「豆腐はいかがですか?」
夜道でそんな声をかけられたら、あなたはどうしますか?
振り返ると、小さな子どもが白い豆腐をお盆に載せて立っている…そんな不思議でちょっとかわいい妖怪が「豆腐小僧」です。
この記事では、江戸時代の人々に愛された愛らしくも謎めいた妖怪「豆腐小僧」についてやさしく解説していきます。
名前

「豆腐小僧(とうふこぞう)」は、江戸時代に登場した妖怪で、その名前の通り、「豆腐」を持った「小僧さん(こどものような姿の妖怪)」です。
名前の由来はとてもシンプルで、「手に豆腐を持って歩く小僧の妖怪」だから。
でも、その見た目のわりに不気味さや不思議さも秘めているんですよ。
ポイント
- 名称:豆腐小僧(とうふこぞう)
- 語源:豆腐+小僧(こぞう=子どもや僧侶風の若者)
- 登場:江戸時代の絵巻や読本
姿・見た目
豆腐小僧は、そのかわいらしい見た目が人気の妖怪です。
基本的な外見
- 小さな男の子の姿
- 手には白い豆腐を載せたお盆
- 頭に笠(かさ)をかぶっていることも多い
割と可愛らしい印象だが、ちょっと不気味。
特徴

豆腐小僧の一番の特徴は、「豆腐をすすめる」ことです。
基本的な行動
- 夜中に歩き回る
- 豆腐を持って近づいてくる
- 「豆腐はいかがですか?」とすすめてくる
- 食べしまうと・・・全身にカビが生えて苦しむ。
豆腐小僧は特に人を襲ったりしないので、出された豆腐を食べなければ安全な妖怪。
謎の親子関係
豆腐小僧で何気に面白いのは、妖怪の親子関係。
豆腐小僧の父は「見越し入道」、母は「ろくろ首」なのだそうだ。
なんというか・・・とにかく意外すぎる関係性!
まとめ
豆腐小僧は、一見ただのかわいい妖怪。
重要なポイント
- 見た目:小さな小僧が豆腐を持っている
- 行動:とくに何もしないが、ちょっと不気味
- 見越し入道とろくろ首の子供
豆腐小僧は親しみやすい妖怪のひとり。
それにしてもなんで豆腐なんだろう?
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