サマエルとは?どんな天使?

神話・歴史・伝承

どうも、ちょげ(@chogetarou)です。

サマエルは、天使のひとりです。

このサマエルは、どのような天使なのでしょうか?

この記事では、天使サマエルを解説します。

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サマエルとは

サマエル(Samael)は、死を司る天使であり、堕天使だともされています。

また、サマエルは、「死の天使」「第5天の支配者」「12枚の翼を持つ大いなるヘビ」と呼ばれることがあります。

名前の意味

サマエル(Samael)の名前の意味は、「神の毒」です。

「sam」は、ヘブライ語で「毒」を意味します。

「el」は、「神の」を意味します。

なので、サマエルの名前の意味は、「神の毒」となります。

サマエルの名前の意味は、「神の悪意」とする説もあります。

階級

サマエルの階級は、熾天使(セラフィム)です。

熾天使(セラフィム)は、天使の最高位の階級です。

偽ディオニシウスは、天使の9つの階級を定めます。

その偽ディオニシウスが定めた9つの階級の一番上が熾天使(セラフィム)です。

熾天使(セラフィム)の1つ下の階級は智天使(ケルビム)です。

天使の階級の高さは、宗教や時代によって異なります。

また、サマエルの階級については、諸説ありますが、基本的には高位とされています。

盲目

サマエルは、盲目の天使です。

サマエルは、神からモーゼの魂を天に導く命令を受けます。

サマエルは、神の命を遂行しようとするのですが、モーゼに抵抗されます。

このモーゼの抵抗によりサマエルは、目を潰され、盲目になったとされています。

モーゼの逸話は、サマエルの堕天理由に関わっています。

ヘビ

サマエルは、時に楽園に住むヘビだとされています。

旧約聖書で、ヘビがイヴを誘惑し、アダムとイヴは禁断の果実を食べます。

イヴとアダムは、禁断の果実を食べた罪で、楽園から追放されることになります。

一説では、イヴを誘惑したヘビは、天使サマエルだとされています。

堕天使

天使サマエルは、神に反感を抱き、堕天します。

理由

サマエルは、神からモーゼの魂を天に導く命令を受けます。

サマエルは、神の命に従うのですが、モーゼに抵抗され、失敗してしまいます。

その後、神は、自らモーゼの魂を天に導きます。

サマエルは、神に面目を潰され、その屈辱から神に反感を抱き、堕天します。

堕天後のサマエルは、強大な力を持ち、堕天使のリーダー格となります。

サマエルの堕天理由については、傲慢や情欲など諸説あります。

サタンとルシファーとの関係

サマエルは、サタンやルシファーと同一の存在だとされることがあります。

サマエルは、元々は高位の天使で、そこから堕天しています。

堕天したサマエルは、かなりの力を持ち、堕天使たちのリーダー格になっています。

そうした面からサマエルは、サタンやルシファーと同一視されることがあります。

サマエルとルシファーには、12枚の翼と持つ高位の天使だったという共通点があります。

グノーシス主義

グノーシス主義では、サマエルは、偽の神ヤルダバオト(デミウルゴス)の別名です。

また、グノーシス主義では、サマエルは、「盲目の神」を意味しています。

まとめ

サマエル(Samael)は、死を司る盲目の天使です。

サマエルは堕天使でもあり、彼はサタンやルシファーと同一視される堕天使のリーダ格です。

また、サマエルは、旧約聖書でイヴを誘惑するヘビだとされることがあります。

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