深夜の学校で水道の水がポタポタと落ちる音がしたら、あなたはどうしますか?
それはただの水漏れじゃないかもしれません。
もしかしたら、爪を求めてさまよう恐ろしい少女からの合図かもしれないんです。
この記事では、学校の怪談として語り継がれる恐怖の都市伝説「つめをくれ」について、その不気味な特徴と背筋が凍る伝承を詳しく解説します。
概要
「つめをくれ」は、深夜の学校に現れる少女の怪異です。
警備員が夜間巡回中に遭遇するという設定が特徴的で、水道の水漏れという日常的な現象から始まり、徐々に恐怖が増していく展開が印象的な都市伝説なんです。
この話は、常光徹編集の『みんなの学校の怪談 赤本』に広島県からの投稿として収録されており、全国の学校で語られる怪談の中でも特に有名な存在となっています。
物語の基本構造
- 深夜の学校が舞台
- 水道の水漏れが前兆として現れる
- 8歳くらいの少女が登場
- 「爪をくれ」という要求
- 警備員が犠牲者となる
伝承
恐怖の一夜の出来事
ある学校で起きた恐ろしい事件は、こんな風に始まりました。
午後10時 – 警備員が見回りをしていると、2階の水道からポタポタと水が落ちていた。蛇口を締め直したけど、なぜか水は止まらない。
午後11時 – 今度は3階の水道から水が流れ出している。警備員はまた蛇口を閉めた。嫌な予感がしたかもしれません。
午前2時 – 4階では水道の水が勢いよく流れ出していた。これはもう偶然じゃない、何かがおかしいと感じたはずです。
少女との遭遇
水を止めようとした警備員は、理科室で信じられないものを目撃します。
そこにいたのは、8歳くらいの少女でした。
少女の不気味な特徴:
- 腕を組んで警備員をにらんでいる
- 上半身だけの姿(一部の伝承では)
- 年齢に似合わない威圧的な雰囲気
恐怖を感じた警備員は、とっさにトイレに逃げ込みました。
4番目の個室に身を潜めたんですが、これが運命の分かれ道だったんです。
最恐の瞬間
少女は警備員を追ってトイレまでやってきました。
そして、個室のドアを一つずつ開けていくんです。
1番目…2番目…3番目…
でも、なぜか4番目のドアだけは開けようとしない。
警備員が安心したのも束の間、顔を上げると…
少女がドアの上から見下ろしていた
そして、あの恐ろしい言葉を口にしたんです。
「つめをくれ」
悲劇的な結末
翌朝、トイレで倒れている警備員が発見されました。
彼の手の爪は、すべて剥がされていたという恐ろしい状態で…
この事件以降、深夜の学校で水道の水が勝手に流れ出す現象は、「つめをくれ」の少女が現れる前兆として恐れられるようになったそうです。
まとめ
「つめをくれ」は、学校という身近な場所で起こる恐怖を描いた都市伝説です。
重要なポイント
- 深夜の学校で水道の異常が続く不気味な前兆
- 8歳くらいの少女の霊が登場
- トイレの個室での恐怖の隠れんぼ
- 「つめをくれ」という直接的で恐ろしい要求
- 実際に爪を剥がされるという残酷な結末
この話が特に怖いのは、水道の水漏れという日常的な出来事から始まること。
そして、学校のトイレという誰もが知っている場所が舞台になっていることなんです。
もし夜中に学校で水道の音が聞こえたら…それは単なる水漏れじゃないかもしれません。
爪を大切にして、夜の学校には近づかないようにしましょうね。


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