生物 |
世界の海洋UMA
| UMA名 | 英語名 | 目撃地域 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| シーサーペント | Sea Serpent | 世界中の海 | 巨大な海蛇 |
| グロブスター | Globster | 世界各地の海岸 | 正体不明の巨大な肉塊 |
| ジャイアントオクトパス | Giant Octopus | 太平洋 | 既知種を超える巨大タコ |
| メガロドン | Megalodon | 世界中の海 | 絶滅した巨大サメの生き残り |
| カドボロサウルス | Cadborosaurus | 北太平洋 | 馬のような頭を持つ海蛇 |
| トルンコ | Trunko | 南アフリカ沖 | 白い毛に覆われた海獣 |
| ステラーの海猿 | Steller’s Sea Ape | 北太平洋 | 人に似た顔を持つ海獣 |
| グレートシーサーペント | Great Sea Serpent | 大西洋 | 船を襲う巨大海蛇 |
UMAの分類
UMAは、その特徴から以下のように分類できます。
タイプ別分類
水棲型
湖や海に生息するとされるUMA。
首長竜や大蛇のような姿で描写されることが多い。
- ネッシー、クッシー、イッシー
- シーサーペント
- モケーレ・ムベンベ
類人猿型
人間や類人猿に似た姿のUMA。
二足歩行で、全身が毛に覆われている。
- ビッグフット、イエティ、ヨーウィ
- ヒバゴン
爬虫類型
蛇やトカゲに似た姿のUMA。
- ツチノコ
- チュパカブラ(爬虫類型)
飛行型
翼を持ち、空を飛ぶUMA。
- モスマン
- サンダーバード
- ジャージー・デビル
その他
上記に分類できない独特なUMA。
- スカイフィッシュ
- ケサランパサラン
- 河童
なぜUMAは人々を魅了するのか
科学と神秘の境界
UMAは「科学的には証明されていないが、完全に否定もできない」という絶妙な立ち位置にあります。
世界にはまだ未踏の地域が残されており、深海の80%以上は未調査です。
「まだ見つかっていないだけ」という可能性を完全に否定することはできません。
地域文化としてのUMA
多くのUMAは、その地域の観光資源や文化として定着しています。
- ネス湖: ネッシー関連の観光で年間数百万人が訪問
- 東白川村: ツチノコフェスタを毎年開催
- ポイント・プレザント: モスマン博物館と祭り
人間の探求心
「未知なるものを知りたい」という人間の根源的な欲求が、UMAへの興味を支えています。
かつてはゴリラやダイオウイカも「伝説の生物」でした。
今日のUMAの中にも、将来発見される新種が隠れているかもしれません。
まとめ
UMA(未確認生物)は、科学と神秘が交差する興味深い存在です。
この記事で紹介したUMA
- 世界のUMA: ネッシー、ビッグフット、イエティ、チュパカブラ、モスマンなど
- 日本のUMA: ツチノコ、河童、クッシー、イッシー、ヒバゴンなど
多くのUMAには科学的な説明がつけられていますが、それでも目撃情報は後を絶ちません。
パンダ、コモドドラゴン、ダイオウイカなど、かつてUMAとされた生物が実在したように、現在のUMAリストの中にも、いつか発見される未知の生物がいるかもしれません。
UMAの存在を信じるかどうかは個人の自由ですが、「未知なるものへの好奇心」は、人類の発見と進歩を支えてきた大切な感情です。
あなたの身近な山や湖にも、まだ見ぬ生物が潜んでいるかもしれません。

















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