雷を呼ぶ神鳥「サンダーバード」って何?北アメリカの伝説をやさしく解説!

神話・歴史・伝承

今回は、北米のサンダーバードについて詳しくお話ししていきます。

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サンダーバードの名前の意味

By Dr Haggis – w:Image:Thunderbird_on_Totem_Pole.jpg, CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=1329416

「サンダーバード(Thunderbird)」は英語で、とてもシンプルな意味なんです。

  • Thunder(サンダー) = 雷
  • Bird(バード) = 鳥

つまり、「雷の鳥」という意味なんですね。

名前を聞いただけで、雷や嵐と深いつながりがある鳥だということが分かります。

ちなみに、実在する鳥のライチョウ(雷鳥)は、「Rock ptarmigan(ロック・ターミガン)」と呼ばれます。

どこの神話に登場するの?(出典)

サンダーバードは、北アメリカの先住民(ネイティブアメリカン)の神話に登場します。

「先住民」というのは、その土地に元々住んでいた人たちのことです。

サンダーバードは、先住民の多くの部族で信じられていました。

サンダーバードは、基本的に人間を守護する精霊に近い。

サンダーバードの見た目

サンダーバードは、ワシやコンドルのような大きな鳥として描かれています。

でも、普通の鳥とは全然違うんです。

主な特徴

  • とても巨大で、クジラをつかんで飛べるほど強い
  • 羽の色は黒、青、赤、黄色など、部族によって違う
  • 時には人面の姿で描かれることも

基本的には鹿などを獲物にしているようですが、時にクジラを捕らえるとされている。
クジラを獲物にするほどデカいわけですね。

あと、トーテムポールの姿もあります。

サンダーバードの能力

サンダーバードは、自然の力を操る超自然的な能力を持っています。

主な能力

  • 翼を広げると雷鳴が響く(羽ばたくたびに雷が鳴る)
  • 目、翼、嘴から稲妻を放つこともある
  • 獲物、悪い精霊、邪悪なものなどを雷で倒す

雷を使って獲物を捕らえたり、敵を倒したりしています。

サンダーバードの有名な話

巨大な蛇との戦い

ある部族の伝説では、巨大な蛇と戦います。

昔、地上に恐ろしい蛇が現れました。

この大蛇は、邪悪な存在で人々を苦しめていました。

そこで、天の彼方からサンダーバードが舞い降りてきました。

そして、雷の力で水蛇を退治したんです。

人攫い

サンダーバードは基本的に人を守護してくれるが、人を攫ったという話もある。

まとめ:サンダーバードは自然の力を象徴する神鳥

サンダーバードは、北アメリカの先住民にとって大自然の力を表す神聖な鳥です。

雷、嵐、風といった、人間にはコントロールできない自然現象の象徴として語り継がれてきました。

おさらい

  • 名前の意味:「雷の鳥」
  • 出身:北米先住民の口承神話
  • 見た目:巨大なワシのような鳥
  • 能力:雷を操り、獲物を捕らえたり、悪いものを退治したりする

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