都市伝説 東京都庁ロボット|有事に変形する巨大メカの噂とは?

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新宿にそびえ立つ巨大なツインタワー、東京都庁。
あの建物が実は「巨大ロボットに変形する」って聞いたことありませんか?

都庁を見たことがある人なら「まあ、言われてみればロボットっぽいかも…」と思うかもしれません。
パイロットは歴代の都知事で、危機が訪れたときだけ出撃する——そんなバカバカしくも壮大な都市伝説が、実はネット上でかなり広まっているんです。

この記事では、東京都庁ロボット伝説の全貌と、なぜこの噂が生まれたのかを紐解いていきます。


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都庁ロボット伝説の内容

「東京都庁ロボット」の都市伝説は、だいたい以下のような内容で語られています。

日本が危機に陥ったとき、東京都庁は巨大ロボットに変形する。
高さ243メートルの超巨体が立ち上がり、首都・東京を守るために戦うというものです。

パイロットはもちろん、その時の東京都知事。
都知事選で勝利した人物には、就任後すぐにロボット操縦法の引き継ぎが行われるとか。
つまり、政治手腕だけでなくパイロットとしての適性も問われるわけですね。

さらに設定は細かくなっていきます。
パンチの射程距離は約40キロメートル。新宿から撃てば横浜あたりまで届く計算になります。
エネルギー源は「税金」という皮肉の効いた設定もあるようです。


関連施設も「武装」として噂される

都庁単体だけでなく、東京の有名建築も「武装パーツ」として語られることがあります。

東京タワーは都庁ロボが使う「特殊バズーカ」。
東京スカイツリーは敵を貫く「ロンギヌスの槍」。
お台場のフジテレビ本社ビルは、あの球体部分が「ハンマー」として装備可能。
東京ビッグサイトの逆三角形部分は「ノコギリ」になる。

こうした追加武装が東京中に散らばっており、有事にはパーツとして合体するというのです。

特にフジテレビには別のバリエーションもあります。
地震や津波でビルが破壊されたとき、球体部分だけが切り離されて東京湾に着水し、役員や関係者が避難できる——という脱出ポッド説です。


なぜ都庁がロボットに見えるのか

そもそも、なぜ「都庁がロボットに変形する」という発想が生まれたのでしょうか。

その答えは、建物の外観にあります。

東京都庁を設計したのは、世界的建築家の丹下健三。
彼はパリのノートルダム大聖堂をモチーフにしたと言われており、33階で二つに分かれるツインタワーの構造はゴシック大聖堂の双塔を意識しています。

ところが、見る人によっては「ゴシック建築」というより「巨大ロボット」に見えてしまう。
特に48階建て・高さ243メートルという威容は、現実離れしたスケール感があります。

格子状のファサード(外壁デザイン)も独特です。
丹下健三本人は「ICチップのグリッドパターンを表現した」と語っていますが、見方によっては「装甲板」や「変形機構」のように感じられるかもしれません。

1990年に完成した当時、都庁は日本一高いビルでした。
バブル期の建設だったこともあり「バブルの塔」「タックスタワー」と揶揄されることもありましたが、その非現実的なシルエットが「ロボット変形」という都市伝説を生む土壌になったのでしょう。


元ネタは漫画『岸和田博士の科学的愛情』?

この都市伝説には、有力な元ネタがあります。

トニーたけざき作の漫画『岸和田博士の科学的愛情』(月刊アフタヌーン連載)に登場する「都庁ロボ’98」です。

作中では、天才科学者・岸和田博士が「こんなこともあろうかと」こっそり都庁を改造。
全長は「1都庁メートル」、パンチ力は「1都庁トン」、エネルギーは「消費税」という設定で、ギャグ満載のスーパーロボットとして描かれています。

武装には「公務員対消滅」という技があり、公務員同士を超高速で衝突させるとエネルギー化して消滅する——という、皮肉の効いた設定です。

この漫画が1990年代後半に連載されていたことを考えると、都庁ロボット伝説の広がりに一役買った可能性は高いでしょう。


ゴジラにも何度も破壊されている

ロボットに変形する都市伝説がある一方で、実は都庁は「破壊される側」としても有名です。

1991年公開の映画『ゴジラVSキングギドラ』では、新宿新都心が戦場となり、都庁は早々に破壊されてしまいました。
完成直後の真新しい都庁が、スクリーン上で無残に崩れ落ちる姿は当時かなり話題になったそうです。

その後も『モスラ3 キングギドラ来襲』『20世紀少年』など、フィクションの世界で都庁は何度も襲撃を受けています。

アニメでも同様です。
『勇者王ガオガイガー』では第1話でゾンダーの破壊目標にされ、『機動武闘伝Gガンダム』ではデビルガンダムとの戦いで避難所として登場した後、物語の鍵を握る場所になります。
『新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION』でも、ブラックシンカリオンオーガによって破壊される描写がありました。

つまり、東京のシンボルとして「守る側」にも「壊される側」にもなりやすい存在なんですね。

『ダンダダン』に登場するロボットも都庁ロボットが関係しているんでしょうか??


類似の「変形する建物」都市伝説

実は都庁だけでなく、他の建物にも「変形する」噂があります。

特に有名なのは「筑波ロボ」伝説。
茨城県つくば市の研究施設が、有事には巨大ロボットに変形するという噂で、都庁ロボの「亜種」とも言われています。

また、国会議事堂が変形するという説や、大阪城・名古屋城といった城郭建築がメカに変わるという派生バージョンも存在します。

こうした「公共建築物が変形する」という発想は、日本人の巨大ロボット文化への親しみを反映しているのかもしれません。


現実の都庁でもロボットが活躍中

冗談のような都市伝説ですが、現実の都庁では本物のロボットが導入されています。

2022年8月、東京都庁には3台の自律巡回型セキュリティロボット「SQ-2」が配備されました。
AIで人や障害物を検知しながら巡回し、カメラ映像を中央の警備員に送信する——という役割を担っています。

もちろん都庁が変形するわけではありませんが、「都庁にロボットがいる」という意味では、ある種の夢が実現したとも言えるかもしれませんね。


まとめ

東京都庁ロボット伝説のポイントをまとめると、以下の通りです。

  • 有事の際に都庁が巨大ロボットに変形し、都知事が操縦するという噂
  • 東京タワーやスカイツリー、フジテレビなども「武装パーツ」として語られる
  • 建物自体がロボットに見えるデザインが都市伝説を生んだ
  • 漫画『岸和田博士の科学的愛情』の「都庁ロボ’98」が元ネタの可能性
  • フィクションではゴジラなどに何度も破壊されている
  • 現実には警備ロボットが導入されている

バカバカしいようでいて、どこか愛着が湧いてくるこの都市伝説。
次に新宿で都庁を見上げたとき、あのツインタワーがガシャンと立ち上がる姿を想像してしまうかもしれません。

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